超絶☆マイクラン 〜心の底からお前を見ている〜   作:エクセレント☆アックア

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4話

4 本編前最終

 

 ここがガルグ=マク大修道院か。大きすぎる。

 

 こんなでっかい城見たこと無いぞ。あ、これは城じゃないけど。

 

 俺達は堂々と歩いていく。兵士っぽい人が俺の姿、包帯ぐるぐる巻フード野郎、を見てギョッとした後にヒーゲンを見て納得する。何なんだこのヒゲは。

 

 ヒーゲンは慣れた風にガルグ=マク大修道院を歩いている。一方俺は厳かな雰囲気に飲まれてガッチガチのギッチギチだ。

 

 俺が無理やり足を動かすこと数分。ここのボスである大司教レア様がいらっしゃる部屋の前まで来た。

 

 「準備できたか」

 

 と、ヒーゲン。

 

 包帯とかあったら失礼かなと思いつつ外そうとすると、心の底からマイクランがやめろとメッセージを送ってきた。お前久しぶりじゃん。

 

 ちょっとだけ緊張が解れた俺はヒーゲンにOKサインを出す。いよいよだ。

 

 部屋に入るなり、神々しさが辺に充満していた。その中に一層神々しさが溢れている御方がいらっしゃった。あの方は恐らくレア様だ。

 

 「久しいですね、ヒーゲン」

 

 「はは、レア様」

 

 「ははあ」

 

 やっぱり本物は違う。神々しいし、怖い。生物的にも、立場的にも絶対に叶わない人の前にいるのってこんなに緊張するものなのか。

 

 「ヒーゲン、5年前に貴方に任せた賊の征伐ご苦労さまです」

 

 「ははあ、有難きお言葉恐悦至極にございます」

 

 「ところで、後の者は誰ですか」

 

 「ははあ、この者はワシの弟子でございますレア様。名前は、はて、そういえば聞いていなかったのう」

 

 お、俺が注目されている。

 

 「お、俺はヒーゲンの弟子のマイ…」

 

ーーやめろ

 

 ま、ま、まいくらん、まいくら…まいくら…マインドクラッシュ! いや違う。…まいくら…まいくら…マイクラ、スティーブ?

 

 「どうしたのですか?」

 

 「スティーブ・マイクラ、スティーブとお呼び下さい!!」

 

 そうして俺はスティーブ・マイクラとなった。

 

 

◆◆◆

 

 

 それから俺は騎士になるための試験を受けることになった。しかし、いややはりというべきか、武器を使った実技は弓以外は全然ダメでマイクランも力を貸してくれなかった。

 

 ヒーゲンは、ワシが弓ばかり教えたからからかのう、と落ち込んでいたが、俺的にはラッキーなことになった。なんと、雑用係として採用されたのだ。と、いうのも、俺のクライミング力が建物の掃除をするのに役立つことが判明したからだ。

 

 ペガサスやドラゴンがいるじゃんと思うかもしれないが、そいつ等は俺と違って戦力になるから、掃除をしている暇は無いのだ。

 

 そんな俺は今日も掃除に勤しんでいる。先輩のツィリルは仕事はきっちりするが、俺とのコミュニケーションは全然とってくれない。そりゃ包帯フード野郎じゃあなぁ。

 

 掃除をするついでに色々見て回った。いやー、これって聖地巡礼だよなー。勿論生徒たちが寝静まった深夜に行動している。だって生徒から見たら俺は不審者以外の何者でもないし。

 

 そういえば主人公はいつ来るんだろうか? 確かいまは1179年だから、来年か!

 

 彼はどのクラスを選ぶのだろうか。

 

 あと、マイクランは何かしたいことでもあるのだろうか。時たま出てきては身バレしないように指示するだけ。いつかはこいつの望みも叶えてやりたいけど、それすらわからないからなぁ。

 

 そんな感じで、俺は窓を拭きながらぼけーと色んなことについて考えていた。

 

 

 

 

 





 
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