ディザスター・ア・ライブ 〜Returns of Missing〜 作:ふぇるみん
・デアラ
・ネプテューヌ?
・アズレン
・Fate
・ミッシングリンク
・クラフィ
これらの要素が詰まった限定版。キャラもストーリー関係なく出します。
※ここで言うのもあれだが蓮ちゃん可愛すぎんか????
幕間の外伝で大真面目に救うルートもありかもしれない。
......海上運送業者アクシズ、またの名をフェレシュテ。
数年前、ISの衰退とともに姿を消した組織だったが特殊災害指定生命体、通称精霊の出現と共に彼らもまた姿を表した。そんなフェレシュテは今.............。
「.....何やってんの?」
「見てわからんか?かぼちゃを潰してるんだが。」
不意にハヤナに聞かれたヴィンセントはそう答えた。答えながらもすり鉢で茹でたかぼちゃをすり潰している図を見て誰が笑わないと思うか。
「しっかし.....わざわざ買い占めるなんて何をするつもりよ?」
「何、今日は博士がS7のメンバーも連れてきてくれるしアイクも来るし、おまけにハーディ達からも連絡で来ると言ってたし。」
「あいっかわらず交友広いわねぇ.....それではるばるドイツにあるフェレシュテ支部にまで....。」
「調理施設ないからな、あいにくあっちには。」
「はぁ....んで、どこからこのかぼちゃの山を?一袋ならともかく箱単位ともなると何処からか買い占めてきたでしょ?」
ハヤナは目の前にあるかぼちゃの箱の山を見てつぶやいた。高く積まれたその山は優に十箱は超えているだろう。
「.......琴里達が使ってる店だ......。」
「......かぼちゃ奪還しに来られてもしーらない!!!」
そしてそのハヤナの予感は見事に当たるのである。
時を同じくして天宮市内
「ありま.....せんね....?」
「ここもか.....。これで3軒目だぞ。」
買い物かごを引っさげている士道だったが四糸乃と一緒に市内のスーパーへと来ていた。が。そこはいつものところではなく規模が少し大きめのところに来ていた。と言うのも....。
「ここにもカボチャがないのか.....。」
『肯定。こちらの方でもカボチャは発見できませんでした。』
『こっちもよ。どれだけ用意周到なのかしら、見る限りこの市内全域のカボチャが無いわよ。』
「んー....ここは店員に事情を聞くのが一番ではなくて?」
通信に混ざって私服姿の狂三が士道に提案し、士道もそれが手っ取り早いと考えたか店員のもとへ向かっていった。
「すみません、店頭にカボチャが無いんですが....。」
士道がそう聞くと、店員も顔を俯かせて、
「すみません、先週から業者が買い占めておりまして.....。」
「買い占め?」
聞き慣れない単語を聞いた士道は思わず聞き返した。店員はバツの悪そうな顔をした。
「最近本来の卸売業者から入るはずのカボチャがすべて卸売業者の段階で買い占められていて、ここの天宮市はおろかこの県全体のカボチャが無いみたいなんだよ。」
「買い占めている業者って分かりますか?」
「ああ、ドイツにある【キャロル・インダストリー】という加工会社が全て買い占めているよ。」
「ありがとうございます!」
士道は欲しかった情報を手に入れるとそのまま会計を済ませフラクシナスへ戻った。
数時間後、
「ん、結果が出たわ。衛星画像でもわかるけど現在この地点には私達の協力者であるヴィンセント達の本部がそこに来ているわ。」
「となると、あの人達はグルで確定ですわね。」
「何をしているかは存じ上げませんが、そのうちなにかわかるでしょう。本体から何も流れてこないということは彼らは無関係の可能性もありますし。」
「いいや、彼らは元凶だ。断言しよう。」
「!?蓮!?」
突如として士道の背後に現れたのはフェレシュテで気ままに行動している悪意の精霊こと【蓮】。
「やあ士道。やはり君たちもかい?」
「.....?なにか知っているのか?」
「.....知っていると言えば知っていますし知っていないといえば知っていませんね。」
「なっ....!?」
士道は蓮の反応を見て察した。『あ、これ瘴毒浄土使う気だ』と。他のメンツも察したのか限定霊装と天使を顕現させるがそれを蓮自身が静止した。
「おおっと?まだ何も言ってはいませんよ?ええ、あなた達が何を聞こうとしたのかは手に取るようにわかりますよ。無論、私とて使いたいですが今回ばかりは代償は無効で行きましょう。」
蓮から出たその言葉はあまりにも唐突で、意図が不明だった。
「私とて怒るときはあるものです。特に、おいていかれた日には。」
「......まぁ、うん、それは.....。」
蓮から出た嘆きの呟きに全員が納得する。
「しかし、どうするつもりだ?フラクシナスでそこまで行くのは良いが、あいつ等の警戒網でバレないか?」
「そこなのよね....、瘴毒浄土で視認が出来なくなるようにやってくれれば良いのだけれど.....。」
「おや?言っておりませんでしたか?あの後霊力が封印されそのまま消えるはずだったのですが、今ここにこうしている。何故か分かりますか?」
「.....?」
蓮の問いに対して首を傾げる事しかできない士道。
「本来なら私はここにはいられない存在。瘴毒浄土でも叶えられないその願いはあのお方によって昇華しました。霊結晶を得たことにより瘴毒浄土の権能が向上し私が仲間と認めた人には回数、代償、そのすべてを必要としなくなったのです。」
「....じゃあ?」
「ええ、私もあなた達に加勢しましょう。瘴毒浄土、あの人たちの現在地を彼らに示してください!」
蓮がそう言うと、まるで意思を示したかのように画面に繊細な位置が出る。
「うーん.....わかってはいたけど遠いわね....。」
「因みに瞬間移動などには対応してないので悪しからず。」
「行くしかないわね....全員を集めてちょうだい!30分後に発進するわよ!」
ドイツ国内 鉄血海軍基地内アクシズ支部【フェレシュテ】支援組織【トライワイト】本部
「.....蓮をちゃんと待つべきだったな.....。」
「どうするのこれ、今にもこっちに乗り込んできそうな雰囲気だけど。」
「なんとなく原因は察せるんだよな。」
「あのかぼちゃの山、ですね?」
「ああ、パーティーの準備が終わったは良いがまさかまだ余るなんて思わなかったからな。」
「でも足りるので?」
「答えは一つだろ?」
ヴィンセントが密かに取り付けていた監視カメラからの中継映像を見てぶーたれていたが、やがてその周囲にいたメンバー達は揃って一つの声を上げる。
『絶対足りませんね。』
「と言うわけでどうにでもなれ!一応防衛固定砲台は起動するがあとは知らん!ひたすら料理を作るぞ!!」
「......全く、計画性が無いからこうなるんですよ!それに乗っかる私達も私達ですが!!!」
それぞれが少なからず愚痴をこぼすが反面顔は笑っていた。今まで戦うことしかできなかった彼等にとってこういった平和な日常こそ本来あるべき姿なのだ。ヴィンセントは苦笑いして言い訳をごまかしつつも内心では密かに懸念をしていたりする。
「そういえばキャロルはどうした?」
キャロルの姿が見えないのを不審に思ったのか一人つぶやく。それに反応したのは他でもないアリスことリデルだった。
「.....パパは、自分の偽物を駆除するため一人ALICEに一時的に帰還しました。」
「偽物?」
「はい、何でもハロウィンイベの最中に現れたとかなんとかで.....見た目と色で名付けられたのが【フェイク・キャロル】、通称【カボチャロル】。」
「ペイ達、カボチャの調理を引き継いでくれ。フェレシュテ総出でキャロルの手伝いをするぞ。決してカボチャロルを収穫したいとかそんな邪な考えは無い。」
「あるんだね?」
「......うん。」
流石にクロエの言葉には反論できないヴィンセント。等の話した本人は困惑しているが。
「これは私達だけの問題よ?あなた達が手を出す必要は.....。」
「キャロルをこちらに引き戻すには一旦こっちの専用回線経由で戻らにゃならんの。それにそろそろアイツらが来る頃だろうからな、手っ取り早く連れ戻さなと。」
「アイツら?」
「ああ、ネプテューヌ達に十香達も来る。一応逐次狂三と蓮に状況は報告をもらってるが思ったよりもこちらに向かってくるスピードが早すぎる。」
「それなら本職であるあなたが残ればいいんじゃないの?」
「ぜーったいカボチャ関連だから相手したくない。」
「あなたねぇ......。」
切実なヴィンセントの叫びを聞いたアリスだが、それは自業自得なのでは?と心の中で呟いた。
「とにかくだ、ダイブの準備だ。クロエ、ハナヨ、ハヤナ、ハーミヤ、付いてきてくれ。」
「「「「了解!!」」」」
四人がそれぞれの準備を進め始めるが、三人アリスとクーロン、フェルミは取り残されていた。
「私達はどうすれば?」
「アリスは来るのは確定だがクーロンとフェルミはステイで。間に合わせ程度に防壁は貼ってるけどいつあっちの天使で消し飛ぶかわからんからな、対アンチ要員として残ってくれ。」
「はーい。」
フェルミが伸びた返事を返しクーロンはすでに準備に入ったのか聞いてない様だったが見ている限り歌の練習をしているところを見ると対破軍歌姫用の準備をしていると見えたヴィンセントは自らも準備をすべくその場をあとにした。
一方その頃、フラクシナスメンバー達は上空を航行してドイツの遥か上空に滞空していた。
「おお、ここがドイツの真上か。」
「ええ、流石に近づきすぎるとあの対空網に蜂の巣にされる可能性があったからここで下ろすけど神無月、頼めるわね?」
「司令の仰ることなら全て忠実に、完璧に成し遂げます故。」
「との事だから私も降りるわよ。」
「しっかし、通常飛行機でほぼ半日かかる所を4時間でつくのは....体の負担が凄いな....。」
琴里が淡々と降りることを話している中、すでにノックダウンしている士道達。唯一体を浮かせて強烈なGから逃れていた蓮と狂三は底力に唖然としていた。
「さて、降りるわよ。」
琴里の号令で一気に景色が変わる。見た感じはどこかの施設のようだったが、士道は胸騒ぎがしていた。
「な、なあ、琴里?ここって.....。」
「ええ、士道も同じこと考えてたのね。」
「(こっちに帰れましたしフェレシュテに戻ります?)」
「(流石にこれは帰るのきついのでフェレシュテに逃げ込みますか....。)」
士道達が目の前の景色を見て何かを察する中、次の行動が予測できたのか蓮と狂三は悟られないよう静かに撤退していった。撤退した直後である。
「総員範囲外まで退避!!流石に軍の基地のど真ん中はまずいわ!!!」
『ええっ!?』
前途多難。初手で琴里達は軍の基地のど真ん中に降りたのである。なお、実際はフェレシュテ統括の下部組織【トライワイト】の支部だと知ることになるのはもう少し先の話。
To be continued.......?
流石に4000以上は不味い。思ったよりも長くなりそうでくさなんだ。