魔法少女リリカルなのは異伝~X Destiny~   作:カガヤ

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大変お待たせ致しました!


第11話 「疑惑」

アースラ 会議室

 

今、モニターには先のプレシアの戦闘データが映し出されていた。

プレシアは、クロスを圧倒的魔力で終始押している。

クロスも反撃はしているが、それも通じていない。

 

「プレシアの魔力、これ外部から補助されているわね」

 

メガーヌがプレシアの戦闘を見て、そう指摘した。

それは対峙したクロスやノアも戦闘中から感じている事だった。

 

「えぇ、でも、強化という補助ではなく、補佐していると言ってもいいです。私がマスターにしている事と同じように」

「制御……つまり、プレシアの本来の魔力は不安定と言う事か?」

「そうです。元々プレシアは限定Sランク相当でした。魔力供給を受ける必要はないんです。なのに外部からの魔力供給を受けていた、しかも、彼女は吐血してシャロに後を任せて後退しました」

 

クロスについたプレシアの血、それは先程管理局の本局へと回され、早速解析が行われている。

 

「なるほどね。ではその件は解析待ちと言う事で、次を出して頂戴、クロス捜査官」

「はい。撤退したプレシアに代わりシャロという少女と、アスクと呼ばれる機械兵との戦闘データです。」

 

次にモニターには、両手に付いたブレードを巧みに操るシャロと、それを補佐する動きでクロスを翻弄するアスクの戦闘が映し出された。

冷静に見てみると、アスクの動きはまるでシャロが鎧を着込んでいるかのように同じ動きをしている。

 

「2人共、これ本当に傀儡兵だったの? 中に誰かいるとかそういうのではないのね?」

「はい、中には誰もいません。シャロは自分の能力をコピーしたような物と言っていました。あ、ここ見てください」

 

クロスが指さした場面、それはアスクの腕が斬り飛ばされる映像だ。

斬り落とされた腕、つまり鎧の内部は空っぽだった。

 

「中に誰もいないわね。それどころか空洞? それでクロスと互角に斬り結べるのは考えにくいはね」

「あの速い動きは必要最低限の動作しかプログラムされていないから、か? ブースターが付いているわけでもない」

「見た所、複雑な稼働術式も組み込まれている様子はないわね。動力源とかそういうのも全く見られないわ」

「俺はアスクの武器がブレードだけなのが気になりますね。軽量化の為か、射撃武装はつけられないのか」

 

ゼスト隊は、アスクに対して気になる点を指摘していく。

直接戦ったわけでもないのにすぐに分析できるのは、経験から来るものだ。

 

「パーツでも破片でも回収できれば良かったんですけど、そこまで余裕なかったので……」

「シャロが引く時、破片すら一緒に回収したようだ。念の入った事だな、よほど俺達に調べられたくないらしい。そう言えば、ジュエルシードの残りは全てプレシアに持って行かれたのだろう? かなりの数が向こうに行ったな」

「いや、それは大丈夫ですよ」

 

ゼストがそう聞くと、クロスは空中から3個、ノアは2個のジュエルシードを取りだした。

 

「それはジュエルシード!? でもなんで?」

 

クロノが驚くのも無理はなかった。先の戦いでプレシアは封印状態のジュエルシードを全て持ち去ったはずだからだ。

 

「万が一の為にってニセモノ用意してたんだよ。外観を同じにして、魔力反応を錯覚させる魔法をかけてな。最も、あの状況じゃ全部は無理だったけど」

「なるほど、流石はクロス。それにしてもいつ見ても便利だな、クロスのその魔法。僕にも教えてほしいものだ」

「これは私とマスターの秘蔵魔法ですから簡単には教えられないですよ、クロノ君」

 

クロノが羨ましがるのは、クロスとノアにだけ使えるある魔法だ。

その魔法は異空間にクロスとノアが触れた物を収納出来ると言う優れ物。

ただし、一度に収納出来る大きさはクロスやノアより大きい物はダメで、生物もダメ。

その空間の容量は2人の魔力値によって決まり、今のクロス達なら小部屋程度の収納量となる。

大変便利な魔法で、今のように重要な証拠や物品などをいざという時の為に隠し持つ事も出来る。

更に、空間内では時間の流れが完全に止まっているので、大量に食料品を買い込んで収めれば、例え何年経とうが絶対に腐らず、空間に収納した時と同じ鮮度が保たれる。

なので、もっぱらこの魔法は買い出しの時に重宝されるわけだが……

 

「でも、今回の一件でジュエルシードを全然回収できなかったと言う事は」

 

ティーダが言うと、クロスとノアが頷いた。

これで海鳴市に散らばったジュエルシードは全て回収された。

今までのような争奪戦はもう終わり。プレシアが強奪したジュエルシードの数だけで目的が果たせるのかは不明。

ならば今後は……

 

「ともかく、プレシア達の出方が今までと変わってくるでしょね。回収できた数は多いけれど、油断せずにプレシアの拠点を探しましょう」

 

リンディの一言で、今日の会議はこれまでとなった。

 

「クロノ、私とクロスはゼスト隊長達ともう少し話があるから、なのはさん達の様子見ていてくれないかしら?」

「……分かりました」

 

自分だけが締めだされたような感覚に、妙な不快感を覚えたクロノだったが、確かに今日あれだけの恐怖を味わったなのは達の事も気になったので従った。

 

「ごめんなさい、クロノ。さて、続けましょうか」

 

そして、クロノが出て行った後、リンディは会議室を厳重にロックして、改めて会議を再開した。

モニターに映し出されたのは、シャロとアスクのデータ。

先ほどの戦闘データではなく、シャロ自体に関するデータだ。

最初に話を切りだしたのはクロスだった。

 

「このシャロですが、恐らく人造魔導師です。それも俺の知らないタイプ」

 

クロスの言葉の意味をリンディ達はすぐに理解した。

フェイトにつづいて2人目の人造魔導師。

 

「フェイトとも、俺のようなタイプとも……違います」

「クロスが言うならそうなのだろうが、違う感覚とは?」

 

ゼストの問いに、クロスは頷いて答えた。

 

「機械的な感じです、でもロボットと言うわけでもないですね。何かこう、基本的な部分で人間離れしている……そういう感じです。直接接触出来ればもっと分かったんでしょうけど、彼女とても強くて。バイザーのせいもあるけど感情も全然読めなかったし」

「確かにな、奴の出方が全く読めず、俺とティーダの攻撃をあの距離でかわしたのだからな。クロスでも厳しいか」

「リンディ艦長、ゼスト隊長。多分次にシャロかプレシアと対峙した時は()()を使います」

 

仙気と言う単語が出た途端に、全員の顔色が変わった。

クイントが何かを言いかけたが、それより先にクロスが言葉を続けた。

 

「今回プレシアはシャロやアスクまでも使って、俺を捕えようとしました。それに俺をプロジェクトAと、エヴォリューダーと呼びました。完全に俺の事に気付いています。なら、隠すのは無意味。それにゼスト隊のみんなも加わったから、今度仕掛けて来る時はこの前以上の仕掛けをしてきます。今のままじゃ俺は、なのは達を守れない」

「正直、お母さん達が来なかったらマスターは使う気でした。今までも一瞬だけ使った事はありますけど、完全開放は……」

 

クロスとノアが言っている事の意味を理解している一同の空気が重くなる。

その沈黙を破ったのは、クイントだった。

 

「分かったわ。判断はあなたに任せるわね、クロス」

「姐さん!」

「それは危険よ!」

 

ティーダとメガーヌが声をあげるが、ゼストとリンディは黙っている。

 

「クロスは、敵を倒す為じゃなく、なのはちゃん達を守る為と言ったわ。私は母としてその言葉を尊重したいのよ」

「母さん……」

「ティーダ君とメガーヌの心配も最もだけど、私も今のクロス君なら大丈夫だと思うわ。この子、なのはちゃん達がここに来てから少しずつだけど、変わってきているしね」

「それは、俺も感じたな。確かに、クロスは前とは違う」

 

リンディとゼストが何を言いたいのか分かっているようで、クロスは照れくさそうに頬をかきながらそっぽを向いた。

メガーヌはそれを見てクスクスと笑うノアへと目を向けた。

 

「前と違うのはクロスだけじゃないようね。ノアも変わったわ」

「私も、ですか?」

 

言われた本人はキョトンと首をかしげ、その様子にみんなはまた笑った。

 

「あ、忘れる所だったわ。リンディ艦長、なのはちゃんの事なんだけど、ここら辺で一度家族の元に戻してあげたらどうかしら?」

「それは私も思っていた所よ」

 

リンディもクイントと同じような事を思っていたようで、メガーヌもそれにつづいた。

 

「あなたもそう思っていたなら良かったわ。なのはちゃん、クロスとクイントの事、ちょっと羨ましそうに、さびしそうにみてたから」

「ホームシック、と言うやつですか。それ、分かりますね。きっと2人を見て自分の家族の事思い出したんだと思いますよ。なのはちゃん、まだ9歳ですからね。クロスと同い年だからつい、そういうの軽く見ちゃいますけど」

 

ティーダは、少し前に両親を亡くしていて、今は妹と2人暮らしをしている。

だから、家族が側にいない辛さはわかっているのでなのはの心境を理解できた。

 

「本当ならこういう場にはいてはいけない子、ですものね。クロスもそうだけど、最近の子ってなんだか雰囲気とか考えが大人っぽいのが増えているのかしら?」

「俺を基準にしないで下さい、メガーヌさん」

 

クロスと同い年と言えば大人っぽく聞こえるだろうが、クロスを基準に考えてしまってはダメなのは、みんな分かっていた。

 

「えぇ、ジュエルシード探索もひとまずは終わったし、プレシアが何をいつ仕掛けて来るか分からないけど、なのはちゃんをここに拘束する理由はないわね。うん、2人は帰宅の許可を出しましょう。彼女達が望むなら、そのまま協力関係を……」

「それは絶対にないと思いますよ、リンディ艦長。ジュエルシード探しは終わったけど、まだフェイトの事ありますから」

「なのはちゃん、フェイトちゃんの事かなり気にしていますから、マスターもですけど……って痛っ! 電撃浴びせなくてもいいじゃないですかマスター?」

「余計な事は言うな」

「あらら~? なのはちゃんだけじゃなくて、フェイトちゃんにも気があるなんて、二股かけるなら、ちゃんと2人共幸せになんだったら一夫多妻…… <ゴチンッ☆> っていたぁぁ~~い!! な、殴ったわね! 旦那にもぶたれた事ないのに! しかも、さっきよりも強く!?」

 

またしても、クイントの暴走にクロスが2度目の拳骨を落とした。しかも、1度目よりも割と本気で。

 

「クイント、あなたわざとやってるでしょ?」

「今のは姐さんが悪い……」

「ゲンヤを尻にしいておきながら何を言うか、もう少し母親としての慎みを持て、クイント」

「ノアがこういう性格になったのって、100%あなたのせいよね」

 

涙目で抗議するクイントだったが、全員敵だった。

 

「いや、ノアは元からバカですよ、メガーヌさん」

「マスターヒドイ!?」

「いつ見ても仲良いわよね、あなた達親子って」

 

苦笑いを浮かべながら見守るリンディも、この光景は見慣れていた。

彼女はずっと昔から、この光景を見守っていた。願わくばもっと多くの人がこの輪に入る事を祈りながら。

 

 

 

「プロジェクトA? 確かにプレシアがそう言ったのね?」

「はい、エイミィさん。何の事か分かります?」

 

食堂でエイミィとなのは、ユーノが軽食を食べていた時。

なのはが口にした単語、プロジェクトAとエヴォリューダー。

プレシアがクロスをそう呼んでいたとなのはは言ったが、エイミィには聞き覚えのない事だった。

 

「(プロジェクトA……プロジェクトFなら、フェイトちゃんの事だけど、それと何か関係が?)ごめんね。私は聞いた事ないなぁ。それを聞いた時のクロス君はどんな表情だった?」

「えっと、無表情でした。ノアちゃんはすぐにユニゾンしたから分からなかったし」

「その話、興味があるな」

「クロノ君。会議は終わったの?」

「あぁ、一応は」

 

そこへ会議を終えたクロノがやってきた。エイミィの隣に座ったクロノは、何かを考え込み静かに口を開いた。

 

「……あの、クロス君とノアちゃんって私やユーノ君と同い年なんですよね? いつ頃から管理局で働いているんですか?」

「それは、僕もエイミィも知らない事だ。艦長に聞いてもはぐらかされるし、本人に聞いても最近だ。としか言われない」

「でも、少なくとも1年以上前からだよ。半年前にアースラに配属されて、それまではゼスト隊長の元に居たって言ってたし」

 

クロスとノア、共に9歳でエース級の実力を持つ2人。アースラに配属されたのは半年ほど前、ユーノと出会った後の事。

それまではゼスト隊の元で、訓練を含めた任務をこなしていたらしい。そして、史上最年少の捜査官の資格を得た。

 

「見た目や言動が大人っぽいけど、それでも幼すぎるクロスが捜査官の資格を得た事には、かなり問題になったらしい」

「資格には年齢制限ないんだけどね。で、ゼスト隊やその直属の上司であるレジアス少将にも風あたりが強かったの。そう言えば、こんな事もあったらしいよ」

 

クロスとノアを部隊に引き入れたゼスト隊と、それを許可したレジアス少将への不満を持つ局員がいて、そのうちの数人が影で親のコネで入ったクロスの陰口を言い始めた。

クロスはその事を知っていたが、何食わぬ顔で任務をこなしていった。が、ある日、クイントや同じく地上本部で働く父ゲンヤ、ゼスト達の陰口を偶然近くで聞いたクロスが激昂した。

と言っても、殴ったり何か言ったりしたわけではなく、黙ってじっと陰口を言った奴らを睨みつけていただけだったが、睨まれた方は怖くなってクロスに殴りかかったそうだ。

でも、クロスはそれを避けもせずに殴られ、駆けつけた他の局員に取り押さえられ暴行罪で現行犯逮捕された。

 

「それ以来クロス君やゼストさん達の悪口を言う人は減って、わずか2カ月程で皆クロス君の実力を認めて行ったんだよ」

「そんな事があったんですか……」

 

エイミィからその話を聞き、なのはは先程の戦闘でのクロスとクイント達とのやりとりを思い出した。

 

「クロス君って何だか雰囲気も話し方もすごく大人っぽいなと思ってたんですけど、クイントさんやメガーヌさん達の前だと男の子に見えたんです」

「ノアはともかくクロスは……ここに来た時は、常に周りを警戒しているようだった。母さ、リンディ艦長以外とはあまり話さなかったし、任務は協力的だったけどどこか壁を作っていたんだ。だから、さっきクイントさん達とのやりとりはかなり驚いたよ」

「無愛想と言うか、一匹狼と言うか、私達周りを警戒しているわけでもないのよね・でも悪い子じゃないってのはすぐに分かったよ。だから、アレには正直、眼を疑ったね」

「やっぱり、お母さんの前だから、かな」

 

先の戦闘の後でのクロスとクイントのやりとり、実はアースラでも音声つきで数人がバッチリ見ていた。

で、エイミィも含めた全員が思った事は……これ、本当にクロス? だ。

普段自分達が話しているのとは全く違ったクロスの一面に、これは幻だと騒ぐ人もいたほどだ。

と、ここでユーノが苦笑いを浮かべている事に、クロノが気付いた。

 

「どうかしたか、ユーノ?」

「いや、その……」

「そう言えばユーノ君って以前にもクロス君やゼストさん達と会ってるんだよね? その時はどんな様子だったの?」

「え、えっと……クロスに口止めされてるんで、言えません」

「あーそれで大体分かった気がするな」

 

きっと、さっきみたいにクイントとメガーヌに冷かされたり、とか漫才のようなやりとりがあったんだろう。

と、エイミィとクロノは簡単に想像できた。

 

「それにしても、リンディ艦長もえらくクロス君とノアちゃんの事買ってるんだよね。昔からよく知っているから、って言ってたけど。案外、クロス君もリンディ艦長だけの時は子供っぽくなってたりして、ねぇ、クロノ君?」

「そこでなぜ僕に話を振るんだエイミィ?」

 

エイミィは悪戯っぽい笑みを浮かべながら、チラチラと意味ありげにクロノを見る。

クロノは少しだけ顔を赤くし、照れ隠しなのかドリンクを一気に飲んだ

なのはとユーノはどういう意味か分からず顔を見合わせたが、エイミィが笑いながら言った。

 

「実はね、クロノ君。クロス君が来た頃、嫉妬してたんだよ。自分のお母さんが取られてるって思って、それほどリンディ艦長はクロス君とノアちゃんの事よく知ってたし、あの2人も懐いていたから」

「え、エイミィ! 余計な事言って誤解を招くな! 僕は嫉妬なんかしていない!」

「あはははは、クロノ君もお母さんには弱いんだね」

「笑わないでくれ、なのは」

 

クロノはさっきよりも顔を赤くして否定したが、全く説得力がない。

立派な執務官とはいえ、クロノもまだ14と若い。母親が自分以外の子に我が子同然の接し方をしていれば、少なからず嫉妬心も生まれる。

クロスもそれに気付いていたようで、だからリンディ艦長の前でも少し壁を作っていたのだろう。とはエイミィの推測だ。

 

「クロスに関しては、使っているデバイスやノアの事でもおかしい事がある。ノアはユニゾンデバイスだ。だけど、誰が何のために生み出したのか、いつクロスをマスターとしたのかが分からないんだ。管理局が生み出したものではないし」

 

ユニゾンデバイスは、通常のデバイスとは違う。古代から存在はしていたが、命を持ったデバイスとも言えて、簡単に生まれるものではない。

 

「でも、あの2人。まるで生まれた時から一緒のようにお互いの事を信頼しきっているよね」

「クイントさんとゲンヤさんも、ノアを自分の子供として育ててるみたいだ。だから、ナカジマの姓をもらっている。珍しい事と言えば珍しい事だ」

 

ユニゾンデバイスは管理局でも珍しいが、存在する事はする。だが、ノアのように姓をもらい、家族のように育てられているのは本当に稀だ。

 

「そして、プレシアが言ったプロジェクトAとエヴォリューダー。間違いなくクロスの事を言っているのだろうな、本人のあの反応を見る限りは」

「クロス君に聞いてもきっと答えてくれないだろうし、何だか聞いちゃいけない事のような気がして」

「なのはの言う通りだろうな。クロスとノアに関しては極秘扱いにされている事が多すぎる……しかも、今回のプレシアの一件にも関わっているのは間違いない」

 

4人はそこで無言になった。いくら考えても本人に聞く以外この疑問は解決しそうにない。

そんな中クロノはある仮説が頭の中でふっと沸いた。

 

(プロジェクトA……まさか、クロスも人造魔導師か? それならあの強さも過去やデバイスに関する極秘事項も納得できる。もしかして、ゼスト隊長やクイントさんや母さんはそれを知っている? 何にせよ、一度クロスや母さんに問いただした方がいいな)

 

クロスやリンディ達が隠している事、それは今回の事件以上にとても大きく、とても深い事。

そうクロノは感じずにはいられなかった。

 

 

つづく




早く無印を終わらせたい……
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