魔法科高校の劣等生 零の物語   作:Touli

6 / 21
どーも、お久しぶりです。Touliです。
iPhone復活しました。6sから、8へレベルアップです。
また投稿してくのでよろしくお願いします。
ところで、このサイト、ルビ振れるじゃないですか?
それがどうやっても術式解体《グラム・デモリッション》ってなるんですよね・・・
他の方は
グラムデモリッション
術式解体 って上に小さくなってるんですけどやり方がわからない。誰かわかる人教えてくださーい!!
(既に解決しました。(⋆ᵕᴗᵕ⋆))
それでは本編です。


入学編 Ⅴ

第一高校生が利用する駅の名前は「第一高校前」。

駅から学校まではほぼ一本道だ。

そのため駅から学校までの通学路で友達と一緒になる、というイベントは、この学校に関して言えば頻繁に生じる。

「達也さん、陸久さん・・・会長さんとお知り合いだったんですか?」

そんなことを聞くのも仕方の無いことかもしれない。なぜなら、会長が手を振りながら笑顔で駆けてきているのだから。

「一昨日の入学式の日が初対面・・・の、はず」

「上に同じ。」

美月の疑問に達也と一緒になって首を捻っている。

「そうは見えねえけどなぁ」

「わざわざ走ってくるくらいだもんね」

「深雪を勧誘に来てるんじゃないか?」

「ああ、そうだな」

「会長さんはおふたりの名前を呼んでいますよ?」

美月から鋭いツッコミ?が入る。

「達也くん、陸久くんオハヨ〜。深雪さん、あやなさんもおはようございます。」

妹、従姉に比べ随分扱いがぞんざいだ。まあ、所詮男なんてそんなもんか。

「おはようございます、会長」

達也が挨拶をしたので俺もそれに続くように口を開ける。

「おはようございます、今日はおひとりですか?」

このまま一緒に来るのか、という問いかけでもある。

「うん。朝は特に待ち合わせはしないんだよ」

言外の質問にも肯定する、真由美。

「少しお話したいこともあるし、ご一緒しても構わないかしら?」

「それは構いませんが・・・」

「あっ、別に内緒話をするわけじゃないから。それとも、また後にしましょうか?」

そう言って目を向けたのは1歩離れたところに固まってる3人、エリカ、レオ、美月である。

「お話というのは生徒会のことでしょうか?第一高校では主席入学者が生徒会に入るのが通例と聞いていますが。」

「!!・・・ええ、その通りです。一度ゆっくり説明したいと思って。4人はお昼はどうするご予定かしら?」

「食堂でいただくことになると思います。」

「俺もそうですね。」

「ゼロくんと一緒に食べます。」

達也、俺、あやなの順だ。

「深雪さんは?達也くんと一緒に?」

「いえ、兄とはクラスも違いますし・・・」

「変なことを気にする生徒が多いですものね」

チラッと横を見ると美月が大きくうなずいている。

「じゃあ、生徒会室でお昼をご一緒しない?ランチボックスで良ければ自配機もあるし」

「生徒会室にダイニングサーバーが置かれているのですか?」

普段、物に動じない深雪が、驚きを隠せず問い返す。

呆れ気味でもある。本来、自配機は空港や長距離列車にあるものだからだ。

「入ってもらう前からこういうことあまり言いたくないんだけど、遅くまで仕事をすることもありますので」

バツが悪そうに言う。

「生徒会室なら、達也くんが一緒でも問題ありませんし」

「問題ならあるでしょう。副会長と揉め事なんてゴメンですよ、俺は」

達也が気安く生徒会室で昼食など摂っていようものなら、喧嘩をうりつけられること、ほぼ間違いなしだ。達也が少し、感情的になっているため、まあ仕方の無いことだが、フォローする。

「達也、落ち着け。何かあったら、俺が何とかするから」

「はんぞーくんなら、大丈夫」

「・・・それはもしかして、服部副会長のことですか?」

「そうだけど?」

達也の質問にそれがどうかしたの?と言わんばかりの顔で答える。

この人にだけはあだ名を付けられたくない。

「はんぞーくんは、お昼はいつも部室だから」

にこにこしながら真由美は言う。

「なんだったら皆さんで来ていただいてもいいんですよ。生徒会の活動を知っていただくのも役員の務めですから」

「せっかくですけど、あたしたちはご遠慮します。」

遠慮したにしてはやけにキッパリと拒絶したな?なんかあったか?

気まずい雰囲気が流れる。

「そうですか」

だか、真由美の笑顔は変わらない。

「じゃあ、陸久くんたちだけでも」

達也に目配せすると、うないずいたので返事をする。

「わかりました。4人で昼休みに伺います。」

「そうですか。よかった。 じゃあ、お待ちしてますね。詳しい話はまたその時に。」

 

 

☆昼休み☆

早くも昼休み。

俺とあやなの前を達也と深雪が、歩いている。

前を歩く2人の足取りは対象的で、達也は重く、深雪は軽い。

あやなも緊張しているみたいだ。

「あやな、そんな緊張しなくていいんじゃないか?話を聞くだけだろう?」

「もー、そんなこと言えるのはゼロくんだけだよ〜。」

そんなことを言っているうちに目的地に着いた。

4階廊下、突き当たり。他の教室と違うのは中央に埋め込まれた木彫りのプレートと、壁のインターホン、そして巧妙にカムフラージュされているであろう数々のセキュリティ機器。

プレートには「生徒会室」と刻まれていた。

深雪がインターホンを押す。

微かな作動音と共にロックが外れ、ドアが開く。

「いらっしゃい。遠慮しないで入って」

奥の机から声が掛けられた。

深雪、達也、俺、あやな、の順で入る。

達也はドアから一歩、3人はドアから二歩で立ち止まった。

手を揃え、目を伏せ、深雪とあやなが礼儀作法のお手本のようなお辞儀を見せた。

2人の作法は故人、司波深夜、零宮愛香にそれぞれ仕込まれたものだ。

「えーっとご丁寧にどうも。」

宮中晩餐会でも通用しそうな所作を見せられ、真由美も少したじろいでいる様子だった。

「どうぞ掛けて。お話は、お食事をしながらにしましょう」

「お肉とお魚と精進、どれがいいですか?」

呆れたことにメニューも複数あるようだ。

深雪と達也が精進、俺とあやなが魚を頼んだ。座ってる順番もこのとおりだ。

「入学式でも紹介しましたけど、念の為、もう一度紹介しておきますね。私の隣が会計の市原鈴音、通称リンちゃん」

「・・・・・・私のことをそう呼ぶのは会長だけです。」

「その隣は知ってますよね?風紀委員長の渡辺摩利」

「それから書記の中条あずさ、通称あーちゃん」

「会長・・・・・・お願いですから下級生の前で『あーちゃん』は止めてください。わたしにも立場というものがあるんです。」

「もう一人、副会長のはんぞーくんを加えたメンバーが、今期の生徒会役員です」

「私は違うがな」

「そうね。摩利は別だけど。あっ、準備ができたようです。」

出てきたプレートは合計五つ。一つ足りない。摩利が弁当箱を取り出した。

「そのお弁当は、渡辺先輩がお作りになられたのですか?」

あやなが急に聞いた。会話をしようとしたんだろう。他意はなかったはずだ。

「そうだ。意外か?」

俺がフォローするべきか。

「いいえ、先輩の彼氏さんのために練習されているのでは?その方は幸せ者ですね。」

摩利の顔が赤くなって、黙ってしまった。

「そろそろ本題に入りましょうか」

真由美が話を切り出す。

「当校は生徒の自治を重視しており、生徒会は学内で大きな権限を与えられています。これは当校だけでなく、公立高校では一般的な傾向です。当校の生徒会には伝統的に、生徒会長に権限が集められています。大統領型、一極集中型と言ってもいいかもしれません。生徒会長は選挙で選ばれますが、他の役員は生徒会長が選任します。解任も生徒会長の一存に委ねられています。各委員会の委員長も一部を除いて会長に任命権があります。」

「私が務める風紀委員はその例外の一つだ。」

「今朝、陸久くんが言っていたとおり、新入生総代に生徒会役員になって貰っています。後継者育成ですね。」

「会長も主席入学だったんですね?さすがです」

「あ〜、まあ、そうです。」

歯切れ悪く答える真由美。

「コホン・・・深雪さん、陸久くん私は、貴方たちが生徒会に入ってくださることを希望します。引き受けてくださいますか?」

「会長は兄の入試の成績をご存知ですか?」

「ーっ?」

「ええ、知っていますよ。すごいですよねぇ・・・正直に言いますと、先生にこっそり答案を見せてもらったときは自信をなくしました。」

「おいっ、み・・・・・・」

「デスクワークなら実技の成績は関係ないと思います。むしろ、知識や判断力のほうが重要なはずです。わたしを生徒会に加えていただけるというお話については、とても光栄に思います。喜んで末席加わらせて頂きたいと存じますが、兄も一緒というわけには参りませんでしょうか?」

深雪が珍しくオーバーヒートしている。俺とあやな忘れてないか?

「残念ながら、それはできません。生徒会役員は第一科の生徒から選ばれます。これは不文律ではなく、規則です。」

「申し訳ありませんでした。分を弁えぬ差し出口、お許しください。」

「なら風紀委員はどうだ?」

「風紀委員は、縛りがない・・・ナイス、ナイスよ摩利!

摩利!生徒会は達也くんを風紀委員に推薦します」

「ちょっ・・・」

「それと」達也が口を出す前に決着をつける。

「俺も、風紀委員に入らせていただきます。恐らく、先日のトラブルで森崎の風紀委員の教職員推薦が崩れたのではないですか?」

「な、なぜそんなことまで知っているんだ?」

「ただの予測です」

「そ、そうか」

「じゃあ、あやなさんに生徒会に入って貰おうかな」

「あやな、いいよな?」

「うん。お姉ちゃんにまっかせなさい!!」

「よろしいですか?」

「わかりました。では続きは放課後にしましょうか。」

 

 




久しぶりの投稿で、張り切っちゃいました。
いつもの倍以上の文字量です。笑
まあ、キリが悪いのが嫌なので、今度から文字数気にしないで書こうと思います。
今回、達也空気でしたね・・・あやなも若干・・・
弁当がどーのこーの、2人で食べる場所が〜
の所は省きました。(めんどかっただけ笑)
だって、嫌というほど知ってますもんね?
次回はオリジナル展開なので楽しみにしていてください。
出来れば早めに上げるようにします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。