MIRACLEWAVEとAwaken the powerが最高でした!!
「…………」
理亞「……………」
私たちの番が来るまでの待ち時間、私と八代さんは特に何も話すことなくただ横に並んで立っているだけだった。すごく気まずい…………。
まさか、よりによって八代さんと同じペアになるとは………。
前もどこかで言ったと思うが、八代さんは私のことが嫌いだと思われる。じゃなきゃ、私に対してあんなことは言わない。
八代さんは…………やっぱり、伊吹のことが好きなのかな。いつも、なんとか気を向けようと話しかけてるし。
もし、伊吹と八代さんが付き合ってしまったらーーー!
……………………なんか、嫌だなぁ。
「次のペア。どーぞー。」
理亞「あ、はい。」
くだらないことを考えていたら、いつの間にか私たちの番になっていた。なので、私と八代さんは並んで道を歩く。
道は当然のように、暗闇に包まれていた。所々に微かにロウソクが立てられているが、正直に言うと全く効果はない。むしろ、その存在がより恐怖心を高ぶらせてくる。
うぅ…………、やっぱり怖い。
隣をチラッと見た感じ、八代さんは全く表情を変えていないまま、何も話さずに道を歩いていく。こういうの…………得意なのかな?やっぱり、ギャルは凄いなぁ(偏見)
それよりも、銅像ってまだぁ……??
早く辿り着いてよぉ…………。こんなイベント早く終わらせたい。何が楽しいイベントよぉ……。全く楽しさが伝わらない。
ーーーガサガサ
理亞「ーーーーッッ!?」ビクッ
え、ちょっと待って!!なんか、そこの茂み!!すごく揺れてるんだけど!!明らかに何かいるんだけど!!もう、無理無理!!
私が恐怖で震えている中、八代さんは気にせずに前に進む。え、嘘でしょ??マジで言ってる??あれ、怖くないの!?何かいるんだよ??
私は震えながら、彼女の後を追うとーーー
「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
理亞「……」(きゃああああああ!!!!)ビクッ
案の定、茂みから何かが叫びながら飛び上がる。私はそれを目にして驚く。しかし、驚きすぎて、逆に言葉に出すことが出来なかった。
「……………田中先生なにやってんの??」
全く驚かなかった八代さんは、茂みから飛び出た何かに声をかける。…………って、え?先生?
よく見ると、確かに現代文の田中先生だった。血まみれではあるが、多分、血糊か何かを使ったのだろう。
「ふふふ、全く驚かないなんてやるね。ほとんどの子達は私の時点で驚くというのに。」
田中先生はドヤ顔にしながら言葉を出していく。なるほど………。教員達が待ち伏せて驚かせているのね。
あと、ごめんなさい、田中先生。普通に驚きました。ただ、驚きすぎて言葉に出なかっただけです。
「しかし、私はあのメンバーの中では最弱の存在。他の先生達の脅威に君たちは太刀打ちできるかな??」フッフッフ
そんな、私は四天王の中で最弱だみたいなことを言わないでくれる!?なんか悲しいんだけど!?
それと、田中先生でもかなりびっくりしたのに、その上をいくのがあるの!?もう嫌なんですけど!?
田中先生と別れたあと、再び前に進む私たち。
ーーーガサガサ
理亞「ーーーーーッッ」ビクッ
またしても、茂みが揺れる。絶対にあそこに誰がいる。今度は何!?
「ぎゃああああぁああああああああ!!!!」
理亞「ーーーッ!?」(うわぁぁぁぁぁぁ!!)ビクッ
まてしても、茂みの中から何かが飛び出す。再び、驚きすぎて声に出なかった。今度は何!?
「………………誰?」
八代さんが少しドン引きしながら、言葉を出す。よく見ると…………
怪獣(?)の着ぐるみを見に纏った何かだった。いや、本当に誰??
いや、ちょっと待って。この着ぐるみ………よく見てみるとどこかで見たことがあるぞ。どこだっけ………。
あっ……。
理亞「バキ〇ム………」
そうだ。あの見た目………絶対にバキ〇ムだ。あのウルトラ怪獣の。
てことは、この人は………。恐らくだけど、養護教諭の我邪丸先生に違いない。いつも肩にこの怪獣のソフビを乗せてるし。
「……………」ニコッ
バキシム(我邪丸先生)はニコッと微笑む(気がした)と、茂みの中に戻る。せめて、何か一言喋って欲しかった。
この後、4人ほどの先生が私たちを驚かせてきた。八代さんは特に表情を崩すことなく、そして、私は全部驚きながらも声に出ることはなかった。声は出なかったが、とても喉が痛い。
4人目の佐藤先生(どんな内容だったかは言いたくないけど、1番怖かった)を乗り越えたあと、ようやく目的の銅像へとたどり着いた。
この山に司る神様って言ってたけど………何これ。何をイメージして造られたんだろうか。龍にも見えるし、熊にも見える。なんなら、虎にも見えるし、カバにも見えないことも無い。本当になんだこれ?
…………ん?銅像の足元に何か小さく彫られてる??なんだろう??
『かづのせーら。』
理亞「…………………」ダラダラ
見なかったことにしよう………、うん。てか、本当に何してくれちゃってるの、あの人!?一応、これ神様だからね!?
ま、まぁ、いいや。えぇと………、確か今回の合宿のお礼と中学校生活の抱負を込めて崇拝するんだっけ。早く終わらせよう…………。
私と八代さんは並んで銅像の前に立ち、手を合わせる。
理亞(今回の合宿………まぁ………色々とあって疲れてし、面倒臭いなって思ったこと色々とあったけど、なんやかんやで楽しかったです。ありがとうございました。)
お礼の言葉は終わった。次は、中学校生活の抱負かぁ………。なんて言おうかな………。
…………よーし。
理亞(出来るだけ目立つこと無く学校生活を…………………
伊吹と共に過ごせますように。)
胸を熱く感じさせながら、私は心の中で抱負を呟いた。
よし、これで終わった。さっさと戻っーーー
ーーーバキッ!!
理亞「……………え?」
目を開け、振り向こうとした瞬間、頭部にかなりの強い衝撃を感じた。視界がかなり揺らぐ。そして、徐々に視界が狭ばっていく中でーーー
「てめぇが悪いんだからな。鹿角。」
と、八代さんの声が最後に耳に入った瞬間に私は意識が無くなった。
伊吹『……………ッッ』クルリ
「ん、どうした?天草?何かいたか?」
面白いと思ったらお気に入り・感想・高評価待ってます
姉様のポンコツ具合
-
現状維持
-
控えめ
-
いいぞ。もっとやれ