だから、バシバシ執筆完了次第、投稿してきますね。
ちとせ「よーし。今日はここまでだ!!明日からは、早速だが授業が始まるから用意を忘れずにな!!気をつけて帰れよ!!解散!!」
自己紹介が終わり、クラス委員長や委員会などをみんなで話し合って決めたあと、解散となった。
私は体育委員、伊吹は図書委員に就任した。
クラスの子達は教室の中で新しく仲良くなったであろう友達と会話したり、荷物を持って帰宅するのか、そのまま教室から出たりとしていた。
ちなみに、私は後者で早く家に帰りたかった。理由としては、今日は私が買い出しと仕込みの担当の日であるため、それを実行しなければならないからだ。
理亞「ねぇ、いぶk………」
教室に出る前に、伊吹に一言だけ声を掛けようとしたが…………
「ねぇ、ねぇ〜。天草くん。今日、良かったら一緒に遊びに行かない??」
「私に手話を教えて欲しいなぁ」
「彼女とかいるの??どんな人がタイプ??」
何人かの女の子に伊吹は囲まれていた。声を聞いた感じ、あいつが自己紹介の時に教壇の前に立った時に呟いていた子達だ。
女の子達の質問に対して、伊吹は真顔でノートに文字を書いて返答していた。
なんだか……満更でもなさそう??
ーーーズキン
ん??なんだろう…………。胸が一瞬だけ痛みを感じた。
それと、同時に少しだけ苛立ちも感じる。
伊吹『ーーーッッ』タッタッタ
女の子達に囲まれている中、伊吹は私の存在に気付き、私の方へと駆け寄る。
そして、伊吹は真顔で私の目の前で手を動かす。
伊吹『理亞ちゃん。今日、買い出しと仕込みだよね??手伝おうか??』
ちょ、馬鹿。そんなことしたら………
「え、なになに??鹿角………さんだっけ??鹿角さんは手話が出来るの??天草くんとはどういう関係??」
何人かの女の子の内、1番ギャルっぽい女子が私に話しかける。少なからず、嫌気を放出しながら。
理亞「えっと…………」
急に話しかけられて、私は言葉を出すことが出来ない。
そんな私を気にせずに、ギャルっぽい女子は言葉を続ける。
「もしかして、天草くんと…………付き合ってるの??」
理亞「そ、そんなことはない!!」
ギャルのこの言葉だけは、私はすぐに否定した。
ーーーズキン
うっ………、まただ。また、胸に痛みを感じた。なんなのよ、これ
「ふぅん。じゃあ、別にいいよね。」
ギャルはボソッと私の耳に顔を近づけて呟く。それを聞いて、私は思わず身震いしてしまう。
理亞「…………私には関係ないからいいわよ。それじゃあ。」
私は無愛想にそう言って、荷物を持ち、教室へと出ていく。伊吹は何かを言いたそうにしていたが、周りに女の子に囲まれてその場から動けないでいた。
ーーーズキン
理亞「なんなのよ。」
私は胸に痛みを感じながら、靴を履き替え学校から出て行った。
ーーーパカラパカラ
聖良「あ、理亞〜」
ったく、なんなのよ。あいつ。可愛い女の子に囲まれただけでヘラヘラしちゃって!!
ーーーパカラパカラ
聖良「理亞??」
結局………行くのかな。あの子達と遊びに
ーーーパカラパカラ
聖良「ねぇ………理亞??」
って、何考えるのよ!!別にあいつが遊びに行ったって良いじゃない!!私に特に何も問題ないし!!
ーーーパカラパカラ
聖良「りーあー」
…………でも
ーーーパカラパカラ
聖良「理亞!!!!」
理亞「うわぁ!?びっくりした!!」
聖良「良かった。ようやく、気付いてくれましたね!!」
商店街を歩いていたら、いつの間にか姉様がいた。
……………白い馬に乗馬しながら。
理亞「姉様………何してるの??」
聖良「馬術部の練習です!!」
姉様は(。・ω´・。)ドヤッとしながら答える。いや、確かに姉様は馬術部に入部してるのは知ってるけど。
ここ………商店街だよ??
理亞「何でここに??」
聖良「理亞を見つけたから、ウェンディに乗って追いかけてきたんです!!ね、ウェンディ♪」
ウェンディ「ヒヒーン♪」
ウェンディ(白い馬)は姉様に言葉を投げかけられ、嬉しそうに鳴く。
理亞「いや、ウェンディはどうでもいいんだけど………。良いの??部活中に学校を抜け出して」
聖良「あ………」
あ…………、じゃないわよ!!
聖良「どうしましょう………。また、部員と先生に怒られてしまいます」
またってことは常習犯なのね。
理亞「ちとせんが言ってわよ。馬に乗ったまま教室に入るのは辞めて欲しいって。あと、DVDも返せだって」
聖良「えぇ…………」
理亞「えぇ……、じゃない!!分かった!?」
聖良「分かりました………」
姉様はコクリと頷いたあと、「学校までお願いします。ウェンディ」とお腹を擦りながら言って、学校の方へと向かおうとする。
聖良「理亞」
理亞「何、姉様??」
どうせ、またくだらないことを………
聖良「伊吹は優しい子ですよ。」
………………は??
聖良「ハイヤー!!」
どういうことなのか……、と聞こうとしたところで姉様はウェンディと共にパカラパカラと学校の方へと姿を消して行った。
それと同時に姉様が向かった学校の方から1つの影が私の方へと急いで向かってくる。
理亞「伊吹…………。」
その影は伊吹だった。休むことなく走ってくれたのか、私の目の前に止まると膝に手をついて呼吸を整えていた。
どうして…………
理亞「遊びに行ったんじゃないの??」
伊吹『断った』
理亞「ーーーッッ………何で??」
伊吹『だって、今日……買い出しの食材の量とか仕込みする食材の量が多いじゃん??理亞ちゃん、1人だと大変だから手伝おうかなって…………。』
伊吹は口元を緩ませながら、手話を使って答える。
聖良『伊吹は優しい子ですよ。』
彼の姿を見て、私は姉様が先程口にした言葉を思い出す。
それは、姉様の言う通りだった。
伊吹『理亞ちゃん??』
理亞「な、なんでもないわ!!そんなに手伝いたかったら、勝手に手伝えばいいじゃない!!早く行くわよ!!」
私は目を逸らしながら伊吹にそう言って、彼の腕を掴んで走り出した。
その時の私は、楽しそうにしていたと思う。
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姉様のポンコツ具合
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現状維持
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控えめ
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いいぞ。もっとやれ