スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第1章 「結成!?スクールアイドル同好会!!」
第1話 前編


第1話 前編

 

今日は歩夢と秋葉に来ている。

 

何やらスクールアイドルのライブがあるらしい。

 

歩夢に連れられてUTX学院の前にやってきた俺は衝撃を受けた。

 

そこでμ’sとAqoursの9人のグループがライブをしていた。

 

同じ高校生とは思えない、あの人の心を動かす何か。

 

なんていえばいいのかわからないけど、とにかくすごい。

 

それから俺は歩夢の勧めもあってスクールアイドルにのめり込んだ。

 

数日後…

 

俺「歩夢はスクールアイドルやらないの?」

 

歩夢「え?何突然…」

 

 

俺「いや、この前のμ’sとAqoursすごかったじゃん。同じ高校生とは思えないパフォーマンス、俺あれからずっと頭から離れなくて…」

 

歩夢「私の勧めで夢中になってくれたのは嬉しいけど私なんかじゃ全然無理だよ…」

 

 

俺「そうかな、俺は結構いけると思うけど」

 

歩夢「もう、幼馴染だからってからかってるの?」

 

俺「いや、別にそんなじゃないさ。そういえばニジガクにもスクールアイドル同好会ってあったよな、放課後部室行ってみない?歩夢にスクールアイドルやれとは言わないからさ。見学だけ!な、いいだろ?」

 

歩夢「まぁ、あなたがそこまで言うなら行ってあげるけど…」

 

俺「よし、じゃあ決まり!」

 

放課後…

 

俺「ここが部室か、失礼しま~す」

 

ドアを開けると小柄でスリムだが容姿端麗の少女がいた。

 

???「はーい、ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ。あ、もしかしてワンダーフォーゲル部の方ですか?まだ同好会はなくなるって決まってないって何度も言ったじゃないですか、部室は明け渡しませんよ!」

 

俺「いや、違います!俺たちはスクールアイドル同好会を見学しに来ただけで…」

 

???「あ、そうだったんですかー、かすみんったら早とちりしちゃって、エヘヘ。私、1年の中須かすみって言います!もしかして入部希望者ですか??あー、でも男子のスクールアイドルってあんまり聞いたことないような…」

 

俺「1年生、なんだ年下か。いや俺たちは入部希望じゃなくてそのただの見学で…」

 

かすみ「なんだ~、見学ですか~。あいにくですがみてもらっての通り、特に見学するところはありませんよ」

 

歩夢 「そうだったんだ…そういえばかすみさん、さっき同好会がなくなるって言ってたけどどういうこと?」

 

かすみ「あぁ、それは話すと長くて…」

 

ガチャッ、その時部室のドアが開く。

 

???「いや、中須さんこんにちは、部室の片付けは進んでいますか?」

 

かすみ「うぅ、出たなイヤミ男」

 

???「誰がイヤミ男だ!」

 

俺「かすみちゃん、この人は?」

 

かすみ「このイヤミ男こそ、ワンダーフォーゲル部、部長でかすみんの天敵の井矢見さんです!」

 

 

井矢見「貴様、先輩に向かってなんて口の利き方を!ふぅん、だがまぁいい。その生意気な口を叩けるのも今のうちだ。じきにこの部室も無くなりスクールアイドル同好会もなくなるんだからなぁ!」

 

かすみ「そんな、まだ決まったわけじゃないです!今はみんないないけどじきに戻ってきます!」

 

井矢見「いつもそう言ってるが、一向に部員は集まらないじゃないか。大人しく部室を明け渡しらどうだ?」

 

かすみ「嫌です!絶対に嫌!」

 

井矢見「まったく相変わらず強情だな、ならいい提案をしてるやる。」

 

かすみ「え?」

 

井矢見「お前も決闘者なんだってな?ならここは決闘者同士、デュエルで決めないか?お前が勝てば部室の件は諦めてやる。だが、俺が勝てば部室を明け渡し、お前はスクールアイドルをやめるんだな!」

 

 

かすみ「ちょっと、かすみんがスクールアイドルやめるって話が増えてる!」

 

井矢見「今まで散々待ってやったんだ、これくらい当然だよな?それとも負けるのが怖いのか?自称スーパーアイドルの名が廃るな」

 

かすみ「うぅ…」

 

歩夢「かすみちゃん、どうしたの?」

 

かすみ「実はかすみん、デュエルだけは自信がなくて…」

 

井矢見「おや?その様子じゃデュエルはできなそうだな?なら不戦勝で俺の勝ちだな!部室は明け渡してもらうぞ」

 

 

その時

 

俺「ちょっと待ってください」

 

井矢見「なんだ~お前?」

 

俺「話は聞いてました。まだ廃部が決まってないのに、そんな仕打ち酷すぎます。だから、このデュエル俺が引き受けます」

 

かすみ「先輩?」

 

井矢見「ほー、正義の味方気取りか?面白い、ならお前が負ければ、お前は俺が卒業するまでパシリになってもらおうか」

 

俺「わかりました、それでいいです。」

 

歩夢「ちょ、ちょっと。そんなこと言って大丈夫なの?」

 

 

俺「歩夢、歩夢はずっと俺のデュエル見てきたはずだ。だから俺がここで負けると思う?」

 

歩夢「それは…」

 

俺「心配はいらないよ、俺は必ず勝つから。」

 

歩夢「わかった、あなたなら勝つって信じてる。」

 

俺「さぁ、先輩デュエルです。」

 

井矢見「あぁ、その生意気な面、すぐに泣き面にしてやるよ」

 

デュエル!!


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