ミアがライブをしてから数日後…
かすみ「で!なんで当然のようにミア・テイラーが同好会の部室にいるんですか?」
ミア「ボクがいたいから。それ以上理由が必要?」
かすみ「必要!大体、あなたは部の人間でしょうが!」
ミア「別に、あれはランジュが勝手にやったことだし、元よりボクは部に入ったって思ってなかったし」
かすみ「ぐぬぬ」
しずく「まあまあかすみさん落ち着いて」
俺「そうそう、せっかく来てくれんだ。そんなに喧々するなって」
璃奈「私もミアちゃんが来てくれて嬉しい」
ミア「ボクも璃奈に会えて嬉しいよ」
かすみ「本当、りな子の前では大人しいんだから…」
俺「それにこれからミアが作曲を手伝ってくれるらしいからさ」
かすみ「作曲をですか?」
ミア「そう、ベイビーちゃん、音楽には全然疎いらしいからね。璃奈には恩があるし、それくらいはeasyだよ」
かすみ「ぐぬぬ」
璃奈「私、ミアちゃんが作ってくれた歌、歌うの楽しみ」
ミア「ボクも璃奈に早く歌ってもらいたよ」
俺「そういうことだから、よろしくな、かすみ」
かすみ「ま、まぁ先輩がそこまで言うなら仕方ないですね」
果林「(かすみちゃんとミア、案外似たものかもしれないわね)」
〜スクールアイドル部、部室〜
ランジュ「…」
栞子「ランジュ…どうかしました?」
ランジュ「どうして…どうしてミアは…」
栞子「ミアさんはご自身のやりたいことのために部を離れたのだと…」
ランジュ「歌いたいのなら部でランジュと競い合って歌えばいいじゃない、そうすればテイラー家の顔に泥を塗る心配だってないでしょ。このランジュに認められてライブをするんだから」
栞子「ミアさんがやりたいことはそうじゃなかったんですよ。ただ純粋に歌を楽しむ、それをしたかったんですよ」
ランジュ「じゃあ栞子はなんで部にいるの?」
栞子「え?」
ランジュ「栞子は自由に歌えてないじゃない、なのにどうして部にいれるのよ」
栞子「それは…。歌うことより私はランジュ、あなたの側にいたいと思ったらです」
ランジュ「!?そう…」
栞子「そうです」
ランジュ「…」
栞子「ランジュ…?」
ランジュ「何でもないわ、さぁ練習をしましょう」
栞子「えぇ」
〜同好会部室〜
かすみ「それで、ミア子は同好会に入るの?入らないの?」
ミア「ミア子?この学園じゃボク3年だから先輩なんだけど」
かすみ「でも、しお子から聞いたよ。あっちで飛び級したから3年らしいけど、本当は14歳だって。つまりかすみんより年下でしょ。だからミア子だよ」
ミア「はぁ」
かすみ「で、入るの?入らないの?」
俺「ま、まぁそんなに急いで決めることでもないし、しばらく同好会の様子を見てからでもいいんじゃないか?」
かすみ「いいんですか?それで」
俺「あぁ、無理に入って、なんか違ったってなっても申し訳ないし、じっくり考えてもらった方がいいと思う」
かすみ「まぁそれも一理ありますね。いい?ミア子、よーく考えるんだよ」
ミア「はいはい、わかってるよ」
果林「珍しいわね、普段なら積極的に勧誘しそうなのに」
俺「え?あぁ…ちょっとな」
歩夢「もしかしてランジュちゃんのこと気にしてる?」
俺「あぁ」
歩夢「やっぱり」
俺「前に栞子が言っていた。ランジュは昔から誤解されてやすくて周りの人はどんどん離れていったって」
歩夢「ランジュちゃんの側にいるために栞子ちゃんは部に行ったんだもんね…」
俺「あぁ、そんなランジュの元からまたミアが離れたって知ったら…」
歩夢「ランジュちゃん…きっと悲しむよね」
俺「あぁ。まだランジュのことわかってない状態で無理にミアを誘っても、ランジュとの関係が拗れるだけだと思う。」
歩夢「だからミアさんが同好会に入るのはランジュちゃんとの問題が解決してからでも遅くないってことだよね?」
俺「あぁ」
歩夢「私もそう思う」
果林「ふふ、優しいのね、あなたたち」
〜廊下〜
俺「栞子」
栞子「部長?」
俺「ちょうどよかった。ちょっといい?」
栞子「えぇ」
俺「最近、ランジュの様子はどう?」
栞子「ランジュですか…。そうですね、ミアさんのライブ以降、良いとは言えませんね」
俺「やっぱりか」
栞子「気づいていたのですか?」
俺「いや、多分そうなんじゃないかって」
栞子「…」
俺「前に栞子は、ランジュは昔から誤解されやすくて、そのせいでランジュの周りから人が離れていったって言ったよね。ミアがランジュのせいで離れていってないにしろ、また1人ランジュの元から離れたことは事実だから。だから悲しんでいるんじゃないかって」
栞子「悲しんでいる…そうかもしれませんね…」
俺「俺たちはそんなランジュの力になりたいって思ってる」
栞子「ランジュのですか?」
俺「あぁ、同じスクールアイドルが好きな仲だろ放っておけないよ」
栞子「ありがとうございます。ですが、まずは私がなんとかしてみます。ランジュのことも、またランジュが同好会のやり方を認めてもらえようにすることも。いつまでも皆さんの力に頼りきりではいけませんし」
俺「わかった。けど困ったことがあったらいつでも頼ってくれていいから」
栞子「ありがとうございます。では失礼します」
俺「あぁ」
〜部室〜
歩夢「栞子ちゃん、どうだった?」
俺「ランジュの様子はやっぱりミアのライブ以降違うみたいだけど、まずは自分でなんとかしてみるって」
歩夢「そっか」
俺「けど、俺たちもただ栞子を待っているだけじゃダメだと思う。だから俺たちは俺たちにできることをしよう」
歩夢「うん!そうだね」
栞子「どうしたらランジュに同好会のやり方を認めてもらえるのか…」
ランジュ「栞子!」
栞子「ランジュ?」
ランジュ「話があるの」
〜生徒会室〜
栞子「話って一体」
ランジュ「さっきあの子と話してたわよね」
栞子「え、えぇ」
ランジュ「それだけじゃない、ミアが部から離れる時、その場にいながら何もしなかったよわね」
栞子「そ、それは…ミアさんの意志を尊重して」
ランジュ「そんなの言い訳だわ。あの子はプロなのよ、だったらランジュが用意した最高の環境にいた方がいいに決まってるわ!栞子も適性適性って昔から言ってたじゃない」
栞子「えぇ、ですが必ずしも適性が全てとは限りません」
ランジュ「栞子は同好会とランジュ、どっちの味方なのよ!」
栞子「どっちのって…私は別にどちらの敵でもありませんし、どちらの味方ですよ」
ランジュ「そんなのダメよ。どっちかにして」
栞子「そんなの決められませんよ。それにミアさんが離れたのはミアさんがやりたいことを見つけたからであって、それを応援するのが生徒会長としての私の勤めだと思います」
ランジュ「そんなことないわよ、ミアも同好会のみんなももっともっと競い合って頂点になった者がライブを勝ち取れる。そうすればもっともっとあの子たちは輝けるのよ!栞子、あなただってそうよ」
栞子「…」
ランジュ「栞子?」
栞子「私には…」
ランジュ「言いたいことがあるなら言いなさいよ」
栞子「私にはあなたの特別なやり方はできません!」
ランジュ「栞子…?」
栞子「皆さんだってそうです。あなたのような特別なやり方ができるんわけじゃないんです!」
ランジュ「栞子…」
栞子「すみません…少し…言いすぎました…」
ランジュ「そう…栞子までランジュを特別扱いするのね」
ランジュはそう言って部室を出て行った
栞子「ラ、ランジュ…待ってください!」
栞子があとを追って部室を出た時にはすでにランジュの姿はなかった。
栞子「私…なんてことを…」
〜練習場〜
エマ「そろそろ部か使う時間だけど…」
彼方「栞子ちゃんたち来ないね…」
ミア「ま、ランジュのことだ。どこかで油売ってるんじゃない?それに栞子が付き合ってるんでしょ」
数分後…
かすみ「ぜっんぜっん来ませんねーこれならかすみんたち、もっと練習できたじゃないですか」
歩夢「どうする?」
俺「なんか嫌な予感がする。俺、栞子たちを探してくる。みんなは先にデュエル場に行っててくれ」
歩夢「なら、私も一緒に探す」
愛「愛さんも!」
せつ菜「私も行きます!」
俺「いや、俺の思い違いかもしれないし…」
果林「こういう時のキミの勘ってあたるのよね」
かすみ「たしか、えぇーと」
璃奈「リンクセンス」
かすみ「あー、それそれ」
彼方「だから彼方ちゃんたちも探すよ〜」
俺「わかった、ありがとうみんな」
俺たちはランジュたちを探した。
一方…
栞子「ランジュ…ランジュ…どこにいるんですか」
歩夢「栞子ちゃん!?」
栞子「歩夢さん!?」
歩夢「よかった、こんなところにいたんだ。練習場に来なかったから心配したんだ…」
栞子「そうでしたか…」
歩夢「あれ、ランジュちゃんは一緒じゃないの?」
栞子「ランジュは…ランジュは…」
歩夢「栞子ちゃん?」
栞子の意思に反して、栞子の眼から涙が溢れていた。
歩夢「栞子ちゃん…」
栞子「歩夢さん…私…」
歩夢は何も言わずに栞子を抱き寄せた。
歩夢「無理しなくていいんだよ。」
栞子「…はい」
栞子はランジュとの間にあったことを歩夢に全て話した。
歩夢「そっか…大変だったよね」
栞子「いえ、これは私の至らなさが招いたことです…」
歩夢「そんなことないよ。栞子ちゃんは十分すぎるほど頑張ったよ。同好会と部の間に板挟みになって辛かったよね」
栞子「…」
歩夢「栞子ちゃん、栞子ちゃんが1番したいことは何?部とか同好会とか関係なく栞子ちゃんの気持ちが知りたいの」
栞子「ランジュと…ランジュと仲直りがしたいです!」
歩夢「だよね。だったら仲直りしよう」
栞子「そんな簡単にいくでしょうか?」
歩夢「それはわからない。でも栞子ちゃんとランジュちゃんなら簡単じゃなくてもきっと仲直りできる。2人はお互いを思い合ってる幼馴染なんでしょ?」
栞子「えぇ」
歩夢「なら大丈夫。私とあの子だって仲直りできたんだからきっと大丈夫だよ」
栞子「強いんですね、歩夢さんは…」
歩夢「そんなことないよ。でも強くしてくれた人たちはいるかな」
栞子「同好会の皆さんですか?」
歩夢「そう、同好会のみんながいなかったら今の私はないの」
栞子「やっぱり素晴らしいですね、同好会の皆さんは」
歩夢「うん!」
栞子「ですが、どうしたらいいのでしょうか?」
歩夢「私たちと栞子ちゃんが分かり合えるきっかけになったのは何?」
栞子「デュエル…」
歩夢「そう、話し合いだけじゃなくても自分の思いを伝える方はいくらでもあるよ」
一方…
かすみ「先輩!いました!あそこです!」
俺「ランジュ!」
ランジュ「あなたたち…ランジュに何の用?」
俺「練習場に来なかったけど」
ランジュ「そんな気分にならなかったのよ」
俺「栞子と何かあったのか」
ランジュ「!?…あなたたちには関係ないでしょ!」
俺「やっぱり何かあったんだ」
ランジュ「放っておきなさないよ!」
俺「放っておけないよ」
ランジュ「どうして?ランジュが特別だから?」
俺「ランジュが特別とかそんなこと関係ない、君と俺たちは同じスクールアイドルが大好きな仲だ。だから困ってるなら助けるそれだけだ」
ランジュ「…とにかくランジュに構わないで」
ランジュはそう言って立ち去っていった。
かすみ「いいんですか?先輩」
俺「今のランジュには何を言っても逆効果だと思う。栞子と何かあったことは確実だ。まずは栞子に話を聞こう」
せつ菜「それがいいですね」
〜同好会部室〜
俺「歩夢、それに栞子も」
栞子「皆さん…」
俺「歩夢から話は聞いたよ。大変だったよな」
栞子「…」
歩夢「ランジュちゃんなんだって?」
俺「今は話を聞いてくれる感じじゃなかった」
栞子「やっぱり…」
かすみ「あぁ、もうしお子のせいじゃないってば!」
栞子「いえ、私のせいです。ランジュはきっと特別扱いされるのが嫌だったんです。昔からランジュは才能に溢れていました。それ故に周りから特別扱いされ、そしてだんだんと孤立していった」
果林「ランジュを特別扱いせずに側にいてくれた存在、それが栞子ちゃんだったってことね」
栞子「私はランジュの思いを裏切ったんです」
歩夢「そんなことないよ、幼馴染を特別扱いするなんて普通だよ」
栞子「でもランジュはそれを嫌がっていた」
歩夢「…」
俺「伝えよう、栞子の気持ちを」
栞子「えぇ、ですが今の状態でデュエルをしてくれるのでしょうか?」
俺「デュエルをしてくれないなら、まずは栞子の気持ちをランジュの耳に入るようにしないとな」
栞子「!?」
かすみ「そうだよ、しお子、ライブだよ、ライブ!」
璃奈「ライブに栞子ちゃんの思いを乗せればきっと伝わるよ」
栞子「ですが、そんなに急に…」
そこへ
ミア「話は聞いてたよ」
ミアが部室に入ってくる。
栞子「ミアさん?」
ミア「全くランジュは本当、人騒がせだよね。栞子とちょっと特別扱いされたくらいでさ」
栞子「…」
ミア「ボクがスランプになった時はお構いなしにグイグイ来たくせに」
栞子「そうでしたね…すみません」
ミア「別に栞子が謝ることじゃないよ。あれがランジュなんでしょ?」
栞子「えぇ、まぁ」
ミア「それにボクはランジュに感謝してないわけじゃないからね」
栞子「え?」
ミア「ランジュのあの強引さがなければボクはこの学園に来ていなかった。そしてこの学園に来ていなかったらテイラーの重圧にずっと負けていた。だからランジュがボクを虹ヶ咲に連れ来てくれたことには感謝してる。虹ヶ咲学園に来なきゃ璃奈や同好会のみんなには会えてなかったからね」
栞子「ミアさん…」
ミア「ま、それに栞子にはこの前迷惑をかけた借りがあるしね。作曲ならボクに任せてよ。あとランジュにこのまま振り回されてままなのも気に入らないからね」
栞子「ありがとうございます。でも作曲って…」
俺「そうだな、どうせなら新しい曲でランジュに思いを伝えよう」
栞子「皆さん…ありがとうございます!」
せつ菜「そうと決まればまずは作詞です!栞子さん、あなたの思いを存分に聞かせてください!」
栞子「はい!」
一方…
ランジュ「栞子にとってもランジュは特別だった…。どうしてよ…ランジュはただ普通にみんなと仲良くしたいだけなのに…なんで…。これなら虹ヶ咲に来るんじゃなかった…。そうだわ…」
数日後…
ミア「急拵えだけどなんとか形になってきたね」
栞子「はい!皆さんのおかげです!」
そこへかすみ、せつ菜、愛が勢いよく部室に入ってきた。
かすみ「大変です!」
栞子「かすみさん?」
かすみ「スクールアイドル部、解散したらしいです!」
栞子「え!?」
エマ「そんな急すぎるよ」
彼方「彼方ちゃんもびっくりしてお眼目ぱっちりだよ」
せつ菜「それだけじゃありません。ここ数日、ランジュさんの姿が見えないと思ったら、どうやら退学届を出していたみたいです」
栞子「退学届!?そんな…」
愛「それだけじゃなくてランジュ、今日の飛行機で香港に帰る予定らしいんだ」
栞子「そんな…」
歩夢「どうする?」
俺「まずはランジュを止める。璃奈、あれの準備はできてるか?」
璃奈「もちろん」
俺「流石だな。俺と歩夢、せつ菜、しずくは一緒に空港に行こう」
歩夢「うん!」
せつ菜「はい!」
しずく「わかりました!」
俺「かすみとエマと彼方はライブの準備を。愛とミアは璃奈のバックアップを。ミアやってくれるね?」
ミア「ま、璃奈のためになるならやらない理由はないよね」
璃奈「ありがとう、ミアさん」
エマ「わかったよ」
彼方「彼方ちゃんに任せて〜」
かすみ「あぁ、かすみんも先輩と行きたかったのに〜」
俺「かすみ」
かすみ「はい?」
俺「ここは任せた」
かすみ「ま、まぁ先輩に頼まれてしまってはしょうがないですね。さ、しお子、準備するよ」
栞子「はい!皆さん、どうかランジュをよろしくお願いします。」
俺「あぁ。行こう3人とも」
かすみ「あ、先輩」
俺「どうした?」
かすみ「実は部の様子を見ようと部室に覗いた時にこんなものが…」
俺「これは…」
栞子「ランジュのノート…」
俺「こういうのはあまり見るべきじゃないけど、ランジュを知るためにもみてよう」
栞子「はい」
そこにはランジュの本心が書き綴ってあった。
ランジュは昔から特別扱いされて孤独を感じていたこと。
本当は普通の生活に憧れていたこと。
この学園に自分の居場所を求めていたこと。
そして同好会のみんなとやりたいこと…。
栞子「ランジュ…」
俺「ランジュ、本当はこんな風に思ってたんだな」
歩夢「行こう、ランジュちゃんの思いを知って止めずにはいられないよ」
俺「あぁ」
〜空港〜
ランジュ「ランジュの居場所はここにはない…」
俺「ランジュ!」
ランジュ「あなたたち…どうしてここへ」
俺「ランジュこそ、学校辞めるって」
ランジュ「ランジュの居場所はここにはない。だから去るのよ、でもよかったじゃない、ランジュが居なくなって同好会も…栞子も好きに歌えるのよ」
歩夢「それは違うよ!」
ランジュ「歩夢…?」
歩夢「ランジュちゃんは栞子ちゃんに特別扱いされてそれが悲しかった。でもね、それは栞子ちゃんがランジュちゃんを大切に思っていたから言ったんだよ」
ランジュ「大切に?大切に思ってるならどうしてランジュの嫌なことを言うのよ」
歩夢「栞子ちゃんはちゃんとランジュちゃんを見てたんだよ。ランジュはすごい才能の持ち主だし、大切な幼馴染だって」
ランジュ「…」
歩夢「ずっと見てきたからランジュちゃんの凄さを知っていて誰よりも理解していてたんだよ。だからあぁ言ったんだと思う。確かにランジュちゃんが嫌がることだったかもしれないけど、決してランジュちゃんを傷つけるために言ったわけじゃないの」
ランジュ「そんなの言い訳よ」
歩夢「聞いて、ランジュちゃん。幼馴染っていうのは本当に特別な存在なの。どんなに辛いことがあっても一緒にいてくれたら、繋がっていたから乗り越えることができた。私にとって幼馴染っていう存在はそれくらい特別なの。だから栞子ちゃんがランジュちゃんを特別扱いするのは全然悪いことじゃないと思う。栞子ちゃんにとって、ランジュちゃんはこれまでもこれからもずっと特別な存在だと思うの」
ランジュ「栞子にとってランジュは特別な存在…。特別扱いされることは悪いことじゃないの?」
歩夢「そうだよ、ランジュちゃん。だから栞子ちゃんの言葉を聞いてあげて」
ランジュ「栞子の?」
俺「あぁ、今栞子から連絡がきてるはずだ」
ランジュ「栞子から?」
ランジュはスマホを取り出し、通話を繋いだ。
ランジュ「栞子…」
栞子「ランジュ…すみません、私のあなたのこと全然わかっていませんでした…。あなたが特別扱いされるのを嫌がっていたことを知らずにあんなことを…。どう謝っても許されないかもしれません…ですが、香港に行くのはこのライブを見てから待ってもらっていいでしょうか?」
ランジュ「ライブ?」
栞子「えぇ、今の私の思いを綴った曲です。せめてこの曲だけ聴いてください」
ランジュ「わかったわ…」
栞子「ありがとうございます…。では歌いますね……。『翠いカナリア』」
栞子は自分の思いを精一杯歌に乗せた。
栞子「はぁ…はぁ…どうでしたか?ランジュ…」
ランジュ「栞子…あなたの思いはわかったわ…でも…」
かすみ「あぁ、もう。こんなにしお子が頑張ったのにまだ伝わらないんですか!」
栞子「なら…ならランジュ!私とデュエルしてください!」
ランジュ「栞子と?」
栞子「今のライブでランジュは私の気持ちをわかってくれたと言いました。今度は私がランジュの気持ちを知りたいんです。それに私はもっともっとランジュに自分の気持ちを伝えたいんです!だからお願いです!私と今ここでデュエルしてください!」
ランジュ「今ここで?栞子は学校にいるのにどうやってデュエルするのよ」
俺「それなら心配ない、璃奈、そっちは頼んだ」
璃奈「承知。デュエリストソリッドビジョンシステム起動」
俺「よし」
俺はデュエルディスクを取り出した。
しずく「先輩?デュエルディスクを出してどうしたんですか?」
俺「こっちも起動だ」
俺たちが起動したシステムによってランジュの目の前に栞子が姿を現した。
ランジュ「し、栞子!?どうして?学校にいたはずじゃ…」
栞子「ふふ、すごいですよね。でもこれはソリッドビジョンなんです」
ランジュ「ソリッドビジョン?」
俺「そう、デュエル中に映し出されるソリッドビジョンを応用して、あたかも対戦相手のデュエリストがそこに映し出されるようにした、俺と璃奈が開発したシステムさ」
璃奈「まだ試作段階だけど、1回デュエルするには十分だと思う」
愛「すごいぞ、りなりー!」
ミア「本当、璃奈は魔法使いみたいだね!」
璃奈「璃奈ちゃんボード テレテレ」
ランジュ「すごいわね、こんなことが…」
栞子「ランジュ…」
ランジュ「わかったわ、そのデュエル受けて立つわ」
栞子「ありがとうございます!」
ランジュ「でももしランジュが勝ったら、ランジュはこのまま香港に帰る。もし栞子が勝ったらランジュは虹ヶ咲に残るわ」
栞子「わかりました。」
ランジュ「ライフは8000のマスターデュエル。これでお互い思い残すことなくデュエルできはずよ。行くわよ、栞子!」
栞子「はい!」
2人「デュエル!!」
互いのライフは8000のマスターデュエル
栞子「先攻はもらいます。私のターン、手札の竜輝巧ーアルζをリリースして、手札から竜輝巧ーバンαを特殊召喚し、デッキから儀式モンスターを手札に加えます!」
ランジュ「そうはさせないわ、手札から灰流うららを捨てて効果発動、バンαの効果を無効にするわ」
栞子「くっ…流石ですね。」
ランジュ「当然でしょ、何回そのデッキと戦ってきたと思ってるのよ」
栞子「そうでしたね、なら私がこの程度で止まらないこともお分かりですね」
ランジュ「ふ、そうね」
栞子「手札の竜儀巧ーメテオニス=DRAをリリースして墓地からアルζを特殊召喚します。そしてアルζの効果、デッキから儀式魔法 流星輝功群を手札に加えます。そして魔法カード 極超の竜輝巧を発動!デッキからエルγを特殊召喚します。私はレベル1のアルζとエルγでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れよ!ランク1!竜輝巧ーファフμβ’!!」
ランジュ「エクシーズのドライトロンモンスター…」
栞子「ファフμβ’の効果、デッキから竜儀巧ーメテオニス=QUAを墓地に送ります。儀式魔法 流星輝功群を発動!この時、ファフμβ’の効果、儀式召喚を行う場合、このカードのORUを儀式素材にできます!私はアルζ、エルγをリリース!星列に眠る記憶、覚醒の刻—儀式召喚!墓地から降臨せよ、竜儀巧ーメテオニス=QUA!!」
ランジュ「来たわね、栞子のエースの1体…」
栞子「私はこれでターンエンドです」
ランジュ「ランジュのターン、ドローよ。ランジュは速攻魔法 閃刀機ーホーネットビットを発動!閃刀姫トークンを特殊召喚するわ。さらに魔法カード 増援を発動。デッキから閃刀姫ーレイを手札に加え、通常召喚!」
栞子「閃刀姫モンスターが2体…」
ランジュ「現れなさい!ランジュを輝かせる閃光のサーキット!召喚条件は閃刀姫モンスターを含むモンスター2体!ランジュは閃刀姫ーレイと閃刀姫トークンの2体をリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、閃刀姫ージーク!ジークの効果!リンク召喚に成功したことにより、栞子のQUAを次の栞子のエンドフェイズまで除外するわ!」
栞子「くっ、QUAは魔法・罠の効果の対象にはなりませんが、モンスター効果の対象にはなってしまう…やりますね、ランジュ」
歩夢「ランジュちゃんの閃刀魔法は対象に取るカードが多い…」
せつ菜「その対策としてDRAではなくQUAを出されたわけですがランジュさんはそれすらも読んでいた」
歩夢「やっぱり幼馴染だけあってお互いの戦術を知り尽くしてるね」
ランジュ「さらにカードをセット、そしてフィールド魔法 閃刀空域ーエリアゼロを発動。エリアゼロの効果、セットカードを対象に効果発動、デッキから3枚めくり、閃刀機ーウィドウアンカーを手札に加えるわ。そして対象に取ったセットカードは墓地に送られる。続けてジークの効果、エリアゼロを墓地に送り攻撃力1000アップよ!」
栞子「エリアゼロは効果で墓地に送られた時、デッキから閃刀姫モンスターを特殊召喚する効果がある…」
ランジュ「その通りよ、栞子。来なさい!閃刀姫ーロゼ!!」
栞子「あのカードは!?」
歩夢「どうかしたの?栞子ちゃん」
ランジュ「このカードを覚えてるかしら?」
栞子「えぇ、忘れるはずありませんよ、そのカードは昔、私があなたにあげたカード…。ずっとデッキに入れてくれていたのですか?」
ランジュ「当然じゃない。けど知ってる?レイとロゼ、2人はそれぞれ別の勢力に属する敵同士なのよ?」
栞子「!?」
ランジュ「1人ぼっちだったレイにランジュを重ねて、ロゼをランジュにくれたのかもしれないけど、皮肉ね。カードの背景ストーリーと同じく敵対するなんて」
栞子「そんな、私はランジュと敵対するつもりはありません!」
ランジュ「…これがランジュの今の気持ちよ!ランジュはロゼをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク1、閃刀姫ーカガリ!カガリの効果、墓地のホーネットビットを手札に戻すわ。バトル!ジークでファフμβ’を攻撃!」
栞子「ぐっ」
栞子ライフ8000→7500
ランジュ「続けてカガリでダイレクトアタック!!」
栞子ライフ7500→5700
ランジュ「メインフェイズ2、ランジュはカガリ1体でリンク召喚!リンク1、閃刀姫ーシズク!カードを2枚伏せて、ターンエンドよ。シズクの効果でデッキから閃刀起動ーエンゲージを手札に加えるわ」
栞子「私のターン、ドロー。強欲で金満な壺を発動。EXデッキからランダムに6枚除外して2枚ドローします。!?これは…。」
しずく「栞子さん、何かあったのでしょうか…」
栞子「手札の竜輝巧ールタδをリリースして手札からバンαを特殊召喚します。バンαの効果でデッキからサイバー・エンジェルー弁天ーを手札に加えます。そして墓地のアルζの効果、手札の弁天をリリースして墓地から自身を特殊召喚し、デッキから流星輝功群を手札に加えます。そして弁天の効果でデッキから2体目の弁天を手札に加えます。続けて墓地のエルγの効果、手札の弁天をリリースして自身を特殊召喚、そしてルタδを特殊召喚します!弁天の効果、3枚目の弁天を手札に加えます!」
かすみ「しお子の場に下級ドライトロンが4体も!」
栞子「私は4体のドライトロンモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク1!竜輝巧ーファフμβ’!!ファフμβ’の効果!デッキから天斗輝巧極を墓地に送ります。続けて儀式魔法 流星輝功群を発動!ファフμβ’のORU2つをリリース!星列に眠る記憶、覚醒の刻—儀式召喚!墓地から降臨せよ、竜儀巧ーメテオニス=DRA!!」
ランジュ「くっ、来たわね、栞子のエースモンスター…」
栞子「そして私は魔法カード エクスチェンジを発動します!」
ランジュ「エクスチェンジですって!?」
栞子「このカードは互いのプレイヤーの手札を交換するカードです。私の手札はサイバー・エンジェルー弁天ーとそして…このカードです!」
ランジュ「これは…」
俺「あのカードは…」
ランジュ「閃刀起動ーリンケージ…」
栞子「ランジュ、覚えていますか?このカードを」
ランジュ「忘れるわけないじゃい…だってこのカードはランジュが栞子にロゼをくれたお返しにあげたカード…。」
〜回想〜
栞子「ランジュ、このカード、ランジュにあげます」
ランジュ「閃刀姫ーロゼ…いいの?」
栞子「はい、このカードの適性はランジュのデッキに入れて発揮されるみたいですから」
ランジュ「ありがとう栞子、それじゃランジュからのお返しにこのカードをあげるわ」
栞子「これってランジュのデッキじゃないと効果を発揮できないじゃないですか」
ランジュ「いいのよ、栞子。これはランジュと栞子の友情の証よ、だからこれをデッキに入れて持っていなさい!」
栞子「全く仕方ないですね…。ふふ、ありがとうございます。」
〜回想終わり〜
ランジュ「ずっと持っていてくれたの?」
栞子「当然です。だってあなたは私にとって特別な存在ですから」
ランジュ「特別な存在…?」
栞子「はい。自分のテーマカードをデッキに入れろって言ってしまう強引さ、何でもかんでも自分の思い通りになると思ってしまう傲慢さ、そしてすぐに人の神経を逆撫でしてしまう不器用さ、あなたは本当に特別です。」
ランジュ「な、何もそこまで言わなくてもいいじゃない!」
栞子「ふふ、でもそんなところ全部含め、私はあなたのことが大好きなんですよ」
ランジュ「え…?」
栞子「不器用なところは特に私とそっくりですからね。だから私はあなたを放っておけないんです。ランジュ、あなたは私にとって特別な存在です。生涯忘れることはできない、私にとってかけがえなのない存在なんです。それでも私があなたを特別扱いすることを認めてくれないですか?」
ランジュ「それは…」
栞子「ランジュ、あなたにとって私はどんな存在ですか?」
ランジュ「それは…幼馴染で大親友よ!小さい頃からランジュの周りから人が離れていっても側に入れてくれた大切な存在よ!」
栞子「ならそれはランジュにとって私は特別な存在ということでいいですか?」
ランジュ「!?…そうよ…栞子は特別よ…こんなランジュの側に最後まで一緒にいようとしてくれたんだから特別な存在に決まってるわ!」
栞子「ですよね、私にとってランジュもそれと同じです」
俺「ランジュ、君がこれまで特別扱いされて悲しい思いをしてきたかもしれない。けど特別扱いされることは必ずしも悪いことじゃない。君は本当にすごい才能の持ち主だと思う。けどこの学園はさ、本当に特別な存在だらけなんだよ」
ランジュ「え?」
栞子「はい、皆さん数えきれないほどの適性を持っています。皆さん、それぞれが誰かにとって特別な存在なんです。」
歩夢「だから居場所がないなんて言わないで。きっとこの学校なら、私たちならランジュちゃんを受け止められる!私たちがランジュちゃんの居場所になるから!」
ランジュ「ここがランジュの居場所…」
栞子「そうです。虹ヶ咲学園は本当に自由な学校です。だからあなたのお母様もランジュを転入させたのではないでしょうか」
ランジュ「いいの…?こんなランジュを受け入れてくれるの?」
俺「あぁ、こんだけ個性も我を強いメンバー10人を相手にしてきたんだ。ランジュが1人増えたくらいじゃ全然問題ない」
かすみ「我が強いってひどいですよ先輩!」
彼方「確かに聞き捨てならないぞ〜」
俺「ほらこういうところとか。だからランジュがいても全然平気さ、俺たちがランジュの居場所になる。」
栞子「だから香港に帰らないでください!私はランジュと一緒にいたいんです!」
ランジュ「………」
栞子「ランジュ…?」
ランジュ「ありがとう…みんな…ランジュのためにここまで…」
栞子「いいんですよ、ランジュ。これが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会なんです」
ランジュ「そうなのね」
栞子「はい」
ランジュ「……。けどランジュもデュエリストよ。一度始めたデュエルは続けるわよ!栞子!」
栞子「はい!もちろんです!エクスチェンジの効果でさあランジュ、どれを選びますか?」
ランジュ「決まってるじゃない!ランジュは閃刀起動ーリンケージを選ぶわ。そして栞子、ランジュの手札から1枚選びなさい!」
栞子「なら私は死者蘇生を選びます」
お互いが選んだカードはソリッドビジョンのシステムを通して実体のあるカードとなり交換される。
栞子「ランジュ、レイとロゼの話、続きを知っていますか?」
ランジュ「え?」
栞子「確かにレイとロゼは最初敵対していました。しかし最後はリンケージに描かれているように互いを思う大切な存在になるんですよ」
ランジュ「!?」
栞子「まるで今の私たちみたいですね」
ランジュ「ふふ…そうね」
栞子「行きますよ。魔法カード 死者蘇生を発動!墓地からファフμβ’を特殊召喚!そして墓地の流星輝功群の効果、ファフμβ’の攻撃力を1000ダウンして墓地からこのカードを手札に加えます。墓地のルタδの効果、墓地の天斗輝巧極をゲームから除外してリリースの代わりとすることで墓地から自身を特殊召喚します。そして手札の弁天をデッキに戻して1枚ドローします。」
ランジュ「さすがは栞子、ランジュの死者蘇生をすぐに使いこなしたわね」
栞子「バトル!DRAで閃刀姫ージークを攻撃!」
ランジュ「ぐっ」
ランジュライフ8000→6800
栞子「DRAは特殊召喚されたモンスター全員に攻撃できます!DRAでシズクを攻撃!!」
ランジュ「きゃあ」
ランジュライフ6800→4600
栞子「続けてファフμβ’、ルタδでダイレクトアタックです!!」
ランジュ「きゃああ」
ランジュライフ4600→1600
栞子「とどめです!もう1体のファフμβ’でダイレクトアタック!」
ランジュ「そうはさせないわ!罠発動!戦線復帰!墓地からレイを守備表示で特殊召喚するわ!」
栞子「ならファフμβ’でレイを攻撃!メインフェイズ2、私はカードを1枚伏せてターンエンドです。このエンドフェイズ時に、QUAは私のフィールドに戻ってきます!」
ランジュ「流石にやるわね、栞子。行くわよ、ランジュのターン、ドロー。セットしていた閃刀機ーウィドウアンカーを発動!」
栞子「ならばファフμβ’の効果、ORUを1つ使い、ウィドウアンカーを無効にします。」
ランジュ「でもこれでランジュを邪魔するモンスターはいなくなった。ランジュは魔法カード 閃刀起動ーエンゲージを発動!デッキから閃刀術式ージャミングウェーブを手札に加えるわ。そしてエンゲージの追加効果で1枚ドロー。魔法カード 閃刀術式ージャミングウェーブを発動。栞子のセットカードを墓地に送るわ。そしてジャミングウェーブの追加効果でQUAを破壊するわ!」
栞子「ならQUAの効果で墓地からアルζ、エルγを特殊召喚します!」
ランジュ「速攻魔法 閃刀機ーホーネットビットを発動!閃刀姫トークンを特殊召喚するわ。魔法カード 貪欲な壺を発動!墓地のレイ、カガリ、シズク、ジーク、灰流うららをデッキに戻して2枚ドローよ」
せつ菜「ランジュさんも畳み掛けるつもりですね」
ランジュ「続けて魔法カード おろかな埋葬を発動!デッキから閃刀姫ーレイを墓地に送るわ。現れなさい!ランジュを輝かせる閃光のサーキット!ランジュは閃刀姫トークンをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク1!閃刀姫ーカガリ!」
栞子「くっ、またしてもカガリが…」
ランジュ「カガリの効果で墓地のエンゲージを手札に戻し、再び発動!デッキから閃刀術式ーアフターバーナーを手札に加え、1枚ドローするわ。ランジュは閃刀術式ーアフターバーナーを2枚発動!アルζ、エルγを破壊!さらに速攻魔法 閃刀機ーウィドウアンカー!DRAの効果を無効にしてエンドフェイズまでコントロールを得るわ!」
栞子「くっ」
ランジュ「バトルよ!メテオニス=DRAで攻撃力1000のファフμβ’を攻撃!」
栞子ライフ5700→2700
ランジュ「続けて、閃刀姫ーカガリでもう一体のファフμβ’を攻撃!」
栞子ライフ2700→2100
ランジュ「これで準備が整ったわ!」
栞子「あのカードが来る…」
ランジュ「ランジュは速攻魔法 閃刀起動ーリンケージを発動!」
かすみ「あれは!?」
歩夢「さっき栞子ちゃんがランジュちゃんに渡したカード!」
ランジュ「ランジュは閃刀姫ーカガリを墓地に送り、EXデッキから閃刀姫ーハヤテを特殊召喚するわ!そしてリンケージの更なる効果!自分フィールド・墓地に光と闇の閃刀姫モンスターがいる時、ハヤテの攻撃力は1000アップする!ランジュの墓地には闇属性 閃刀姫ーレイ、光属性の閃刀姫ーロゼがいるわ!そしてハヤテはプレイヤーにダイレクトアタックすることができる!」
せつ菜「これでハヤテの攻撃力は2500…」
エマ「このダイレクトアタックが通ればランジュちゃんの勝ち…」
ランジュ「バトルよ!閃刀姫ーハヤテでダイレクトアタック!!私の勝ちよ!栞子!」
栞子「それはどうでしょう?」
ランジュ「え!?」
栞子「ランジュがこう来ることは読んでいました!墓地の永続罠 光の護符霊剣の効果!このカードをゲームから除外することで相手はこのターン、ダイレクトアタックすることができません!」
ランジュ「なんですって!?あれはさっきランジュがジャミングウェーブで破壊したカード…栞子はこうなることがわかっていたのね…」
栞子「ランジュ…あなたの考えはお見通しです!」
ランジュ「ふふ、さすがね…栞子…。ランジュのことちゃんと見てきてくれたのね…。ランジュはハヤテを使いリンク召喚、リンク1、閃刀姫ーシズク。シズクの効果で栞子のモンスターの攻撃力は1100ダウンする。ランジュはこれでターンエンド。エンドフェイズにシズクの効果で閃刀機ーイーグルブースターをデッキから手札に加えるわ。」
栞子「行きます、私のターン、ドロー。ランジュ、これで決着です。速攻魔法 リミッター解除を発動!全ての機械族モンスターの攻撃力を倍にします!」
ランジュ「これでDRAの攻撃力は5800…」
栞子「ランジュ!私の思いを受け取ってください!!バトル!竜儀巧ーメテオニス=DRAで閃刀姫ーシズクを攻撃!!」
ランジュ「栞子…ありがとう…」
ランジュライフ1600→0
to be continued…