ディザスター・ア・ライブ 〜Returns of Missing〜   作:ふぇるみん

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 お ま た せ 



第11話 邂逅せし騎士達

精霊。

 

特殊災害指定体とも言われるそれは無秩序に、且つ無意識に破壊を繰り返す存在。

 

だが、それは本人の意思とは無関係に起こるものである。それを認知しているのは、【ラタトスク】と【アクシズ】のみ。果たしてその事実を誰が信じようと思うのか。否、思えるのか。しかしそれは虚構に過ぎない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と言うわけで士道、この二人が精霊よ。」

 

「唐突なる説明且つものスッゴク面識のある二人で驚きを通り越して慣れたわ!?」

 

フラクシナスの艦橋に木霊する士道の困惑した叫び。それを困惑した目で見る黒江とレティ。狂三は先にアクシズへと影で帰っていたが。

 

「琴里ちゃん、私たちは半精霊であって完全な精霊じゃないよ?」

 

「でも精霊であることに代わりはないじゃない?」

 

「今すぐにでもここのエンジンにライフル撃ちたい.....。」

 

「「「それはやめたげて!?」」」

 

若干キレかかっている黒江を制止するレティ他二人。少し落ち着いたところで琴里が話を切り出していく。

 

「まあ、士道にはこの二人......と同じような存在をデートして、デレさせて、封印してもらうわ。」

 

「「なんだその間は。」」

 

若干の合間に共に突っ込む黒江と士道。しかし、二人と同じような存在と言われた黒江はちょっぴり納得が行ってなかった。

 

「ちなみにさっき含むように言ってた私たちと同じ存在ってなに?一応形式上は私たちも精霊なのよ?」

 

「あんた達にはヴィンセントっていう心強い兄が居るじゃない。」

 

「お兄ちゃんは元々は軍人よ?精霊でもなんでもないんだから。.......まあ半精霊だけど。」

 

「認めるんだ?」

 

「話がこじれるよりかはましでしょ?それに私とクーだって同じなんだし隠すこともないかなって。」

 

「・・・・・黒江のところもいろいろあるんだな....。というか一番気になるのが何でレティまでいるんだ?レティは普通の人間だろ?」

 

「いえ艦ですが?」

 

「えっ。」

 

「えっ。」

 

あっけなく偽名だと行ったレティに対してあっけない反応を見せる士道。レティは呆れながら懐から軍帽を被る。するとどうだ、まるで切り替わるように服装が変わっていく。見慣れた光景に黒江は普通の顔だったが士道と琴里は驚きの目で見ていた。

 

「・・・・・まさかあなたも?」

 

「ただのISの応用ですよ。さて、オルク・レティは偽名、真名はゲオルク・ティーレ、またの名をZ2。かの30年前の戦争を止めた英雄の一人です、ええ。」

 

さらに飛び出した衝撃発言に二人はもうついていけなくなっていた。しかしいち早く回復したのは以外にも士道だった。

 

「・・・・あれ、じゃあまさか黒江も....?」

 

「正解!顔つきからして気づいてると思ったんだけど....まあいいや、黒江千重は仮の名前、現名はクロエ・クローチェ。ティーレちゃんと同じく戦争を止めた英雄にして、アクシズ地上本部司令付きの副司令よ!」

 

そのクロエの一言を聞いたとたん、その艦橋にいた全員の声が静まり返った。それもそうだろう。なんせ目の前にいる二人の少女が英雄、ましてやあの【アクシズ】の重鎮だとは誰も思っていなかったのだろう。

 

「・・・・嘘....だろ?」

 

「嘘だとしたら多分今ごろこの艦墜落してるよ?」

 

「怖いわ!」

 

変な乗り突っ込みが刺さるなか琴里がその流れを絶ち切る。

 

「ハイハイおしゃべりはそれまでよ。取り敢えず士道にはさっきの精霊....【プリンセス】の映像を見てもらうわ。神無月!」

 

「はっ、承りました。」

 

神無月がそう受け答えすると慣れた手つきでコンソールを操作し前方にスクリーンを写し出す。

 

「さて、これが精霊よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃の事である。以前DEMに手痛い被害を食らったアクシズは表向きの艦ではなく、地下にある施設で改修工事を行っていた。

 

「ふーむ、こんなもんか?」

 

そう呟くのはドッグで果ての愛機【トーリスリッター改(現ザフキエル・リッター)】の改修作業を続けるヴィンセントである。その成果なのか背部バックパックには大型の砲身がそびえていた。そこに一人の少女がやって来る。

 

「あら、これはこれはヴィンセントさん。こんなところで何をなされているので?」

 

「ああ、狂三か。来るべき災厄の為に今こいつの改修作業をしていたところだ。お前にも見えるだろ?そのザフキエル・リッターの背部に取り付けられたランチャーが。」

 

「ええ、ですがあれは....。」

 

狂三が心配そうに覗くのはその隣にあった大量の火気類だった。ガトリングにミサイルランチャー、その他くるめておよそ20数種類。その近くにいたのは、

 

「おや、狂三様が来ますとは。これは珍しい。」

 

「蓮さん!?何をなさってるので?」

 

「ご覧の通り、武器に私の加護をかけているのですよ。この武器で絶望したものは経路を通って私の力へと変換される。絶望を力に変える私にとっては紛れもない得しかないものなんですよ。」

 

蓮はそう言って自分の作業へと戻っていく。その様子を見ていた狂三は、

 

「・・・・私もあの機械の操縦、学んでみましょうかしら....。」

 

そう愚痴ったという。

 

 

 

 

To be continued.......






これからは本当に不定期になるかも。

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