あとはヒロインを誰にするか問題ですね。
まあ、ある程度決めているのですが、
これに関しては読者さんの意見を優先します。意外と閲覧者数は多いみたいなので。
それ以外にも、気軽に感想書いてくれたら嬉しいです。励みになります。どんどん書いてください。感想欄、真っ白でさみしいです。(´TωT`)
「さっきの話どういうことですか?!」
「なんだなんだ?やけに興奮してるな。ほのか。」
「さっきの記憶がないっていう話です。実験台になったったいう話も・・・」
「そうだな・・・」
俺は腕を組み少し考え込む。その時間約10秒。
「その話が聞きたいのなら・・・2人ともこのあと暇?」
「はい」
「うん。特に予定はないよ。」
「ほのかは?」
「私も」
「いいんですか?」
「もちろん」
「ありがとうございます。お邪魔します。」
「そっか決まりだな。」
ん?何か忘れてるような気がする・・・。
「ねえ、ゼ・・・ゼロくん。達也くんたちと帰る約束してなかったっけ?」
あ・・・すっかり忘れてた。それにさっき禁止したのに呼び方、まあいいや
「・・・・・・後でメールしとくよ。」
「忘れてたでしょ?」
「・・・」
「ちゃんと謝っときなよ?」
「うん。よし2人とも行こうか。」
「「はい」」
~帰宅中~
「さあ、どうぞ。」
「「おじゃまします。」」
「かしこまりました。あやな様」
「じゃあ座って話を始めようか。まず、第一に俺には9歳までの記憶が無い」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「その理由は学校でも言った通り、俺に実験が行われたからだ。」
「なんでそんな実験が陸久さんに行われたの?」
「・・・陸久くんは零家の中でも特別な想子を持っていたの。」
「特別な想子?」
「うん。零家の魔法に最も適した想子。もともとは零乃、零宮とは別にもう一家、『零式』という名前があったの。令式家は超整体の家系だったんだけど、身内同士で自分たちを強化しようと実験始めたの。だけど身体が耐えられる者はいなかった。その中で唯一適正持っていたのが陸久なの。無理矢理、実験台にするために連れて行かれちゃったの。2人で遊んでいる時にね。私も必死になって止めようとしたんだけど、大人には適わなくてね・・・」
「行われた実験は、「人口魔法演算領域化実験」。その結果、俺は零家に伝わる禁忌魔法を使えるようになり、その代償として実験行われる以前の記憶を失ったってことだ。あやなにそう聞いて調べてみたら、どうやらその頃に戦争が起きていたらしいんだつまるところ、俺は戦争用の兵器として改造されたってことだ・・・。まぁ、今は少し違うけどな。」
「社会に対して、何も思うところがないっていうのは?」
雫はそのワードが引っかかっていたようだ。
「零家を社会的に抹殺したのは今の十師族なんだよ。」
「え?!十師族が?」
「どうして・・・」
雫とほのかはそれぞれ、驚いたようだった。それはそうだろう。
一般には社会的に抹殺されたとだけしか伝わらず、事の詳細は十師族、百家にしか伝わらなかったからだ。
「十家全部ではなかったよ?一条、二木、三矢、五輪、六塚、七草、八代、十文字の八家。四葉と九島は中立していた。いくら、十師族の中で四葉と、九島が力を持っていると言っても、零家に限っては2家の加護に入れるわけにはいかなかったんだ。仕方ないよ。」
「あやなさん・・・」
「陸久さんはどう思ってるの?」
「十師族のやったことは間違ってないとは思うよ。十師族の面子にも関わるしね・・・。ごめんね暗い話になっちゃって。お詫びに夕飯食べていきなよ。俺が作るからさ。」
「陸久さん、料理できるの?」
「最近はあまりやってなかったけど、できるよ」
普段は、あやなが作ってるくれるから心配もいらないしな。
十師族の八家から批難された零家。
それにも関わらず零家を容認した、九島、四葉の目的とはなんだったのでしょうか?秘密が明らかになっていきます。皆さんも、どうなるか予想しながら、読んでいって貰えると楽しめると思います。