スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第7章 「決戦 三幻魔」
特別編 「新たなルール、新たなデュエル、新たなスタート!」


 

 

 

 

 

歩夢「いよいよだね…」

 

 

果林「えぇ…」

 

 

しずく「なんだか緊張しますね…」

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード ドキドキ」

 

 

かすみ「か、かすみんは緊張なんてしませんからね」

 

 

愛「そんなこと言ってさっきからかすかすパソコンに1番に釘付けだけどね」

 

 

かすみ「そ、そんなことありません!あとかすみんです!」

 

 

彼方「今日の彼方ちゃんはお目目パッチリだぞ〜」

 

 

エマ「は〜どんな風になるんだろう〜」

 

 

俺「おっ12時だ」

 

 

 

せつ菜「出ました!新ルールです!」

 

 

果林「どれどれ!?」

 

 

かすみ「ど、どんな感じです!?」

 

 

せつ菜「そうですね、様々な処理は変わりましたが、1番はこれですね。融合、シンクロ、エクシーズモンスターがEXデッキから出す時に、リンクマーカーなしでメインモンスターゾーンに出せるようになりました!」

 

 

愛「よっしゃー!これならぶちょーに先攻エクストラリンクされても難なく巻きかせるね!」

 

 

俺「そうだな…けどこれからはこの新ルールを踏まえてのデッキ構築が必要になってくるな」

 

 

愛「よーし、燃えてきたー!そうと決まれば早速デッキ構築っと!」

 

 

歩夢「愛ちゃん、すっかり燃えてるね」

 

 

俺「今回のルール変更でリンク召喚を多用せずに融合、シンクロ、エクシーズで戦うデッキには追い風だな。」

 

 

果林「これからは新しいデュエルの時代が到来するってわけね」

 

 

 

俺「そうだな。ん?早速μ'sとAqoursのみんなからメッセージだ」

 

 

せつ菜「やはり新ルールの反響はすごいですね。」

 

 

俺「そうだな、今まで俺たちみたいにリンク召喚を多用していたデッキが有利だったのかもな。それもこれからは変わる。俺たちも負けないように強くならないとな」

 

 

せつ菜「はい!」

 

 

 

 

 

〜音ノ木坂学院〜

 

 

 

海未「私のターン、セイバー・シャークを召喚、そして自分フィールドに水属性モンスターがいる時、手札のサイレント・アングラーは特殊召喚できます!私はレベル4のセイバー・シャークとサイレント・アングラーでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!吠えろ、道なる轟き。深淵の闇より姿を現せ!バハムート・シャーク!バハムート・シャークの効果、オーバーレイユニットを1つ使い、EXデッキから餅カエルを特殊召喚します!」

 

 

穂乃果「げげ、そうだ、リンクモンスター無しでバハムート・シャークの効果使えるんだった〜」

 

 

海未「えぇ、新ルールで私のデッキも強化されましたからね!覚悟してください!穂乃果!」

 

 

 

 

〜浦の星〜

 

 

千歌「魔法カード ミラクル・コンタクトを発動!墓地からE・HERO ネオスとN フレア・スカラベをデッキに戻してコンタクト融合!来て!E・HERO フレア・ネオス!さらに魔法カード ネオス・フュージョン!デッキのネオスとN グラン・モールを墓地に送りコンタクト融合!E・HERO グラン・ネオス!」

 

 

鞠莉「ワーオ、千歌っちのダブルコンタクト融合!」

 

 

果南「新ルールで融合モンスターもリンクモンスターなしでメインモンスターゾーンに置けるようになったからね。」

 

 

曜「これで千歌ちゃんもますます強くなるね!」

 

 

千歌「へへへ、覚悟してね、善子ちゃん!」

 

 

善子「だからヨハネだってば!」

 

 

 

 

 

〜その日の夜〜

 

 

俺「いよいよ新ルールが始まるのか。今まで以上に腕を磨いていかないとな…。デコード・トーカー、リンクスレイヤー、サイバース・ウィザード、バックアップ・セクレタリー…ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルードにアクセスコード・トーカー…みんなこれからも頼んだよ」

 

 

 

その時、デュエルディスクが光る

 

 

俺「な、なんだこの光、今までにないくらいに…」

 

 

 

 

 

 

俺「ここはなにかのVR空間か…あれは…あの先に何が…」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が目を覚ますとそこには知らない景色が広がっていた。

 

 

俺「どこだここは…俺はたしか自分の部屋にいて、それでデュエルディスクが光って…。」

 

 

俺は辺りを散策する。

 

 

俺「なんだあのでかいビルは…G…?あのビルの企業の頭文字か?」

 

 

そこに自転車に乗った少年が通り過ぎる。

 

 

とにかくこの街の人に話を聞くしかない。

 

 

 

俺「あ、あの!」

 

 

???「ん?僕?」

 

 

俺「そう、君。君、この街の人?」

 

 

???「そ、そうだけど…」

 

 

俺「そっか。ならよかった。俺多分ここじゃないところから来たんだけど、道に迷ったのか、気がついたらここにいたんだ。おかしいだろ?」

 

 

???「ま、まぁ…」

 

 

俺「あぁ、ごめん。これだけだとただの怪しい人だよね。えっと、端的にこの街ってどこ?」

 

 

???「この街か…。ここはゴーハ市って言って見ての通り、あのでかいビルの企業、ゴーハ社が衣食住に深く関わっていて、何よりこの街はあのゴーハ社によってデュエルが管理されているんだ。」

 

 

俺「デュエルが管理されている…それは大変だな…」

 

 

???「けど大人たちが管理するキュークツなデュエルも、僕が開発したロードならみんながもっとデュエルを楽しめるようになるはず!そして僕のロードで世界中のデュエリストを楽しませる…それが僕の夢なんだ…」

 

 

俺「(デュエルで人を楽しませる…夢…)」

 

 

俺「で、そのロードっていうのは?」

 

 

???「あぁ、ロードっていうのは僕の発明品で、そして僕が考えたロードの最高傑作で新しいデュエル、それがラッシュデュエルだ!」

 

 

俺「ラッシュデュエル…君、自分で新しいデュエルを作ったのか?」

 

 

???「あぁ!」

 

 

俺「すごいな…。」

 

 

???「ありがとう!」

 

 

俺「それでそのラッシュデュエルっていうのはどうやったらできるの?」

 

 

???「それは…」

 

 

その時、再びデュエルディスクが光る。

 

 

 

俺「なんだ…また…」

 

 

 

光が収まるとデュエルディスクのソリッドヴィジョン部からいつもと形状が違うソリッドヴィジョンが発生していた。

 

 

俺「なんだこれ…まるで数字の7みたいだ…」

 

 

???「それだ!」

 

 

俺「え?」

 

 

???「そのデュエルディスクの形、まさしくそれがラッシュデュエルのデュエルディスクなんだ!」

 

 

俺「そうなのか…。(どういうことだ…サイバースがこの子とデュエルしろって言ってるのか…)」

 

 

 

 

???「デュエルディスクは準備万端なようだから、念のためルール説明させてもらうよ。

ラッシュデュエルはメインモンスターゾーン、魔法・罠ゾーンが3つで、フェイズは1.ドローフェイズ、2.メインフェイズ、3.バトルフェイズ、4、エンドフェイズの全4フェイズ。互いのプレイヤーの最初の手札は4枚。そしてここからがラッシュデュエルの真骨頂!互いのプレイヤーはドローフェイズに手札が『5枚になるように』ドローする!さらに通常召喚は何度でも可能!怒涛の召喚ラッシュでダイナミックが楽しめるってわけ!」

 

 

 

 

俺「ゾーンとフェイズの簡略化はわかったけど、毎ターン手札が5枚になるようにドローと通常召喚が何度でも可能はすごいな…。」

 

 

???「どう?わかった?」

 

 

俺「あぁ。けどカードは…」

 

 

俺はデッキのカードを確認して驚愕する。

 

 

俺「なんだこれ…絵柄も効果も…変わってる」

 

 

???「そうそう、これがラッシュデュエルのカードだよ!効果モンスターのその効果は1ターンに1度、テキストに書かれている【条件】を満たすと発動できるんだ!」

 

 

俺「わかった…。」

 

 

今はこの子とデュエルするしかない。

 

俺はそう直感した。

 

おそらくリンクセンスがそう感じ取ったんだろう。

 

 

 

俺「な、よかったらそのラッシュデュエル、俺としてくれないかな?」

 

 

???「もちろんさ!」

 

 

俺「君、名前は?」

 

 

???「僕は遊我。王道遊我!」

 

 

俺「遊我か…よろしくな。」

 

 

???「あぁ!」

 

 

俺「いくぞ!遊我!」

 

 

 

 

 

2人「ラッシュデュエル!!」

 

 

 

互いのライフは8000

 

 

先攻は遊我

 

 

遊我「まずはラッシュデュエルのお手本を見せないと。僕のターン、ドロー!僕はダーク・ソーサラー、スペル・アーチャー、魔獣ウォルフラムを召喚!」

 

 

俺「いきなり3体のモンスターを召喚…これがラッシュデュエルか…。」

 

 

遊我「さらにスペル・アーチャーをリリースして魔剣士アンサラーをアドバンス召喚!」

 

 

俺「通常召喚が何度でもできれば、こんなふうに1ターン中に、召喚そしてそのモンスターをリリースしてアドバンス召喚ができるってわけか」

 

 

遊我「僕はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

 

俺「いくぞ、俺のターン、ドロー!俺はサイバース・ウィザード、ビットロン、ランチャー・コマンダーの3体を召喚!」

 

 

遊我「君もモンスターを3体召喚できたね!これがラッシュデュエルの醍醐味だよ」

 

 

 

俺「さらにビットロンをリリースしてリンクスレイヤーをアドバンス召喚!リンクスレイヤーの効果、手札を1枚墓地に送り効果発動!遊我のセットカードを破壊する!さらにランチャー・コマンダーの効果、自分フィールドのこのカード以外のサイバースの攻守を300あげる!」

 

 

遊我「これでリンクスレイヤーは攻撃力2300、そしてサイバース・ウィザードは攻撃力2100…」

 

 

俺「バトルだ!リンクスレイヤーで魔剣士アンサラーを攻撃力!」

 

 

遊我「(アンサラーの攻撃力は2000…)」

 

 

俺「流星暫破!!」

 

 

遊我「くっ」

 

 

遊我ライフ8000→7700

 

 

俺「続けて、サイバース・ウィザードでダーク・ソーサラーを攻撃!イリュージョンスパイク!」

 

 

遊我「(ダーク・ソーサラーの攻撃力は1500…)ぐっ」

 

 

遊我ライフ7700→7100

 

 

俺「ランチャー・コマンダーで魔獣ウォルフラムを攻撃!魔獣ウォルフラムの攻撃力は1100、そしてランチャー・コマンダーの攻撃力は1700、よって600のダメージだ!」

 

 

遊我ライフ7100→6500

 

 

 

俺「俺はこれでターンエンドだ。」

 

 

遊我「すごい…あっという間に僕のモンスターが…けど、まだまだ僕のデュエルは始まったばかりだ!僕のターン、ドロー!きた!僕はミスティック・ディーラーを召喚!そして手札の地属性魔法使いモンスター、『はぐれ使い魔』を墓地に送ってデッキから1枚ドローする!そしてルミナス・シャーマンを召喚。さらにルミナスシャーマンをリリースして僕は『セブンスロード・ウィッチ』をアドバンス召喚!」

 

 

俺「セブンスロード・ウィッチ…」

 

 

 

遊我「ここからが僕のラッシュデュエルだ!セブンスロード・ウィッチの効果、手札を1枚墓地に送り効果発動!手札から闇属性レベル7以上の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する!僕はこのカードを特殊召喚する!」

 

 

俺「なんだ、一体何がくるんだ」

 

 

 

遊我「行手を阻む壁も!山も!惑星も!ロードを切り開いて突き進む!行くぞ!セブンスロード・マジシャン!!」

 

 

 

俺「セブンスロード・マジシャン…ロード…そうかそのモンスターが君のエースモンスターっていうわけか」

 

 

遊我「あぁ!そしてセブンスロード・ウィッチは自身の効果でセブンスロード・マジシャンを特殊召喚した時、ターン終了時まで攻撃力を400アップさせる!よってセブンスロード・ウィッチの攻撃力は2000!」

 

 

俺「やるな…」

 

 

遊我「まだだよ!セブンスロード・マジシャンの効果!エレメンタルロード!デッキの上からカードを1枚墓地に送ることでセブンスロード・マジシャンの攻撃力はターン終了時まで自分の墓地の属性×300アップする!僕が今墓地に送ったモンスターはハイドロ・マジシャン!」

 

 

 

俺「まさか!?」

 

 

 

遊我「これで僕の墓地には闇属性『ダーク・ソーサラー』、光属性『ルミナス・シャーマン』、炎属性『魔獣ウォルフラム』、水属性『ハイドロ・マジシャン』、風属性『スペル・アーチャー』、地属性『はぐれ使い魔』の全六属性が揃った!」

 

 

 

俺「これでセブンスロード・マジシャンの攻撃力は1800アップ…」

 

 

遊我「攻撃力は3900だ!」

 

 

 

俺「……やるな遊我!それに君のセブンスロード・マジシャンも。さぁ、思い切りこい!」

 

 

 

遊我「バトルだ!まずはセブンスロード・ウィッチでランチャー・コマンダーを攻撃!」

 

 

俺のライフが8000から7700に減る

 

 

 

遊我「行け!セブンスロード・マジシャンでリンクスレイヤーを攻撃!セブンスマジック!」

 

 

 

俺のライフが7700から5800に減る

 

 

遊我「僕はこれでターンエンド」

 

 

 

俺「今度はこっちのモンスターがやられた…。けど、まだ俺にはサイバース・ウィザードがいる。いくぞ、俺のターン、ドロー!俺はデジトロンを通常召喚!フレイム・バッファローを召喚!そして、フレイム・バッファローをリリースしてサルページェント・ドライバーをアドバンス召喚!」

 

 

遊我「上級モンスターか!?」

 

 

俺「フレイム・バッファローの効果、このカードがフィールドを離れた時に発動できる!手札のサイバース1体を墓地に送り2枚ドローする。俺がカードを1枚セット。そしてサイバース・ウィザードの効果!セブンスロード・マジシャンを対象に効果発動!セブンスロード・マジシャンを守備表示にする。そしてこのターン、俺はセブンスロード・マジシャンしか攻撃できないが、全てのサイバースに貫通効果を与える!サイバースアルゴリズム!」

 

 

 

遊我「なんだって!?」

 

 

 

俺「さらに魔法カード 破天荒な風を発動。次のターンの終了時までサルページェント・ドライバーの攻撃力は1000アップする!」

 

 

 

遊我「攻撃力、3200!?」

 

 

 

俺「いけ!サルページェント・ドライバーでサセブンスロード・マジシャンを攻撃!セブンスロード・マジシャンの守備力は1500、よって1700の貫通ダメージだ!」

 

 

 

遊我「そんな僕のセブンスロード・マジシャンが…」

 

 

遊我ライフ6500→4800

 

 

 

俺「俺はこれでターンエンド」

 

 

遊我「セブンスロード・マジシャン…」

 

 

 

俺「……。遊我、エースモンスターが破壊されて悲しいか?」  

 

 

遊我「それは…そうだけど…」

 

 

俺「なら、ここで諦めるか?」

 

 

遊我「え?」

 

 

俺「たしかにエースモンスターが破壊されて悲しい気持ちはわかるよ。けど実際のデュエルじゃそんなこと何度もある。肝心なのはエースモンスターが破壊された時、どうするかだ。そこで諦めるのか、最後まで自分のデッキを信じて戦うのか。もしそこで諦めるようだった、ラッシュデュエルでデュエリストを楽しませるなんて到底無理だろうな。」

 

 

遊我「それは…」

 

 

俺「遊我、君はラッシュデュエルを生み出した。それはとても素晴らしいことだ。だからこそそこには生み出したものの責任があるはずだ」

 

 

遊我「責任…」

 

 

俺「そうだ、もしラッシュデュエルでデュエリストを楽しませたいんだったら、最後までデッキを信じるんだ、そして最後まで自分が1番ラッシュデュエルを楽しむんだ。それがラッシュデュエルを、このロードを作った君の責任だと思う」

 

 

遊我「そうだ…僕が簡単に諦めちゃいけない…ラッシュデュエルで世界中のデュエリストを楽しませる…そう決めたんだ…だから僕は…諦めない!」

 

 

俺「あぁ、それでいい。君が歩み出した『ロード』はここから始まるんだ」

 

 

遊我「わかった、ありがとう。僕は最後まで全力で戦う!僕のターン、ドロー!きた!僕は手札を1枚墓地に送り魔法カード 死者転生を発動!墓地からセブンスロード・マジシャンを手札に加える!そしてセブンスロード・ウィッチの効果!マジカルセブンスコール!手札を1枚を墓地に送り、セブンスロード・マジシャンを特殊召喚!」

 

 

俺「戻ってきたか、セブンスロード・マジシャン」

 

 

遊我「セブンスロード・ウィッチの効果!自身の効果でセブンスロード・マジシャンを特殊召喚したことにより攻撃力を400アップ!さらにミスティック・ディーラーをリリースして風使いトルネをアドバンス召喚!セブンスロード・マジシャンの効果発動!デッキの上からカードを1枚墓地に送り、セブンスロード・マジシャンの攻撃力を1800アップ!そしてカードを1枚セット!」

 

 

 

遊我「バトルだ!セブンスロード・マジシャンでサルベージェント・ドライバーを攻撃!セブンスマジック!」

 

 

俺「くっ」

 

 

俺のライフが5800から4100に減る。

 

 

 

遊我「続けてセブンスロード・ウィッチでサイバース・ウィザードを攻撃!セブンスパニッシュ!」

 

 

俺のライフが4100から3900に減る。

 

 

遊我「風使いトルネでデジトロンを攻撃!」

 

 

俺のライブが3900から3800に減る。

 

 

 

遊我「僕はこれでターンエンド」

 

 

俺「(そうだ、それでいいんだ…)やるな、遊我。なら君の全力に俺も応えないとな。俺のターン、ドロー!レディ・デバッカーを召喚!レディ・デバッカーの効果、召喚に成功した時、デッキからレベル3以下のサイバース1体を手札に加える。俺はレベル1、ドット・スケーパーを手札に加える。そして手札を1枚墓地に送り、魔法カード 死者転生を発動!」

 

 

遊我「死者転生!?」

 

 

俺「墓地からリンクスレイヤーを手札に加える。さらに今、墓地に送ったドット・スケーパーの効果、このカードが墓地に行った時、発動できる。自身を特殊召喚する。そしてドット・スケーパーをリリースしてリンクスレイヤーをアドバンス召喚!」

 

 

遊我「リンクスレイヤーも戻ってきた…」

 

 

俺「さらにクラインアントを召喚!クラインアントの効果、通常召喚されたこのカードがフィールドにいる時、自分のターン中、サイバースの攻守は500アップする!」

 

 

遊我「それじゃあ、リンクスレイヤーの攻撃力は2500、レディ・デバッカーの攻撃力は2200、クラインアントの攻撃力は2000!?」

 

 

俺「あぁ、どうした遊我?怖気付いたか?」

 

 

遊我「いいや、僕今すごくワクワクしてる!こんな強いデュエリストとラッシュデュエルできるなんて!」

 

 

俺「そうだ、遊我。俺たちのデュエルはまだまだこれからだ!いくぞ!遊我!」

 

 

遊我「あぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピ、ピピピ、ピピピ

 

 

自動セットしていたアラームがなる

 

 

 

俺「ん……。んー?朝か…あれ…寝ちゃったのか…。あれ、俺は確かデュエルしてたはず…。夢…だったのかな…」

 

 

俺は学校に行く身支度を済ます。

 

するとインターホンがなる。

 

どうやら歩夢が迎えにきたらしい。

 

 

 

俺「おはよう、歩夢」

 

 

歩夢「おはよう。なんだか今日は眠そうだね」

 

 

俺「うん、なんか変な夢見てたみたいで」

 

 

歩夢「夢?どんな夢?」

 

 

俺「なんか知らない街にいて、そこで見たこともないデュエルをして」

 

 

歩夢「どんなデュエル?」

 

 

俺「ラッシュデュエルって言うんだけど、それがすごい豪快なデュエルでさ…」

 

 

 

 

 

あれは夢だったんだろうか。

 

夢にしてはリアル過ぎた夢だった。

 

けどひとつだけ確かなことがある。

 

それは、俺が遊我に伝えこと、それは間違いじゃないということ。

 

 

 

 

俺「いよいよ今日から正式に新ルールの施行だな」

 

 

歩夢「うん!新しいルールで生まれ変わったデュエル、すごく楽しみだね!」

 

 

俺「そうと決まればこうしゃいられないな、早く学校に行ってデュエルしなきゃ」

 

 

歩夢「あ、置いていかないでよ〜」

 

 

俺「ほら、歩夢も早く」

 

 

歩夢「ま、待ってよ〜」

 

 

 

 

これから新しいデュエルが始まる…。

 

 

to be continued…


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