最果ての航路   作:ばるむんく

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取り敢えずどん

なんか……ハーメルンにある他の小説と全然違う気がして気になりますねぇ

もしかしなくてもpixivに投稿してる方がアズレン民は求めるのではないだろうかと思う今日この頃

独自解釈、独自設定がこれからバンバン出てくるのでタグに追加しておきました(なお、瑞鶴タグは役に立ってない模様)


神秘

「もう来たのか」

 

 外で先程から連続して鳴り響く爆発音を聞いて、指揮官は向き合っていたパソコンの電源を素早く落としてエンタープライズが持ってきた鞄へとしまって窓から外の海を見た。

 

「真正面から突撃するとは思わなかったが……神通だろうな」

 

 この基地の港方面から途切れることなく響く爆発音と僅かに聞こえるプロペラ音を聞いて、艦載機による爆撃を行っているのだと理解した指揮官は重桜で今、満足に動ける艦船を思い浮かべた。

 

「……飛鷹と隼鷹か」

 

 一航戦以外でこれ程大規模な空襲が起こせる程の搭載機数を誇り、尚且つ前回の海戦に参加していない重桜空母となると飛鷹と隼鷹のコンビしかいないと指揮官は判断した。大規模な空襲を囮としてその間に指揮官がいる場所を探し出して奪還する作戦なのだと即座に理解した指揮官は、すぐに外へと出られる準備をしてベッドに腰かけた。

 

「おいーっすって、もう外に出る気満々じゃん」

「誰だ」

「私はコロンビア。今牢の見張りやってる艦船だよ」

 

 扉を開けて軽い挨拶をして笑いかけるコロンビアに指揮官は視線を向けるが、特に交わす言葉も聞くことも無い指揮官としては興味もなくそのまま目を逸らして顔を俯かせた。

 

「ふーん……何が起きてるの、とか聞くかと思ったんだけど……理解してるっぽいね」

「それぐらい読めなくて何が総指揮官だ」

「それもそうかな」

 

 椅子に座ってだらけながらガムを噛み始めたコロンビアは、指揮官へと向かってガムを差し出した。その動作にも特に怪しい動きはなく、指揮官は少し興味が湧いたのか適当にコロンビアからガムを受け取ってそのまま口へと放り込んだ。

 

「ずっと聞きたかったんだけどさ」

「何だ?」

 

 ガムを風船の様に膨らませるコロンビアの技術を真似しようとして失敗していた指揮官は、急に話しかけてきたコロンビアに向き合って目を合わせた。あくまで楽し気なままで風船を膨らませているコロンビアは、疑問を口にした。

 

「重桜の人達はみーんな獣耳ついてたりするのに、()()()()()()()()()()()()? 神代恭介さん」

「個人差だろ……」

 

 先程まで適当に返事をしていた指揮官は、コロンビアの言葉を聞いて一瞬動きを止めた後にコロンビアへと鋭い視線を向けた。触れてはならない真実へと至った相手を威嚇するような視線に、コロンビアはにやけながら追撃する。

 

「そんなはずないよ。艦船じゃない一般の国民だって獣耳ついてるのに、貴方だけってのはおかしくない? 実はこれ、皆あんまり気が付いてないんだよねー」

「侮り過ぎた、か」

 

 彼は一拍置いてコロンビアと向き合った。

 

「俺には獣の力が必要ないからだ。俺は俺という存在だから特別なんだ」

「んん? つまり重桜の人達は獣の力が必要だから獣耳が付いてるの? 意味が分からなくなってきたんだけど」

「安心しろ。理解できるとは最初から思っていない」

 

 何を言っているのか自分でも理解できなくなったコロンビアは、頭を捻りながらうんうんと一人で唸っていた。それを横目に見ながら、指揮官は何処からともなく桜の花が閉じ込められた淡い水色の勾玉を取り出した。鼓動の様に少しだけ点滅しているその勾玉を見て、指揮官は少し顔を苦しそうにしてからすぐにしまい込んだ。

 

「どうやら来たみたいだな」

「……そうみたいだね。短い時間だったけど、結構楽しかったよ」

 

 最後まで陽気に手を振って扉の外へと出ていくコロンビアの意図が理解できない指揮官は、ため息を吐いてからベッドに転がった。

 


 

「覚悟!」

「まだ死にたくないかなぁ」

 

 構えていた刀の切っ先をそのままにして鳥海は一気にコロンビアとの距離を詰め、そのまま心臓部を突き刺そうと猛然と突進した。ガムを噛んだまま余裕を見せているコロンビアは、鳥海の上を飛び越える形で跳躍して背後に向かって狙いを付ける。

 

「まぁ殺す気はないから安心してよね!」

 

 轟音と共に全砲塔から砲弾を発射したコロンビアは、鳥海の動きを真剣に観察していた。

 

「はぁ!」

「嘘でしょー」

 

 相手の手の内全てを理解する為に観察していたコロンビアは、鳥海がとんでもない速度で刀を振って砲弾を全て切り裂いたことに苦笑していた。防がれることや避けられること想定していても、全てを叩き切られることなど想像もしていなかったコロンビアは、この場で鳥海を動けなくすることが不可能に近いことを悟った。

 砲弾を切り裂いた鳥海は、そのまま切っ先を向けたまま訝し気にコロンビアを見ていた。

 

「やる気が無いんですか?」

「そんなことないよ。今すぐ後ろを向いてその壁を斬ろうとしたら砲撃するぐらいにはやる気がある」

「それは……やる気があると言えるのでしょうか」

「さぁ? 少なくとも、私の中でもやる気があるうちに入るかな」

 

 極々適当なことを言い続けるコロンビアに対しても、毒気を抜かれることもなく警戒を強める鳥海は刀を構えなおして砲塔を動かした。静かな構えの中に潜む必殺の気合にコロンビアは内心ではそれなりに焦りながらお気楽な笑みを浮かべていた。

 

「次で斬ります」

 

 どちらも動かずに静止している状態のまま数秒が経過している中、極限まで集中状態へと至っている二人の体感ではかなりの時間が経過していた。コロンビアが砲塔を動かすために一瞬その静寂に波を起こした瞬間に、鳥海は持てる力全てで懐まで刹那で踏み込んだ。獣としての膂力なのか、艦船からしても常識外れの速度で間を詰めた鳥海にコロンビアは反応することもできずにゆっくりと的確に首へと迫ってくる刃を意識の外で眺めていた。

 

「まだッ」

 

 この状況からコロンビアができることなど何もなく、ただ眼前に迫る刃によって首が刎ねられるのを待つだけの中コロンビアの中の何かが急速に熱を帯び始めた。心臓でもなく、心なんて抽象的な物でもないナニカ──もっと奥深く……艦船のイノチが熱を持つにつれゆっくりと迫る刃が更に遅くなっていくのがコロンビアには見えていたが、意識には既にそんなものは消えていた。

 

「まだッ! 死ねないの!」

「なっ!?」

 

 一秒にも満たない時間で首を刎ねるはずだった刀は、鳥海が横から蹴り飛ばされたことでコロンビアの頬に薄い赤色の線をつけるだけで終わった。先程までは次元が違う動きに最大限まで警戒を強めて無理矢理着地した鳥海だったが、そのまま地に伏せるように倒れたコロンビアを呆然と見ていた。

 

「い、一体……まるで『神秘』を得た私達の様に……」

 

 鳥海は意識を失って倒れている姿に警戒しながらしばらく観察していたが、一向に動く気配も起きる気配も無い姿を見て懐疑心が籠った視線を向けながらも指揮官が囚われているであろう鉄の扉に手をかけた。直前までコロンビアが中にいたこともあり、鍵が最初からかかっていなかったその牢は簡単に開いて、鳥海達が求めていた人物がベッドに寝転がっていた。

 

「指揮官!」

「ん……鳥海か」

 

 扉を開けて視界の中に指揮官を見つけた瞬間に、鳥海は指揮官へと飛びついた。抱き留める形で鳥海を受け止めた指揮官は犬の様に頭をぐりぐりと押し付けてくる部下に苦笑しながらその頭を撫でていた。

 

「今はどうなってる」

「あ、えっと……作戦中でしたね」

 

 恥ずかしそうに指揮官から離れた鳥海は、顔を赤らめながら通信機へと手をかけて全体へと繋いだ。

 

「妨害にはありましたが指揮官を奪還できました! 皆さん軍師さんの作戦通りにお願いします!」

『指揮官の護送は雪風様に任せろ!』

『こっちも適当にグレイゴーストを撒いて行くわ。加賀もちゃんと拾ってね』

『では爆撃から妨害に切り替えよう』

 

 雪風、赤城、飛鷹の順番に返事をしたことを確認した鳥海は満足そうに頷いて指揮官へと向き合った。特に動じることなく勾玉を見つめている姿を見て、その変わりなさに鳥海は自然と頬を緩ませていた。

 

「もう少ししたら護送係が来ます」

「雪風か……まぁ問題ないだろ。神通の作戦なら尚更な」

 

 前回の戦いで無茶した傷でまだ戦場に立つことすらできないのだろう神通を思い浮かべながら指揮官は勾玉を眺めていた。一ヶ月前よりも光が強くなっているそのアクセサリーに、指揮官はため息を吐いて鳥海へと視線を向ける。

 

「よく長門が許したな」

「それなんですけど……何だか長門様、焦っているみたいで」

「長門が?」

 

 巫狐として神木と繋がることでタマシイの情報を読み取ることができる長門が焦ることは、国に関わる何かであることが多い。国民から絶大な支持を得ている長門は常に重桜のことを考えている為に、軍部の意見に反対することも多いが、情で作戦を許すことなどしない。

 

「……まさか、な」

 

 このユニオンの基地へと囚われる以前からやけに光ることが多くなった勾玉に、指揮官は不安を募らせていた。手の中に握り締めることができる程小さくとも、()()()()()であることに変わりがないそれが光ることは何かしらの意味を持つ。

 思考の海へと沈んでいく指揮官の意識を浮上させたのは鳥海以外の声だった。

 

「おう、無事そうで何よりだ」

「おかげさまでな」

「さっさとするのだ!」

 

 開けっ放しになっていた扉から顔を覗かせた川内と、その背後から現れて指揮官の手をいきなり掴んだ雪風を見て、彼は考え込んでいたことを頭の片隅へと追いやってベッドから立ち上がってパソコンが入っている鞄を持った。

 

「行くか」

 

 鳥海と雪風が指揮官の傍に立っていることを確認した川内は、そのまま独房の奥の壁を拳一つで豪快に粉砕して海への直通路を作り出した。エンタープライズ達が戦闘している港の対岸は断崖絶壁になっている為、艦船どころか艦載機一つすら飛んでいなかった。

 

「とう!」

 

 壁に穴が開いてから雪風が最初に断崖絶壁の海へと飛び降りて艤装を解除して艦艇を召喚した。その上に綺麗に着地した雪風は川内と鳥海に両手を振って周囲の安全を伝える。

 

「よし、行くぞ」

「はい」

 

 指揮官を抱えて鳥海は駆逐艦雪風へと向かって飛び、それを見て川内も背後を確認してから船へと向かって飛んだ。

 

「脱出なのだー!」

 

 彼女達の作戦は至極単純なもので、駆逐艦である雪風の速力を使ってユニオンの追撃を振り切るというものだった。当然護衛として川内と鳥海が付き、一航戦、飛鷹、隼鷹、摩耶も共に指揮官を守るように雪風の周囲を展開しながらである。

 

「こっちは回収完了。そろそろそっちに向かう」

『了解。視認次第、すぐに行動しよう』

「摩耶も早く帰ってきてくださいね!」

『……一航戦と合流してから行くよ』

 

 プロペラ音が通信機から聞こえてくる飛鷹とは反対に、摩耶の声意外全く何も聞こえない状況に鳥海は少しだけ不安を感じながらも自分の同型艦を信じることにした。

 


 

「よう。通信は終わったか?」

 

 声のした方へと摩耶が視線を向けると、暇そうにしながらもウィチタがケラケラと笑っていた。無表情のまま見ていた摩耶は、向けていた切っ先を降ろして鞘へとゆっくりと納めた。

 

「もう終わりか?」

「あぁ。君はここで始末する」

 

 刀を納めてから摩耶はゆっくりと砲塔を全てウィチタへと向けた。やっと戦う気になってくれた敵に対して、ウィチタは楽しそうに笑ってから艤装から大きな駆動音を鳴らして動かし始めた。

 

「そうこなくちゃな!」

「……面倒くさい」

 

 眼前に開いた大きな穴をちらりと見た摩耶は、砲塔から弾丸を真っ直ぐウィチタへと向けて発射した。重巡砲の威力は余波だけでコンクリートの建物をを容易く砕き、空気を裂いて瞬間的にウィチタの眼前へと迫る速度を持っている。しかし、対するウィチタもまた重巡洋艦である。

 

「はっ! こんなものが通じるか!」

 

 亜音速で飛んできた砲弾を容易く弾いたウィチタは、既に穴を飛び越えて腰に携えている刀へと手をかけている摩耶を見て上体を可能な限り逸らした。紙一重で刃が過ぎ去ったのを見てからウィチタは手の持っていた鞭を振るい、摩耶が刀を持っている右手を狙った。

 

「無駄だ」

 

 飛んできた高速の鞭を平然と左手で掴んだ摩耶はそのままウィチタを引き寄せて頭に標準を定めて艤装を起動させていたが、同時にウィチタも既に艤装を起動して摩耶の頭を狙っていた。互いの額に砲塔を当てながら再びウィチタと摩耶は動きを止めた。

 

「流石だな。私が沈められなかっただけのことはある」

「……つくづく目障りな船だ」

 

 摩耶としてはさっさとウィチタを殺すなり動けなくするなりしてから、未だにエンタープライズとの戦いに熱が入っているのであろう一航戦と合流して撤退するはずだったのだが、ウィチタは摩耶が想像していた以上の使い手であと一歩が遠く止めを刺しきれていない。ウィチタとしても摩耶の能力が想像以上に高く、自分が必殺の一撃を貰わないために動くことにのみ集中して攻撃もまともに繰り出せない状況だった。

 

「この勝負、また今度にしよう」

「何だと?」

 

 これ以上時間をかけては作戦に支障がでると判断した摩耶は、右手に持つ刀を握りなおしてウィチタの気が一瞬逸れた瞬間に、砲塔の引き金を引いた。急速に熱を帯びて駆動音を鳴らす摩耶の艤装にウィチタは反射的に頭を逸らして砲弾を避けた。

 

「次こそ沈める」

「待て!」

 

 頭を逸らして砲弾を避けたことで、ウィチタの背後には大きな穴ができていた。状況確認へと思考を一瞬割いたウィチタと、最初から逃げる為に動いた摩耶では初動に大きな差ができた。瞬間的に穴へと飛び込んで逃げていく摩耶を追いかけようと立ち上がったウィチタだったが、視界の先には既に摩耶は存在せず、不自然に出来上がった靴の後がコンクリートの床にできていた。

 

「瞬間的に膂力を上げたのか? コンクリートの床にこれ程の跡を残すとは……これが、奴らの言う「ミズホの神秘」なのか?」

 

 セイレーンの技術を取り入れたことで、カミとの調和を昇華させたミズホの神秘。その一端を見たウィチタは厳しい顔をしてヨークタウンへと通信を行った。

 


 

「まだ、制御しきれないか」

 

「ミズホの神秘」はそう何度も自由に使えるものではない。ウィチタとの距離を離すために使った摩耶だったが一気に艤装の燃料を使い、身体の節々にも痛みが出始めていた。獣の膂力を人の身体で再現するには、それ相応の代償が必要なのだ。獣としての本能が戦いを求めていたが、摩耶はそれを抑えて気持ちを落ち着けながら走っていた。

 

「……」

「あらあら。怖い顔して」

「来たよ!」

「ッ!」

 

 屋根の上を走って港の方へと飛び出した摩耶を待ち構えていたのはセントルイスとホーネットだった。ウィチタからの通信を受けたヨークタウンがすぐにセントルイスをホーネットと合流させて摩耶を待ち伏せさせていた。屋根から飛び出した摩耶は、当然ながら着地するまで動きが制限されてしまう。そこにセントルイスは標準を合わせて砲塔を全て向けていた。

 

「一人ぐらいは残って貰わないとね!」

 

 ホーネットはワイルドキャットを駆使して烈風と戦闘しながら、摩耶へと向けて数機のドーントレスを発艦させていた。空中で自由に身動きが取れない状況で、セントルイスから集中砲火を浴びながらホーネットの攻撃を捌き切ることなど不可能だった。

 

「どうなっても、知らないぞ……これしか方法は無い」

 

 ドーントレスのプロペラ音で掻き消えるぐらい小さな声で発した摩耶の言葉は、自分自身への問いかけと言い訳だった。

 

「おやすみなさい」

 

 セントルイスが少し憐れむような表情を見せながら全砲門から砲弾を放つ。まだ空中にいた摩耶は、目を閉じて、セントルイスからはまるで死を待つ死刑囚の様に見えていた。刹那の間に全ての砲弾を刀で弾かれなければ、セントルイスも憐れんだままの表情でいられただろう。

 

「そんなっ!?」

 

 自由落下しながら摩耶は納刀されていた刀で全ての砲弾を弾き、同時に艤装を的確に動かしてホーネットが発艦させたドーントレスを対空機銃で全て撃ち落とした。一瞬の行動で全てを防がれたセントルイスとホーネットは驚愕のあまり動きを止め、海面へと降り立った摩耶を見た。

 

「っ!?」

「セントルイス!」

 

 摩耶と目を合わせた瞬間、セントルイスは獣に食い殺されるかもしれないという恐怖を抱いて後退った。その隙を今の摩耶が見逃すはずはなく、ホーネットが気付いて声をかけた時には既に斬られた後だった。

 

「な、にが……」

 

 隙と呼ぶにはあまりにも短すぎるその時間で摩耶はセントルイスの艤装を破壊して意識を奪う程の傷をつけた。腹部を刀で一閃されただけで、セントルイスは血を吐いて海面に倒れた。横から見ていたホーネットにも何が起きたのか理解できない程の速度で、摩耶はセントルイスの背後に立っていたのだ。

 倒した相手に一瞥もせずに摩耶はエンタープライズと一航戦が戦闘している場所へと向かって駆けた。海水を天高く巻き上げ、大きな波を起こして飛んでいく摩耶にホーネットは何もできなかった。

 

「せ、セントルイス!」

『何があったの!?』

「分かんないよ! セントルイスが一瞬でやられた……重症だけど生きてる」

 

 摩耶に恐怖を感じたセントルイスは、攻撃を受ける直前に数歩下がった。皮肉にもその恐怖がセントルイスの命を繋ぎ止めていた。艤装を破壊する程の威力を持つ刀を受けているはずなのに、傷が思ったよりも浅く呼吸もしていた。

 

『ミズホの神秘、ね』

「あれ、が? あんなの……」

 

 勝てる訳が無い。言葉にしていなくともヨークタウンにはホーネットの言葉が聞こえていた。目の前で何が起きたのかも理解できず、仲間が一瞬で海に倒れていく光景を見てしまったホーネットは既に戦える状態ではなかった。




セントルイスファンの方誠に申し訳ないですでも僕こんなのが書きたかったんですでも僕チキンだから艦船殺せないんです戦争なのに緩くてすいません許してください何でもしますから
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