ディザスター・ア・ライブ 〜Returns of Missing〜 作:ふぇるみん
Z2「そう言えばまたなんか装備増えてません?」
主「メガビーは駆逐艦の標準装備だぞ?」
Z2「??????????????」
「・・・・おい、なんなのだアレは?」
「・・・・俺だってわかんねぇよ、なんだあいつら?」
士道と少女が見ていたのはまさしく蹂躙だった。突如、路地裏から現れた少女二人がミサイルを撃とうとしていた少女を撃ち抜き蹴り飛ばし、そこから先は一方的な殺戮劇だった。赤い目の少女がレーザー剣のようなもので機械を纏った少女たちをまっぷたつに斬っていき、後ろで撃ち続けていた少女は相手の動きをどんどん止めていく。その様子を見ていた二人は微かに戦慄した。
「・・・・正直やりあいたくないな。」
「私の力を以てして倒すのは容易ではないな....。」
次々と撃ち落とされていくASTを前に二人は何故か同情の目をしていた。
そんな中、後方からステルスで隠れていた狂三も同じ表情でそれを見ていた。
「・・・・・・改めて私の天使ってとことん対人向きだったのですね....。」
狂三がそうぼやいて戦場の方を見ると狂三の天使を模倣したISを駆るティーレと天使になったISを駆るクロエがASTをいとも簡単に消し飛ばしてるのだから。そうこうしているとその当事者であるティーレとクロエが戻ってきた。
「あースッキリした!HADESも久々に動かしたしくたくただよ!」
「あのときクロエさんがもう少し弾道をそらしてくれればあと20秒は速く終われましたよ?」
「・・・・・私にはもう何のことだか.....。」
そう狂三が言った瞬間、三人は妙な浮遊感に見舞われそのまま気を失った。
その頃、消し飛んだASTだったものを見ていた士道と少女はえも言われぬ表情をしていた。
「あ、あれがメカメカ団をやっつけた....のか?」
「みたいだな.......。また、会えるといいな。」
「ふん、どうせその時は私を殺しに来るのだろう?」
「そんなことはしない!!」
そう士道が言ってたときにはその少女は消えていた。士道ははてなマークをつけるがその疑問は不意な転移で気を失った。
空中艦【フラクシナス】。それは【ラタトスク】が保有する戦艦であり活動拠点である。その艦長こと琴里は画面の前の男と愚痴っていた。
「・・・・で、だ。そっちに狂三とクロエ、ティーレは居るんだな?」
「ええ、そうよ。士道を回収していたらついでに回収出来てたわ。」
「はー帰ってこないと思ったら.......。」
「こちらの操作ミスとはいえすまなかったわね。後日きっちり全員返すわ。とても私たちにも、士道にも追えなさそうだからね....。」
「いや、そのままそちらで面倒を見てくれ。」
「はぁ!?」
この男・・・・ヴィンセントはバカなのかと小鳥の第一印象が物語った。目の前の人物は暫く【最悪の精霊】と精霊擬き二人を暫くここに留めてくれと頼み込んでいるようなものだ。意図が読めない。だから琴里は引き下がらない。
「・・・・・何が目的よ?」
「・・・・こちらにも色々あるんでな。主にDEMからの被害関連でな。」
「・・・・・・・。」
琴里は困惑した。あれほどの戦力を以前見せつけておきながらDEMから被害を食らった?あり得ない。しかしそれは次の一言で払拭される。
「狂三や蓮、アクシズの全勢力で当たったが所詮は付け焼き刃。対精霊用の人形の物量には抗えんさ。」
「あなたたちほどの戦力ならすぐにでも追い返せたんじゃないの?」
「まだ全員が精霊完全覚醒前だぞ?多祥なりとも力に溺れたものの末路くらいお前だって知っているだろうが。」
「・・・・・はぁ、わかったわよ。だけど、あんまりこちらでも面倒は見れないから早めに頼むわよ?」
「恩に着る。」
そういうとヴィンセントからの通信は切れた。切れると同時に琴里はようやく、と言った表情で椅子に持たれかける。
「何なのよ.....まるで以前の私のように見透かしてるじゃない....。」
そう呟くと琴里はブリッジで再び仕事を始めた。
「・・・・んぅ?」
覚束ない寝ぼけた声。誰かと言われると狂三である。三人は部屋の一室で眠っていたようだ。狂三はとっさに自分の霊装を確認したが、いつの間にか普段の服装に戻っている。そして左を向くと、
「あ、起きたんだ狂三ちゃん。」
「漸くですか、ええ。」
「・・・・・何というか、状況を把握したいんですが・・・・?」
既に起きていた二人に状況を共有してもらうべく狂三は尋ねる。
「取り敢えず場所からいうとこの前琴里ちゃんが来てたでしょ?その琴里ちゃんが仕事をしている【ラタトスク】の【フラクシナス】っていう艦。まあ私達【アクシズ】の【レウルーラ】には遠く及ばないんだけどね。」
「それはあなた達の戦力が規格外だからでしょうに....。幾らなんでもDEMの支社ひとつを消し飛ばすのは可笑しすぎますわよ!?」
「いやまあ、加減効かないし....アレ。これでもまだ押さえてる方なんですから。」
「・・・・・。」
クロエの呟きにもはやぐうの音も出ない狂三。取り敢えず三人はどうしようか悩んだ結果、何者かが来るまで待つことにした。
邂逅の時は、近い。
To be continued.......
出会う寸前で切るやつ シュトゥトゥッツァー!!!!