俺「俺のターン!ドロー!罠発動!リコーデットアライブ!墓地のトランスコードを除外してデコード・トーカーを特殊召喚する!」
リボルバー「この瞬間、ヴァレルソードの効果をマグナヴァレットを対象に発動!そしてマグナヴァレットの効果、デコード・トーカーを墓地に送る」
俺「まだだ墓地のリコーデット・アライブの効果!このカードを除外し、除外されているトランスコードを特殊召喚する!」
草薙「よし!マグナヴァレットの効果を凌いだぞ」
俺「トランスコードの効果、墓地からフレイムアドミニスターを特殊召喚、そしてトランスコードとフレイムアドミニスターでリンク召喚!リンク3、エンコード・トーカー!そしてサイバース・ウィザードを通常召喚。そしてサイバースウィザードでリンク召喚!リンク1、リンクディサイプル!続けてエンコード・トーカーとリンクディサイプルでリンク召喚!現れろ、リンク4、双穹の騎士 アストラム!」
草薙「よし、こっちもリンク4モンスターだ!」
俺「バトルだ!アストラムでヴァレルソードを攻撃!」
リボルバー「底知れぬ絶望の淵へ沈め!罠発動!聖なるバリアーミラーフォース!」
俺「何!?ミラーフォースだと!?くっ、アストラムは破壊される…だが、アストラムの効果、ヴァレルソードをデッキに戻す!」
リボルバー「やはりただではやられないか。」
俺「カードを2枚伏せてターンエンド…。」
リボルバー「この瞬間、マグナヴァレットの効果、デッキからオートヴァレットドラゴンを特殊召喚。私のターン、ドロー!魔法カード 貪欲な壺、墓地のモンスター5体をデッキに戻して2枚ドローする!ふん、これが貴様を葬りさるカードだ!魔法カード 死者蘇生!蘇れ、ヴァレルロード ・ドラゴン!」
俺「やっぱりヴァレルロードを呼び戻してきたか。俺は死者蘇生にチェーンして永続罠、リビングデットの呼び声を発動!墓地からトランスコード・トーカーを特殊召喚する!」
リボルバー「無駄だ!ヴァレルロードの効果、アンチ・エネミー・ヴァレット!オートヴァレットを効果の対象に発動!そしてオートヴァレットの効果発動!このカードを破壊し、相手の魔法・罠カードを破壊する!」
俺「それこそが無駄だ!カウンター罠、サイバネット・コンフリクト!オートヴァレットの効果を無効にし、ゲームから除外する!」
リボルバー「ちぃ、ならばバトルだ!ヴァレルロードでトランスコード・トーカーを攻撃!この瞬間、ヴァレルロードの効果、攻撃したモンスターのコントロールを奪い、ヴァレルロードのリンク先に置く!」
俺「なんだと!?」
リボルバー「私はトランスコード・トーカーでダイレクトアタック!」
俺のライフが2750から450に減る。
リボルバー「私はカードを1枚伏せてターンエンドだ。絶望的だな、貴様の手札、モンスターは0。そしてこちらにはヴァレルロードと貴様のトランスコードがいる。この状況をどう乗り切る?」
俺「俺は…負けない…絶対に…。歩夢をあんな目に合わせたお前たちを倒すまで!」
俺「(このドローで全てが決まる…)俺のターン!ドロー!」
草薙「頼む…来てくれ逆転の一手」
俺「俺は魔法カード 貪欲な壺を発動!墓地のモンスターを5体デッキに戻し2枚ドロー!きた!お前の場にフィールド魔法 リボルブートセクターが存在することにより手札からグリッド・スィーパーを特殊召喚する!さらにファイアウォール・ガーディアンを通常召喚!ファイアウォール・ガーディアンでリンク召喚!リンク1、リンク・ディサイプル!そして墓地のファイアウォールガーディアンの効果、自身を特殊召喚する!そして俺はレベル4のファイアウォール・ガーディアンとグリッド・スィーパーでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」
リボルバー「まさか!?」
俺「万物を蹴散らす力の壁よ。今、竜の牙となりて顕現せよ!エクシーズ召喚!現れよ、ランク4!ファイアウォール・X・ドラゴン!」
リボルバー「手札0枚からエクシーズ召喚、やはり貴様は想像以上だな!」
俺「エクシードドラゴンの効果!オーバーレイユニットを2つ使い、墓地からアストラムを特殊召喚する!」
草薙「よしアストラムが戻ってきたぞ!」
俺「バトルだ!アストラムでヴァレルロード ドラゴンを攻撃!」
リボルバー「ふん、ここが引き際か、速攻魔法 クイック・リボルブを発動!デッキからエクスプロードヴァレット・ドラゴンを特殊召喚!ここでヴァレルロードの効果をエクスプロードヴァレットを対象に効果発動!対象のモンスターの攻撃力を500下げる!そしてこの瞬間エクスプロードヴァレットの効果!リンクモンスターの効果の対象になった時、このモンスターを破壊し互いのプレイヤーは2000のダメージをうける!」
俺「何!?ぐぁ」
リボルバー「ぐっ」
互いのライフは0になる。
デュエルは引き分けとなった。
俺「倒せなかった…あいつを…くそ!」
リボルバー「さすがと言うべきだな。被験体001。やはり貴様は私の想像を超えていた。だが、貴様は私に勝つことはできなかった。それはなぜか。それは私を憎む心が足りなかったからだ。私をもっと憎み、それを力にしろ。そうすれば私への復讐は果たされるだろう…。」
俺「ならもう一回だ。次は必ず倒してやる。」
リボルバー「あぁいいだろう。だがその時は今ではない…。」
俺「どういう意味だ。」
リボルバー「今のデュエルでこの施設に相当なダメージが加わったようだ。この施設はまもなく崩れるだろう。」
草薙「なんだと!?」
リボルバー「生憎私はここにはいない。貴様らが戦っていた私は立体映像の私だ。」
俺「自分だけ安全な場所で静観してたってのかよ。」
リボルバー「無駄話をしている時間はないぞ、瓦礫の下敷きになりたくなければ脱出するんだな。」
草薙「悔しいが、ここはリボルバーの言う通りだ、さっきから壁が崩れ始めている。ここは早く脱出しよう」
俺「くっ、勝てなかったのにここで手がかりを失うのかよ…」
俺たちはやむなく脱出した。
リボルバーの言う通り、程なくして施設は崩れ去った。
俺は勝てなかった。あいつに。
いやそれどころじゃない、施設が崩れ去った今、ハノイの騎士を追う手がかりがなくなった。
俺は絶望した。
歩夢になんて説明しよう。
俺たちが実験の被験者だったんて言えない。
言ったらきっと歩夢はあの時の記憶を思い出す。
なら、俺が全てを終わらせなきゃいけない。
リボルバーを倒し、ハノイの騎士を潰す。
それが俺にできる唯一の歩夢の心を救う方法。
そのためだったら鬼にだって悪魔にだってなってやる。
全てを終わらせて取り戻すんだ、俺たちの10年間を…。
To be continued …。