2巻のはじめに達也は壬生先輩と会ってますが
オリ主は会いません。話がめちゃくちゃになってしまうので。
閉門時間際の部活連本部。
「以上がバイアスロン部で起こったことの顛末です」
「それにしても、あの風祭と萬谷の2人を捉えたんだ。凄いじゃないか、期待以上だよ」
「ありがとうございます。委員長」
「うんうん。とっても優秀じゃない。うちで、ボディガードとして雇っちゃおうかしら」
「会長、それはお家的にもあれですし、あやなに何を言われるか。その話はまたの機会にさせて下さい」
「零令・・・。いくつか質問いいか?」
「なんでしょう?十文字会頭。」
十文字克人。師族会議十文字家代表代理、第一高校部活連会頭。
第一高校の3巨頭の1人で巌の様な男だと言われている。
実際会ってそう思うほど厳格な男だ。
「まず初めに、四葉殿はお元気か?」
「・・・・・・」
「ちょ、ちょっと!!?」
「お、おい、十文字。いきなり何を言ってるんだ!」
叫んだのは摩利だ。
「5年前、零家は四葉の庇護下に置かれた。そして、十師族が2人いるこの第一高校に入学してきた。四葉と少なからず関係のある者がいるんだ」
「続きをどうぞ」
「零令、何が目的で第一高校に来た。四葉は何を企んでいる。」
「随分と突っ込んできますね」
陸久は苦笑しながら言った。
「じゃあ、一つずつ答えていきましょうか。まず、俺自身の目的ですが」
空気が硬直する。
「・・・『楽しい高校生活を送りたい』です」
十文字が眉間に皺を寄せる。
「四葉との関係ですが、あの時は中立という立場でしたが、仲良くさせていただいてますよ。あやな共々。俺は別に十師族に零家を復活させるとかそんなことは考えていません。第一高校で友人を作り、楽しい高校生活が過ごせればいいんです。」
ほかの2人から見れば笑顔かもしれないが、真由美違った。
過去に自分は会ったことがある。それは事実なのに、それを陸久は覚えていない。彼女の目には陸久が『失われた時間がある分、これからの時間を充実させる。』というふうに言ってるように思えた。
「話はこれで宜しいでしょうか?」
「ああ、ご苦労だった」
「それでは、失礼します」
「ゼロくん、お疲れ様。」
「ああ、あやなも生徒会の仕事、お疲れ。あれ、雫とほのかも一緒なのか?」
「うん。あの時、使った魔法のことが聞きたくて・・・」
「すごく速くて、雫と2人でビックリしちゃって」
「そっか。んー、じゃあ、どこかで夕飯でも食べながら話そうか?奢るよ」
「いいね!みんなで食べようよ」
「魔法の話が聞けるなら」
「はい!ありがとうございます」
あやな、雫、ほのかの順。
~喫茶アイネ・ブリーゼ~
「2人を追う時に使った魔法はなに?」
「みんな、速く動く時は自己加速術式を使うよね。」
「それが普通じゃないんですか?」
「自己加速術式の定義って覚えてるかい?」
「え、えーと」
「・・・自分自身を対象として加速度ベクトルに干渉し、特定方向へ急加速させる・・・?」
「そうだね。あくまで『加速』なんだけど、俺の使った《
嘘だ。できるが、使うと不味いというのが本音だ。
「ねぇ、陸久さんととあやなの得意魔法って何?」
「俺は領域干渉魔法、天体魔法、熱量系魔法かな。他系統の魔法も使えなくはないけど」
「私は振動・加速系魔法だよ。」
「今度、魔法教えてくれない?」
「いいよ。ほのかは?」
「わ、私もお願いしていいですか?」
「もちろん。俺かあやな空いてる時なら声をかけてもらえれば、魔法の稽古を見てあげるよ」
最近、本編の方にオリ主関わってませんが、一応進んでいるのでご心配なく。今後ともよろしくお願いします。