スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第1話

 

 

〜ニューヨーク空港〜

 

 

 

父親「それじゃあ、日本でも元気でな」

 

 

母親「何かあったら連絡するのよ」

 

 

俺「あぁ、わかってるよ。ありがとう、父さん、母さん。それじゃまた」

 

 

 

 

 

 

〜日本の空港〜

 

 

 

俺「ふぅ…。あっちでいろいろあったけど…無事に帰ってきたぞ日本!みんなに言ってた人より1日早いけど、部室に行ってみんなを驚かせるか」

 

 

 

 

 

〜同好会部室〜

 

 

 

かすみ「歩夢先輩、先輩が帰ってくるのって明日でしたっけ?」

 

 

 

歩夢「うん、厳密には今日の夜なんだけどね」

 

 

 

かすみ「え〜それじゃ歩夢先輩だけ先に会えるってことですか〜ずるいです〜」

 

 

 

しずく「かすみさん、どうどう」

 

 

 

かすみ「しず子は先輩に会いたくないの?」

 

 

 

しずく「それは会いたいけど夜遅くに会いに行ったら逆に迷惑だし」

 

 

かすみ「それはそうだけどさ〜」

 

 

 

彼方「それにしても部長もすごいタイミングで帰ってくるよね〜」

 

 

 

果林「そうね、あのランジュとミアって子が転入してきた次の日に帰ってくるなんて」

 

 

 

エマ「ランジュちゃんって確かスクールアイドルをやりたくて香港から来たんだよね?だったら同好会にも入ってくれるかな?」

 

 

 

璃奈「また同好会のメンバーが増えるの、私嬉しい 璃奈ちゃんボード にっこりん」

 

 

 

愛「うんうん、愛さんもはやく友達になりたいぞー」

 

 

 

そこへ部室のドアをノックする音がする。

 

 

 

愛「もしかして!?」

 

 

かすみ「噂をすれば」

 

 

 

せつ菜「ランジュさんかもしれませんね!はい、どうぞー」

 

 

 

せつ菜はドアを開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺「ただいま」

 

 

 

 

せつ菜「え?あ、あ」

 

 

 

 

 

みんな「えー!?」

 

 

 

俺「なんだよ、そんなに驚いて」

 

 

 

歩夢「え?ど、どうして。今日の夜帰ってくる予定だったよね。帰ってきたら会いに行こうって…私…」

 

 

 

俺「いや、予定してた飛行機が欠航になってさ、振替で早い便で来れたんだ。それでみんなには早く会いたくてこうしてきたんだ」

 

 

 

歩夢「お、お、おかえりなさい…うっうう」

 

 

 

俺「あ、歩夢泣くなって…。」

 

 

 

彼方「あぁ〜部長〜歩夢ちゃんを泣かせたな〜いけないんだ〜」

 

 

 

俺「えぇ、あ、いやサプライズのつもりであえて連絡しなかったんだけどな…」

 

 

 

歩夢「ううん、平気。こっちこそごめんね。改めて、おかえりなさい」

 

 

 

俺「あぁ、ただいま」

 

 

 

エマ「部長も元気そうでよかったよ、留学はどうだった?」

 

 

 

俺「あぁ、初めての事ばかりですごく刺激になったし、最高に楽しかったよ」

 

 

 

しずく「それはよかったです」

 

 

 

俺「ところで栞子は?生徒会の仕事?」

 

 

 

せつ菜「いえ、栞子さんは転入生の案内をしています」

 

 

 

俺「転入生…こんな時期にか」

 

 

 

果林「しかも転入してきたのは今日よ」

 

 

 

俺「なんかすごいタイミングだな」

 

 

 

かすみ「その転入生の内、ショウ・ランジュって人は理事長の娘らしいですよ。それでランジュって人がミアって人を連れてきて、2人揃って転入したらしいんです」

 

 

 

俺「なるほど、それはすごいな」

 

 

 

せつ菜「栞子さんとランジュさんは幼馴染らしいんです」

 

 

 

俺「そっか、幼馴染がいればランジュも安心だな」

 

 

 

歩夢「うん!」

 

 

 

エマ「それでね、ランジュちゃんはスクールアイドルがやりたくて日本に来たらしいの」

 

 

 

俺「そっか、じゃあエマと同じだな」

 

 

 

エマ「うん!だから同好会に入ってくれたら嬉しいなって」

 

 

 

愛「ねぇ、ねぇ、ぶちょーも帰ってきた事だし、早速しおってぃーたちに会いにいこーよ!」

 

 

 

せつ菜「そうですね!行きましょう!」

 

 

 

 

 

 

〜講堂〜

 

 

 

愛「お、いたいた〜しおってぃ〜」

 

 

 

栞子「皆さん、こんにちは」

 

 

 

かすみ「しお子〜今日はスペシャルゲストを連れてきたよ〜」

 

 

 

栞子「スペシャルゲストですか?」

 

 

 

かすみ「うん!それではどうぞ!」

 

 

 

 

 

俺「久しぶり、栞子」

 

 

 

栞子「ぶ、部長!?どうして…帰ってくるのは明日では?」

 

 

 

かすみ「ふふ、しお子も同じリアクションしてる〜」

 

 

 

栞子「だ、だって」

 

 

俺「ちょっと飛行機の関係でな。早く帰ってこれたんだ」

 

 

栞子「そうだったのですか。お元気そうでなによりです」

 

 

 

俺「あぁ、栞子こそ。それよりみんなから転入生の話を聞いたんだけど、ランジュって子スクールアイドルをしに転入したんだって?」

 

 

 

栞子「えぇ、そうですね」

 

 

 

 

ランジュ「何を話してるの?」

 

 

 

栞子「あぁ、ランジュ」

 

 

 

俺「君がランジュ?」

 

 

 

ランジュ「そうだけど、あ、あなたたちスクールアイドル同好会よね、会いたかったわ!」

 

 

 

エマ「うん!私たちもだよ。聞いたよランジュちゃん、スクールアイドルをしに香港から日本に来たんだって」

 

 

 

ランジュ「えぇ、そうよ」

 

 

 

エマ「なら是非、うちの同好会に入らない?」

 

 

 

ランジュ「同好会に?」

 

 

 

エマ「うん!」

 

 

 

ランジュ「いや、ランジュ、同好会には入らないわ」

 

 

 

エマ「え?」

 

 

 

栞子「…」

 

 

 

ランジュ「同好会には活動の限界があるでしょ。だからランジュはスクールアイドル部を作ることにしたわ」

 

 

 

かすみ「部を作るってそんな簡単に作れるものじゃないはずです!」

 

 

 

 

ランジュ「無問題ラ。ランジュを持ってすればそれくらい簡単なことよ。ランジュが用意する最高の環境には部の存在が必要なのよ」

 

 

 

エマ「最高の環境…?」

 

 

 

 

ランジュ「そう、歌にダンス、それにデュエルと様々な分野からプロを用意して最高の環境を用意したわ。あなたたちのパフォーマンスは見せてもらったわ。あなたは磨けば輝く原石よ。だから部に来たらきっと飛躍的にレベルアップすること間違いないわ!だからあなたたちもみんな部に来るといいわ!」

 

 

 

 

歩夢「でも…それって…」

 

 

 

かすみ「か、かすみんは行きませんよ!」

 

 

 

ランジュ「どうして?こんなに最高の環境が整っているのに?」

 

 

 

かすみ「確かにプロの方々にいろいろ教えてもらえばきっと歌もダンスもすっごく上手くなるかもしれません。でも!それってなんていうかスクールアイドルらしくないっていうか…とにかくかすみんがやりたいことじゃないんです!」

 

 

 

ランジュ「ふーん、まぁあなたは来ないとして、他のみんなは来るでしょ?」

 

 

 

 

エマ「私も同好会に残りたいな。ランジュちゃんには悪いけど、私はこの同好会と同好会のみんなで活動することが大好きだから。」

 

 

 

愛「愛さんもかすかすに賛成だな」

 

 

 

かすみ「かすかすじゃなくてかすみんです!」

 

 

 

しずく「わ、私も同好会に残りたいです。一度なくなりかけたこの同好会を離れたくはないんです」

 

 

 

璃奈「私も…」

 

 

 

彼方「彼方ちゃんも折角ここまでやってきた同好会を離れるのはちょっとね〜」

 

 

 

果林「私もみんなと一緒に切磋琢磨してきたから続けてこれた。だから私も同好会に残りたい」

 

 

 

歩夢「私もプロとかそういうのよりも自分たちで何かを成し遂げようとすることに意味があると思う…だから…私も同好会に残る」

 

 

 

せつ菜「私も皆さんと思いは同じです。この同好会は何度も無くなりそうになった。けどその度に乗り越えてきた。その度に皆さんのことが大好きになりました。だから私も同好会に残ります」

 

 

 

歩夢「あなたも残ってるくれるよね?」

 

 

 

俺「あぁ、もちろんだ。俺もこの同好会が大好きだ。それにこれだけやってきて部長の俺だけ移籍なんて示しがつかないだろ?」

 

 

 

 

ランジュ「そう。まぁいいわ、でも栞子、あなたは来るわよね?」

 

 

 

栞子「私…ですか…」

 

 

 

ランジュ「親友のランジュが言ってるのよ、絶対に来るわよね?」

 

 

 

栞子「えぇと…その兼部というのはダメでしょうか?」

 

 

 

 

ランジュ「ダメよ、それじゃあ部の練習に身が入らないでしょ」

 

 

 

 

 

栞子「…少しだけ考えさせてもらえませんか?」

 

 

 

ランジュ「今ここで決めて」

 

 

 

栞子「いくらランジュの頼みでもこれだけは即答できません」

 

 

 

ランジュ「わかったわ、じゃあ明日には教えてちょうだい」

 

 

 

栞子「…わかりました」

 

 

 

 

ランジュ「…」

 

 

 

ミア「盛り上がってるところ悪いんだけど、ボクはスクールアイドルには興味ないからね」

 

 

 

俺「君は?」

 

 

 

ランジュ「この子はミア・テイラー、私の曲を作曲してもらうために連れてきたのよ」

 

 

 

ミア「本当、迷惑な話だよ」

 

 

 

俺「(テイラー?どこかで聞いたような名前だな)」

 

 

 

ミア「ランジュ、さっきの話だけど」

 

 

 

ランジュ「あぁ、そのことなら無問題ラ、あなたはランジュの歌の作曲だけでやってくれればいいわ。それじゃあ行くわよ、ミア」

 

 

 

ミア「はぁ〜めんどくさい」

 

 

 

そう言ってランジュとミアは立ち去っていった。

 

 

 

栞子「すみません、私も生徒会の仕事があるので失礼します」

 

 

 

俺「あぁ」

 

 

栞子は足早にその場を去っていった。

 

 

 

 

〜部室〜

 

 

 

かすみ「それでは先輩も帰ったきたことですし、練習をしましょう!!」

 

 

 

璃奈「おー」

 

 

 

 

俺「(ん?栞子からメッセージ…『お一人で生徒会室にきていただけますか?』か…)」

 

 

 

歩夢「どうかした?」

 

 

 

俺「あぁ、そういえば留学から戻ってきたら色々と手続きしないといけないんだった、悪いけどみんな先に練習しててくれ」

 

 

 

かすみ「えー、せっかく成長したかすみんを見せたかったのにー」

 

 

 

俺「あとでちゃんと見るからさ」

 

 

 

かすみ「絶対ですよー?」

 

 

 

 

俺は部室を後に生徒会室に向かった。

 

 

 

 

〜生徒会室〜

 

 

 

栞子「すみません、こんなところに呼び出してしまって」

 

 

 

俺「いや、全然いいよ」

 

 

 

栞子「…」

 

 

 

俺「さっきのことだろ?」

 

 

 

栞子「はい…」

 

 

 

俺「やっぱりな、そうだと思った」

 

 

 

栞子「…先程も言ったように私とランジュは幼馴染なんです。ランジュは昔からああいう感じで自分のやることが全て善だと思ってしまい相手に押し付ける癖があるんです。だから昔からそのせいでよく誤解をされていました。ランジュがいいことだと思っても相手にはとってはそうではない。そんなことが何度もありました」

 

 

 

俺「…」

 

 

 

栞子「ランジュが転入すると知ったのはあなたが留学に行ったあとしばらくしてからです。そして再会したのは昨日でした…。スクールアイドルをやるために香港からきたことは知っていました。だから私も同好会に入るものだと思っていました。」

 

 

 

俺「けど実際に話したら部を設立するって言われたってことか」

 

 

 

栞子「はい…驚きました。たしかに同好会と部では出来ることは部の方が多いです。しかし一定の成果を出していないのにいきなり部を設立することには私も反対しましたが、ランジュは一度決めたことは中々折れませんから」

 

 

 

俺「なるほど」

 

 

 

栞子「でも、決してランジュには悪意があるわけではありません。ただ不器用なんです。彼女は、私と同じで。だから…」

 

 

 

俺「だから?」

 

 

 

栞子「だから、そんな誤解のされやすいランジュの側にいてあげたいんです。ランジュには決して悪気があるわけではない。それを皆さんにわかって欲しくて…もちろん、ランジュが間違ったことをした時にすぐに止めるためにも私が側にいてあげないと…」

 

 

 

俺「側にいる適性か…。どっかで聞いた言葉だな」

 

 

 

栞子「そうですね…私が歩夢さんに言った言葉です」

 

 

 

俺「多分、栞子の心はもう決まってるんじゃないのか?」

 

 

 

栞子「え?」

 

 

 

俺「俺に遠慮はしなくていいよ。むしろ栞子の本心が聞きたい」

 

 

 

 

栞子「私の本心…。そうですね…。同好会の皆さんには心の底から感謝しています。同好会を無くそうとしたこんな私を皆さんは受け入れてくれました。本当に感謝しても感謝しきれません…。けどやはりランジュを放っておくことはできません。私は彼女の側にいてあげたい…だから…私は…スクールアイドル部に行きたいです」

 

 

 

 

 

 

俺「そうか、やっぱりな」

 

 

 

栞子「すみません…」

 

 

 

俺「別に謝る事じゃないよ。幼馴染が側にいてくれる大切さは俺がよくわかってるからさ」

 

 

 

栞子「…」

 

 

 

俺「だから全然、部に移るのは悪い事じゃないよ。栞子は栞子がやりたいようにやれば良いと思う」

 

 

 

栞子「部長…」

 

 

 

俺「でも、もし同好会に帰ってきたくなったら俺はいつでも大歓迎だから。あ、もちろん、ランジュとミアも連れてきてもいいからな」

 

 

 

栞子「……はい!ありがとうございます!!」

 

 

栞子は涙目になっていた。

 

 

俺「そうと決まれば同好会のみんなにも言わないとな」

 

 

 

栞子「そうですね…」

 

 

 

 

 

その時、生徒会室のドアが開く。

 

 

 

かすみ「話なら全部聞いたよ、しお子」

 

 

 

栞子「かすみさん?それに皆さんも?」

 

 

 

俺「なんだ、全部聞かれてたのか」

 

 

 

かすみ「そうですよ!あんな不自然な出ていき方したらなんかあるなってわかりますよ!それにしお子!そういうことなら早く相談してくれればいいのに!」

 

 

 

栞子「す、すみません…」

 

 

 

しずく「まぁまぁかすみさん、誰にも相談しにくいことはあるから」

 

 

 

愛「そうそう、みんな、かすかすみたいになんでも言えるとは限んないだよ」

 

 

 

かすみ「かすかすじゃなくてかすみんです!あとかすみんだって秘密くらいありますから」

 

 

 

果林「でも栞子ちゃん」

 

 

 

栞子「何でしょう?」

 

 

 

果林「あなたが同好会から部に行ったとしても私たちとの絆や繋がりがなくなるわけじゃない。だから困ったことがあったらいつでも相談に乗るわよ」

 

 

 

璃奈「離れてても気持ちはずっと繋がってる」

 

 

 

エマ「うん!私たちは同じスクールアイドル、それに何より友達だからね」

 

 

 

彼方「そうそう、やりたいことのために旅立つ仲間を見送ってあげるのも友達の役目だよね〜」

 

 

 

せつ菜「そうですね、スクールアイドルのことだけじゃなく、また生徒会の仕事で困ったことがあったらいつでも言ってください!」

 

 

 

歩夢「だから栞子ちゃん、安心して。確かに栞子ちゃんがいなくなるは寂しいけど、でも私たちは栞子ちゃんのこと応援するから!」

 

 

 

 

栞子「皆さん…ありがとうございます!」

 

 

 

かすみ「あぁ、もうしお子、泣くことないのに〜」

 

 

 

栞子「す、すみません…」

 

 

 

かすみ「もう、かすみんも釣られて泣きそうになるじゃん〜」

 

 

 

しずく「かすみさん、どうどう。栞子さん、はい、ハンカチ」

 

 

 

栞子「ありがとうございます…」

 

 

 

俺「それじゃあ、練習するか。栞子ももちろん来るよな?」

 

 

 

栞子「えぇ!」

 

 

 

それから栞子を入れた最後の練習が行われた。

 

 

そして…

 

 

 

栞子「皆さん、短い間でしたが本当にお世話になりました」

 

 

 

エマ「またいつでも部室に遊びにきてよ」

 

 

 

栞子「はい、ありがとうございます!」

 

 

 

彼方「部でもあんまり無茶しちゃダメだよ〜」

 

 

 

栞子「はい、わかりました」

 

 

 

璃奈「いつか同好会と部でライブとかできたらいいな」

 

 

 

栞子「そうですね、その時はまた一緒に歌ってください」

 

 

 

愛「もち!その時まで愛さんたちもスクールアイドル部に負けないくらい頑張るからね!」

 

 

 

俺「それじゃあ栞子、また」

 

 

 

栞子「はい!」

 

 

 

 

こうして栞子は同好会から部へ移籍した。

 

 

 

翌日…

 

 

 

尊「よ!久しぶり!」

 

 

俺「おぅ、尊。元気そうだな」

 

 

尊「君もね、あっちでの生活はどうだった?」

 

 

俺「楽しかったよ、本当色々な新しいことばっかで」

 

 

尊「そうか、そういえば君が留学に行ってすぐ栞子ちゃん大変だったんだよ」

 

 

 

俺「あぁ、前に同好会のみんなに電話した時聞いたよ。副会長さらわれたんだったっけ?」

 

 

 

尊「そうそう、まぁそれも芝居だったんだけどね」

 

 

 

俺「尊もその時いろいろと動いてくれたみたいでありがとうな」

 

 

 

尊「いや、僕は大したことしてないよ。それよりあっちでスペクターとデュエルしたって本当?」

 

 

 

俺「あぁ、しかも電脳空間でデュエルするっていうな。すごい体験だったよ」

 

 

 

尊「そっかでも無事でよかったよ」

 

 

 

俺「あぁ、けどスペクターはあいつはあいつで色々背負ってるんだなってわかったんだ」

 

 

 

尊「そうなんだ…。ん?なんかデュエル場が騒がしいね、行ってみよう」

 

 

 

俺「あぁ」

 

 

 

 

〜デュエル場〜

 

 

 

かすみ「あ!先輩〜」

 

 

 

彼方「大変だよ〜部長〜」

 

 

 

俺「かすみ、それにもみんなも」

 

 

 

尊「どうかしたの?」

 

 

歩夢「それが…」

 

 

かすみ「どうこうも、あのランジュって人めちゃくちゃです!このデュエル場は今日からプロのデュエリストの人としかデュエルできないって言い始めて」

 

 

しずく「それで今、プロのデュエリスト用にデュエル場のセッティングをし始めたんです…」

 

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード がくぶる」

 

 

 

 

そこへ人混みをかき分け栞子がやってくる。

 

 

 

栞子「すみません、失礼します、ちょっと通してください」

 

 

 

俺「栞子」

 

 

 

栞子「皆さん…これは一体」  

 

 

 

かすみ「しお子ー!あのランジュって人に言ってよ!デュエル場は自由に使わせてって」

 

 

 

かすみは栞子に事情を説明した。

 

 

 

 

栞子「なるほど…それは確かに困りますね。わかりました、私がランジュに直接言います」

 

 

 

 

かすみ「うん!ガツンとね!ガツンと!」

 

 

 

 

 

 

栞子「ランジュ!これは一体どういうことです?」

 

 

 

ランジュ「栞子、来たのね!部に来てくれて安心したわ。」

 

 

 

栞子「えぇ。それよりこれはどういうことです?」

 

 

 

ランジュ「どういうことって、言ったでしょ。部の活動にデュエルのプロも呼ぶって。部の活動のついでにこのデュエル場をプロ仕様にしてあげてるのよ」

 

 

 

栞子「それはともかく、聞きましたよ今日からこのデュエル場はプロの方としかデュエルできないって本当ですか?」

 

 

 

ランジュ「えぇそうよ。でもプロのデュエリストとデュエルすればデュエルの腕を飛躍的に上がるはずよ。それにこんなに大勢のプロのデュエリストとデュエルできる機会なんて滅多にないでしょ?ランジュはそんな機会を与えてあげたのよ」

 

 

 

栞子「確かにプロの方とデュエルできるのはとても貴重だと思いますが、しかし全てのデュエルをプロの方とやるのは違うのではないでしょうか?」

 

 

 

ランジュ「そう?デュエルは勝つことが全てでしょ?だったらプロに相手してもらって強くなれればそれでいいじゃない?」

 

 

 

栞子「違います!デュエルは勝つことが全てではありません!デュエルはもっと自由なものです」

 

 

 

ランジュ「そうかしら?とにかくもう決めたことだし、部の練習のためにこのデュエル場も変えてあげたんだから、これでみんな喜ぶでしょ?」

 

 

 

かすみ「そんなの全然嬉しくないです!かすみんはもっと自由にデュエルがしたいんです!」

 

 

 

ランジュ「無問題ラ、きっとすぐに気にいるわよ」

 

 

 

かすみ「先輩〜ダメです〜なんとかしてください」

 

 

 

俺「そうだな」

 

 

 

栞子「部長?」

 

 

 

俺「栞子、ここは俺に任せて」

 

 

 

栞子「すみません、昨日あんなことを言ったばかりなのに…。」

 

 

 

俺「気にするな。それにこれは学校全体に関わる事だから。だから栞子が一人で抱え込む必要はないよ」

 

 

栞子「はい…」

 

 

 

俺「ランジュ」

 

 

 

ランジュ「あなたは確か同好会の部長だったわね、何の用?」

 

 

 

俺「話は聞いてたよ。君がこの学校のみんなを強くしてくれようとした気持ちはありがたい。けどプロのデュエリストと戦うだけが強くなれる方法じゃない。色んな人とデュエルして色んな人と繋がってそうやって強くなることだってできる。特にニジガクのみんなは自由なデュエルを望んでいる。だからみんなには自由にデュエルさせて欲しいんだ」

 

 

 

ランジュ「さっきも言ったけどそれは無理ね」

 

 

 

俺「わかった、なら俺とデュエルしよう。俺が勝ったらデュエル場は好きに使わせてもらう。もし俺が負けたらデュエル場はランジュの言う通りにしていい。デュエルのことはデュエルで決める。筋は通ってると思うけど?」

 

 

 

ランジュ「無問題ラ、それでいいわ。まぁ、ランジュが負けるなんてありえないから」

 

 

 

 

 

2人はデュエル場に上がる。

 

 

 

 

かすみ「先輩ー!絶対に勝ってくださいねー!」

 

 

 

俺「あぁ」

 

 

 

ランジュ「いくわよ!」

 

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

 

互いのライフは4000

 

 

 

 

ランジュ「先攻はあなたに譲るわ」

 

 

 

 

俺「俺のターン。レディ・デバッガーを召喚。効果発動!デッキからレベル3以下のサイバースを手札に加える」

 

 

 

ランジュ「ならこの瞬間、手札の灰流うららを捨てて効果発動!レディ・デバッガーの効果を無効にするわ!」

 

 

 

かすみ「あのランジュって人、なんてカードを入れてるんですか」

 

 

 

ランジュ「そのカード、あなたのデッキの起点みたいだけど。起点を止められてどうするつもり?」

 

 

 

俺「手札のサイバース・コンバーターの効果、自身を特殊召喚する。さらにフィールドにサイバースが2体いることによりサイバース・ホワイトハットを特殊召喚する。現れろ!未来を導くサーキット!」

 

 

 

しずく「先輩リンク召喚がきます!」

 

 

 

俺「召喚条件はサイバース2体!リンク召喚!リンク2、スプラッシュ・メイジ!」

 

 

 

ランジュ「へぇ、これがあなたのリンク召喚」

 

 

 

俺「スプラッシュ・メイジの効果!墓地からレディ・デバッガーを特殊召喚する!再び現れろ!未来を導くサーキット!リンク召喚!リンク3!トランスコード・トーカー!」

 

 

 

しずく「コード・トーカーモンスターが来ました!」

 

 

 

彼方「部長の連続リンク召喚は健在だね〜」

 

 

 

俺「続けてトランスコード・トーカーの効果、墓地からスプラッシュ・メイジを特殊召喚する!三度現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件は属性の異なるサイバース族モンスター2体以上!俺は水属性リンク2のスプラッシュ・メイジと光属性のサイバース・ホワイトハットをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3!デコード・トーカー・ヒートソウル!」

 

 

 

 

尊「きた!!デコード・トーカー・ヒートソウル!!」

 

 

 

ランジュ「意外とやるわね」

 

 

 

俺「トランスコードの効果により自身とヒートソウルの攻撃力は500アップし、ヒートソウルは自身の効果でさらに攻撃力を500アップする。そしてヒートソウルのさらなる効果、ライフを1000支払い1枚ドローする。」

 

 

 

俺のライフが4000から3000に減る。

 

 

 

俺「カードを2枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

 

ランジュ「灰流うららで起点を止めてもここまで動くなんてそれなりにやるみたいね。でもランジュのデュエルの前じゃ無駄な足掻きよ。ランジュのターン、ドロー。魔法カード 成金ゴブリンを発動!あなたのライフを1000回復させる代わりに1枚ドローするわ。」

 

 

 

俺のライフが3000から4000になる。

 

 

 

ランジュ「さらに魔法カード 増援を発動!デッキから閃刀姫レイを手札に加えるわ。」

 

 

 

俺「ランジュが使うデッキは閃刀姫デッキ…」

 

 

 

ランジュ「続けて閃刀起動ーエンゲージを発動!デッキから閃刀術式ーアフターバーナーを手札に加える。そして閃刀姫レイを通常召喚!現れなさい!ランジュを輝かせる閃光のサーキット!召喚条件は炎属性以外の閃刀姫モンスター1体!リンク召喚!リンク1!閃刀姫ーカガリ!」

 

 

 

 

俺「くっ」

 

 

 

 

ランジュ「カガリの効果!墓地からエンゲージを手札に戻すわ。そして再びエンゲージを発動!デッキから閃刀機ーウィドウアンカーを手札に加えるわ!」

 

 

 

かすみ「ぐぬぬ、相手も順当に盤面を揃えてますね…」

 

 

 

ランジュ「そして手札の閃術兵器ーH.A.N.Pの効果!あなたのトランスコード・トーカーをリリースしてあなたのフィールドにこのカードを特殊召喚するわ!」

 

 

 

俺「懐獣に似たような効果を持っているのか」

 

 

 

 

ランジュ「続けて魔法カード 閃刀術式ーアフターバーナーを発動!デコード・トーカー・ヒートソウルを破壊するわ!そしてアフターバーナーのさらなる効果であなたの伏せカード1枚を破壊する!」

 

 

 

俺「ならばヒートソウルの効果!ライフを1000支払い1枚ドローする!」

 

 

 

俺のライフが4000から3000に減る。

 

 

 

 

ランジュ「なら続けて速攻魔法 閃刀機ーウィドウアンカーを発動!このカードによりあなたのフィールドのH.A.N.Pを効果を無効にしてエンドフェイズまでそのコントロールを得るわ!」

 

 

 

しずく「これで先輩のフィールドはガラ空き…」

 

 

 

かすみ「2体のモンスターの攻撃を食らった一巻の終わりですよ」

 

 

 

 

歩夢「大丈夫…あの子ならきっと…」

 

 

 

ランジュ「勝負あったわね!少しはやると思ったけど思い違いみたいね。バトル!H.A.N.Pでダイレクトアタック!」

 

 

 

俺「そうはさせない!罠発動!リコーデット・アライブ!」

 

 

 

ランジュ「何んですって!?」

 

 

 

俺「墓地のトランスコードを除外してEXデッキからエクスコード・トーカーを特殊召喚する!」

 

 

 

ランジュ「無問題ラ、H.A.N.Pでエクスコード・トーカーを攻撃!」

 

 

 

俺「くっ」

 

 

 

俺のライフが3000から2800に減る。

 

 

 

ランジュ「続けて閃刀姫カガリでダイレクトアタック!カガリは自身効果で攻撃力2000よ!」

 

 

 

 

俺「ぐっ」

 

 

 

 

俺のライフが2800から800に減る。

 

 

 

 

ランジュ「メインフェイズ2、ランジュはカガリ1体でリンク召喚!リンク1、閃刀姫ーシズク!」

 

 

 

 

かすみ「しず子、呼ばれてるよ」

 

 

 

しずく「もう、ふざけてる場合?先輩のデュエルに集中しないと」

 

 

 

かすみ「わ、わかってるよ!」

 

 

 

ランジュ「カードを1枚セット。ランジュはこれでターンエンド。この瞬間、シズクの効果でデッキから閃刀機ーホーネットビットを手札に加えるわ」

 

 

 

俺「俺のターン、ドロー。サイバース・ガジェットを召喚、そして効果発動!墓地からサイバース・コンバーターを特殊召喚する!」

 

 

 

 

ランジュ「そうはさせないわ。速攻魔法 閃刀機ーウィドウアンカーを発動。あなたのサイバース・ガジェットの効果を無効にしてコントロールを得るわ。」

 

 

 

かすみ「むー!またあのカードを!」

 

 

 

ランジュ「このカードもあなたのデッキの起点みたいね、さぁどうする?」

 

 

 

俺「それも想定済みだ」

 

 

 

ランジュ「!?」

 

 

 

俺「墓地のサイバース2体を除外してデクレネード・バスターを特殊召喚する。そして手札のパックアップ・セクレタリーの効果、自身を特殊召喚する!」

 

 

 

かすみ「効果モンスターが3体!ということは先輩のエースモンスターがきます!」

 

 

 

俺「いや、俺が留学で手に入れた新たな力を見せてやる!まずは墓地のリコーデット・アライブの効果、このカードを除外して、除外されているトランスコードをフィールドに呼び戻す!現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件はレベル2以上のサイバース族2体!俺はバックアップ・セクレタリーとデクレネード・バスターをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2!アップデート・ジャマー!」

 

 

 

歩夢「アップデート・ジャマー…あの子の新しいリンクモンスター…」

 

 

 

ランジュ「ふん、そんなモンスターこけおどしよ」

 

 

 

 

俺「再び現れろ!未来を導くサーキット!アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はリンク2のアップデート・ジャマーと閃術兵器ーH.A.N.Pをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク3!デコード・トーカー!!」

 

 

 

かすみ「来ました!先輩のデコード・トーカー!!」

 

 

 

しずく「でもなぜトランスコードのリンク先ではなく、シズクのリンク先に?」

 

 

 

俺「ここでトランスコード・トーカーの効果発動!墓地からアップデート・ジャマーを特殊召喚する!」

 

 

 

ランジュ「くっ。でもシズクの効果であなたのモンスターはランジュの墓地の魔法カードの数×100攻撃力がダウンしてるわ」

 

 

 

俺「わかっている。バトルだ!デコード・トーカーで閃刀姫ーシズクを攻撃!この瞬間、アップデート・ジャマーの効果発動!1ターンに1度サイバースがバトルする時、このカード以外の全てのカードの効果は無効になり、さらにそのバトルの際に互いのモンスターの攻撃力と守備力は元々の数値になる!」

 

 

 

ランジュ「なんですって!?」

 

 

 

俺「いけ!デコード・トーカー!デコード・エンド!」

 

 

 

 

ランジュ「くっ」

 

 

 

ランジュライフ4000→3200

 

 

 

俺「アップデート・ジャマーの更なる効果によりランジュに1000のダメージを与える!」

 

 

 

ランジュ「くっ」

 

 

 

ランジュライフ3200→2200

 

 

 

俺「さらにアップデート・ジャマーをリンク素材としたモンスターは2回攻撃ができる!」

 

 

 

 

ランジュ「そうはさせないわ!墓地のレイの効果!自身を特殊召喚するわ!さらにレイをリリースしてEXデッキから閃刀姫ーカイナを特殊召喚するわ。特殊召喚されたカイナの効果!あなたのモンスター1体を対象に取り、そのモンスターをターンの終了まで攻撃できなくするわ。」

 

 

 

俺「それは読んでいた」

 

 

 

ランジュ「!?」

 

 

 

俺「トランスコード・トーカーが相互リンクしている時、自身と相互リンク先のモンスターは効果の対象に取れない。よって今、ランジュが選べるモンスターはデコード・トーカーだけだ」

 

 

 

ランジュ「くっ、いいわ。私はデコード・トーカーを選択するわ」

 

 

 

俺「バトル再開だ。アップデート・ジャマーでサイバース・ガジェットを攻撃!トランスコードの効果でアップデート・ジャマーの攻撃力は2500だ!」

 

 

 

ランジュ「ぐっ」

 

 

 

ランジュライフ2200→1100

 

 

 

俺「トドメだ!トランスコード・トーカーで閃刀姫ーカイナを攻撃!トランスコード・フィニッシュ!!」

 

 

 

 

ランジュ「そんな…ランジュが負ける…?」

 

 

 

ランジュライフ1100→0

 

 

 

 

 

かすみ「やったー!先輩の勝ちです!」

 

 

 

彼方「うんうん、よくやったよ〜」

 

 

 

歩夢「あなたなら勝つって信じてたよ」

 

 

 

俺「ありがとう。ランジュ、約束通りこれからデュエル場は自由に使わせてもらうよ」

 

 

 

ランジュ「…」

 

 

 

俺「ランジュ?」

 

 

 

ランジュ「このランジュを倒すなんて…」

 

 

 

栞子「ランジュ、これが彼の実力です。これであなたもわかったでしょう」

 

 

 

 

ランジュ「…わかったわ。約束は守るわ。これからは好きに使えばいいわ。でも元々ランジュたち部のために用意したプロのデュエリストはランジュたちだけがデュエルするから」

 

 

そういってランジュは立ち去った。

 

 

 

栞子「ランジュ!すみません、私はランジュを追います」

 

 

 

俺「あぁ」

 

 

 

 

 

 

かすみ「まぁ何はともあれ、これでデュエル場は自由に使えますよー」

 

 

 

璃奈「プロのデュエリストとデュエルできなくて部長残念じゃない?」

 

 

 

俺「いや、平気だよ。確かにちょっとデュエルしたい気持ちもあったけど。けど、みんなと楽しくデュエルできる方が大事だからな。みんなで楽しくデュエルできる大切さは俺たちがよくわかってるからな、な?歩夢、尊」

 

 

 

歩夢「うん、そうだね」

 

 

 

尊「楽しくやるデュエルに勝るものはないよ」

 

 

 

 

俺「だからきっといつかランジュにもその楽しさを知ってほしい…」 

 

 

 

歩夢「でもきっとあなたなら、いや、あなたと私たちならきっとわかってもらえるよ」

 

 

 

俺「あぁ、そうだな」

 

 

 

歩夢「うん!」

 

 

 

 

to be continued…

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