スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第6話

 

 

 

歩夢「私の記憶なのに、私が思い出しちゃいけない記憶って…彼が苦しんでるのに何もできないなんて…本当私はいつも何もしてあげられない…」

 

歩夢が途方に暮れながら歩いていると後ろからものすごい勢いで足音が聞こえた。

 

歩夢「何?え?」

 

愛「歩夢ー!」

 

歩夢「あ、愛ちゃん?」

 

愛「追いついたー」

 

歩夢「追いついたって…もしかして追いかけてきたの?」

 

愛「そう!愛さん足速いでしょ?だてにいろんな部の助っ人やってないからね!」

 

歩夢「ごめん、愛ちゃん…今日は部活できる気分じゃないの…」

 

愛「それは部長と喧嘩したから?」

 

歩夢「え?」

 

愛「3年生から聞いたんだ。部長しばらく部活に来れないって言ってたって。だからそれで歩夢と喧嘩したんじゃないかと思って」

 

歩夢「ううん、そんなじゃないよ。ただ私は…」

 

愛「うん…」

 

歩夢「彼が苦しんでるのに何もしてあげれていない。なんで苦しんでいるのかも理解してあげれてない。それどころか、私が昔のこと覚えてないから彼を苦しめてる…それが悔しくて…なんでいつも彼の力になれないんだろうって…」

 

歩夢の目から涙が溢れてくる

 

その時、愛が歩夢をそっと抱き寄せた。

 

愛「そんなことないよ、歩夢」

 

歩夢「え?」

 

愛「歩夢は部長の力になってるよ。部長が歩夢にほんとのことを言わなかったのは歩夢が部長にとってかけがえのない存在だからだよ。歩夢を守りたい、歩夢のそばにいたい、部長はその一心なんだよ。部長が今戦えているのは歩夢がいるからだよ。歩夢のところに帰ってくるためにそのために戦ってるんだよ。」

 

歩夢「でも…」

 

愛「思い出させないならしょうがないじゃん!無理に思い出そうったって無理なもんは無理なんだよ。肝心なのは今歩夢が部長に何ができるか考えることじゃないかな…」

 

愛「愛ちゃん…」

 

 

その時、せつ菜、かすみ、璃奈が合流する

 

かすみ「愛先輩早すぎ…」

 

璃奈「さすがは元人気助っ人…」

 

せつ菜「歩夢さん、私たち歩夢さんの力になりたいんです!お節介かもしれませんけど、以前私たちはお互いの思ったことを言えなかったから離れ離れになってしまった。だから今度は本気で話したいんです!歩夢さんに何もしてあげれなくてまた離れ離れになるのは嫌なんです!それは私のわがままかもしれませんけど、私たちはかけがえのない仲間なんです!」

 

かすみ「そうですよ!歩夢先輩はたしかにかすみんのライバルですけど、ライバルであって切磋琢磨する仲間なんです!だから話してください、教えてください、歩夢先輩のこと、先輩のことを!」

 

璃奈「私も教えて欲しい、部長のこと、歩夢さんのことを私もみんなが離れ離れになるのは嫌だから…」

 

歩夢「みんな…ありがとう…。」

 

愛「さぁ、歩夢全部話して楽になろう!」

 

 

歩夢「うん…そうだね。それじゃあ話すね、私のこと、彼のことを」

 

 

 

歩夢は自分が知っていること、覚えていることを全て話した。

 

愛「そっか、大変だったね。」

 

せつ菜「ですが、ありがとうございます!歩夢さん、これでまたひとつ仲良くなれた気がします!」

 

かすみ「これで歩夢先輩の方は大丈夫になりましたけど、先輩の方は…」

 

愛「うん、ちょっとカリンに連絡してみる」

 

 

愛は果林に電話をかけた

 

果林「もしもし」

 

愛「カリン?こっちはもう大丈夫、歩夢が全部話してくれたから…」

 

果林「そう…こっちはダメね。家に行ってみたけどいないし、バイト先のCafe Nagiの屋台の車もない…」

 

愛「そっか…とりあえず合流しよう。」

 

果林「えぇ、わかったわ。それじゃ部室に集合しましょう」

 

 

9人は部室に集まった。

 

 

果林「歩夢、ありがとうね全部話してくれて」

 

歩夢「いえ、私の方こそごめんなさい。みんなに心配かけて…」

 

エマ「ううん、気にしないで」

 

彼方「そうそう、それに部長が行きそうなところに心あたりはある〜?」

 

歩夢「ううん、Cafe Nagiにいなかったらあとは思いつかないな」

 

愛「あーもう、部長ってばどこにいるのー!」

 

璃奈「愛さん落ち着いて」

 

しずく「ですが、今一番頼りなのは歩夢さんの情報ですね…。部長のご両親はお仕事で家を離れていて一人暮らし状態ですし…」

 

歩夢「うんそうだよね。彼が行きそうな場所か…」

 

せつ菜「行きそうな場所じゃなくて、思い出の場所とかはどうでしょう!?」

 

かすみ「思い出の場所ですか?」

 

せつ菜「はい!よくアニメとかであるじゃないですか、思い出の場所で2人は再会するって」

 

果林「せつ菜、ラブコメじゃないのよ」

 

しずく「ですが、今はそれも当たった方がいいかもしれませんね…何しろ情報がなさすぎて」

 

歩夢「思い出の場所……あっ、あった!」

 

愛「マジ?どこどこ?」

 

歩夢「近所の公園なんだけどね、昔よく遊んでてよくそこでデュエルしてたの。10年前彼がいなくなったのもその公園にいた時…」

 

愛「灯台下暗しってやつだね!早速行こう!」

 

歩夢「うん!」

 

 

一方…

 

 

俺「ダメだ、ハノイの情報が掴めない!」

 

草薙「なぁ、少しは休んだらどうだ。」

 

俺「ダメだ、こうしてる間も歩夢は悲しんでる」

 

草薙「だが、施設がなくなった今手がかりになるのは…何か昔のことで覚えてないか。施設に誘拐される前のこととか」

 

俺「施設に誘拐される前か……そうだ」

 

草薙「何か思い出したか?」

 

俺「あぁ、俺は誘拐される前に同じ年頃の男の子とあったんだ。君もデュエルするのかって言われて。それでその子に家に誘われたんだ。歩夢は習い事あるから先に帰るって言って帰ったんだけど…」

 

草薙「もしかしてその男の子って」

 

その時、この前の施設の出来事を思い出す

 

俺「久しぶりだな…あいつはそう言ってた…まさかあの男の子は…リボルバー」

 

草薙「かもしれないな。だとすればその公園に行けば何か掴めるかもしれないぞ」

 

俺「可能性は少ないが…今は少しでも情報が必要だ。行こう」

 

俺たちは近所の公園に向かった。

 

 

 

そして同好会のみんなと出会った。

 

歩夢「やっぱり来てたんだね」

 

俺「歩夢、みんな…どうして」

 

果林「ここにいるじゃないかって歩夢が」

 

愛「ねぇ、聞いて!部長!歩夢はね、部長の力になりたいと思ってるの!部長が苦しんでるのに力になれてないって悲しんでるの!だから部長が知ってること話してあげて!部長が何も言わない方が歩夢を悲しませてるの!」

 

俺「俺が歩夢を…」

 

歩夢「教えて!私に何があったか、例え昔のことを思い出しても私は大丈夫。あなたとみんながいるからだから知ってることは全部話して!」

 

俺「歩夢…」

 

草薙「もういいだろ、歩夢ちゃんもこう言ってるんだ。1人で抱え込んでるお前を見るのはみんなが辛いんだ…俺だってつらい…」

 

俺「草薙さん…」

 

 

 

俺「わかった。話すよ全部…」

 

 

俺は覚悟を決めた。

 

そして全て話した。

 

あの事件のことを。

 

歩夢も被害者だったことを。

 

 

 

歩夢「そうだったんだ。だから私のあなたの記憶は食い違ってた…でもスッキリした!」

 

俺「え?」

 

歩夢「だってこれで心置きなくあなたを助けられるから!」

 

俺「歩夢…」

 

歩夢「あなたは自分と私のためにハノイの騎士に復讐するって言ったけど、でも復讐の先には何もないよ」

 

俺「わかってる…でも」

 

愛「そーそーやったらやり返すじゃずっと喧嘩はなくならいしねー」

 

歩夢「でも私はあなたがハノイと戦うのは止めたりしない。」

 

俺「え?」

 

歩夢「あなたがハノイを倒すことで守って欲しいんだ。未来を」

 

俺「未来を…?」

 

歩夢「うん、もしかしたらこの先私たちのような子たちが生まれてきてしまうのかもしれない…だからあの惨劇を繰り返さないためにもハノイの野望は絶対に止めないと。今度は復讐のためじゃなくて守るためにあなたに戦ってほしい」

 

俺「そっか…そうだな。もう誰にもあんな思いはさせない。だから俺は復讐じゃなくて、ハノイを止めるために戦う…。ありがとう歩夢、みんな俺思い出したよ、デュエルは復讐の道具に使っちゃいけない。未来を切り開くために使うんだって。前に進むために使うんだって。」

 

草薙「そうと決まれば、ハノイの情報収集だな!2人から11人に増えたからな!こりゃ楽勝だな!」

 

かすみ「こっちにはPCに強いりな子もいますからね!」

 

せつ菜「それじゃあこれからは皆さんでハノイの騎士を止めましょう!部長、あなたは1人じゃない、私たちがついています!」

 

俺「あぁ!頼りにしてるよ」

 

 

 

 

そして俺たちは自分の持てる手を全て使いハノイを調べた。

 

何日も何日も

 

しかしなかなか情報は集まらなかった…。

 

情報収集のためにCafe Nagiはオープンしていた。

 

 

草薙「おっ、いつもありがとね」

 

???「もうここにはおそらく来ないでしょう…」

 

草薙「え?あぁいやここじゃくてもセントラルステーションでもやってるからそっちでも是非…」

 

???「お別れです…草薙翔一…」

 

草薙「え?どうして俺の名前を…まさか」

 

 

草薙の名前を知っていた男は、おそらく自宅である屋敷に向かって行った。

 

草薙「もしもし?」

 

俺「もしもし、草薙さん?どうした?」

 

草薙「リボルバーの正体がわかったかもしれない…」

 

俺「それは本当か、今すぐ行く」

 

 

俺たちはCafe Nagiに直行した。

 

俺「草薙さん、リボルバーの正体がわかったのか!?」

 

草薙「あぁ、リボルバーの正体…それはおそらく…」

 

俺「鴻上…了見…」

 

 

 

 

to be continued …

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