同級生 西住まほ   作:ノッシーゾ

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Side クラスメイト3

 

 春になり、私たちは三年生になった。

 このときには、まほと私はお互いに下の名前で呼び合うようなっていて、二人だけで話をすることも増えた。

 私も戦車道に興味が出てきて、この日は練習試合を観戦させてもらうことになっていた。

 

 相手はサンダース大付属高校。

 資金力に物を言わせた物量を武器にするチームで、四強の一角と言われている。

 同じ九州を本拠地としているため、練習試合で戦うことが多いのだそうだ。

 隊長のケイさんという人について、まほが試合前に

 

「誰とでも良好な関係を築ける快活さと、全国最多を誇る部員たちに慕われる人望、そして慕われつつも締めるところは締める統率力をもった相手」

 

 という風に教えてくれた。

 試合時間の三十分前になると、試合会場になっている原っぱの向こうから凄い数のトラックと戦車が向かってくるのが見えた。

 

「Hey! まほー! 久しぶりー!」

 

 そのサンダースの戦車の一つからブロンドの髪が頭を出しているのが見えた。

 手をメガホンのように口に当てながら、大声で何かを言っている。

 彼女がケイさんだ、と一目でわかった。

 戦車道の隊長を務めている人は、どこか他の人とは雰囲気が違うので何となくわかる。

 

「ヤッホー!」

 

 そのケイさんが観客席に向かってアイドルのように手を振った。

 太陽のような明るい笑顔が私たちに向けられる。

 すると、まだ黒森峰の生徒しかいないはずの観客席からも歓声が上がった。

 戦車とトラックの大軍団は、観客席の前まで来ると一斉に止まった。

 

「選手は整列! 補給隊は準備開始!」

 

 ケイさんが指示をだす。

 すると、サンダースの生徒がサッと降りてきて動き出した。

 戦車から降りてきた生徒たちは、すでに整列していた黒森峰の戦車隊と向き合うように横一列に並ぶ。

 トラックから降りてきた生徒たちは、何やら屋台のようなものを準備しだした。

 

 一段落すると、列から離れてケイさんが前に出てくる。

 黒森峰の列からも、まほが進み出た。

 

「来てくれてありがとう、ケイ」

「ノーブログレム! お互い様だって」

 

 二、三、言葉を交わして握手する。

 試合前の礼も終わると、ケイさんがもう一度、観客席に向かって手を振った。

 今度はサンダース側の応援団もいたからか、耳栓が欲しくなるほどの大喝采になった。

 それに答えるようにケイさんがさっきよりも大きく手を振り返すので、ますます盛り上がってくる。

 すごい勢いだ。

 

 一方のまほは静かに黒森峰の列に戻って戦車に乗り込んだ。

 その姿はサンダースのケイさんと比べると、すこし地味だった。

 

 不安になった。

 もしかしたら、まほは負けてしまうんじゃないか。

 そのときは何て言葉をかければいいだろう。

 

 ケイさんも自分の戦車に乗ると、両校の戦車が初期位置に移動をはじめた。

 戦車が私たちの視界からなくなって、かわりに観客席前のスクリーンに両校の配置が映し出される。

 公式戦でもないのにスクリーンが置かれているのは、もともと試合後の反省会に使うために映像は撮影していたので、どうせなら観客にも見てもらおうと考えて設置したのだという。

 同じ理由で、隊長のマイクが拾った音もスクリーン横に設置されたスピーカーから聞こえるようになっているそうだ。

 しばらくして、スクリーンに『試合開始』という表示がされた。

 

「パンツァーフォー!」

「Go ahead!!」

 

 同時に二つの号令が聞こえた。

 

 スクリーンには、まずケイさんの姿が映し出される。

『行けー!』という風に力強く突き出された腕、顔に浮かぶ不敵な笑み、ケイさんの後ろに映る整然とした二十両の戦車隊。

 それは事前に聞いていた話より、もっと端的にサンダースが強いチームだということを示していた。

 

 いつの間にか私は手を強く握っていた。

 不安が、さっきよりも大きくなっていた。

 

 でも。

 

 スクリーンの映像が切り替わって、まほの姿が映し出された、その瞬間。

 ケイさんのように派手なポーズは取っていない。

 表情もいつもと変わらない。

 ただキューポラから体を出して、風に髪を揺らされながら前を見つめている。

 ただ、それだけの姿が映し出された、その瞬間。

(あ、勝った)

 と思った。

 そして事実、その通りになった。

 

 

 

 このときの昂ぶった感情を、どう表現すればいいのか。

 友達の凄いところを見た興奮、というだけでは説明がつかない。

 熟練の技術を見たことに対する感動、というのも違う。

 二つを合わせたものというのも違う。

 

 そんな程度じゃなかった。

 上手く言えないが、お腹の底の方が熱くなってきて、悲しいわけでもないのに涙が流れてきて、子供みたいに声をあげたくなるような、そういう昂ぶりに襲われた。

 

 まほの顔を見つけると抱き付かずにはいられなかった。

 無理やり体を抑えつけるようにして、たっぷり、めちゃくちゃに

 

「まほ! 凄い! すごかった! カッコよかった!!」

 

 と自分の感動を喋り散らした。

 

「ユウ……」

 

 かなり長い時間のあと、まほが恥ずかしそうに言ったので、やっと手を離した。

 だけど、まだ喋り足りなかった。

 自分の感じたことを十分の一も吐き出せていないような感覚だったので、口だけは動かし続けた。

 

「ユウ!」

 

 もう一度、さっきよりも強い声で名前を呼ばれた。

 それでやっと正気に戻った。

 冷静になった目で見ると、まほは居心地悪そうに顔を赤くして、私の後ろに視線を向けているのがわかった。

 何かあるのかな、なんて呑気に考えながら振り向くと、すこし前に覚えたばかりの顔があった。

 銀の髪と気の強そうな目。

 副隊長の逸見エリカちゃんだ。

 彼女が微妙な表情で、私を見つめていた。

 

「エリカ、何かあったのか」

 

 まほが表情を整えていった。

 さすがはまほだけあって、もう顔の赤みは引いていた。

 

「あ、はい。反省会が始まるので、お呼びに……」

 

 エリカちゃんがチラチラと私を見る。

 どうやら、私のせいで反省会というのに遅れてしまっているらしい。

 気まずかった。

 まほが後輩に謝りつつ、私に視線をくれる。

 とりあえず

 

「ごめん」

 

 と謝った。

 向き直って、エリカちゃんにも頭を下げる。

 

「ごめん、はじめて試合見たから興奮しちゃって……」

「あ、いえ、私もはじめて隊長の試合を見たときは興奮しましたから、気持ちはわかります」

 

 エリカちゃんがそう言ってフォローしてくれるのが辛かった。

 まほが「いや、私の方が忘れていたんだ」と、後輩に弁明してくれているのが、余計に辛かった。

 

 いたたまれなくて、そそくさとその場を離れた。

 サンダースが設営してくれたトラック屋台がいくつも出ているから時間を潰すのは簡単だ。

 ホットドック、ハンバーガーとアメリカンな感じの店が多いが、中には和食もあった。

 黒森峰に来る前に用意したのか、すこし雑な感じはするがドイツ料理の店もある。

 こういう光景を見ていると、試合前にまほが言っていた言葉が思い浮だされた。

 

『あの集団をすべてケイが統率しているんだ』

 

 統率と一言で言ってしまうとそれまでだが、この一言の中にどれだけの労力が込められているのだろうか。

 まず、お金の問題がある。

 まさか赤字を出すわけにはいかないだろうから、この数えきれない屋台の支出と収入は把握していなければならないのではないだろうか。

 これだけの数があると、機材の管理だって大変なはずだ。

 人間関係の問題だって出てくるだろう。

 中学生のときの文化祭ですら

 

「あっちの店が私たちの味付けを真似した」

「公用のはずの機材を誰々が独占してる」

 

 なんて言いあって、喧嘩をするのは日常茶飯事だった。

 そういう揉め事も解決しなければならないはずだ。

 おまけにケイさんが統率しているのは戦車隊のほうが主で、このトラック屋台の集団はおまけのようなものなのだ。

 そしてその二つの集団の全員が楽しく、けど適度な緊張感をもって仕事をしているのは、彼女たちの働きかたを見ればわかる。

 ケイさんが上手く統率している結果だろう。

 

 凄い人だ。

 私には真似できない。

 心の底から思った。

 

 同時に、さっきの試合が思い出される。

 凄いはずのケイさんが率いるサンダースの戦車たちを蹴散らしていく黒森峰の戦車隊。

 人が操縦しているとは思えないような動きを見せる、まほの操る戦車。

 試合の初めから終わりまで、表情も声も乱すことのなかった、まほ。

 

 試合のときの興奮が戻ってきた。

 それを冷やすため、屋台でジュースを買って、一人で頭を冷やせる場所を探した。

 試合会場が原っぱの真ん中だし、人が大勢集まっている。

 そんな場所があるのかと探しながらも疑わしかったが、意外とすぐ見つけることができた。

 

 予備機なのか、観客席の脇にサンダースの戦車が何両かならんでいる。

 その周りは静かだった。

 私は人目を避けるように、そこへ向かった。

 そして、その人の顔を見たとき

 

(あれ、まほ、かな?)

 

 と、思った。

 しかし、ちがう。

 よく見ると、全く似ていない。

 まほではない誰かが、スカートのまま地べたに座り込み、予備機と思われるサンダースの戦車を見上げていた。

 

 立ち止まって観察する。

 制服はサンダースのもの。

 肩くらいまで伸びたブロンドの髪が、ふわふわと揺れている。

 

 それでやっと気づく。

 ケイさんだ。

 表情がイメージとかけ離れすぎてわからなかったが、たしかにケイさんだった。

 

 私は思わず、あとずさろうとして、芝草に足を取られた。

 転びこそしなかったがジュースをこぼした。

 パシャッと音がして、ケイさんと目が合った。

 

「あの、ごめんなさい……」

 

 最初に口を出たのは、謝罪の言葉だった。

 べつに悪いことをしたわけではなかったが、謝らなければいけない気がした。

 

「なんで謝るの?」

 

 試合前にも見た、太陽のような笑顔を浮かべてケイさんが言う。

 その明るさが、よけいにさっきの表情の暗さを際立たせて、よけいに申し訳なくなる。

 けど、謝るのもおかしいし、逃げるわけにもいかない。

 私は立ち尽くしてしまった。

 ケイさんから見たら可笑しかっただろう。

 けど、ケイさんは逆に笑顔を引っ込めて、ひとつ息をついて

 

「あなた、まほと仲がいいのね」

 

 と、言った。

 それから

 

「さっき、まほに抱きついてたの見てたわよ」

 

 とも言った。

 あの醜態を見られていたのかと顔が赤くなったのを感じた。

 そこでケイさんは、あの明るい声で笑った。

 

「アハハ! 茅野ユウさんよね、改めて初めまして。私がサンダース大学付属高校隊長のケイよ。よろしくね!」

 

 何で私の名前を。

 私が聞く前にケイさんが立ち上がって、手を差し出してきた。

 握手らしいと察して手を出した。

 すると、ケイさんはその手をガッチリと掴まえて言った。

 

「ちょうどいいから、ちょっとだけ私の愚痴も聞いてくれない?」

 

 

 

 

 ケイさんにうながされて、さっきケイさんが座っていたところに座る。

 その隣にケイさんも座った。

 目のつく範囲に私たちしかいないのと、周囲から騒がしい話し声が聞こえる。

 そのせいで、何かのイベントから抜け出して仲のいい友達とサボっている、というような雰囲気になった。

 もちろん、私はケイさんと話すのがはじめてなので違和感がある。

 

 それにケイさんは自分から言っておいて、隣に座ったまま無表情に例の戦車を見上げているだけで、なかなか話をはじめようとしなかった。

 こうなると私の方から話をはじめるしかない。

 

「あの、私のこと、どうして知ってたんですか?」

 

 ケイさんが私に向き直る。

 

「試合の打ち合わせのときにね、まほが言ってたの。友達に愚痴を聞いてもらったって」

 

 一度話しはじめると勢いがついたのだろう。

 ケイさんはどんどん言葉を投げてきた。

 

「ほら、まほっていつもクールな感じで、弱音なんか吐きませんって感じでしょ? だから驚いちゃってさ。『なんていう子なの?』って問い詰めて名前は聞いてたんだよね。しかもさっき、あんな風にまほに抱き付いてたでしょ? ただの同級生があんなこと出来るわけないから、この子が茅野ユウなんだなって」

 

 さっきの醜態を思い出して顔が赤くなる。

 恥ずかしくて逃げ出したかった。

 その私の反応を愉しんでいるのか、ケイさんが笑った。

 

「アハハ! ユウはシャイなのね! あのくらいのスキンシップはどんどんすればいいのよ!」

 

 バンバンと背中を叩かれる。

 すこし痛い。

 そう思っていると、突然、抱きしめられた。

 

「ほら、悪い気はしないでしょ?」

 

 ケイさんが問いかけてくる。

 大きな胸の、柔らかい感触が私の顔を包んでいる。

 たしかに悪い気はしなかった。

 とてつもなく恥ずかしいことを除けば。

 後輩たちが見ている前でこんなことをしたのだと思うと、余計に申し訳なくなった。

 

「ケイさん!」

「ごめんごめん」

 

 解放された。

 半分は名残惜しさを感じつつ崩れた姿勢から座り直して、もう半分の恨めしさで眉をひそめてケイさんを軽く睨む。

 

 ケイさんは笑顔で私の視線を受け止めた。

 いい笑顔だなぁ、と呆れながら思った。

 底抜けに明るい笑顔だ。

 そのせいか『まあいいや』という気になってしまう。

 この人の笑顔には、そういう力がある。

 

 でも、ケイさんは少しすると、その笑顔を引っ込めてしまった。

 笑顔が明るかっただけに、ひどく沈鬱な表情になってしまったように見えた。

 その真っ暗な表情でケイさんは言った。

 

「……それで、本題の愚痴なんだけどさ」

 

 私は身構えた。

 

「さっきの試合、サンダースの負けだったじゃない?」

 

 フラッグ車の白旗が挙がったのはサンダースだ。

 戦車道のルール上、負けたのはサンダースということになる。

 

「……そうですね」

「一方的な試合だったじゃない?」

 

 さっきの試合を思い出す。

 サンダース側も善戦した、ように思う。

 私の隣で見ていた子も、ケイさんの立て直し方やサンダース側のいくつかの車両の動きを褒めていた。

 けど、試合開始早々、まほを先鋒とした黒森峰の突進を受けると、サンダースは混乱した。

 立て直したときには、二十両の戦車は十両になっていた。

 黒森峰の損害はゼロだ。

 

 それからは待ち伏せや奇襲を主な戦術にして戦っていたが、あまり効果はなかった。

 サンダースのフラッグ車から白旗が挙がるころには残存車両、黒森峰十八両、サンダース三両という結果だった。

 サンダースの惨敗といっていい。

 

「……」

「それでさ」

 

 ケイさんが言う。

 

「……悔しかったなぁって」

 

 私はなんと言葉をかけていいかわからず、ただ黙っていた。

 それが返って良かったらしい。

 ケイさんは淡々と言葉を吐き出し続けた。

 

「まほってさ、小学校のときから有名だったの。戦車道の名門、西住家に天才がいるって。実際すごかった。上の学年と試合しても勝っちゃうし、同学年の大会なんか、当たり前みたいに優勝してさ。ユウは知らないかもしれないけど、このときからテレビに出てて、受け答えだってしっかりしてた」

 

 そこでケイさんは言葉を切って、大きく息を吸って、吐いて、しみじみと言った。

 

「カッコいいのよね。あんな風になりたいって思ったくらい」

 

 私がこう言ってたの、まほには内緒よ、恥ずかしいから。

 そう言ってニッと、はにかむ。

 

「だからさ、サンダースの隊長に選ばれたときは嬉しかったなぁ。まほと同じところに立てたんだって。今日の練習試合が決まったときは、もう張り切ってさ。まほに勝つんだーって、いろいろ気合入れてきたんだけど……」

 

 ケイさんの顔から笑顔が消えて、何かに耐えるように眉間にしわが集まった。

 でも、それは一瞬のことでまた笑顔が浮かぶ。

 

「結果は惨敗。私が隊長になれたって喜んでるときに、まほはもう一段上にいたってわけね」

 

 そこでケイさんは立ち上がって、不意のことで驚いている私に言った。

 

「ユウ、ありがとね。おかげですっきりしたわ」

 

 お礼に何かおごるわ、立てる?

 促されて立ち上がる。

 それを見届けて歩き出そうとしたケイさんの背中を、私は

 

「あの!」

 

 と呼び止めていた。

 べつに聞かなければいけないことではなかったが、どうしても聞きたかった。

 

「なんで部外者の私にこんなことを?」

 

 ケイさんの足が止まって、振り返った。

 そして「もちろんサンダースの皆は私も大好きだし、頼りにもなると思ってるけど」と前置きして言った。

 

「隊長はね、どんな形でもいいからカッコよくないといけないの。『あんな風になりたい』って、そう思われるくらい」

 

 そのとき、一人暗い校舎に残って頭を抱えていたまほと、人気のない所に来てぼーっと戦車を見上げていたケイさんの姿が重なった。

 

「だから試合に負けたくらいでクヨクヨしてる姿なんて見せられないんだよね」

 

 そう言いきったあとで、またニカッと笑う。

 クールで表情を変えないまほとは対照的な表情のはずなのに、その二つの表情は驚くほど似ていた。

 

「ケイ、ユウ、ここにいたのか」

 

 そのあと私とケイさんが屋台を物色していると、見知った顔が声をかけてきた。

 まほだ。

 うしろにエリカちゃんと、サンダースの制服を着た二人の生徒がついて来ていた。

 一人は長身のショートカット、もう一人は比較的背が低いのとそばかすが特徴の女の子。

 

「あっ、ナオミー! アリサー!」

 

 ケイさんが私の隣で声をあげて、手を振った。

 そして二人が呆れたような顔で寄ってくると、あの太陽のような笑顔を満面に浮かべて、二人の肩を掻き抱いた。

 

「いきなり何するんですか、隊長!」

「アハハ! 二人とも隊長を差し置いてどこに行ってたの? それにまほと一緒にいるなんて、何? 浮気?」

「ケイを探してたんだよ。どこにもいないから、もしかしたら黒森峰の隊長と話してるかもと思って訪ねてみたら、成行きで一緒に探してもらえることになったんだ」

「ああ、そうだったの。ごめんごめん」

 

 サンダースの三人から楽し気な話し声が聞こえてくる。

 まほに視線を移すと、いつも通りのクールな表情で、エリカちゃんと一緒に次の試合がどうと話している。

 二人の隊長の表情は、あの夜とも、さっきの戦車の前とも違っていた。

 いまの表情を見ただけでは、二人があんな表情をするのを想像すらできないだろう。

 やっぱり、この二人は似ていた。

 そして二人とも良い隊長だった。

 

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