人形と共に戦場を駆ける剣士の指揮官   作:根王

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 感想で受けが良かったのでペースが上がりました。ということで404の皆登場。自分は4人を手に入れてましたが資材がグロ画になりました。欲しい人形は出ますけどその都度グロ画になります…これってまだ運が良い方ですかね?


V01基地解放 前編

 人斬りを依頼されてからV1地区へと向かう。トラックの積み荷に乗り揺らされながらも目的地にたどり着く。トラックが停車した時にこっそりと下車して市街地に向かう。S09地区に程近く新しい街…人口はまだ少ない。途中、巡回してるこの基地の人形を見掛けたが…腕や足に包帯が痛々しく巻かれていた。余程にこの基地の指揮官が非道である事が判る。

 

「…ちっ」

 

 見ていて胸糞悪い…地図を確認して404小隊との合流を計る。落ち合う場所はアパートの一室で念の為グリフィンの人形の眼から掻い潜りながら目的地を目指す。アパートについて予定時刻に着いてある一室にノックする。2回1回3回とノックすると鍵が開く。

 

「お邪魔します…」

 

 ドアを閉めると顔に傷が少女…いや人形がいた。

 

「あなたが今回の指揮官?はじめまして~UMP45です。仲良くやりましょう~?」

 

「あぁ宜しく…俺は鬼怒聖真。新人の指揮官だ。宜しく」

 

 不敵な笑みを浮かべる人形…彼女が404小隊のリーダーのUMP45だ。こいつ…裏の顔がヤバそうだな。そんぐらい分かるし敵に回したくないな…

 

「こんばんは!あなたが新しい指揮官?私はUMP9!よろしくね!」

 

「おおう。元気がいいな聖真だ宜しく」

 

 茶髪のツインテールの人形…もはや人間だな…UMP9という事はUMP45の妹という訳か。

 

「ふーん…あなたが今回の指揮官の日本人ね…私はHK416。よろしく」

 

「ああ宜しく…そんであっちで寝てる彼女は?」

 

「はぁ…ごめんなさい。あいつはG11…ただの寝坊助よ」

 

「ぐっすり寝てやがる…」

 

 ベレー帽被ったHK416と爆睡してるG11…やっぱ人形て人間ぽいな…G36といいG36Cといい本当に人間に近いな。そんな彼女たちが戦場で戦うとはな…日本じゃあんまり見かけないからな。ELIDの方が見るけど…ちっとも嬉しくないがな‼

 

「それであなたの得物がそれ?随分と古風な」

 

「…接近戦なら銃より上だがな。生憎俺は撃つよりも斬る方が才能があるんだよ」 

 

「変わった人ね…まあいいわ足を引っ張らないで頂戴な」

 

「安心しろよ。こう見えても隠密作戦や尾行は得意だぜ?まあそれよりも作戦の方だ…」

 

「そうね…雑談は終わり。416…G11を起こして」

 

「はいはい。ほら起きなさい寝坊助」ゲシゲシ

 

「ヴ…痛いよ416…優しく起こしてよ…って誰?」

 

「えっと…鬼怒聖真だ…一応指揮官だ。それで作戦の方だが」

 

 まずはUMP45と416と同行し潜入する。人形の監視を掻い潜ってメインコンピューターをハッキングする。基地の人形の指揮権を俺に上書きする。基地の機能を奪い…クソ野郎をとっ捕まえる。但し抵抗すれば殺害…UMP9とG11は陽動をして貰うやり方は自由。そして、俺がこの基地の新しい指揮官として着任する…

 

「流れはこんな感じだ…まずは基地を偵察し潜入箇所を調べる。ついでに基地の見取り図がある。俺としては下水道を通して潜入、貨物に紛れ込んで潜入…かのどちらかだ。他に意見は?」

 

「異議なーし」

 

「私も」

 

「私もよ」

 

「すぅ…すぅ…」

 

「いやあのちょっと寝ないで…せめて返事して」

 

「いぎ…なし…すぅ」

 

「寝ながら返事かよ」

 

 器用だなこいつ…尚、416にキレられた模様…ドンマイ。夜遅くという事で就寝…

 

 

 

 

 

 早朝起きると416が俺の刀を凝視してた。まあ珍しいよな。俺だけ時代を逆行してるからな…銃をメインに戦う彼女達から見れば滑稽だろうな。

 

「珍しいだろ?」

 

「え、えぇ…でもそうでもないわ。鉄血に高周波ブレードを持っている奴がいるから」

 

「ほう面白い奴だ…いつか戦うかもな」

 

「そいつは中々の好戦的な奴よせいぜい気を付けなさい」

 

「慢心はしないさ…さて丁度良い偵察に行くか」

 

「そうね。今回は早目早目に動きましょう」

 

 416を連れアパートを後にし基地への偵察を始めた…意外な事にこいつ体付きは良いんだな。そういえばG36Cもそうだったな。今頃二人はどうしてるだろうか心配だな。ついでにユーリも大丈夫だろうか…主に肝臓が。M4A1も会ってないけど元気だといいな…なんて考えていたら416がジト目で見てきた…俺なんか怒らせた?

 

 

 

 数日間の偵察を終えプランを立てた。潜入は貨物に紛れ込んで潜入する事に下水道に監視カメラがあったので断念した。しかし、偵察の度にペアを変えたがまあ面白かった。45はテキパキと仕事をしてくれ色々と調べてくれた。9はずっと話してきて日本や刀について話したけど仕事して欲しかった…416は何かと呟いていたが聞かないで置いた。だって怖いしG11は寝てたけど感が鋭いな…ぐーたらだけど。そして、作戦の決行日に…

 

「さて今夜。あの基地を襲撃する…可能な限り戦闘は回避する。まあその際は峰打ちで気絶させればいいさ」

 

「その時は頼りにさせてもらうわ。ならトラックに乗りましょうそれと基地の職員だけど…正規の職員ではないようね。偽装したIDを正規の社員から殺して奪ったようね」

 

「うんうん、他にも基地の物資が減っていてルートを嗅ぎ分けたら犯罪組織に横流しされてたよ!仕事が増えるね!指揮官‼」

 

「嬉しくねえ‼」

 

 さてと不幸な人形達を救いに行くか。俺は別に正義の味方ではない。汚れ仕事なんて何度もした。EILDだって何体も斬り殺した。それで誰かが救われるなら構わない。今までもこの先も…

 

 




 次回はややグロが入ります。ただ対象は人形ではありません

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