ディザスター・ア・ライブ 〜Returns of Missing〜 作:ふぇるみん
ディストピア来年発売らしいですね?つーかコラボイベで声まで発表とかやり過ぎテラワロス
元は対委員会機関。そして今は対精霊特務機関【アクシズ】。その本拠地は地球上に位置する小惑星【アクシズ】。そしてその地上支部本部は元IS学園があったところから天宮市と呼ばれるごく普通の年の港に移動していた。その移動司令部の名は、かつてISによる戦争を少数精鋭で止めた改ビッグ・トレー級水陸両用高速巡洋砲撃戦艦三番艦【ティーレ】。そしてその姉妹艦・・・・航宙間移動用戦艦である改レウルーラ級砲撃戦艦【レウルーラ】、随伴艦の改ナルヴィク級2056型駆逐艦1番艦【レーベ】、2番艦【ティーレ】。それらの艦は港を陣取り停泊していた。そしてその停泊している戦艦ティーレの改装された外部居住スペースの一画に三人が涼しげな顔でティータイムを嗜んでいた。
「・・・・久しぶりだね。」
「私はこんな存在は始めてです。ヴィンセントさんが取り込んだ精霊を見たときは半信半疑でしたがこうもはっきりと来られると此方としてもちょっと困惑しますね、ええ。」
そう言いながらテーブルで紅茶を飲む二人。その二人はかつて天災とも訳された【篠ノ之束】、そしてもう一人はとある世界から外の世界の技術を得るために派遣された(というかクロエになついたから戸籍作ってと束に丸投げされた)1934型駆逐艦・・・その執念が擬人化した存在【Z2】、またの名を【ゲオルク・ティーレ】。その二人を反対側に座っている少女は見据えて話す。
「あら、いつの間にか願いを叶えさせてあげたのに何とも言えない微妙な反応ですね?」
「私としては貴女も精霊なのが驚きなんだけどね。」
「面白いことを言うのですね、まあ良いです。・・・・ではそろそろ本題へ。・・・・・単刀直入に問います。【貴女様の二つ目の望みは何でしょう?】」
「ほう、私にそれを聞くのかな?」
「ええ、狂三様の天使が持つ【刻々帝】、その類似品を持つ貴女様の願いも叶えねばも思いまして。」
「へぇ....。私はただここで平和に暮らしたいだけなんだけどね。」
「【平和に暮らしたい】・・・・ですか。なかなか地味な望みなのですね?全く、度し難い。」
束の何気なく出てくるような願いを聞いた少女・・・・・【蓮】は紅茶をゆっくり飲み干しコップを置くと作り笑いをする。ティーレはレーベくんを机の上に置いて放し飼いにすると口を開く。
「それはそうですよ。今までISで戦争を止めた私たちにとって今は休息の時です。立て続けに争いに巻き込まないでください、ええ。」
「それに、今こうして私たちが平和にここでやっていけるのはあのふたりとフェネクスのお陰だからね。今ある日常を邪魔されたくないの。」
「・・・ふふっ、ほんとに変わったお方ですね。・・・・・・・それから、いるなら出てきなさい。狂三さん?」
「狂三・・・・?」
蓮はそう言うと内部に通じる連絡通路の影に隠れた何かを指差す。二人がそれを見ると影から赤と黒のドレスを着た少女が現れる。束はその少女に見覚えがあった。
「あら、あらあら、バレてましたの。お久しゅうございますわ。」
「あ、狂三さんですか、こんにちはです、ええ。」
ティーレは呑気に挨拶を交わすが束の顔は宜しくない。
「・・・・何、狂三。何でお前がこんなところにいるんだよ。」
「あら、何も聞かされていないのですか?クロエさんが私を呼びましたのよ?・・・・それにしても、蓮さん。貴女あの世界でさんざん殺り合いましたのにまだ殺り足りないのですか?」
そう言うと狂三は二丁の銃を実体化させる。蓮もまた何処からかともなく絨毯を取り出す。ティーレは自分の艤装を装着し二人に主砲を向け、束はティーレの連装ミサイルのロックオンを付ける。まさに一触即発。その時だった。
「お~い、今戻ったぞ~。・・・・ん?」
「帰ってきたよ~!!!・・・あ!狂三ちゃん!!」
「遅かったですわね、随分と待ちくたびれましたわ?」
ヴィンセントとクロエが【リッター】と【ライダー】を展開して降りてきている姿が見えていた。因みにリタこと【フェネクス】はちゃっかり精霊化を解除して先に部屋に戻ってたりする。クロエの姿を確認した狂三は銃を消すと降りてきたクロエに近づく。
「ごめんね~。また【プリンセス】を見つけたから少しでも情報がほしいし二人で凹しに行ってたの。」
「・・・・プリンセスに南無三と言いたいですわね....」
「それで、狂三ちゃん。来たってことは?」
「ええ、見つかりましたわ。クロニクルさんの.....いえ、個名【黒鍵】の居所が。」
「「「「!!」」」」
その場にいた四人が一斉に息を飲む。37年前の戦争で一人行方不明になったIS【黒鍵】の持ち主であるクロエ・クロニクル。彼女もまた行方不明となっていたがヴィンス達が天使を取り込み半精霊となったとき、ごくわずかだが三人がクロエの生命反応を捕らえたのだ。そこからの行動は速く、先読みして襲撃した狂三を奥の手でコテンパンにし極秘裏の条約(クロエの独断即決)によりクロニクルの居場所を探してもらう代わりにある程度の協力を約束していた。そして彼女が来たと言うことはとうとうその場所が割れたと言うことだ。
「それで、場所は?」
「・・・・天宮市中央に位置するDEM(デウス・エキス・マキナ)社の最重要機密区の最深部・・・・簡単に言えば建物の最上階で囚われていますわ。」
「・・・・・あのクソでかい建物の屋上か。それにしてもよくそこまで突き止められたものだな。」
ヴィンセントが端末機器で判明した建物の防衛システムにハッキングし内部構造を確認しながらぶつぶつと呟く。その小声を狂三は聞き逃さない。
「私の分身体が頑張ってくれたお陰ですわよ?もっとも、大分寿命が喰われましたが。」
「・・・狂三ちゃんさ、全力で探してくれるのは嬉しいんだけど節約すること覚えよ?」
「うっ....言い返せないですわ....」
「いくらここで狂三ちゃんが必要な寿命・・・・というか霊力を補給できるといっても変換バイパスを経由している以上は純度もそんなにないし生成できる量も少ないんだよ?」
クロエがいつの間にかテーブルに残り空いていた一席に座ると中央にあったクッキーを頬張る。狂三はクロエの行動が読めずさらに困惑する。口の中にあったクッキーを全部胃の中に詰め込んだクロエは隣にいた蓮に話しかける。
「そうだ、蓮・・・だっけ?名字はあるの?」
「哀れな道化師にはそのような名字などありませんよ。あるのは蓮という名前だけですよ?」
蓮は清々しく返す。包帯で片目が隠されたその顔の真実が読めないクロエは少し考え込むと狂三を呼んだ。
「(ねぇ、狂三ちゃんの名字をあげてもいい?)」
「(は!?ちょっと、勝手にあげようとしないでくださいまし!?)」
「(えー、良いじゃん、減るもんじゃないし。)」
「(そう簡単に人の名前を付けるもんじゃありませんわよ!?)」
案の定キレる狂三、その顔を見てにやけるクロエ。やはりこの二人は惹かれ合うのだろうか。【
「(でも、狂三ちゃんにとっても悪くないはなしだと思うよ?狂三ちゃんの願いだって遠回りになるけど叶うかもしれないし。)」
「(ですがね・・・!)」
「(じゃ、全力の私と相手して勝てたら諦めるよ♪)」
「(あ!?卑怯ですわ!?私の弱点を悉く知り尽くしてる貴女があれを使って私が勝てたことないでしょうに!?)」
「(それだけ私は本気だってことよ♪それにあの蓮って子、見たところ悲しい過去を背負ってるように見えるよ?)」
「(・・・・・以前私と他の精霊達が次元を越えた際にあの蓮と本気で殺りあったのですわ。)」
「(次元・・・・・というとネプテューヌ達の事かな?)」
「(え、ええ。でもなぜ貴女が知ってますの?)」
「(あそこにいるティーレちゃんの世界にもネプテューヌ達が来たんだって。それでそこ経由で・・・・ね?)」
「(・・・・はぁ。とことん叶いませんわね。)」
「(ま、戸籍偽造くらいなら博士がおやつ感覚でやってくれるから♪)」
「(えぇ.....。)」
そして遂に狂三が折れる。クロエはしてやったりと顔をにやけさせて蓮の方に顔を向ける。
「・・・・んー、蓮がここを活動拠点にして住み着く気があるなら名字、あげちゃってもいいかな~って。」
「・・・・へ?」
「クロエ!?」
あまりにも突発的な提案に蓮は紅茶を吹きヴィンセントは端末を落とす。いつもなら必ずヴィンセントに話を通してから提案するクロエが突如独断で提案するのだ。そりゃそうなるよ。束は話が読めず近くにいた狂三に話しかけようとするが狂三はテーブルの下でぶつぶつと何か言っていた。
「・・・ああ、ああ、失敗しましたわ.....失敗しましたわ......乗せられてしまいましたわ.....。」
「あっ......。(察し」
一連のクロエの行動とこの狂三の落ち込みように流石に束も何かを察したのか狂三の頭を撫でて同情する。
「一応蓮も精霊何でしょ?ここに来るときに居場所がないと辛いし、ね?」
「この哀れな道化師に住みかを・・・・?しかし、私にはすでに.....。」
「いずれ狂三ちゃんにもここで定住してもらう予定だったしそれが少し早まったと思えばね。」
「ちょっとクロエさん!?それは流石に聞いてませんわよ!?」
「クロちゃん!?何言ってるの!?束さん初耳だよ!?」
「だっていま考え付いたし!」
「「ひどい!?(ですわ!?)」」
「・・・・だーめだこりゃ。」
「・・・ですね。私たちに介入する余地はもうありませんね。・・・・・・ヴィンセントさん、天宮市方面から熱源20、これは.....?」
三人のあきれた喧嘩に介入することさえできない二人はその裏でこの改ビッグ・トレー級に近づく熱源をとらえていた。
「十中八九DEM社の差し金だろうな、あそこ精霊絶対殺すマンだったはずだし。迎撃するついでに本社ボコって息の根を止めるか・・・?救助ついでに。」
「迎撃するついでに救助してそのついでに壊滅ってどこまでチートなんですか....あ、でもヴィンセントさんとクロエさんには元から死神がついてましたね。」
「おいこらどういう意味だ!?」
「【HADES】ですよ。シスターズがいれば楽だったんでしょうけど.....」
「あいつらは今天宮市で支部を設立途中だからな、呼び戻すわけにもいくまい...。」
ヴィンセントが呟いた【シスターズ】。それは前戦争でヴィンセント達と共に暗躍した【トーリスシスターズ】のことを指し、全部で四人いる。そしてその四人は今精霊に対抗するため現地で支部を設立中なのだ。
「仕方ない、ティーレ、追い返すぞ。暫く囮は任せた。俺はあいつを迎えにいく。」
「了解ですヴィンセントさん、御武運を。」
「ああ、たかが20人にこの戦艦と精霊達をやらせてなるもんかよ。」
ヴィンセントはそう言うとビッグ・トレーの内部通路へと走っていった。それを見届けたティーレはレーベくんを左手に嵌め込む。
「・・・・それでは、私もやるべきことをしますか。【Z2】、艤装展開。」
ティーレがそう喋るとビッグ・トレーのよこに係留していた駆逐艦が光り、霧散しティーレの身体に纏われていく。光が収まったそこには背中に連装魚雷(対空ミサイル)を担いだティーレがいた。
「・・・・さて、狂三さん達、お客さんが来たようですよ?」
「・・・ちっ、DEM社の刺客ですか・・・!」
「あら、ここで死んで貰われては困るんですがね・・・・?」
「ちっ、ISを越えた科学力・・・・!!」
「流石にこの数だと分が悪いね、博士、アレを取ってくるよ。時間稼ぎをお願い、狂三ちゃんも手伝って。頑張ったら私の寿命分けてあげるよ。」
「なっ!?自らの命を使ってでもアレを止めたいのですか!?」
「・・・・せっかく平和な日常をこいつらがぶっ潰してくれたんだもん。仕返しに本来なら総員で潰しにかかるけど慈悲の意味も込めて格の違いを見せつけてやらないとね。それに改良した【HADES・Type
そう言うとクロエは飛び降りた。狂三はそれはキョトンと見ていた。やがて気を取り直すと束が肩に手を当てていた。
「・・・・今回だけだからな?」
「キヒヒヒ、どうですかしら・・?おいでなさい!【
「名字・・・・ですか、あの方の恩義を返すためならそれもまた、悪くはないか....。【
「ひっさしぶりの戦い、くーちゃんのためにも速攻で終わらせるよん!!【
三人が天使を呼び出し準備万端、敵もすでにロックを終えていた。
「見つけたわよ・・・【ナイトメア】。」
「キヒヒヒ.....ざぁんねぇんでしたわね。あのお方をキレさせてしまった貴女方はここで死ぬ運命ですのよ?無駄な抵抗はせず、楽にお逝きなさい!!!」
狂三の銃が撃たれると同時に死闘は始まった。
死まで、残り60秒。
To be continued........
DEMの皆さん死刑宣告です(ニッコリ
そりゃクロエちゃん怒らせたもんね。黄泉に焼かれてお逝きなさい!