スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第4話

 

 

 

〜自宅〜

 

 

歩夢「何してるの?」

 

俺「ん?あぁこれか。俺のデュエルディスクの戦闘データを解析して、データ出力しようと思ってね」

 

歩夢「へぇ、そんなことできるんだ」

 

 

俺「リボルバーが前に俺たちのデュエルディスクが新しいカードを生み出せるのは戦闘データとリンクして蓄積されたデータが出力されてるって言ってたからな。だからもしかしたらデュエル前にそれができるんじゃないかと思ったらできたんだ。」

 

歩夢「そうなんだ」

 

俺「お、そうこうしてる間に新しいカードが来そうだな」

 

歩夢「どんなカードが来るんだろう」

 

デュエルディスクからカードが出力される

 

 

俺「お、きたきたってうわ、なんだすごいいっぱい出てきたな」

 

 

歩夢「こんなに出てくることあるの?」

 

俺「いや、出てきても同じカードは3枚までだ。こんなに出てきたのは初めてだ。」

 

歩夢「そうなんだ」

 

 

俺「どれどれ…アーマード・ビットロン…か」

 

 

歩夢「なんだかかわいいモンスターだね。」

 

 

俺「効果は…なるほどね。そうだ、このカード歩夢にもあげるよ」

 

 

歩夢「え?いいの?」

 

 

俺「あぁ。俺のデッキに3枚入れてもまだあるし、このカードなら海晶乙女デッキも合うんじゃないかな」

 

歩夢「ありがとう。大切に使うね」

 

俺「うん」

 

 

 

 

〜数日後〜

 

 

 

愛「うーん」

 

歩夢「どうしたの?愛ちゃん」

 

愛「思ったんだけどさー」

 

歩夢「うん」

 

愛「アタシたち2年生だけで遊んだことないよね?」

 

せつ菜「言われてみればそうですね」

 

愛「最近はりなりーも1年生同士で遊んだって言ってたし、ここは愛さんたちも2年生だけで遊ぼうよ!」

 

せつ菜「それはいいですね。たしかに同級生って特別なつながりがありますからね」

 

愛「でしょー!だから今度の休みみんなで遊びに行こうよ!」

 

歩夢「うん、いいと思う。あなたはどう?」

 

俺「あぁ、いいよ」

 

 

愛「よし、決まりだね!じゃあ何する?」

 

 

せつ菜「はい、私はアニメショップに行きたいです!欲しいグッズとかラノベが溜まってるので!」

 

愛「いいね、いいね、歩夢は何したい?」

 

歩夢「私?私は〜みんなと遊べればなんでもいいかな?あなたはどう?」

 

俺「そうだな…美味いコーヒーが飲みたいかな」

 

歩夢「カフェナギじゃダメなの?」

 

俺「ダメってわけじゃないけど、たまには違う味の飲みたいしさ。愛は何がしたい?」

 

愛「愛さんはやっぱりカラオケかな〜」

 

 

せつ菜「待ってください、それなら全部1日でできませんか?」

 

愛「たしかに!朝すいてる時にカラオケ行って〜、お昼にカフェに行って〜夕方アニメショップ行けるじゃん!せっつーさすが〜」

 

せつ菜「いえいえ、ところで歩夢さん、本当に行きたいところはないんですか?」

 

歩夢「う〜ん、強いて言うなら…」

 

愛「うんうん」

 

歩夢「私はみんなでお泊まり会がしたいかな」

 

愛「いいーじゃん!お泊まり会!アニメショップ行ったあと、お泊まり会できるじゃん!」

 

歩夢「でも、せつ菜ちゃん、ご両親が厳しいんでしょ、お泊まり会とか大丈夫…?」

 

せつ菜「こんなチャンス滅多にありませんからね。なんとか取り繕って必ず参加します!」

 

愛「さすがだね〜せっつー、で問題は場所だけど」

 

歩夢「あなたは家はどう?」

 

俺「うち?まぁそんな気がしてたし、いいよ」

 

愛「サンキュー、ぶちょー」

 

せつ菜「は〜これぞまさしく青春ですね〜」

 

 

愛「よーし、決まりだね!早速今日の練習が終わったらいいカフェ探そうよー」

 

歩夢「うん!」

 

 

 

 

〜練習終わり〜

 

 

愛「さーて、パソコン、パソコンっと」

 

果林「やけに嬉しそうね愛」

 

愛「えへへー、今度の休み、2年生で遊ぶんだー」

 

かすみ「あー、ずるいですー、先輩たちだけー」

 

愛「えー、だってかすかすだって1年生同士で遊んでたじゃーん。愛さんたちだって同級生で遊びたいんだよ」

 

かすみ「だーから、かすって言わないでください!」

 

果林「そういえば、2年生だけで遊んだことってなかったかしらね」

 

愛「そーそー、ねぇねぇ、ぶちょー、ここのカフェはどう?」

 

俺「ん?あぁ、良さそうだな」

 

せつ菜「ここなら私の行きたいアニメショップとそう遠くないですね」

 

愛「じゃあ決まり!次の休みが楽しみだねー」

 

 

せつ菜「はい!」

 

 

 

 

〜当日〜

 

 

せつ菜「あ、愛さん!おはようございます!」

 

愛「おっ、せっつー、おはー。せっつー早いね〜まだ30分前だよ?」

 

せつ菜「はい、今日が楽しみで早く目が覚めてしまいましたから。愛さんこそ、早いですね」

 

愛「愛さんはいつも早寝早起きだからね〜これくらいいつ通りだよ。あとは部長と歩夢の2人だね」

 

せつ菜「そうですね、あれ、あそこにいるのお2人じゃないでしょうか?」

 

 

愛「ん?ほんとだ!おーい、ぶちょー、歩夢こっちこっち〜」

 

歩夢「2人とももうきてたんだ。早いね〜」

 

俺「まだ30分前なのに、2人とも早いな。俺たちが1番乗りだと思ったのに…」

 

愛「考えることはみんな同じなんだねー、そしたら時間前倒しで行っちゃおうか」

 

せつ菜「はい!」

 

 

 

〜カラオケ後〜

 

 

愛「いや〜歌った、歌った〜」

 

せつ菜「あんなにアニソンが心置きなく歌えるなんて最高です!」

 

愛「せっつー、めっちゃ盛り上がってたよねー。そういえば、せっつーが歌ってた2曲目、あの曲、めっちゃいい曲だね!」

 

せつ菜「さすが、愛さん!あの曲はですね、あるアニメの5番目のOPでして、本編の内容とすごくリンクしてて最高に熱い曲なんですよ!あ、うちにCDがあるので今度お持ちしましょうか!?」

 

愛「マジ!?サンキュー、せっつー。部長が歌ってたあの曲 With The Windだっけ?あの曲もよかったなー、なんか部長みたいな歌だった」

 

歩夢「あの曲、あなた昔から好きだよね」

 

俺「あぁ、俺の18番だからな」

 

愛「さーて、いっぱい歌ったらお腹すいちゃったねー、早速カフェ行こうか」

 

歩夢「うん!」

 

 

〜昼食後〜

 

愛「いや〜ここのコーヒーとパンめっちゃ美味しかった〜」

 

歩夢「愛ちゃんいっぱい写真撮ってたね」

 

愛「うん、これみんなに見てもらいたいからさ〜」

 

せつ菜「私、こんなお洒落なカフェきたことなくてすごい体験でした…皆さん、こういうカフェはよく来られるんですか?」

 

俺「よくってわけじゃないけど、たまに来るかな」

 

せつ菜「すごいです…これがイマドキの高校生のあるべき姿なんですね」

 

 

俺「それは…どうかな?」

 

 

愛「次は〜せっつーの行きたがってた、アニメショップだね!」

 

 

せつ菜「はい!楽しみです!」

 

 

 

〜アニメショップ〜

 

 

せつ菜「は〜これこれ、これが欲しかった〜」

 

愛「せっつー、自分の世界に入っちゃってるね…」

 

歩夢「うん…」

 

せつ菜「あ、すいません、私つい自分の世界に入ってしまって…あ、そうだ、実は上のコーナーが気になってまして、行ってもいいですか?」

 

愛「もち、いこいこー」

 

 

せつ菜「は〜新作アニメのコーナー、このパネルが見たかったんです〜」

 

俺「写真撮影OKだって、せつ菜、撮ってあげようか?」

 

せつ菜「いいんですか?ではお願いします!」

 

俺「じゃあ撮るよ」

 

せつ菜「はい!」

 

 

俺「どう?」

 

せつ菜「最高です!でもその…」

 

俺「うん?」

 

せつ菜「今度は皆さんも一緒にどうですか?」

 

愛「いーじゃん、いーじゃん、せっかくだし撮ってもらおうよー」

 

歩夢「そうだね、せっかくみんなで来たんだもんね」

 

俺「そうだな、じゃあ撮るか」

 

 

 

 

せつ菜「は〜皆さんとの記念写真。これ家宝にしますね!」

 

愛「もー、せっつーってば大袈裟だな〜でもありがとうね」

 

せつ菜「はい!こちらこそありがとうございます!」

 

 

歩夢「じゃあ次はあなたの家だね」

 

 

〜帰り道〜

 

 

俺「そういえば晩飯どうする?全然決めてなかったけど?」

 

愛「ふふふ、実は愛さんに考えがあるんだよね」

 

せつ菜「な、なんでしょう」

 

愛「ぶちょーの家、ホットプレートある?」

 

俺「あぁ、あるけど」

 

愛「よし、そしたら愛さんが特製もんじゃ焼き作ってあげるね!」

 

俺「そういえば、愛の実家、もんじゃ屋さんなんだっけ」

 

 

愛「そーそー、だからめっちゃー美味しいもんじゃを愛さんが腕を奮って作るよー」

 

せつ菜「とても楽しみです!」

 

歩夢「うん、私も楽しみ!」

 

愛「任せなさい!それじゃあスーパーに買い出し行こっ!」

 

 

 

〜自宅〜

 

愛「お邪魔しま〜す」

 

せつ菜「お邪魔します、あれ歩夢さんは?」

 

俺「あぁ、一回荷物置いて、泊まり用の荷物持ってくるって」

 

愛「2人は家隣だからそういうのできていいね」

 

せつ菜「幼馴染に、家が隣同士、歩夢さんの属性は正統派ヒロインですね…」

 

俺「属性って…」

 

 

歩夢「お邪魔しまーす」

 

愛「お、きたきた。歩夢一緒に料理準備するの手伝ってくれない?」

 

歩夢「うん、いいよ。台所借りるね」

 

俺「うん、頼んだ」

 

せつ菜「あの、私は何をすればいいでしょうか?」

 

俺「そうだな、俺たちは食器を並べてホットプレート準備するか」

 

せつ菜「はい!」

 

 

俺「せつ菜、これテーブルに並べてくれる?」

 

せつ菜「はい!」

 

 

愛「あ、ぶちょーたちまだ時間かかりそうだから、なんか遊んでていいよー」

 

俺「りょーかい、そしたらせつ菜、ゲームして待ってるか」

 

せつ菜「はい、なんのゲームでしょうか?」

 

俺「そうだな、これかな」

 

せつ菜「あ、このゲームは!」

 

俺「おっ、知ってるか?」

 

せつ菜「はい!私のこのゲームめっちゃやりこみました」

 

俺「そうなんだ、俺も結構自信あるんだよね、やるか」

 

せつ菜「はい!負けませんよ!部長!」

 

 

歩夢「2人ともゲームに夢中だね」

 

愛「うんうん、せっつー楽しそうでよかった」

 

歩夢「うん」

 

 

 

せつ菜「これでトドメです!」

 

俺「うっ」

 

せつ菜「ふぅ…なんとか私の勝ちですね!」

 

俺「やるな…せつ菜」

 

せつ菜「でも部長もさすがです」

 

 

愛「はいはい、準備できたよー」

 

俺「おっ」

 

愛「じゃあ愛さんが作ってあげるからみんな見ててね」

 

せつ菜「はい!」

 

 

 

 

歩夢「すごい、さすが手際がいい」

 

愛「よっと、完成!さぁ召し上がれ!」

 

せつ菜「はい!いただきます!うん、すごく美味しいです!」

 

俺「うん、冗談抜きで今まで食べた中で1番美味いかも」

 

愛「でしょー、伊達に店の手伝いしてないからねー」

 

せつ菜「あ、あの次は私が作ってみてもいいですか?」

 

愛「もち、いいよー」

 

 

せつ菜「ありがとうございます!それでは」

 

 

 

せつ菜「あれ?上手くいかない…あれ?あれ?」

 

俺「(なんかどんどんカオスになっていく…)」

 

愛「あー、せっつーちょっと貸して、これをこうしてこうしてと」

 

せつ菜「すごい、あっという間にちゃんと形になりました」

 

愛「まぁ最初は誰でも上手くいかないからさー、気にしない気にしない、さ、食べよう」

 

せつ菜「はい!」

 

 

 

〜食後〜

 

 

愛「いやー食べた、食べたー」

 

歩夢「お腹いっぱいだね」

 

俺「そうだな。どうした?せつ菜」

 

 

せつ菜「私…お腹いっぱいになったらなんだかデュエルでエネルギーを発散したくなりました!」

 

愛「お、いいね、いいね、デュエル」

 

俺「なら、近くの公園に行くか」

 

 

 

〜公園〜

 

愛「ここってぶちょーとリボルバーが初めてかった公園?」

 

俺「そう」

 

せつ菜「いいですねー、宿命の地というわけですね」

 

歩夢「それでせつ菜ちゃんは誰とデュエルしたい?」

 

せつ菜「はい、歩夢さんお願いできますか?」

 

歩夢「わ、私?うんいいよ」

 

せつ菜「最近、歩夢さんとデュエルしてないなと思いまして、是非手合わせお願いします!」

 

歩夢「うん、よろしくね。」

 

 

愛「よーし、それなら先攻後攻はコイントスで決めるのはどうかな?」

 

せつ菜「もちろんいいですよ!」

 

愛「よし、そしたらこっちの赤いせつ菜スカーレットストームカラーの方がせっつーで、こっちの青いマリンセスブルーの方が歩夢ね」

 

歩夢「うん、わかった」

 

愛「それじゃあ行くよ!出た目の方が先攻ね、コイントース!」

 

俺「どっちだった?」

 

愛「マリンセスブルーの青!先攻は歩夢だね」

 

 

歩夢「それじゃあ」

 

せつ菜「はい!」

 

2人「デュエル!!」


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