スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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どうもトモカズです。
今回は主人公の留学先での出来事の話です。
そして最近セレクション10で使用テーマが念願のOCG化した彼が第3章ぶりに帰ってきます!
それではどうぞ!

追記:登場人物のセリフで『』になっているものは本当は英語で話していると思ってください。(2020.12.12)


第5話 『海の向こう側で』

 

 

 

ここに留学に来てから3週間が経つ。

 

 

ようやくこっちの生活に慣れてきたところだ。

 

 

 

 

〜自宅〜

 

 

 

母親「あ、起きてきた」

 

 

 

俺「おはよう母さん」

 

 

母親「おはよう、ねぇちょっとお父さんの職場に着替え持っていってくれない?」

 

 

俺「いいけど父さん、今日職場に泊まり?」

 

 

母親「そうなの。どうしても今週までにやらなきゃいけない仕事があるみたいで」

 

 

俺「わかった」

 

 

母親「それじゃあよろしく」

 

 

 

 

 

 

〜父親職場〜

 

 

俺「ここか」

 

 

父親「おっ、きたか」

 

 

俺「はい、これ」

 

 

父親「お、助かる」

 

 

俺「ここが父さんの職場か」

 

 

父親「そうだ、よかったら中見ていくか」

 

 

俺「そうだな」

 

 

 

俺と父さんは会社の中に入った。

 

 

会社には父さん以外もう1人、同僚の人がいた

 

 

 

同僚『お、これが前に言ってた君の息子か』

 

 

父親『そうだ』

 

 

俺『父がいつもお世話になっています』

 

 

同僚『こっちの言葉も礼儀もバッチリだな。まぁ面白いものはないがゆっくりしていってくれ』

 

 

俺『ありがとうございます』

 

 

 

俺は父さんの職場をしばらく物色した。

 

 

その時…

 

 

同僚『なんだこれ!?』

 

 

父親『どうかしたか?』

 

 

同僚『PCが…』

 

 

父親『なんだこれは…コンピュータウイルスか?』

 

 

 

俺「コンピュータウイルス…?」

 

 

俺は父さんの同僚の人のPCの元に向かった。

 

 

同僚の人のPCの画面はコンピュータウイルスに侵食され始めていた。

 

 

同僚『ど、どうすれば…』

 

 

父親『強制的にシャットダウンするか』

 

 

俺『変わって』

 

 

同僚『え?』

 

 

父親「なんとかなるのか?」

 

 

俺「なんとかする」

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

俺「ふぅ、これでもう大丈夫」

 

 

 

父親「流石は息子だな…」

 

 

 

同僚『あぁ、本当だ。聞いていた以上だよ。本当にありがとう』

 

 

俺『いえ。これくらいはどうってことは』

 

 

父親「けど誰がこんなことを…」

 

 

 

俺「わからない。父さんの競合社かもしれないし…けど」

 

 

父親「けど…」

 

 

 

俺「相当手強いウイルスだった。このウイルスを作ったのは相当腕利きのやつだと思う」

 

 

父親「そうか、とにかくお前のおかげで助かったよ」

 

 

俺「次狙われた時に今のセキリュティだと守り切りれないかもしれない」

 

 

父親「お前がセキリュティを作ることはできないのか?」

 

 

俺「できるよ。それもとっておきのがね」

 

 

父親「いいか?」

 

 

俺「あぁ、もちろんだ」

 

 

 

同僚『本当すごいな君の息子』

 

 

父親『自慢の息子だ』

 

 

 

俺「できた」

 

 

 

父親「おぉ」

 

 

俺「このセキリュティは最後の砦でデュエルプログラムを組み込んである」

 

 

父親「つまり…」

 

 

俺「このセキリュティを突破するにはデュエルをしてこのセキリュティの責任者を倒さないと突破できないようにしてある」

 

 

父親「なるほどな」

 

 

俺「で、その責任者は父さんに設定してあるから、セキリュティが突破されるかどうかは父さん次第ってこと」

 

 

父親「なるほどな!ハッカーだか知らんがデュエルなら負けないぞ」

 

 

俺「あぁ、そうだな」

 

 

 

〜別の場所〜

 

 

 

???「このウイルスを対処しましたか。流石ですねぇ、では次はどうでしょうか?あなたがいる場所は完全に把握しましたからねぇ。リボルバー様があなたを認めても私はあなたを認めませんからね」

 

 

 

 

 

〜翌日、学校にて〜

 

 

 

 

ジェームズ『よ!』

 

 

 

俺『おぉ、ジェームズ』

 

 

 

ジェームズ『こっちの生活は慣れた?』

 

 

 

俺『ぼちぼちかな。けどやっぱり日本といろいろ違って毎日驚きの連続だよ』

 

 

 

ジェームズ『そっか。けどあと1ヶ月ちょっともしたら日本に戻っちゃうんだもんな』

 

 

 

俺『まぁな』

 

 

ジェームズ『寂しくなるな』

 

 

俺『今度はジェームズが日本に遊びに来てくれよ』

 

 

ジェームズ『そうだな!日本に行ったら会いたい人もいるし』

 

 

俺『会いたい人?』

 

 

 

ジェームズ『そう、優木せつ菜さ!』

 

 

 

俺『せつ菜か』

 

 

ジェームズ『彼女のパフォーマンス、すごい熱を感じるよね!心の中から燃えてるようなパフォーマンスというか』

 

 

 

俺『そっか、きっとそれを聞いたらせつ菜も喜ぶよ。日本に来たら紹介するよ』

 

 

 

ジェームズ『約束だよ?』

 

 

 

俺『あぁ、約束する』

 

 

 

ジェームズ『やったね、それじゃあカフェテリアでランチにしよう』

 

 

俺『そうだな』

 

 

 

 

留学先の学校は自由な校風がウリの虹ヶ咲と比べてもさらに自由だ。

 

 

生徒にはロッカーが用意されそこから教科書やノートを取り出してそれぞれの教室に向かうというもの驚きだったし、ここの学校は本当にいろんな部活がある。

 

 

日本のスクールアイドルが人気だったのも驚きだったし何より嬉しかった。

 

 

みんながやってきた成果がこうして海の向こう側で実感できたことが嬉しかった。

 

 

 

正直、最初は少し不安だったけど、両親がいたのと、みんなデュエルをしていてデュエルをすれば本当に仲良くなれる。

 

 

そしてスクールアイドルのことをみんな褒めてくれる。

 

 

ボランティア活動もいろんな活動があってみんな喜んでくれる。

 

 

中には小学生にデュエルを教える活動もあったりして俺には持ってこいだった。

 

 

やっぱり留学して正解だったと思う。

 

 

 

 

〜放課後〜

 

 

 

ジェームズ『これから図書室でレポートを書こうと思うんだけどよかったら一緒にどう?』

 

 

 

俺『そうだな、行こう』

 

 

 

 

そして俺たちは課題のレポートを書いた。

 

そしてすっかり外は暗くなった。

 

 

 

ジェームズ『すっかり暗くなったな』

 

 

俺『あぁ、そうだな。もうこんな時間か』

 

 

 

その時

 

 

ガシャン

 

 

ブレーカーが落ちた音がした。

 

 

 

そして部屋中の電気が消えた。

 

 

 

それだけじゃない学校中の電気が消えた。

 

 

 

ジェームズ『停電?』

 

 

 

俺『そうかもな』

 

 

 

ジェームズ『でも停電ならすぐ予備電源で復旧されるはず…』

 

 

 

俺『とにかく図書室から出るか』

 

 

 

ジェームズ『うん』

 

 

 

 

俺たちはスマホのライトを照らし図書室を出た。

 

 

図書室を出るとすぐのところに玄関口がある。

 

 

そして、そこには何人かの生徒が立ち往生していた

 

 

 

ジェームズ『どうした?』

 

 

生徒A『ドアが開かないんだ』

 

 

ジェームズ『どういうこと?』

 

 

 

生徒A『この学校のドアはセキリュティ対策で学校のPCで管理されてるんだけど』

 

 

生徒B『学校のPCが言うこと聞かないらしくてここから出られないんだ』

 

 

 

生徒A『しかもおまけにこのドアは超頑丈でダイナマイトでも仕掛けない限り開かないんだって』

 

 

生徒B『それで学校の先生たちが急いでPCの復旧作業をしているんだけど』

 

 

 

生徒A『全然ダメみたいで…』

 

 

 

生徒B『おまけにスマホの電波も入らなくなって…』

 

 

ジェームズ『さっきの停電といい学校のシステムが故障したのか?復旧するまでは学校に閉じ込められたまま…』

 

 

 

俺『学校のPCが言うことがきかない…それにスマホの電波も入らない…何がおかしい』

 

 

ジェームズ『え?』

 

 

 

俺『学校のPCが言うことが聞かないならPC側の問題だろう。けどこのタイミングで全員のスマホの電波が入らないのは奇妙だ。誰が意図的にこの学校の生徒を閉じ込めようとしているのかもしれない』

 

 

 

ジェームズ『そんな一体誰が?』

 

 

俺『わからない…けど学校のPCが言うこと聞かないとなれば…そうだ、あそこなら』

 

 

 

ジェームズ『お、おい、どこにいくんだよ!?』

 

 

 

俺『PC室だ!』

 

 

ジェームズ『PC室?』

 

 

 

 

 

俺たちはPC室に向かった。

 

 

 

そして俺は教員用のPCを起動させた。

 

 

 

俺「やっぱり…これならいける」

 

 

ジェームズ『どうしたんだよ、急に』

 

 

俺『前にこのPC少しだけ触らせてもらってね。その時に、このPCは学校本部のPCとは別のネットワークで管理されてることを知ったんだ』

 

 

 

ジェームズ『それって』

 

 

 

俺『つまりこのPCを使えば学校のPCを復旧出来るかもしれないってこと』

 

 

 

ジェームズ『そんなことができるのか?』

 

 

俺『やるしかない』

 

 

 

 

俺は早速作業に取り掛かった。

 

 

そして学校のPCにリモートアクセスした。

 

 

 

俺「やっぱり…」

 

 

 

ジェームズ『どうした?』

 

 

俺『学校のPCはウイルスに侵されてる』

 

 

ジェームズ『そんな』

 

 

俺『今、俺がこのウイルスを除去する』

 

 

 

ジェームズ『頼んだよ』

 

 

 

しばらくして

 

 

 

俺『このシステム…まさか』

 

 

 

ジェームズ『どうかした?』

 

 

 

俺『このウイルスを除去するにはこのデュエルプログラムを突破するしかない』

 

 

 

ジェームズ『というと?』

 

 

 

俺『このウイルスにデュエルで勝つしかないってこと』

 

 

 

ジェームズ『そんな…』

 

 

 

俺「(このウイルス…父さんの会社に仕込まれたウイルスとかなり似ている。それに俺はセキリュティとしてデュエルプログラムを仕込んだ…。まさか!?狙いは俺…?でも一体誰が…。まさかハノイの騎士…いやでもリボルバーは…)」

 

 

 

ジェームズ『ウイルスとデュエルなんてできるの?』

 

 

 

俺『あぁ、できる。ジェームズ、俺のロッカーから俺のカバンを持ってきてくれ』

 

 

ジェームズ『わかった!』

 

 

 

俺『その間、俺は少しでもこのウイルスを食い止める』

 

 

 

ジェームズ『あ!君のロッカーってなんか目印ない?』

 

 

 

俺『目印?あぁ、それなら10色の虹のステッカーが貼ってあるから』

 

 

ジェームズ『10色の虹、そっか同好会のみんなを表してる虹だね、わかった!あとロックの解除番号は?』

 

 

 

俺『えーと、0926だ』

 

 

ジェームズ『0926ね、これってなんの番号?』

 

 

俺『え?始まりの日だよ。とにかく早く!』

 

 

ジェームズ『わかった!』

 

 

 

  

数分後…

 

 

 

ジェームズ『取ってきたよ!』

 

 

俺『ありがとう、これで』

 

 

俺はカバンの中からVR装置を取り出し、デュエルディスクに繋げ、そしてデュエルディスクとPCを接続する。

 

 

俺「これでいける」

 

 

俺はVR装置を装着する

 

 

 

ジェームズ『それ何?』

 

 

 

俺『璃奈ちゃんボードMark3だ』

 

 

ジェームズ『璃奈ちゃんボード?それって君がいるスクールアイドル同好会の天王寺璃奈ちゃんが付けてるやつ?』

 

 

俺『そう。こっちに来る前に貰ったんだ。モニター、スケッチブックに続く璃奈ちゃんボードだから璃奈ちゃんボードMark3だって』

 

 

ジェームズ『なるほどね』

 

 

 

俺『これを使えばこのPC内のウイルスを可視化できてデュエルすることができる』

 

 

ジェームズ『気をつけろよ、相手はどんなやつかわからない』

 

 

俺『あぁわかっている。下がっててジェームズ』

 

 

ジェームズ『あ、あぁ…』

 

 

 

俺『デッキセット!into the VRAINS!』

 

 

 

俺の意識はVR空間に入っていった。

 

 

 

俺「ここが学校のPCの中…。!?お前は!?」

 

 

 

VR空間の中には見覚えのある男がいた。

 

 

 

 

 

スペクター「お久しぶりですね」

 

 

俺「スペクター…」

 

 

スペクター「覚えていてくれて光栄です」

 

 

 

俺「まさか、このウイルスを仕込んだのはお前か?」

 

 

 

スペクター「えぇそうです。なかなか強力だったでしょ?もっともあなたには突破されてしまいましたが」

 

 

 

俺「狙いはなんだ?スペクター」

 

 

 

スペクター「あなたです」

 

 

 

俺「俺だと?」

 

 

 

スペクター「えぇ、そうあなたです」

 

 

 

俺「どうして俺を狙う?」

 

 

 

スペクター「そうですね。以前もお話した通り、私とあなたは同じ穴の貉だった。しかしどうも気に入らないのですよね。あなたの言う繋がりなどと言う詭弁が。あなたは常に誰かに甘やかされて生きていた。だから繋がりが大切などいう詭弁が言える。私はずっとあの施設に入るまで1人でした。孤独でした。だから人との繋がりなど信じませんでした。ですが何故かリボルバー様はあなたに肩入れをする。それが気に要らないのですよ。なぜリボルバー様があなたのような人間を認めるのか。それを確かめるためにあなたをここに誘き出したというわけです」

 

 

 

俺「ならわざわざこんな手の込んだことをしなくても直接俺1人を狙えばいいだろう」

 

 

 

スペクター「いえ、それでは意味がありません。あなたが極限状態になりあなたの本性を見えた時こそ真に見極めることができるのです。ですからここまで準備させてもらいました」

 

 

 

俺「くっ…」

 

 

 

スペクター「いずれにしろこのウイルスを止めるには私をデュエルで倒すしかないのですよ。もしあなたが負ければこの学校に残っている人は閉じ込められたまま。さらにはこの学校のシステムとデュエルディスクをリンクさせている生徒たちの意識データを奪うことだってできるんですよ。そう我々が以前やっていたことのようにねぇ!」

 

 

俺「そんなこと絶対にさせない。俺がここでお前を倒す!」

 

 

 

スペクター「えぇ、その意気です。ですがそう簡単に上手くいくと思わないでくださいよ。以前あなたとデュエルした時のデッキはあくまであなたを試すためのデッキ。今度は私の本来のデッキで行かせてもらいますよ。そしてデュエルはライフ8000のマスターデュエルでどうでしょう?これならお互い余すことなく力を発揮できるはずです。」

 

 

 

俺「あぁ、いくぞ!」

 

 

スペクター「では参ります」

 

 

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

 

互いのライフは8000のマスターデュエル

 

 

 

 

スペクター「先攻は譲ります。あなたの全力を見せてください」

 

 

 

俺「俺のターン、俺はレディ・デバッガーを召喚。そして効果発動、デッキからマイクロ・コーダーを手札に加える。現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件は効果モンスター2体!俺は手札のマイクロ・コーダーと場のレディ・デバッガーの2体をリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、コード・トーカー!」

 

 

 

スペクター「来ましたねぇ、コード・トーカー」

 

 

 

俺「墓地のマイクロ・コーダーの効果、デッキから永続魔法 サイバネット・コーデックを手札に加え、そのまま発動。そしてサイバース・コンバーターを自身の効果で特殊召喚。そして俺はコード・トーカーとサイバース・コンバーターを使いリンク召喚!リンク3、トランスコード・トーカー!」

 

 

 

スペクター「始まりましたね、連続リンク召喚」

 

 

 

俺「サイバネット・コーデックの効果!デッキから地属性コード・ジェネレーターを手札に加える。そしてトランスコードの効果、墓地からコード・トーカーを特殊召喚する。現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件は属性の異なるサイバース族2体以上!俺は闇属性リンク2のコード・トーカーと地属性のコード・ジェネレーターをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3!デコード・トーカー・ヒートソウル!」

 

 

 

 

スペクター「ほぅ、これが穂村尊との絆のカードとやらですか」

 

 

 

 

俺「仲間との絆でお前を倒す!サイバネット・コーデックの効果、デッキからデグレネード・バスターを手札に加える。さらにコード・ジェネレーターの効果でデッキからシーアカイバーを墓地に送る。続けてヒートソウルの効果!ライフを1000支払い1枚ドローする。俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ。」

 

 

 

俺のライフが8000から7000に減る

 

 

 

スペクター「なるほど、トランスコードとヒートソウルを相互リンクさせることで2体のモンスターの攻撃力は500上昇、さらにヒートソウルは自身の効果で追加で500上昇。ヒートソウルのドロー効果でバックも厚くすることができたわけですね」

 

 

 

俺「お前のデッキがどんなデッキを使うかわからないからな。磐石の布陣でいく」

 

 

 

スペクター「なるほど。いいでしょう、それでこそ倒しがいがあるものです。私のターン、ドロー。まずは魔法カード 予想GUYを発動します!デッキからレベル4以下の通常モンスター1体を特殊召喚します!さぁどんなモンスターが出てくるでしょうか?予想してみてください」

 

 

 

 

俺「そんなことはどうだっていい」

 

 

 

スペクター「つまらないですねぇ、では私はデッキから聖種の地霊(サンシード・ゲニウス・ロキ)を特殊召喚します!」

 

 

 

俺「サンシード・ゲニウス・ロキ…見たことのないカードだ」

 

 

 

 

 

スペクター「現れよ!私たちの道を照らす未来回路!」

 

 

 

俺「まさか!?」

 

 

 

スペクター「召喚条件はレベル4以下の植物族モンスター1体!私はゲニウス・ロキをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク1、聖天樹の妖精(サンアバロン・ドリュアス)!」

 

 

 

 

俺「これがスペクターの本気のデッキ…」

 

 

 

スペクター「ドリュアスの効果!デッキから永続魔法 聖蔓の社を手札に加えます。そして聖蔓の社の効果、手札を1枚墓地に送り発動します。そして更なる効果!墓地からゲニウス・ロキを特殊召喚します!さらに手札の聖種の影芽(サンシード・シャドウ)を自身の効果で特殊召喚します。再び現れよ!私たちの道を照らす未来回路!召喚条件は植物族モンスター2体!私はドリュアスとシャドウをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、聖天樹の精霊(サンアバロン・ドリュアデス)!」

 

 

 

 

俺「スペクターもリンク召喚を多様するデッキか」

 

 

 

スペクター「さらに魔法カード 火炎地獄を発動します!相手に1000のダメージを与え、さらに私も500のダメージを受けます」

 

 

 

俺「くっ」

 

 

 

俺のライフが6000から5000に減る

 

 

 

スペクターライフ8000→7500

 

 

 

スペクター「この瞬間、ドリュアデスの効果!自分が戦闘・効果ダメージを受けた時、その数値分ライフを回復しEXデッキからサンヴァインモンスターを特殊召喚します。私は聖蔓の守護者(サンヴァイン・ガードナー)を特殊召喚します!三度現れよ!私たちの道を照らす未来回路!召喚条件は植物族モンスター2体以上!私はリンク2のドリュアデスとガードナーをリンクマーカーにセット!リンク召喚、リンク3、聖天樹の大精霊(サンアバロン・ドリュアノーム)!!」

 

 

 

スペクターライフ7500→8000

 

 

 

 

俺「リンク3…」

 

 

 

 

スペクター「これで最後です!現れよ!私たちの道を照らす未来回路!召喚条件は植物族通常モンスター1体!私はゲニウス・ロキをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク1、聖蔓の剣士(サンヴァイン・スラッシャー)!」

 

 

俺「ここでリンク1だと?」

 

 

 

スペクター「スラッシャーの効果!ドリュアノームを対象に取り、対象のモンスターのリンクマーカー1つにつき攻撃力を800アップさせます!ドリュアームのリンクマーカーは3!よっスラッシャーの攻撃力は3200!」

 

 

 

俺「なんだと!?」

 

 

 

スペクター「バトルです!スラッシャーでトランスコード・トーカーを攻撃です!」

 

 

 

俺「くっ」

 

 

 

俺のライフが5000から4600に減る。

 

 

 

スペクター「そしてこの瞬間、スラッシャーの効果!このカードが相手モンスターを戦闘で破壊した時、そのモンスターをリンクモンスターのリンク先に効果を無効にして特殊召喚します!」

 

 

 

 

俺「なんだと!?」

 

 

 

スペクター「私はあなたのトランスコード・トーカーをドリュアノームの真下に特殊召喚します。そしてトランスコード・トーカーでヒートソウルを攻撃です!」

 

 

 

俺「ならヒートソウルの効果!ライフを1000支払い1枚ドローする」

 

 

スペクター「ですがトランスコードとヒートソウルは相打ちです!」

 

 

 

俺のライフが4600から3600に減る。

 

 

 

スペクター「なるほどライフが潤沢にあるマスターデュエルならではの戦術ですね。ですがそれが命取りになりますよ。私はこれでターンエンドです」

 

 

 

 

 

俺「俺のターン、ドロー。ドラゴネットを召喚、効果発動、デッキからビットロンを特殊召喚する。そしてこの2体でリンク召喚!リンク2、スプラッシュ・メイジ!スプラッシュ・メイジの効果、墓地からマイクロ・コーダーを特殊召喚する。現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はスプラッシュ・メイジとマイクロ・コーダーをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3、デコード・トーカー!」

 

 

 

スペクター「現れましたね、あなたのエースモンスター、デコード・トーカー!」

 

 

 

俺「サイバネット・コーデックの効果!デッキからクロス・デバッガーを手札に加える。さらにデコード・トーカーのリンク先にリンク・インフライヤーを特殊召喚する。そしてリンク・インフライヤーでリンク召喚!リンク1、リンクディサイプル!手札のクロス・デバッガーの効果、リンクモンスターが2体以上いる時、手札から特殊召喚する。そしてクロス・デバッガーとリンク・ディサイプルでリンク召喚!リンク2、フレイム・アドミニスター!」

 

 

 

スペクター「相変わらずの連続リンク召喚ですね」

 

 

 

俺「フレイム・アドミニスターの効果、自分リンクモンスターの攻撃力を800上げる。さらにデコード・トーカーの効果!リンク先のモンスター1体につき攻撃力を500アップさせる!パワーインテグレーション!」

 

 

 

スペクター「これでデコード・トーカーの攻撃力は3600、スラッシャーを上回りましたね」

 

 

 

俺「バトルだ!デコード・トーカーで聖蔓の剣士を攻撃!デコード・エンド!」

 

 

 

 

スペクター「くっ」

 

 

スペクターライフ8000→7600

 

 

スペクター「聖天樹の大精霊の効果!自分が戦闘ダメージを受けた時、その分ライフを回復してサンヴァインモンスターをEXデッキから特殊召喚します!」

 

 

 

 

俺「くっ、そいつもその効果を」

 

 

 

 

スペクター「私はEXデッキから聖蔓の癒し手(サンヴァイン・ヒーラー)を特殊召喚します!そしてヒーラーの効果!ドリュアノームのリンクマーカー×300ライフを回復します!よって900回復!」

 

 

 

スペクター8000→8900

 

 

 

 

俺「くっ、モンスターが減るどころかライフまで増えるなんて。」

 

 

スペクター「いいことを教えてあげましょう。ドリュアームの効果はあと2回使えます」

 

 

俺「くっ、ならこれ以上は攻撃できない…俺はカードを1枚ふせてターンエンドだ。」

 

 

 

スペクター「おやおや何もできないのですか。やはりリボルバー様はあなたを過大評価していたようですね。私のターン、ドロー。聖蔓の社の効果、墓地からゲニウス・ロキを特殊召喚します。そしてローンファイア・ブロッサムを通常召喚。そして自身をリリースしてローンファイア・ブロッサムの効果、デッキから2体目のゲニウス・ロキを特殊召喚します!」

 

 

 

 

俺「2体目のゲニウス・ロキ…サンヴァインモンスターが来るのか…」

 

 

 

 

スペクター「えぇ、ですがその前に現れよ!私の道を照らす未来回路!召喚条件はリンクモンスター2体以上!私はリンク3の聖天樹の大精霊と聖蔓の癒し手をリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク4!聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)!」

 

 

 

俺「リンク4だと!?」

 

 

 

スペクター「そうです!このリンク4のドリュアトランティエこそ我が母なる聖天樹!」

 

 

 

 

俺「母なる…聖天樹…どういうことだ?」

 

 

 

スペクター「えぇ、そうですね。何も知らなければ私の言うことは理解できませんよね。私は天涯孤独の身でした。私はこの聖天樹のような樹の元に捨てられていた。ですが聖天樹は私を守ってくれていた。」

 

 

 

俺「!?」

 

 

 

 

スペクター「いわばその樹が私の母親なのです。そしてドリュアトランティエは本当によく似ている…。私は何度も何度もその樹の元に行きました。しかしその樹も人間のエゴによって切り倒されてしまいました…。それから私の心は空虚でしたよ。」

 

 

 

俺「お前の過去にそんなことが…」

 

 

 

スペクター「いえ、まだこれだけではありませんよ、私の過去は。母親代わりの聖天樹を失ったあとの私の過去をまだ話していませんでしたね。」

 

 

 

俺「あぁ、それに俺とお前は同じ穴の貉といった。それはどう言う意味だ?」

 

 

 

スペクター「そのままの意味ですよ。10年前の事件、あの時拐われた6人の子供はそれぞれ別の部屋に隔離された。そしてお互いの顔と名前を知らなかった。最もあなたと上原歩夢は顔見知りでしたが、お互い誘拐されたことを知らなかったですが」

 

 

 

俺「どう言うことだ?」

 

 

 

スペクター「私があなたの顔を知らなかったようにあなたも私の顔を知らなかったですよね?」

 

 

 

俺「まさか…お前も…あの事件の被害者!?」

 

 

 

スペクター「被害者…?それはどうでしょう。ですが私のあの事件の被験者であったことは確かです」

 

 

 

俺「お前もあの事件の被験者なら何故以前のハノイの騎士に加担していた!?何故、以前のリボルバーに従っていた!?あの地獄を経験したなら俺たちと同じくハノイの騎士と戦う立場だっただろ!?」

 

 

 

スペクター「地獄?なんのことでしょう?」

 

 

俺「なんだと?」

 

 

 

スペクター「ふむ、私が変わっているのでしょうか?あなたが見ればそのようですね。私はずっと施設で育ちました。元々天涯孤独の身ですからね。私には他の人間と交わる能力が欠けていたようです。人々の中にいてもいつも孤独で退屈でした。そんな時にあの事件が起きました。私は楽しませてくれたあの事件が」

 

 

 

俺「あの事件が楽しかっただと?」

 

 

スペクター「ふふふ、そうです。私はあの事件を楽しんでいた。面白かった。どうせ帰っても待っているのは孤独と退屈。それまでの私は生きながらのスペクター、幽霊のような存在だったのです。誰ともしゃべらず、誰にも構われず。ですがあそこは違った。誰が私を試していた、誰が私に期待をしていた。そう思った瞬間、それまで感じたことのない生きる実感を得ました。あなたにはわからないでしょうね。それまで両親に構われ、幼なじみが側にて甘やかされて育ったあなたには。」

 

 

 

俺「…」

 

 

 

スペクター「事件が終わったあと、私は施設に戻りました。そこでは事件のことを話すことを禁じられ大人たちには腫れ物のように扱われ私は以前より孤独になったのです。そこで私は施設を脱走して事件があった場所へ向かった。しかしそこはすでに封鎖されていた。だから私はそこで待った。あの時の楽しい一時が再び戻ってこないかと期待しながら。そしてその思いは通じた。私は彼を見た瞬間、一目で理解しました。私を迎えにきたのだと。」

 

 

 

 

俺「それがリボルバー…」

 

 

 

スペクター「そうです。リボルバー様は私に居場所を与えてくれた。その時は私はリボルバー様のためにこの身を捧げると決めたのです。だからこれまで甘やかされて育ってきたあなたがリボルバー様に認められているのが気に入らないのですよ」

 

 

 

 

俺「くっ…」

 

 

スペクター「少々、昔話が長過ぎましたね。デュエルを再開しましょう。ドリュアトランティエの効果!デッキから永続罠 聖天樹の開花を手札に加えます!さらに私は1体目のゲニウス・ロキでリンク召喚、リンク1、聖蔓の守護者!さらに2体目のゲニウス・ロキでリンク召喚!リンク1、聖蔓の剣士!」

 

 

 

俺「くっ、2体のサンヴァインモンスター…」

 

 

スペクター「スラッシャーの効果!ドリュアトランティエを対象に効果発動!攻撃力をドリュアトランティエのリンクマーカー×800アップさせる!よって攻撃力は4000!」

 

 

 

 

俺「攻撃力4000だと!?」

 

 

 

スペクター「バトルです!聖蔓の剣士でデコード・トーカーを攻撃!」

 

 

 

俺「くっ」

 

 

 

俺のライフが3600から3200に減る。

 

 

 

スペクター「スラッシャーの効果、デコード・トーカーを私のフィールドに特殊召喚します。続けてデコード・トーカーでフレイム・アドミニスターを攻撃!」

 

 

 

俺「ぐっ」

 

 

 

俺のライフが3200から2900に減る

 

 

 

スペクター「聖蔓の守護者でダイレクトアタック!!」

 

 

 

俺のライフが2900から2300に減る。

 

 

 

スペクター「私はカードを1枚セットしてターンエンドです。ちなみにドリュアトランティエは効果で破壊されず攻撃対象にならない。つまり誰1人して我が母なる聖天樹に触れることはできません!」

 

 

 

俺「くっ…。俺のターン、ドロー。プロキシー・ホースを召喚!このカードの効果により手札のサイバースモンスターをリンク素材にできる!」

 

 

 

スペクター「そうはさせません!永続罠 聖天樹の開花!このカードの効果により相手フィールドのモンスターの効果は無効になります!」

 

 

 

俺「なんだと!?くっ…俺はカードを1枚セットしてターンエンド…」

 

 

 

スペクター「私のターン、ドロー!バトル!スラッシャーでプロキシー・ホースを攻撃!」

 

 

 

俺「この瞬間、速攻魔法 サイバネット・クロスワイプを発動!プロキシー・ホースをリリースして永続罠 聖天樹の開花を破壊する!」

 

 

 

スペクター「ほぅ、ここで聖天樹の開花を破壊ですか」

 

 

 

俺「そのカードがあれば、攻撃力0の聖天樹の大母神でも攻撃力がリンクしているガードナー、スラッシャーの攻撃力の合計4600になるからな」

 

 

 

スペクター「なるほどさっき発動した一瞬でこのカードのテキストを理解したというのですか、さすがですねぇ。ですがスラッシャーの攻撃力はあなたへ直接向かいますよ!スラッシャーでダイレクトアタック!」

 

 

 

 

俺「なら罠発動!リコーデット・アライブ!墓地のトランスコード・トーカーを除外してEXデッキからデコード・トーカー・エクステンドを聖天樹の大母神のリンク先となる俺のフィールドに特殊召喚する!エクステンドの効果!攻撃力を500アップさせる!パワーインテグレーション!」

 

 

 

スペクター「ちぃ、よくも私の母なる聖天樹を利用してくれましたねぇ。ならばスラッシャーでエクステンドを攻撃です!」

 

 

 

 

俺「ぐっ」

 

 

 

俺のライフが2300から1100に減る。

 

 

 

スペクター「最後はあなたのモンスターで葬ってあげましょう!デコード・トーカーでダイレクトアタック!」

 

 

 

俺「この瞬間、墓地のリコーデット・アライブの効果!このカードを除外して除外されているトランスコード・トーカーを特殊召喚する!」

 

 

 

スペクター「ならばデコード・トーカーでトランスコードを攻撃です!」

 

 

 

 

俺「デコード・トーカーとトランスコード・トーカーの攻撃力は同じ、つまり相打ち」

 

 

 

スペクター「聖蔓の守護者でダイレクトアタック!」

 

 

 

俺「ぐぁ」

 

 

 

俺のライフが1100から500に減る。

 

 

 

スペクター「このターンを凌ぎましたか。私はカードを1枚伏せてターンエンドです。」

 

 

 

俺「(なんとか凌いだがやつのフィールドにモンスターは3体、そして俺の手札はデグレネード・バスターのみ…)」

 

 

 

 

スペクター「どうです?私のフィールドには我が母なる大樹、聖天樹の大母神がいる!さらに聖蔓の守護者の効果によりあなたのバトルフェイズは終了され、聖蔓の剣士によって次のターン、あなたのライフは0になる。あなたのフィールドにモンスターはいない!この状況をどう覆しますか?」

 

 

 

 

俺「…」

 

 

 

スペクター「結局、あなたではこの学校を救えません。あなたのように人の暖かさに触れて、甘やかされて育ったあなたに私が味わってきた孤独により培われた強さは理解できないのですよ!」

 

 

 

俺「そうかな?」

 

 

 

スペクター「何?」

 

 

 

俺「スペクター、お前は生まれ育った時、そして事件に会うまで人の優しさや暖かさを知らなかったかもしれない。けど今はどうだ?お前はリボルバーに救ってもらったんだろ?リボルバーの優しさに触れたんだろ?」

 

 

 

スペクター「くっ…」

 

 

 

俺「たしかに俺とお前とでは生ま育った環境は違いすぎる。だからお前のことを否定するつもりはない。だがお前はリボルバーの優しさに触れているんだとしたらお前の強さは孤独の強さなんかじゃない、リボルバーの力になりたい。その思いこそがお前の力だ」

 

 

 

スペクター「くっ、だがたとえそうだとしてもあなたにこの私は倒せませんよ!」

 

 

 

俺「まだだ!」

 

 

 

スペクター「何!?」

 

 

 

俺「まだ俺にはドローが残っている。デッキとライフがある限り俺の心の火は決して消えることはない!いくぞ、俺のターン、ドロー!魔法カード 貪欲な壺を発動。墓地のモンスター5体をデッキに戻し2枚ドローする。サイバース・ガジェットを召喚。その効果で墓地からクロス・デバッガーを特殊召喚する。さらに墓地のドラゴネット、ビットロンを除外して手札のデグレネード・バスターを特殊召喚する。現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件は効果モンスター2体!俺はサイバース・ガジェットとデグレネード・バスターをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2!プロキシー・F・マジシャン!」

 

 

 

スペクター「プロキシー・F・マジシャン…見たことのないモンスターですね」

 

 

 

俺「墓地のサイバース・ガジェットの効果、ガジェットトークンを特殊召喚する。そしてガジェットトークンを使いリンク召喚!リンク1、リンク・ディサイプル!」

 

 

 

スペクター「今更そのモンスターを出して何になるというのです!?」

 

 

 

俺「俺の新たなエースを呼ぶのはここからだ!」

 

 

 

スペクター「何!?」

 

 

 

俺「永続罠 DNA移植手術を発動!」

 

 

 

スペクター「DNA移植手術だと!?」

 

 

 

俺「このカードの効果によりフィールドのモンスターは全て俺の宣言した種族となる!」

 

 

スペクター「今更何をする気です?そのカードで私のモンスターをサイバース族にでも変えるつもりですか?」

 

 

 

俺「いや、俺が宣言するのはサイバースじゃない。俺が宣言するのはドラゴン族だ!」

 

 

スペクター「ドラゴン族だと?向こうのフィールドにはドラゴン族となった闇属性モンスターが2体いる…まさか!?」

 

 

 

俺「そのまさかだ!ここでプロキシー・F・マジシャンの効果発動!フィールドのモンスターで融合召喚をする!俺はドラゴン族となった闇族性 リンク・ディサイプルとクロス・デバッガーの2体で融合!」

 

 

 

 

スペクター「ドラゴン族で融合だと!?」

 

 

 

 

俺「ネットワークに宿りし寂然たる二つの憤怒。今、禍根を越え1つとなる!融合召喚!現れろ、ヴァレルロード・F・ドラゴン!」

 

 

 

 

スペクター「ヴァレルロード・F・ドラゴン…あれはリボルバー様のカード…リボルバー様があなたに託したというのですか?」

 

 

俺「そうだ。このカードが俺とリボルバー、いや了見との繋がりの証。このカードでお前を倒す!」

 

 

 

スペクター「くっ…どこまで私の神経を逆撫でしてくれますねぇ」

 

 

 

俺「ヴァレルロード・F・ドラゴンの効果、発動!自分のモンスターと相手フィールドのカードを対象に取り発動できる。その自分のモンスターと相手フィールドのモンスターを破壊する!俺はヴァレルロード・F・ドラゴンと聖天樹の大母神を選択する!」

 

 

 

スペクター「血迷いましたか?我が母なる大樹、聖天樹の大母神は相手の効果では破壊されないのですよ?」

 

 

 

俺「それはどうかな?」

 

 

 

スペクター「何!?」

 

 

 

俺「この瞬間、罠カード シールド・ハンドラを発動!このカードはフィールドのモンスターを破壊する効果が発動した時に発動できる!自分、相手フィールドのリンクモンスター1体ずつ選択し、選択された相手リンクモンスターの効果は無効になり、自分リンクモンスターにこのカードを装備させ、装備されたモンスターは効果で破壊されない!俺はプロキシー・F・マジシャンとお前の聖天樹の大母神を選択。これにより聖天樹の大母神の効果は無効となりヴァレルロード・F・ドラゴンの効果で破壊される!いけ!ヴァレルロード・F・ドラゴン、聖天樹の大母神を破壊しろ!」

 

 

 

スペクター「き、きさまぁ!よくも我が母なる大樹を!」

 

 

 

俺「サンアバロンモンスターが効果でフィールドを離れたことによりサンヴァインモンスターたちは自身の効果で破壊される。」

 

 

 

スペクター「くっ、ならば永続罠 リビングデッドの呼び声!墓地から聖天樹の大母神を特殊召喚する!貴様に我が母なる大樹をやらせはしない」

 

 

 

俺「墓地のヴァレルロード・F・ドラゴンの効果。このカードを除外することで墓地から闇属性リンクモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターはこのターン、効果を発動することができない。蘇れ、デコード・トーカー!」

 

 

 

スペクター「今更デコード・トーカーを呼んだところで私を倒すことはできませんよ!」

 

 

 

俺「例えお前が俺を認めなくても俺は俺のやり方で、俺のデュエルでお前を倒す。現れろ!未来を導くサーキット!」

 

 

 

スペクター「何!?」

 

 

 

俺「アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はリンク3のデコード・トーカーとプロキシー・F・マジシャンをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!まだ見ぬ世界に繋がる風を掴め!リンク召喚!リンク4!アクセスコード・トーカー!」

 

 

 

スペクター「アクセスコード・トーカー…あれはリボルバー様を2度も倒したモンスター…」

 

 

 

俺「アクセスコード・トーカーの効果!リンク3のデコード・トーカーをリンク素材としたことにより攻撃力3000アップ!さらに魔法カード 星遺物を継ぐ者を発動!墓地からアクセスコード・トーカーのリンク先にトランスコード・トーカーを特殊召喚する!トランスコードの効果!アクセスコードとトランスコードの攻撃力を500アップさせる!さらに墓地のシーアカイバーを自身の効果で特殊召喚する!」

 

 

 

スペクター「一気にモンスターを3体も…」

 

 

 

 

俺「アクセスコードの効果!墓地のプロキシー・F・マジシャンを除外してリビングデッドの呼び声を破壊する!アクセスインテグレーション!」

 

 

 

スペクター「リビングデッドの呼び声を破壊されたことより聖天樹の大母神は破壊される…」

 

 

 

俺「…」

 

 

 

アクセスコード・トーカーの攻撃が聖天樹の大母神を貫き、聖天樹の大母神は焼き崩れていく。

 

 

スペクター「お母…さん…」

 

 

 

俺「バトルだ。トランスコード・トーカーでスペクターにダイレクトアタック!トランスコードフィニッシュ!」

 

 

 

スペクターライフ8900→6100

 

 

 

俺「シーアカイバーでダイレクトアタック!」

 

 

 

スペクター「ぐっ」

 

 

スペクターライフ6100→5800

 

 

 

俺「とどめだ。アクセスコード・トーカーでダイレクトアタック!」

 

 

 

 

スペクター「ぐあああ!」

 

 

 

スペクターライフ5800→0

 

 

 

 

俺がデュエルに勝つとウイルスは消えていく。

 

 

 

スペクター「約束通り、ウイルスは消えます」

 

 

 

俺「…」

 

 

 

スペクター「何故、なぜ最後に大母神を破壊したのです。大母神は攻撃対象にならず攻撃対象がほかにいなければ攻撃は全て私へのダイレクトアタックになっていた。わざわざ大母神を破壊しなくてもあなたは勝っていたのです。」

 

 

 

俺「それは結果論だろ」

 

 

スペクター「え?」

 

 

俺「そうだったとしても俺からすれば大母神を特殊召喚することで俺の攻撃を誘い直接攻撃を防ぐ手段があったかもしれない。そう考えた。だからできる手段は全て使った。ありとあらゆる可能性を考えて最善の手を打った。それが俺があの事件で学んだことだ。デュエルとは常に今できる最善の手を考えることだと。」

 

 

 

スペクター「勝つためにどんな手段も使う、それがあなたの正義ということですか」

 

 

俺「それは違うな。ただ俺はデュエルをする以上、負けるつもりはないということだ。それは俺もリボルバーも同じはずだ」

 

 

 

 

スペクター「ふっ、そうですね。ですが私はあなたを完全に認めたわけではありません。だがあなたのデュエルの強さは認めましょう。やはり伊達にあの事件を経験していたわけではないですね。あなたのデュエルの勝利に対する貪欲さ、繋がりなどと言いながらも本当は誰よりも勝ちたい。それがあなたの本性なのですね」

 

 

 

俺「それも違うな」

 

 

 

スペクター「何?」

 

 

 

俺「俺は誰かと繋がることで、誰かとのデュエルで強くなってきた。新しいカードを手に入れ、戦術を磨いてきた。そしてあの事件があったからこそ今の俺がある。どんな絶望の状況でも決して考えることをやめず諦めず活路を見出す。これまでの俺の人生が俺を強くしてきた。けど1番強くしてくれたが誰かとの繋がりだ。だから俺はこれからも誰かと繋がっていく。繋がりの強さを信じていく。それだけだ」

 

 

 

スペクター「そうですか…。わかりました。ですがこの借りは必ず返しますよ」

 

 

 

俺「あぁ、けど次はもうこんな真似はやめろ。デュエルだったらいつだって受けて立つ。次は正々堂々挑んでこい。今のリボルバーのように」

 

 

 

スペクター「ふっ、殺し文句ですね、それは。ですがリボルバー様の意思もそれと同じなら従いましょう。ではまたいずれお会いしましょう」

 

 

 

俺「あぁ」

 

 

 

スペクターはVR空間から消えていった。

 

 

 

そして俺もVR空間からログアウトした。

 

 

 

VR装置を外すと停電が直っていた。

 

 

 

ジェームズ『やったんだね!』

 

 

 

俺『あぁ』

 

 

 

 

この事件のことは混乱を避けるために俺とジェームズの間の秘密にした。

 

 

今回の件で学校側はさらにセキュリティを強化することにしたらしい。

 

 

 

 

 

〜自宅〜

 

 

 

俺「ただいま」

 

 

 

母親「おかえり」

 

 

父親「お、息子帰ってきたな」

 

 

 

俺は両親と食卓を囲んだ。

 

 

スペクターにはこうした時間がなかったんだな…。

 

 

当たり前に思っていたことが別の人にとって当たり前じゃない…。

 

 

 

歩夢が側にいることが当たり前だと思ってた。

 

 

同好会のみんなといることが当たり前だと思ってた。

 

 

けどそれってすごく幸せなことなんだと思う。

 

 

 

 

父親「どうかしたか?」

 

 

 

母親「味付け悪かった?」

 

 

 

俺「いや、美味しかった。ご馳走様」

 

 

 

俺はリビングを出た。

 

 

 

 

俺「向こうの時間は…よし電話しても大丈夫な時間だな」

 

 

俺は電話かけた

 

 

 

 

俺「もしもし、歩夢?」

 

 

 

歩夢「う、うん!どうしたの?」

 

 

 

俺「いや、なんというか?元気?」

 

 

歩夢「うん、元気だよ?あなたは?」

 

 

俺「俺も元気だよ」

 

 

 

電話の奥からかすみの声がした

 

 

 

かすみ「あれ!?歩夢先輩、もしかして先輩と電話してます?かすみん話したいです!」

 

 

 

愛「あー、愛さんも!」

 

 

 

エマ「私も〜」

 

 

 

彼方「彼方ちゃんも〜」

 

 

 

しずく「わ、私もお話したいです!」

 

 

 

璃奈「私も!璃奈ちゃんボード わくわく」

 

 

 

栞子「み、皆さんそんなに押しかけたら歩夢さんと部長が困ってしまいますよ」

 

 

 

せつ菜「でもこれも私たちらしいですよね」

 

 

 

果林「ということで年功序列ね、もしもし部長?」

 

 

 

かすみ「あー果林先輩ずるいです〜」

 

 

 

俺「ははは、みんな元気そうだな」

 

 

 

 

それから俺はみんなと話した。

 

 

正直、電話するのはどうしようかと思った。

 

 

けど、やっぱりこの当たり前を噛み締めたかった。

 

 

どんなに離れても俺たちは繋がってる。

 

 

それを実感したかったんだ。

 

 

これからも俺は繋がりを信じていく。

 

 

これからもずっと…

 

 

 

 

〜fin〜

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