スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第2話 前編

第2章 第2話 前編

 

俺「現れろ、未来を導くサーキット!アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はリンクスパイダーとリンク2のハニーボットをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!現れろ、リンク3、デコード・トーカー!」

 

千歌「すごい!これがリンク召喚なんだね!」

 

曜「聞いたことはあったけど実際に見るのは初めてだよ!」

 

俺「ふぅ、これでいいかな?」

 

千歌「うん!ありがとう!とっても参考になったよ!」

 

 

Aqoursのところにスクールアイドルの勉強をしにきた俺は千歌たちに頼まれてリンク召喚を披露していた。

 

ところでニジガクのみんなは元気でやってるかな…。

でもみんななら大丈夫か…。

 

 

 

一方…

 

 

 

 

愛「そういえば、今日しずくはー?」

 

せつ菜「しずくさんなら、演劇部の練習のあと来るそうですよ」

 

愛「そうなんだー、えらいねーしずくは」

 

果林「そうね、しずくはたしか鎌倉から毎朝5時起きで通ってるんだっけ?それで演劇部と同好会を掛け持ちしてるなんてすごいわね。」

 

彼方「そうだねー、毎朝エマちゃんに起こしてもらってる果林ちゃんからしたら考えられないね〜」

 

果林「ちょ、彼方、何言ってるの!?そんなことないわよ!?」

 

エマ「そうだよ、彼方ちゃん、毎日は言いすぎたよ、起こしてるのは学校がある日だけだよ」

 

果林「ちょっと、エマそれ全然フォローになってないわよ!」

 

かすみ「ふっふ、いいことを聞きました、これも果林先輩の弱点っと」

 

果林「かすみちゃん?今何をメモしたのかしら?」

 

かすみ「えー、かすみん何もメモしてないですよー」

 

 

その時、部室にしずくが入ってくる。

 

しずく「遅くなってすいません!演劇部の練習が遅くなってしまって…」

 

歩夢「全然気にしないで、しずくちゃん。それより今みんなでしずくちゃんは偉いってちょうど話してたところなの」

 

しずく「私がえらいですか…?」

 

愛「そうそう!しずくは毎日朝5時に起きてー、演劇部と同好会掛け持ちしてー、おまけに容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群で、ちょーえらいじゃん!」

 

しずく「そんな、面と向かって言われると恥ずかしいです…」

 

せつ菜「はっ、照れてるしずくさんもすごくかわいいです!」

 

かすみ「せつ菜先輩、やっぱり生徒会長の時とキャラ変わりすぎ…。」

 

果林「それじゃ練習を始めましょうか」

 

 

 

練習中

 

 

 

しずく「せつ菜先輩いつも見てもダンスも歌も、それにデュエルも完璧ですね。一体どんな練習をしてるんでしょうか…。」

 

果林「気になるなら、直接せつ菜に聞いて見れば?多分答えは決まってると思うけど…」

 

しずく「それがいいですね!ちょっと私聞いてきます!」

 

 

しずく「せつ菜さん!」

 

せつ菜「どうしました?しずくさん」

 

しずく「せつ菜さんはいつもどんな練習をしているのでしょうか?」

 

せつ菜「どんな練習ですか…うーん、あんまり考えたことないですね。」

 

しずく「そうなんですか!?」

 

せつ菜「はい、私はいつも思ったように練習しているだけですよ。例えばデュエルでしたらいろんな人とデュエルして改善点を見つけて改良していく、これの繰り返しですね」

 

しずく「それであんなに完璧なデュエルを」

 

せつ菜「いえいえ、私なんてまだまだですよ。実際、まだ部長には一度も勝てたことありませんし、完璧だったら勝ててるはずじゃないですか?だから日々勉強なんです!でもそれが楽しいんです!」

 

しずく「わかりました、ありがとうございます…。」

 

果林「どうだった?」

 

しずく「なんというか、せつ菜さんらしいと言えばらしいというか…。」

 

果林「ふふ、やっぱりね。ねぇしずくちゃんあんまりそんなに思いつめなくてもいいんじゃない?」

 

しずく「え?」

 

果林「あなたは十分頑張ってるし、今のままでも十分素敵だと思うけど」

 

しずく「それでも…やるからにはもっともっと上を目指したいんです…それに…」

 

果林「それに?」

 

しずく「私は皆さんのように素晴らしい個性がらないから…果林さんのようにスタイルがよくなければ、せつ菜さんのようなカリスマ性もないんです…。」

 

果林「そうかしら?」

 

しずく「え?」

 

果林「あなたは十分素敵な個性があると思うわよ。例えば演劇部で培われた順応力、曲によってガラッと印象を一番変えられるのはあなただと思うし、何よりこうみんなより透き通った綺麗さがあると思うの…。」

 

しずく「そ、そんなことないです!」

 

果林「ふふ、でもそんな照れてる純粋なところもあなたの魅力だと思うけど…」

 

しずく「そ、そんなこと言われるとは、恥ずかしいです…私あっちで休憩してきます!」

 

果林「ふふ相変わらず可愛いのね」

 

彼方「果林ちゃんがまた後輩いじめしてる〜」

 

果林「してないわよ、ていうかなんでいつも私の話盗み聞きしてるのよ!」

 

彼方「え〜だって彼方ちゃん、果林ちゃんのこと好きだから〜」

 

果林「もう、またからかって」

 

 

 

しずくが休憩をしてると、エマがやってくる。

 

エマ「しずくちゃん、一緒に休憩してもいい?」

 

しずく「え、はい!もちろんです!」

 

エマ「ありがとう。そういえばしずくちゃんは鎌倉から通ってるんだっけ?」

 

しずく「えぇそうですけど」

 

エマ「そっか毎朝早起きして大変だね」

 

しずく「えぇ、ですがだいぶ慣れました。」

 

エマ「そっかーえらいね」

 

しずく「そんなことないですよ、私の中ではそれが当たり前というか…。」

 

エマ「そうだ、しずくちゃん、明日の練習はたしか午後からだからよかったら私の部屋に泊まらない?」

 

しずく「エマさんの部屋にですか?そういえばエマさんは学校の寮暮らしでしたね。」

 

エマ「うん、そう!学校からすぐのところだからしずくちゃん朝はゆっくりしてられるし、しずくちゃんといろいろお話もしたいと思って。着替えは私の貸すから心配いらないよ。」

 

しずく「エマさんの着替えをですか…(ぶかぶかにならないかな…特に…この辺…)」

 

エマ「うん、嫌…かな?」

 

しずく「いえ!是非お願いします!」

 

エマ「うん!ありがとう、それじゃ練習後にね」

 

 

 

〜練習後〜

 

 

果林「あれ?しずくちゃん今日はこっち方面?」

 

しずく「え、えぇ」

 

エマ「ふふ、実は今日しずくちゃん、私の部屋に泊まるんだ」

 

果林「へぇそうだったの。まぁしずくちゃんの家は遠いからね」

 

エマ「果林ちゃんも遊びにくる?」

 

果林「え?私?……いや、やめておくわ。ちょっとやることあるから二人でガールズトークに花を咲かせて頂戴」

 

エマ「ガールズトーク?」

 

果林「えぇっと、とにかく楽しんでってこと!」

 

エマ「そういうことね、うん!いっぱいお話ししようね!しずくちゃん!」

 

しずく「は、はい!」

 

果林「それじゃあ私の部屋こっちだからまた明日」

 

エマ「うん、また明日」

 

しずく「お疲れ様です。」

 

 

彼方「ねぇねぇ、果林ちゃん」

 

果林「彼方、全く…寮にまでついてきて…」

 

彼方「今日さ、遥ちゃん友達の家に泊まってて彼方ちゃん寂しいから果林ちゃんの部屋に泊まってもいい?」

 

果林「えぇ!?まぁ…別にいいけど…」

 

彼方「ありがとう〜果林ちゃん、果林ちゃん大〜好き」

 

果林「わ、わかったからそんなにくっつかないでよ!」

 

 

〜夕食後〜

 

エマ「ごちそうさまでした〜」

 

しずく「すいません、エマさん。泊めてもらったに夕食まで作ってもらって」

 

エマ「気にしないで、しずくちゃんは今日はお客さんなんだからゆっくりしてて」

 

しずく「その…エマさんはどうして今日私を泊めてくださったんですか?」

 

エマ「え?うーん、そうだなー、なんかスイスの妹を見てるみたいだっからかな」

 

しずく「妹…そういえばエマさんは8人姉弟の長女でしたっけ?」

 

エマ「うん、そうそう。私にもちょうど2個下の妹がいてさ、よく悩んでたりしてたんだよね」

 

しずく「もしかして果林さんとの会話聞こえてました?」

 

エマ「うん、ごめんね、盗み聞きするつもりはなかったんだけどね。聞こえちゃったからついね。」

 

しずく「そうでしたか、恥ずかしいところを見れてしまいましたね。」

 

エマ「そう?しずくちゃんはすごい真面目でいい子だなって思ったよ」

 

しずく「え?」

 

エマ「私はあんまり物事を深く考えるのが苦手でよく果林ちゃんからも注意されるんだよね。だからしずくちゃんは年下なのに自分のことをしっかり考えていてすごいなって思うの」

 

しずく「そんな、私は…」

 

エマ「しずくちゃんはとっても可愛いし、歌だって演劇の時の経験がすごい生かされていてとっても上手だと思うよ。それに勉強も運動もできて羨ましいよ。」

 

しずく「買いかぶり過ぎですよ」

 

エマ「そうかな?そんなことないと思うよ。みんなそう言ってるし、しずくちゃんだったからきっとかすみちゃんも一緒にスクールアイドルやろうって言ったんじゃないかな。」

 

しずく「そう…なんでしょうか」

 

エマ「うん、きっとそうだよ、だからもっと自信持っていいと思うよ」

 

しずく「ありがとうございます…エマさんって本当お姉さんみたいですね」

 

エマ「え?そうかなー?」

 

しずく「さすがは8人姉弟の長女さんですね」

 

エマ「ありがとう♪」

 

エマ「ねぇ、しずくちゃんのお話しもっと聞かせてくれないかな、私もっとしずくちゃんのこと知りたいんだ」

 

しずく「わかりました。では何からお話しすればいいでしょうか?」

 

エマ「なんでもいいよ、しずくちゃんから話したいことで」

 

 

その日、夜遅くまでエマとしずくの会話は続いた…。

 

 

〜翌日〜

 

 

しずく「昨日はありがとうございました!」

 

エマ「うん、こちらこそすごい楽しかったよ」

 

しずく「その…また泊まりにきてもいいですか?」

 

エマ「うん!もちろん!しずくちゃんならいつでも大歓迎だよ!」

 

 

一方…

 

 

果林「彼方、もう朝よ、起きなさい」

 

彼方「果林ちゃんのベット気持ちよくて彼方ちゃんまだ寝てたい〜」

 

果林「だめよ、そろそろ準備しないと練習に遅れるわよ」

 

彼方「あと5分〜」

 

果林「だーめ、ほら立たせてあげるから支度してきて」

 

彼方「はーい、彼方ちゃんまだまだネムネム〜」

 

果林「全く、彼方がくると起こすのが大変なのよね〜。でも結構話聞いてくるしまぁいっか。」

 

 

〜練習中〜

 

せつ菜「今日はまず誰がデュエルしましょうか」

 

 

しずく「それなら私がしたいです。」

 

愛「おぉ、しずく今日は積極的だねー」

 

せつ菜「ではお相手はどなたが」

 

彼方「なら〜エマちゃんがいいんじゃな〜い」

 

エマ「え?私?」

 

彼方「うん、師弟対決〜」

 

かすみ「しず子いつのまにエマさんに弟子入りを」

 

しずく「弟子入りはしてませんが、ですがエマさんがよければお願いしたいです!」

 

エマ「うん、もちろんいいよ。楽しいデュエルにしようね。」

 

しずく「はい!」

 

愛「それじゃあいくよー」

 

エマ&しずく「デュエル!!」


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