ディザスター・ア・ライブ 〜Returns of Missing〜 作:ふぇるみん
クラフィで狂三が出ない~
それならこちらも手を患わない~
四騎士で黙らせる~
「物騒すぎやしませんこと!?」
(´・ω・)0.7%を引かない狂三が悪い
「理不尽ですわ!?!?」
「というかそもそもなんでわたくしの刻々帝が増えているのですか!?」
(´・ω・)いやー、このままのISだと到底ASTには対抗できない(殲滅できないとは言っていない)と思ったしどうせなら大好きな狂三ちゃんの刻々帝をヨハネの騎士達につけて一緒に蹂躙しようぜ的なこと考えてた。
「まあ旧世代のパワードスーツで到底CRユニットには対抗できそうに無いですわね。まあ致し方ありませんか。」
それではしょっぱなから飛ばした第7話、どうぞ!!!
深夜2時47分。DEM社とアクシズの戦闘はいまだ続いていた。DEMの物量に対しアクシズの戦力は
・ザフキエル・リッター(エールス)
・ディストピア・リッター(ルーリス)
・【ライダー(トーリスリッター・ツヴァイ)】(ヴィンセント)
・【リッター(トーリスリッター・テレフタラート)】(クロエ)
・【ナイトメア】(狂三)
・【ディストピア】(蓮)
・【ラビットスター】(束)
・【ハーディ】(Z2)
・【ハンター】(Z1)
・【フェネクス】(リタ)
・【アクシズ地上本部移動司令部 戦艦ティーレ】(改ビッグ・トレー級)
たったこれだけなのに未だ三時間たってもその勢いが衰えないのはやはりクロエとヴィンセントが軍人である性なのか休憩を先に狂三達に取らせて二人で蹂躙しているからなのか、はたまた個体が弱いだけなのか。しかしその勢いもエネルギーの枯渇と共に緩まってきていた。
「くっ、さすがにこれ以上は耐えられんか!」
「残量エネルギーは約10分・・・ここが潮時なの・・・?」
「・・・・クロエ、先に戻って補給を進めてくれ。」
「・・・!?そんなことしたらヴィンスの負担が・・・!!!」
「行け!!【デュラハン】の識別コードが再表示された.....これが示す意味が分かるな?」
「・・・・・・!!!!」
クロエはヴィンセントの言葉に息を飲む。【デュラハン】・・・・【デュランダル・リッター】の反応が戻ったということはクーが戻ってくるという事を示唆していた。それを脳で処理したクロエはHADESを切り後退していく。
「分かった.....でも、絶対に死なないで。」
「全員一緒に帰れるまでは死ぬかよ。」
「そう言うと思った、それじゃ、数分だけお願い!!」
そう言うとクロエは残ったエネルギーを推力に全振りしてティーレへと戻っていった。見送ったヴィンセントは振り向く。そしてそこには溢れかえったバンダースナッチ。しかしヴィンセントはその奥に見えた熱の光を見逃したりはしなかった。
「・・・・遅いぞ。」
「・・・・ようやく、御兄様の元へ帰ってこられました。神威霊装九十六番、識別名【ピクシー】。デュランダル・リッター・メタトロン、ここに参上しました!貫け!!【ランサー】!!」
それは光の一閃。その持ち主であるクーは一直線にヴィンセントに向かってランスを突き出していく。その射線上にいたバンダースナッチは溶けて、折れて、そして砕けた。クーはそのままの勢いでヴィンセントに抱きつく。それをヴィンセントは優しく受け止めた。
「クーが例えどんなに姿が変わっても妹は妹だ。さあ、さっきのランスでほとんど片付いたし撤退するぞ。博士もクロエも待ってる。」
「はい!」
ヴィンセントはクーの手を引きクーもまたヴィンセントに身を委ねる。二人は待つべき人達がいる本部へと帰還していくのだった。
そしてそれは追っていたエレンもまた発見していたが彼女にも姉妹はいた。その二人の再会に感化されたのかエレンはそれ以上追跡しようとは思えなかった。
結果、アクシズによるDEM社襲撃は成功に終わり、クーの奪還に成功する。しかし、新たな問題が彼らを待ち構えようとしていた。
4月9日、早朝。
アクシズ地上本部に帰還したヴィンセントは頭を抱えていた。
「・・・・はぁ。」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「・・・・アンネローゼめぇ.....。」
「まあまあ御兄様、この作戦を行った以上バレるのは必然でしたし、邪魔されなかっただけ良いのでは?」
そう言いながらクーは積み上がった書類を片付けていく。その中身は経費処理であったり博士のパーツ生産の類いだったりと、様々だ。何より多いのが狂三と蓮の書類だったりするのは別の話。それを片付けつつヴィンセントはやっぱり上の空なのかため息をつく。
「アクシズの司令として対応しないと行けないのが辛い...」
「最悪HADESで黙らせればいいでしょ?」
「仮にも寿命を削る相棒をそんな大胆に使っても良いものなのか?今はエル達も機能してないから普通に老いるぞ。」
「良いんじゃないですか?いつものクロエちゃんなら即ルリちゃんと一緒にそのラタトスク?とやらを襲撃してたでしょうし。」
「・・・ま、それもそうか。取り敢えず目下の問題は解決したことだし、暫くは修理と訪ねてくるであろう【ラタトスク】の対策だな。」
「でもいいの?狂三達も居るのに。」
「俺達は今までISを専門として来ただけに精霊に対してはあまり知識はないからな。この際情報もらえるなら貰えるでメリットしかない。」
「・・・そっか、【ラタトスク】なら私達よりも多く精霊のことについて知ってるはず...もしかしてわざわざ断らずに流したのってもしかしてこれ.....?」
「んまぁぶっちゃけるとね?」
そう言いつつヴィンセントは書類の束を切り崩していく。黙々と処理が進めている5人はこのあと起こるであろう苦労事に胃が痛くなるであろう事を予感した。
そしてその午後のことである。
「・・・・・・クロエ、現在状況報告。」
「・・・・現実から逃げないでよ。」
「早すぎる.......。」
ヴィンセントは突っ伏していた。ラタトスクがもう少し後に来るとか思っていたのだが午後になって突然訪れた。これにはヴィンセントもさすがに予想外だったようで頭から白煙が上がっていた。そしてそれを見ていたのは。
「あー....迷惑だった?」
「全体的に見ればむしろ大歓迎だが個人的には大迷惑だった!」
「・・・・・つまり?」
「もーちょっと連絡ぐらいしてきてくださぁぁぁい!!!!!」
ヴィンセントが声を上げた相手。それは他でもない【ラタトスク】の司令官だった。
「けどまぁ、此方としてもあまり遅いと支障が出るからね。ああ、紹介が遅れたわね。私は対精霊保護機関【ラタトスク】司令官の五河琴里よ。取り敢えず単刀直入に聞くわ。貴方達は何者?」
そう言ったのは赤い毛をツインテで纏めた琴里である。ヴィンセントはその突っ伏した頭をあげると重い口を開けた。
「・・・・・言わなきゃダメ?」
「ヴィンス....。」
「御兄様....。」
「あーもう、分かったよ....。俺達は対鎮圧部隊用の対精霊組織【アクシズ】。そして俺が【アクシズ地上本部総司令官】ことヴィンセント・グライスナーだ。ま、もっとも....。」
そう言ってヴィンセントは自身の専用機であるトーリスリッター・ツヴァイを展開して、
「・・・・あんたらの言うところの【ライダー】とでも言えば名が通ってるか。」
「・・・・やっぱり、貴方がライダーなのね。でも驚いたわ...今こうして観測しているけど霊力反応が見られるのはこのCRユニットだけだし....。」
「CRユニット?何を言っているんだ?」
「え?」
「これは【IS】だぞ?まあ知らないのも無理はないか。」
そう言いヴィンセントは引き出しから資料を取りだし琴里に手渡す。
「30年ほど前にあったISによる戦争。」
「精霊が来る前にあった戦争のことね?」
「ああ、おそらくそうだ。俺達はそれを止めた中心だ。」
「なんですって!?でも、記事には行方不明って.....。」
「まあね、この話は色々深い事情があるから模索しないでおいてくれるかな?」
クロエが対面に座って紅茶を飲みながら近くにあった影に向かって拳銃を瞬時に取りだし発砲した。
「・・・・取り敢えず出てきたら?」
「・・・何が?」
「・・・・・・正直会いたくないですがね。」
「・・・・【ナイトメア】・・・・!?どうして貴方がここに??」
琴里は突然姿を表したナイトメア・・・狂三に驚くが、狂三はそれを気にせず琴里に近づくと何やらヒソヒソ声で話始める。
「(琴里さん、正直こんなところで会いたくなかったですが割りと色々な都合がありますので、取り敢えず話を会わせてくれませんか?)」
「(・・・・・もしかして?)」
「(・・・・・ええ、そうですわ。今ここにはいませんが蓮もいますわ。)」
「(・・・・・どうやら積もる話はありそうね。)」
「(・・・・・ええ。)」
そして彼女は振り向くとヴィンセントの正面に顔を向け、
「まあいいわ、取り敢えず洗いざらい話してもらうわよ。」
「・・・うっわめんどくさい.....だが仕方ない、腹、くくるか。」
その日、ヴィンセントの胃痛が止むことはなかった。
To be continued.......
正直これ以上書いてると埒が空かないので前日談はこれにておしまい。
次回から本当に本編が始まりますが!!!
この点だけ注意してください。
・主人公はヴィンセントとクロエである。
では次回。