第4話 エピローグ
生徒会長「見事です…これがあなたの言う、前へ進む力…繋がる力なんですね…」
デュエルの衝撃で生徒会長の眼鏡が取れ、ヘアピンが取れ髪がほどける。
元同好会のメンバーは驚愕する…。
かすみ「生徒会長って…せつ菜先輩だったんですか!?」
しずく「すごく近くで見ていたのに全然気づきませんでした…」
かすみ「ていうか私ロボットとかめちゃくちゃ失礼なことを。すいません!せつな先輩!」
せつ菜「いいんです、私の方こそずっと黙っててごめんなさい」
愛「いやー、なんというか雰囲気違いすぎ…」
璃奈「璃奈ちゃんボードびっくり~」
せつ菜「騙すようなことをして本当にごめんなさい。でも私どうしても確かめたくて…前に同好会を作った時、私がみんなに無理ばっかり言ってそれでみんな来なくなっちゃって…だから今回もそうならないか心配で…」
かすみ「別に先輩のせいじゃないですよ、ただみんな目指したものが違いすぎたというか、もっと話し合えばよかったというか」
彼方「だから私たちのデュエルを全部見てたのか~」
せつ菜「はい、皆さんが本当にこの先、スクールアイドル同好会としてやっていけるかどうしても確かめたくて…でもそれも杞憂でした!今の皆さんならきっとやっていけるはず!今のデュエルでそう確信しました!たとえ目指すべき方向が違ってもバラバラだったとしてもそれを認め合い補っていき前に進むことができる、そう感じたんです!」
エマ「せつ菜ちゃん…」
せつ菜「それと勝手ばかり言って申し訳ないのですが、私をもう一度、同好会に入れていただけないでしょうか?私、もう一度皆さんとスクールアイドルをやりたいんです!」
かすみ「もちろんですよ!せつ菜先輩!かすみんはせつな先輩が帰ってくるって信じてしまたよ~」
彼方「まったく~調子がいいな~」
かすみ「えへ」
俺「まぁ何はともあれこれであと1人になったな。」
せつ菜「いえ、私は部員を10人集めることを条件に出しましたが、スクールアイドル10人を集めるとは言ってません。」
俺「それって…?」
せつ菜「はい、今の私たちには部長にふさわしい人がいるじゃないですか!?」
俺「え…?」
愛「もしかして気づいてないの?気づいてないの君だけだよ。」
歩夢「私たちの部長は…そう、あなただよ」
俺「お、俺?いやいや俺には」
エマ「そんなことないよ」
しずく「はい、先輩ほど相応しい人はいないと思います」
俺「いや、でも…」
歩夢「ねえ?前にした約束覚えてる?」
俺「約束?」
歩夢「うん、私がスクールアイドルをしているところを一番近くで応援してくれること。」
俺「あぁ、もちろん覚えてるよ」
歩夢「なら、約束は守ってね、一番近くで応援できるのは部長しかいないから」
愛「そうだよ、ぶちょー!」
かすみ「部長!」
しずく「部長!」
エマ「部長!」
璃奈「璃奈ちゃんボード、ぶちょ~」
果林「部長!」
彼方「ぶちょ~」
せつ菜「部長!」
俺「わ、わかったよ。みんなにそこまで言われたらやるしかないだろ…でもデュエルならまだしもスクールアイドルはみんな方が詳しいと思うけど」
かすみ「心配はいりません!アイドルことならかすみんがたっぷり教えてあげますから!」
彼方「ほんと、調子いいな~」
歩夢「みんな、あなたに会えたこと、あなたとデュエルできたことを本当に嬉しく思ってる…だからこれからもよろしくね!部長!」
俺「しょうがないな…けど俺が部長をやるからには目標は高く!そうはまずはスクールアイドルデュエルフェスティバル出場だな!」
かすみ「いきなり目標たかっ!」
俺「当然だろ、でもみんななら大丈夫って信じてる!だって俺たちは、スクールアイドルが好きということ、そしてデュエルで繋がってるんだ!だからきっとどんなことだけ乗り越えられる!さぁそうと決まればデュエルだ!俺たちの、スクールアイドル同好会の活動はここから始まるんだ!」
そう俺たちの物語は始まったばかり、これから先きっと辛いことも多く待ち受けてる。
でもきっと乗り越えられる…みんなとなら…。