スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第6章 「日常〜それぞれの道〜」
第1話


第6章 第1話

 

 

 

 

〜ある日〜

 

 

かすみ「あれ?今日は3年生の皆さんは遅いですね?」

 

俺「今日は3年生は進路のことで学年集会だってさ。」

 

かすみ「進路ですか…そういえばあの3人が将来何したいか先輩知ってます?」

 

俺「いや」

 

かすみ「いや って!部長なのに何も知らされてないんですか!?」

 

俺「まぁそこは個人の問題だからな。将来についてまで首突っ込むつもりはないよ。もちろん、応援はするけど。単にまだ3人ともやりたいことが固まってないのかもしれないし」

 

 

しずく「でも3人とも普通科じゃないですよね?それなりに目的があってこの高校を選んだのではないでしょうか…」

 

 

俺「そうだな。ま、3人とも意外と自分のこと話さないからな」

 

 

愛「そーそー、どっかの誰かさんと同じで!」

 

 

俺「…」

 

 

愛「あれ?もしかして図星?」

 

 

俺「とにかく、ここは3人の自主性を尊重しよう。」

 

愛「あー、逃げたなー」

 

 

かすみ「そういえば、先輩の夢ってなんですか?」

 

俺「え?なんだよ、いきなり」

 

 

かすみ「そういえば、聞いたことないなって思って」

 

しずく「たしかにそうですね、私も気になります」

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード じー」

 

 

愛「愛さんも気になるー!ねぇ、歩夢は知らないの?」

 

歩夢「え?う、うん…。あんまりそういう話しないから…」

 

愛「歩夢にも言ってないなんて相当秘密にしてるんだね」

 

俺「いやー、そういうわけじゃないんだけどさ。明確な将来の夢がないっていうか、毎日過ごすのでいっぱいいっぱいで、まぁ今はみんなをデュエルフェスティバルで優勝させることかな」

 

 

かすみ「先輩…かすみんたちを言い訳に逃げましたね」

 

しずく「はい、私もそう思います」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード むむむ」

 

俺「言い訳になんかしてないよ。ほらみんな練習、練習。俺の夢が叶うかどうかはみんなにかかってるんだから」

 

 

愛「また逃げたー!」

 

 

 

 

一方…

 

 

エマ「あ、彼方ちゃん」

 

 

彼方「おぉ〜エマちゃん」

 

 

エマ「彼方ちゃんは進路の紙、出した?」

 

彼方「ううん、まだー。エマちゃんは?」

 

 

エマ「私もまだなの」

 

 

彼方「そっか〜」

 

 

エマ「彼方ちゃんは将来、何になりたいとかあるの?」

 

 

彼方「うん、一応ね〜」

 

 

エマ「え、何、何??知りたい」

 

彼方「ふ、ふ、ふ。彼方ちゃんはね〜」

 

 

エマ「うんうん」

 

 

彼方「管理栄養士になりたいのであります」

 

 

エマ「管理栄養士か〜そういえば彼方ちゃんの専攻、料理の学科だったもんね〜」

 

 

彼方「そーなの、管理栄養士になれば遥ちゃんの献立をプロの目線から考えてあげられるし、一緒に他の人たちの献立も考えられてあげて、これでみんなハッピーになれるかな〜と思って」

 

 

エマ「うん!すっごく彼方ちゃんらしいと思う!」

 

 

彼方「ふふ、ありがと〜。そういえばエマちゃんは?」

 

 

エマ「私?私はね〜」

 

 

彼方「うん〜」

 

 

エマ「実はスイスに戻ろうかなと思うんだ」

 

 

彼方「えー。そーなんだ、ちょっとびっくり〜」

 

エマ「うん、スイスの大学に進学しようかなと思ってね。あっちには家族がいるし、向こうの大学は結構語学を勉強する環境が整っていて、あとは推薦の話もあるんだ」

 

 

彼方「そっか〜寂しくなるね〜」

 

 

エマ「うん…で、でもまだそうと決まったわけじゃなくて、まだ考え中というか…」

 

彼方「そうなんだ」

 

 

エマ「そういえば果林ちゃんは?果林ちゃんはどうするんだろう?」

 

 

彼方「前に聞いた時は、服飾の学校に行きたいって言ってたから多分そっち方面に行くんじゃないかな〜」

 

 

エマ「そっかー。でも果林ちゃんらしいね!」

 

 

彼方「うん。」

 

 

エマ「それじゃあ、練習行こっか!」

 

 

彼方「そうだね〜」

 

 

 

 

〜練習中〜

 

 

俺「学年集会どうだった?」

 

果林「どうだったって、ただの進路についての集会よ」 

 

俺「そっか、そういえば果林は進路どうするんだ?」

 

果林「急にどうしたの?」

 

 

俺「いや、ちょっと気になっただけ」

 

 

果林「そうね、私は服飾関係の学校に進もうと思ってるの」

 

 

俺「やっぱそうなんだ。じゃあ将来は服飾関係の仕事に?」

 

 

果林「そうね、今のところはそのつもり」

 

 

俺「ふーん」

 

 

果林「部長は?」

 

 

俺「え?」

 

 

果林「部長は将来何するの?パソコン得意だからSEとか?」

 

 

俺「いや、決めてない」

 

 

果林「あら、意外ね。やりたいことは決めててそれに向かって無駄なことせず突っ走るって感じだと思ってだけど」

 

 

俺「自分が何がしたいかも、何に向いてるかもわかんないからな」

 

 

果林「そうね〜、あなたって結構器用だし、いろいろ選択肢はありそうだけど…」

 

 

俺「でもやりたいことはまだないけど、なりたい自分はあるかな」

 

 

果林「それはなに?」

 

 

俺「デュエルで笑顔を届けられる人になっていたいな」

 

果林「へぇ〜あなたにしては随分ロマンティックなこと言うじゃない」

 

 

俺「そうかな?ほら、俺ハノイの事件で、デュエルで辛い思いしてきただろ。それに歩夢や尊、それに仁君と辛い人生を送ってきた人を見てきたんだ。だからそんな人見てると助けてあげたいとか、自分と同じ思いをしないで欲しいって思うんだよな。だからデュエルする人には笑っていて欲しいんだ。」

 

 

果林「そう…でもなんだかあなたらしいわね。将来それに関わる仕事見つけられるといいわね」

 

俺「あぁ、そうだな」

 

果林「なら、まずは大学に進んでみるといいんじゃない?」

 

俺「大学に?」

 

果林「そう、大学っていろんなところから人が集まるし、それに今は留学制度が充実してるからいろんな人に接する機会も増えると思うからあなたの夢を見つけるのにぴったりなんじゃないかなと思って」

 

俺「そっか…そうだな。さすが先輩!頼りになります!」

 

果林「こっちは真面目にアドバイスしてあげたのよ、もう」

 

俺「わかってるって。でもありがとうな」

 

果林「ま、あなたには普段からいろいろ相談に乗ってもらってるからね。たまにはお返ししないとね」

 

俺「そういえば、ほかの2人はなんか知ってる?」

 

果林「そうね〜彼方は管理栄養士になりたいって言ってたけど、エマは聞いたことなかったかも…」

 

俺「そっか…そういえばエマっていつもみんなの話聞いてくれて自分のこと話さないかもな」

 

果林「言われてみればそうね…今度聞いてみようかしら」

 

俺「あぁ、頼んだ」

 

 

2人の様子を彼方は無言で見つめていた。

 

 

彼方「……。」

 

 

 

 

〜練習後〜

 

 

彼方「ぶちょ〜ちょっとこの後いい〜?」

 

 

俺「あぁ、いいけど?」

 

 

彼方「じゃあ人気のないところに」

 

 

俺「あ、あぁ…」

 

 

 

 

彼方「さっきの果林ちゃんとの話聞いてたんだけどさ〜」

 

俺「あぁ、そうなんだ」

 

彼方「まぁ部長がやりたいことはなんとなくわかったよ〜」

 

俺「そこまで聞いてたんだ…」

 

彼方「問題はそこじゃなくて、エマちゃんなんだよね〜」

 

俺「エマがどうかしたのか?」

 

彼方「実はね集会のあとエマちゃんと話したんだけど、エマちゃんスイスに帰っちゃうみたいなんだ〜」

 

俺「え?そうなんだ…寂しくなるな…」

 

彼方「うん、向こうの大学はいろいろ勉強する環境が整ってるらしくてね。まぁ家族もいるし」

 

俺「元々、スクールアイドルしに日本に来たんだっけ?エマ」

 

彼方「うん、だからこれからもずっと日本でスクールアイドルするんだと思ってて、ちょっと意外というか…」

 

俺「そうだな」

 

彼方「それに、まだエマちゃんのやりたいこと聞けてなくて」

 

俺「やりたいことか」

 

彼方「うん、向こうで勉強することは聞いたけど、エマちゃんが本当にしたいことってなんだろうって思ってさ。もしかしたら高校卒業したらスクールアイドルやめちゃうんじゃないかなって」

 

俺「果林が今度聞いてみるって言ってたけど…」

 

彼方「うん、でもそれでいいのかなって思って。エマちゃんとは前の同好会からの仲だからさ〜」

 

俺「なら彼方が直接聞けばいいんじゃないか?」

 

彼方「それができたら部長に相談してないよ〜」

 

俺「なら俺が聞こうか?」

 

彼方「え?」

 

俺「そのために俺を頼ったんじゃないのか?」

 

彼方「それは…そうだけど〜」

 

俺「ま、直接聞いたら不自然だしな。こういう時はやっぱりデュエルだな」

 

彼方「それで大丈夫〜?」

 

俺「あぁ、任せておけって。こんな時のデュエルだ。」

 

彼方「じゃあ頼んだよ〜」

 

俺「それと」

 

彼方「なに〜?」

 

俺「本当はエマにスイスに帰って欲しくないんだろ?」

 

彼方「え?そ、そんなことないよ〜エマちゃんが決めたことなら彼方ちゃんは応援するだけだよ」

 

俺「だったらわざわざ俺に相談なんてしないだろ。それにエマに帰って欲しくないのは彼方だけじゃないよ。」

 

彼方「そうなの〜?」

 

俺「俺もそうだし、果林、お前もだよな?」

 

彼方「え〜?」

 

 

 

果林「全く、あなたってエスパーなのかしら?」

 

俺「いやバレバレだったよ」

 

彼方「盗み聞き〜?果林ちゃんは趣味が悪いな〜」

 

果林「な、彼方に言われたくないわよ!」

 

彼方「彼方ちゃんは見守ってあげてるだけだよ〜」

 

果林「まったく…」

 

彼方「果林ちゃんもエマちゃんには帰って欲しくないの〜?」

 

果林「え?ま、まぁそうね。せっかく日本でスクールアイドルできてるんだし、もったいないって思ってね」

 

彼方「ふーん、でも果林ちゃんだって寂しいんでしょー?」

 

果林「え?ま、まぁ寂しくないって言ったら嘘になるかしら…」

 

俺「ほらな、だからみんな思いは同じなんだよ、彼方」

 

彼方「うん」

 

俺「だから今度、エマの本心確認してみるよ」

 

彼方「頼んだよ〜部長」

 

俺「あぁ」

 

 

 

 

〜翌日〜

 

 

俺「今日のデュエルの練習は俺も参加するから」

 

かすみ「やったー!早速先輩デュエルしましょう!」

 

俺「いや、かすみはあとで」

 

かすみ「えー」

 

俺「最初はエマだ」

 

エマ「私?」

 

俺「そう。最近デュエルしてなかっただろ?」

 

エマ「うん、そうだね〜それじゃやろうか〜」

 

 

 

かすみ「えー、じゃあかすみんの相手は〜」

 

果林「そうね、かすみんちゃんの相手はせつ菜、お願いできる?」

 

せつ菜「はい!もちろんです!かすみさん、楽しいデュエルにしましょう!」

 

かすみ「は〜い」

 

 

 

彼方「うまくいったね〜果林ちゃん」

 

果林「えぇ、あとはエマと部長のデュエルを見守るだけね」

 

 

 

俺「さぁ、始めようか」

 

エマ「うん!」

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

 

to be continued…

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