スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第10話

 

 

〜部室〜

 

 

みんな「Aqoursがくるー!?」

 

 

俺「まぁ今回、千歌たち2年生は来れないみたいけど、3年生と1年生が観光がてら練習を見学したいって言ってるんだけど、いいかな?」

 

 

せつ菜「もちろんです!あのAqoursの皆さんに会えるなんて夢のようです…」

 

 

エマ「前に来たのは千歌ちゃんと曜ちゃんだけだったもんね」

 

 

果林「そうね〜、前は2人としか話してないから、ちゃんとお話しするのは初めてね」

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード わくわく」

 

 

俺「満場一致だな。早速鞠莉に連絡しておくよ」

 

せつ菜「ぶ、部長。もう年上の小原鞠莉さんを呼び捨てに…」

 

 

俺「あぁ、前沼津でお世話になった時に『堅苦しい敬語はノーデース!』って言われてたさ。そっから呼び捨てだな」

 

かすみ「前から思ってましたけど、先輩ってほんと人の懐に入るの上手いですよね」

 

歩夢「それがあなたのいいところだもんね!」

 

 

俺「とにかく鞠莉に連絡しておくから」

 

 

せつ菜「はい!は〜今から待ち遠しいです〜」

 

 

 

 

〜東京駅〜

 

 

せつ菜「もうすぐでしょうか…?」

 

俺「そうだな、そろそろくるはず」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード ドキドキ」

 

 

歩夢「あ、あそこ、そうじゃない?」

 

 

 

鞠莉「チャオー!わざわざ迎えに来てくれてサンキュー!」

 

俺「いやこっちこそ遠いところご苦労様」

 

 

果南「でも相変わらず東京って人多いね〜」

 

ダイヤ「えぇ、ものすごくごちゃごちゃ、ごちゃごちゃしていますわ」

 

ルビィ「お姉ちゃん…」

 

 

善子「ククク、これが魔力が満ちる彼の地…」

 

 

花丸「善子ちゃん、早速堕天してるずら…」

 

 

善子「善子言うな!」

 

 

俺「千歌と曜と梨子は来れなかったんだな」

 

ダイヤ「えぇ、2年生はちょうど修学旅行でして」

 

鞠莉「それで善子が『リトルデーモンのリリーたちだけ遊びに行ってずるい!自分たちも遊びに行きたい』って言ってきかなくてね」

 

善子「だからヨハネだってば!そうよリトルデーモンが旅行に行ってるのに主人の私が行かないなんて不公平よ」

 

 

花丸「そういうわけで今日はよろしくお願いしますずら」

 

 

俺「わかった、そしたらまずはうちの練習風景を見てもらうかな」

 

鞠莉「オッケー!それじゃあ虹ヶ咲学園にレッツゴー!」

 

 

 

〜虹ヶ咲学園〜

 

 

俺「それじゃあみんないつもみたいに練習して」

 

 

 

果南「君はいつも練習の時は何をするの?」

 

俺「ダンスや歌の練習は果林たちが主体となってやるから俺は片付けとか飲み物用意したりして裏方に回るな。デュエルの練習の時は俺が実際に相手になったり他のみんなのデュエル見たりしてアドバイスしたりしてるよ」

 

鞠莉「……」

 

 

果南「どうしたの?鞠莉」

 

 

鞠莉「みんなが練習してるところみたら私も入りたくなっちゃった」

 

ダイヤ「でも鞠莉さん、今日は見学だけと」

 

俺「いいよ、混ざっても。その方がみんなもいい刺激になると思うんだ」

 

 

鞠莉「センキュー!それじゃあお言葉に甘えて、かり〜ん」

 

果林「鞠莉ちゃん?」

 

 

鞠莉「みんなが練習してるところ見たら私も練習したくなっちゃって。ねえねえ、さっきのダンスもなかなかセクシーだけどもうちょっとこうしたみたらエモーショナルじゃない?」

 

果林「たしかにそうね…ありがとう、やってみるわ」

 

 

 

ダイヤ「しずくさん、このポーズはもう少しこうするとメリハリが生まれてより美しく見えますわよ」

 

しずく「こ、こうですか」

 

 

ルビィ「うん!とってもいい感じだよ」

 

 

しずく「ありがとうございます。やはりAqoursの皆さんからいただくアドバイスはとてもためになりますね」

 

 

〜数分後〜

 

俺「よし、次はデュエルの練習だな」

 

 

 

かすみ「うぎゃ〜また負け〜」

 

俺「かすみ、さっきのデュエル、こっちの効果をチェーン1にしてこっちの効果をチェーン2にすれば相手はチェーン2の方にしか効果を発動できないから確実に効果を通したいならこっちをチェーン1にしたほうがよかったな」

 

かすみ「なるほど。さすが先輩〜ためになります〜。なんならこのままずっとかすみんにつきっきりでレッスンしてくれてもいいんですよ〜」

 

 

俺「さて、次はあっちを見に行くかな」

 

かすみ「ちょ、ちょっと〜」

 

 

 

果南「やっぱりデュエルの練習は彼がいる分、私たちよりレベルが高いね」

 

ダイヤ「えぇ、さすがと言うべきですね」

 

 

善子「ふん、何よ!ヨハネたちだって負けてないんだから」

 

花丸「はいはい、善子ちゃん、ちゃんと練習風景を見ておくずら」

 

善子「だからヨハネだってば!」

 

 

 

〜練習後〜

 

 

俺「よし、まだ早いけど今日はここまでだな」

 

鞠莉「ということはお楽しみの自由時間デース!」

 

果南「鞠莉、もしかしてそっちがメインの目的?」

 

鞠莉「ノンノン、もちろん見学もだいじな目的だけど、せっかく東京に来たんだよ?遊んでいかなきゃ損デース!」

 

ダイヤ「まったく、鞠莉さんは…」

 

善子「ククク、自由時間…ククク」

 

 

俺「とは言ってもさすがに16人じゃどこ行っても遊べなそうだからなここは2班に別れるか」

 

 

ダイヤ「ええ、それがいいですわね」

 

ルビィ「どうやって分けるの?」

 

 

愛「それなら愛さんお手製のくじにお任せあれ!赤い印がついたのが3本、青い印がついたのが3本、さぁどーぞ!」

 

 

 

 

赤チーム

ダイヤ、善子、花丸

 

青チーム

果南、鞠莉、ルビィ

 

 

 

愛「さーて今度は愛さんたちの番だよ、今度はそれぞれ5本に増やしたからね!」

 

 

 

赤チーム

彼方、エマ、愛、せつ菜、かすみ

 

 

果林、俺、歩夢、しずく、璃奈

 

 

 

 

かすみ「うぅ…先輩と違う班…」

 

 

ダイヤ「ルビィは大丈夫ですが、鞠莉さんと果南さんは結構熱が入ると暴走するのでくれぐれもよろしくお願いします…」

 

 

俺「わかった…(うちも似たようなのいるけど…)それじゃあ3人ともよろしくね」

 

鞠莉「イェース、それじゃあ早速出発デース!」

 

 

ダイヤ「私たちはどこに行きましょうか…?」

 

善子「ククク、それならすでに決まっている…地上の魔力が集まる約束の地!」

 

 

花丸「善子ちゃんは秋葉原に行きたいって言ってるずら」

 

善子「ヨハネ!っていうかなんでわかったのよ!」

 

花丸「顔に書いてあるずら…」

 

善子「え!?うそ!?」

 

花丸「嘘だよ」

 

善子「ずら丸!」

 

 

 

 

 

〜ボーリング〜

 

 

璃奈「ここって…」

 

鞠莉「ボーリング場だよ!」

 

 

果南「鞠莉ってば本当身体動かすの好きだよね」

 

鞠莉「果南だって嫌いじゃないでしょ」

 

果南「まぁそうだけど」

 

 

果林「ボーリングねぇ…いいじゃない。こういうの燃えてくるわ」

 

鞠莉「さすがは果林」

 

 

俺「2人とも心配?」

 

しずく「え?」

 

璃奈「うん…実はちょっと…あんまりこういうとここないから…」

 

俺「大丈夫だよ、3人とも優しい、楽しめればいいよ。」

 

 

しずく「ですが、ガターばかりになってしまったら…」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード ごくり」

 

 

俺「まぁその時はその時だし、ちょっと俺も教えるからさ」

 

 

しずく「はい!ありがとうございます!」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード ぺこり」

 

 

歩夢「こう見えて彼は結構ボーリングうまいんだよ」

 

 

しずく「先輩って本当器用ですよね」

 

俺「そうでもないよ、ちょっと良いくらいだよ」

 

 

ルビィ「あ、あの私も教えてもらえますか?」

 

俺「あぁ、もちろん。」

 

 

ルビィ「やったぁ!しずくちゃん、璃奈ちゃん、がんばルビィだね」

 

しずく「はい!」

 

璃奈「うん!」

 

 

鞠莉「それじゃあ早速入りましょう」

 

 

 

〜ボーリング場内〜

 

 

果南「さてそしたらチーム分けしようか」

 

鞠莉「なら、私と果南は別チームの方が良さそうね」

 

果南「そうだね、虹ヶ咲で自信があるのは部長と果林ちゃんかな」

 

 

果林「えぇ、そうね。なら私たちも別れた方が良さそうね。」

 

 

鞠莉「なら、こっちは果林に来てもらうかしら」

 

果南「そしたらこっちは部長だね。」

 

 

俺「あとの4人はどうする?」

 

 

歩夢「そしたらグーパーで決めようか」

 

 

 

果南チーム 果南、俺、璃奈、しずく

 

鞠莉チーム 鞠莉、果林、歩夢、ルビィ

 

 

しずく「璃奈さん、同じチームだね。頑張ろう」

 

璃奈「うん、璃奈ちゃんボード やったるで〜」

 

 

 

歩夢「ルビィちゃんよろしくね!」

 

ルビィ「うゆ!」

 

 

 

鞠莉「それじゃあ準備しましょうか」

 

 

 

果南「ボーリングのこつか〜そうだね〜、こう真ん中めがけて思いっきり投げる!かな」

 

 

しずく「な、なるほど…」

 

璃奈「できるかな…」

 

 

俺「あとはゆっくりでもいいから正確に投げるといいかもな。ピンは1番と3番の間を狙ってみるといいよ。最初は投げるというより転がす感じでさ」

 

 

しずく「それならできそうですね!」

 

璃奈「うん、やってみる!」

 

 

果南「さすがは部長だね。2人のことよくわかってるね」

 

 

 

鞠莉「それじゃあ始めましょうか。あとただやるだけじゃつまらないから負けたチームは勝ったチームにジュース奢るのはどう?」

 

果南「おっ、面白そうじゃん」

 

果林「いいんじゃない」

 

 

俺「俺もいいよ」

 

しずく「足を引っ張らないか…」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード ドキドキ」

 

 

俺「大丈夫、大丈夫。2人がミスっても俺と果南でなんとかするからさ、2人は楽しんでよ」

 

 

しずく「はい!」

 

璃奈「うん!」

 

 

鞠莉「それじゃあレッツゴー!負けないわよ、果南!」

 

 

果南「それはこっちのセリフだよ!」

 

 

 

鞠莉「それじゃあ第1投は私と果南ね、いくわよ」

 

果南「うん!負けないよ!」

 

 

 

歩夢「すごい、2人ともストライク…」

 

 

鞠莉「果林あとは頼んだわ」

 

果林「任せて、負けないわよ、部長」

 

俺「あぁ」

 

 

ルビィ「果林はスペアで部長さんはストライク…すごい…」

 

 

俺「果林、第1投は俺の勝ちだな」

 

果林「くっ、次は負けないわよ」

 

 

 

しずく「次は私ですね…転がすように1と3の間を…」

 

 

俺「おっ、合計は8本か。しずく惜しかったけどなかなかよかったよ」

 

しずく「はい!部長のアドバイスのおかけです!」

 

 

鞠莉「ぷぷ、果南のアドバイス全然役に立ってないって」

 

果南「そ、そんなこと言われてないでしょ」

 

 

璃奈「次は私…璃奈ちゃんボード とりゃー!」

 

果南「あちゃーガターか〜」

 

 

俺「璃奈、もう少し肩の力抜いて落ち着いて投げれば大丈夫だから。」

 

 

璃奈「うん、璃奈ちゃんボード リラックス〜」

 

 

しずく「すごい!璃奈さん!スペアですよ!」

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード エッヘン!」

 

 

ルビィ「ピギィ!私もスペア取っちゃった!」

 

 

鞠莉「これはなかなかわからなくなってきたわね」

 

 

 

 

 

 

〜ダイヤ班〜

 

 

善子「さぁいくわよ!リトルデーモンたち!」

 

 

愛「あはは善子は面白いね〜いつもあんな感じ?」

 

 

花丸「はい…」

 

 

ダイヤ「えぇ、もう少し節度を持っていただきたいのですが…」

 

 

愛「えぇ〜いいじゃん!面白そうじゃん!伊達に堕天使を名乗ってるだけないね!堕天使だけに!」

 

花丸「愛さん、それ親父ギャグずら…?」

 

彼方「愛ちゃんもいつもあんな感じだよ〜」

 

 

かすみ「(ぐぬぬ、堕天使キャラ…こんなキャラ見たことない…これはメモメモっと…)」

 

 

エマ「かすみちゃん何書いてるの?」

 

 

かすみ「え?これはいや、なんでもありません!」

 

 

 

 

 

〜数時間後、ボーリング場〜

 

 

 

果南「結果は…」

 

 

鞠莉「マリーチームの勝ちね!」

 

 

しずく「すいません、私たちが足を引っ張ってしまったせいで…」

 

俺「そんなことないよ、2人も頑張ってたじゃん。」

 

 

果南「約束は約束だからね、どれ飲みたい?」

 

鞠莉「ふふ、ここまで白熱したらどっちが勝ちとかどうでも良くなっちゃった。みんなもそうよね?」

 

果林「えぇ、そうね」

 

歩夢「うん」

 

ルビィ「うゆ!しずくちゃんも璃奈ちゃんもすごい頑張ったよね」

 

 

果南「なーんだ、せっかく頑張ったのに」

 

鞠莉「そんなことより次は銭湯に行きましょう!」

 

 

果南「ボーリングで汗かいちゃったからね〜」

 

しずく「賛成です!」

 

璃奈「璃奈ちゃんボード わーい」

 

 

 

〜銭湯後〜

 

 

鞠莉「は〜いいお湯だった〜」

 

果林「やっぱり運動したあとの銭湯は格別ね〜」

 

果南「鞠莉長風呂し過ぎだよ」

 

鞠莉「果南が上がるのが早すぎるのよ」

 

 

しずく「お2人って本当仲がいいんですね」

 

ルビィ「うん、いつもあんな感じなんだよ。」

 

果林「そろそろダイヤちゃんの班との集合時間じゃない?」

 

俺「そうだな、学校に戻るか」

 

 

 

〜学校へ向かう道〜

 

 

ルビィ「2人はどうして同好会に入ったの?」

 

 

しずく「私はかすみさんに誘われたのと演劇部と両立することで両方のいいところを活かせるかなって思って」

 

璃奈「私は愛さんと部長に誘われて…私元々引っ込み思案だったから少しはよくなるかなって思って…。ルビィちゃんは?」

 

 

ルビィ「私は元々スクールアイドルが大好きで、いつかお姉ちゃんと一緒にスクールアイドルできたらなって思って。最初はいろいろ大変なことがあったけど今はみんなで楽しく頑張ルビィできてるよ!」

 

 

歩夢「1年生同士、すっかり仲良くなってるね」

 

俺「あぁ、やっぱり同級生同士は話しやすいんだろうな、果林もすっかり果南と鞠莉に溶け込んでるし」

 

歩夢「なんだか似てるもんねあの3人」

 

 

 

〜学校〜

 

 

俺「おっ、来た来た」

 

愛「お待たせー!いやーごめんごめんかすかすと善子が迷子になっちゃってさー」

 

かすみ「かすって言わないでください!」

 

善子「ヨハネだってば!」

 

ダイヤ「鞠莉さん、ご迷惑はかけませんでしたか?」

 

鞠莉「ノープログレムだよね」

 

俺「あぁ、プランはほぼ鞠莉に頼みきりだったよ」

 

 

ダイヤ「そうですか、ならよかったです。」

 

 

鞠莉「さーて今日はたくさん楽しめたし、最後の仕上げね」

 

ダイヤ「えぇそうですね」

 

善子「ふん、早くやっちゃいなさいよ」

 

花丸「善子も本当はしたかったずら〜?」

 

善子「そ、そんことないわよ」

 

ルビィ「本当に〜?」

 

善子「う、うるさい!」

 

果南「はいはい、それじゃあ鞠莉頼んだよ」

 

鞠莉「オッケー!」

 

 

俺「ん?」

 

鞠莉「さぁ最後の仕上げよ。私とデュエルしましょう」

 

俺「俺と?」

 

鞠莉「えぇそうよ。本当は千歌っちに頼みたかったけど今日はいないし、浦女の理事長として私が代表になって、虹ヶ咲の代表のあなたとデュエルしようと思ってね」

 

果南「そもそも今回の一番の目的がこれだったんだよね」

 

俺「……わかった」

 

 

鞠莉「そうこなくっちゃ!それじゃあ準備はいい?」

 

俺「あぁ!いつでもいいよ」

 

鞠莉「オッケー!そしたらいくわよ」

 

 

2人「デュエル!!」


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