スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第3話

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

互いのライフは4000

 

 

先攻は鞠莉

 

 

 

鞠莉「私から行くわ。私はD-HERO ドリルガイを召喚!エフェクト発動!手札からD-HERO ダイヤモンドガイを特殊召喚!ダイヤモンドガイのエフェクト発動!デッキトップをめくりそれが通常魔法だった場合、セメタリーに送り、次の私のメインフェイズにその効果を適用できる。私のデッキトップは通常魔法 デステニー・ドロー。よって次のターン、その効果を適用するわ。そして、カモン!運命を変えるサーキット!リンク召喚、リンク2、X・HERO クロスガイ!」

 

 

鞠莉母「早速、リンク召喚ですか」

 

 

 

鞠莉「クロスガイのエフェクト発動!リンク召喚に成功した時、セメタリーのダイヤモンドガイを特殊召喚する!そしてクロスガイのさらなるエフェクト、ダイヤモンドガイをリリースすることで、デッキからD-HERO ディアボリックガイを手札に加える!魔法カード 融合!手札のディアボリックガイとディシジョンガイを融合!融合召喚!カモン!D-HERO ディストピアガイ!」

 

 

 

果南「よし、鞠莉のエースモンスターが来た」

 

 

 

鞠莉「セメタリーのディアボリックガイのエフェクト、このカードを除外して、デッキから2体目のディアボリックガイを特殊召喚!カモン、アゲイン!運命を変えるサーキット!私はリンク2のクロスガイとディアボリックガイをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3、X・HERO ドレッドバスター!」

 

 

千歌「よし、これでドレッドバスターとディストピアガイの布陣が揃った!」

 

 

鞠莉「ドレッドバスターのエフェクト、セメタリーのヒーローの種類×100、自身とリンク先のモンスターの攻撃力をアップさせる!セメタリーのヒーローの種類は5、よって500アップよ!さらにディストピアガイは攻撃力が変動している時、その攻撃力を元に戻すことでフィールドのカード1枚を破壊できる!私はカードを1枚セットしてターンエンド。」

 

 

 

鞠莉母「私のターン、ドロー。魔法カード 強欲で金満な壺を発動。EXデッキからカードをランダムで6枚除外して2枚ドロー。さらにカードを4枚セット」

 

 

善子「いきなり4枚セット!?」

 

 

鞠莉母「永続魔法 王家の神殿を発動!このカードの効果でセットされた罠カードを1度、このターンに発動させる。私はセットした永続罠 ハイパー・ブレイズを発動!」

 

 

鞠莉「ハイパー・ブレイズ…」

 

 

鞠莉母「さらにフィールド魔法 失楽園を発動!そしてハイパー・ブレイズの効果、神炎皇 ウリアを特殊召喚召喚する際に裏側の罠カードをコストにすることができる!」

 

 

鞠莉「永続罠をコストに特殊召喚されるモンスター!?」

 

 

鞠莉母「ふふふ、見せてあげます鞠莉、これが三幻魔の1体!私はセットされた3枚の罠カードを墓地に送り、現れろ!神炎皇 ウリア!!」

 

 

 

灼熱の炎の中から出現したウリア。

 

その出現に呼応するかのように天候はさらに悪化していく。

 

 

 

千歌「これが…」

 

鞠莉「幻魔…」

 

曜「すごい気迫…」

 

 

ルビィ「お姉ちゃん…」

 

ダイヤ「だ、大丈夫ですわ、ルビィ」

 

 

 

鞠莉母「ウリアは墓地の永続罠×1000攻撃力をあげる!」

 

 

果南「鞠莉のお母さんの墓地には3枚の永続罠が…」

 

 

梨子「よって攻撃力は…」

 

 

花丸「3000ずら!」

 

 

 

鞠莉「でも、ディストピアガイのエフェクト!攻撃力を元に戻し、ウリアを破壊する!」

 

 

鞠莉母「無駄です!失楽園がある時、幻魔は効果の対象にならず効果で破壊されない!」

 

 

鞠莉「くっ、なら失楽園を破壊!」

 

 

鞠莉母「賢明な判断ですね。ですが、ウリアのさらなる効果!相手のセットカードを破壊します!この効果に対して相手は魔法・罠カードを発動できない!トラップディストラクション!!」

 

 

鞠莉「くっ」

 

 

鞠莉母「ほぅ、Dフュージョンですか、サクリファイスエスケープ用でセットしていたようですが、残念でしたね。」

 

 

曜「でもまだフィールドのモンスターは鞠莉ちゃん方が多い!」

 

 

 

鞠莉母「ふん、バトルです!神炎皇ウリアでドレッドバスターを攻撃!この瞬間、永続罠 ハイパー・ブレイズの効果、デッキから罠カードを1枚墓地に送る。私は永続罠 デモンズ・チェーンを墓地に送る。ハイパー・ブレイズのこの効果の使用後、このターン、ウリアの攻撃力は互いのフィールド・墓地の罠カード×1000になる!互いのフィールド・墓地の罠カードの合計は6枚!よってウリアの攻撃力は6000!」

 

 

善子「いきなり6000なんて反則よ!」

 

 

鞠莉母「ハイパー・ブレイズ!!」

 

 

鞠莉のライフ4000→1000

 

 

鞠莉母「私はこれでターンエンド」

 

 

千歌「鞠莉ちゃん!」

 

 

鞠莉「No program…私は大丈夫…まだ戦える…」

 

 

鞠莉母「そうです。この程度で倒れられては理事長は務まりませんからね」

 

 

鞠莉「えぇ、そうね…。まだ運命は決していない…私はこの町を救って、浦の星を救って、ママを正気に戻す!私のターン、ドロー!私はセメタリーのダイヤモンドガイのエフェクト、魔法カード デステニー・ドローの効果を適用し、2枚ドロー!きた!このカードたちで私たちの運命を変える!」

 

 

鞠莉母「ほう、果たしてあなたにできますでしょうか?」

 

 

鞠莉「私はD3を召喚!D3のエフェクト発動!手札のD-HERO ダイナマイトガイをセメタリーに送り、デッキから2体目のD3を特殊召喚!そして私はディストピアガイと2体のD3をリリースして究極のDを特殊召喚する!」

 

 

鞠莉母「究極のDですって!?」

 

 

鞠莉「カモン!D-HERO Bloo-D!!」

 

 

 

ルビィ「あのモンスターは!?」

 

 

果南「あれは…鞠莉の切り札にして究極のD-HERO…」

 

 

鞠莉「Bloo-Dのエフェクト!このカードがいる限り、相手の表側のモンスターの効果は無効となる!」

 

 

鞠莉母「効果が無効となりウリアの攻撃力は0…。でも忘れましたか?ハイパー・ブレイズがあればモンスター効果でなく、罠の効果でウリアの攻撃力は上昇する!」

 

 

 

鞠莉「えぇ、もちろんわかってるわ。だからこそ、この究極のDを呼んだんじゃない。Bloo-Dの更なるエフェクト!相手モンスター1体を吸収し、Bloo-Dの装備カードにする!クラプティー・ブラッド!!」

 

 

 

鞠莉母「なんですって!?」

 

 

 

ダイヤ「上手いですわ、鞠莉さん!ウリアが場にいなければ、ハイパー・ブレイズの効果は発動されません!」

 

 

鞠莉のフィールドにウリアのカードが置かれた時、鞠莉は頭痛に襲われ、さらに頭に直接語りかけてくる声を聞いた。

 

 

???「汝に我は扱えぬ…今すぐ我を解放しろ…」

 

 

 

鞠莉「うっ…な、何…今の」

 

 

 

鞠莉母「くっ、やりますね、鞠莉」

 

 

鞠莉は頭痛を押して力を振り絞る。

 

 

 

鞠莉「まだよ!セメタリーのダイナマイトガイのエフェクト発動!このカードをゲームから除外してBloo-Dの攻撃力を1000アップさせる!」

 

 

鞠莉母「くっ」

 

 

鞠莉「バトルよ!Bloo-Dでダイレクトアタック!壊れろ運命!ブラッディ・フィアーズ!!」

 

 

鞠莉母「ぐっ」

 

 

 

鞠莉母ライフ4000→1100

 

 

 

花丸「これで鞠莉ちゃんと鞠莉ちゃんのお母さんのライフが並んだずら!」

 

善子「行けるわよ!マリー!」

 

 

鞠莉「私はこれでターンエンド。」

 

 

鞠莉母「少しはやるようですね…鞠莉」

 

 

鞠莉「あら、今更認めてくれたの?」

 

 

鞠莉母「勘違いしないでください、私はまだあなたを、いやあなた方をこれぽっちも認めていない!」

 

 

鞠莉「でも、もうママの場には幻魔はいない!」

 

 

鞠莉母「ふふ、そうですね。でもそう簡単に幻魔を倒せると思ったら大間違いです!私のターン、ドロー!」

 

 

梨子「鞠莉ちゃんのお母さん、すごい気迫…」

 

 

 

鞠莉母「私は再び、強欲で金満な壺を発動!EXデッキからカードをランダムに6枚除外して2枚ドロー!」

 

 

曜「なんの躊躇いもなくEXデッキを除外するなんて…」

 

 

鞠莉母「今の幻魔にはEXデッキは必要ありませんからね。そう、今はね。私は速攻魔法 サイクロンを発動!対象はもちろん、あなたのBloo-Dに装備された神炎皇ウリア!」

 

 

鞠莉「くっ、ウリアがママの元に…。でもBloo-Dの効果はまだ続いてるわ!このカードがいる限りママのモンスターの効果は無効になるわ!」

 

 

鞠莉母「わかっています!ハイパー・ブレイズの最後の効果!」

 

 

 

鞠莉「ハイパー・ブレイズにまだ効果があるっていうの!?」

 

 

鞠莉母「手札を1枚捨てることにより、墓地から幻魔を召喚条件を無視して特殊召喚できる!!」

 

 

千歌「それじゃあ…」

 

 

鞠莉母「蘇れ!神炎皇ウリア!!」

 

 

鞠莉「そんな…せっかく倒したウリアが…」

 

 

鞠莉母「バトル!ウリアでBloo-Dを攻撃!この瞬間、ハイパーブレイズの効果!デッキから永続罠 魔封じの芳香を墓地に送り、ウリアの攻撃力は7000になる!」

 

 

 

果南「鞠莉!」

 

 

ダイヤ「鞠莉さん!」

 

 

鞠莉母「ハイパー・ブレイズ!!」

 

 

鞠莉「止められなかった…ママを…みんな…ごめんなさい…」

 

 

鞠莉ライフ1000→0

 

 

 

千歌「鞠莉ちゃん!」

 

果南「鞠莉!」

 

 

鞠莉「ごめんね…千歌っち…ママを止められなかった…」

 

 

果南「ダイヤ、早く救急車を」

 

 

ダイヤ「それがさっきから電話が繋がりませんの…」

 

 

 

鞠莉母「デュエルで負けて精神が尽きたのでしょう。命に別状はありません。」

 

 

果南「酷い…それでもあなた鞠莉のお母さん!?」

 

 

鞠莉母「ふん…約束通り石碑は破壊させていただきます。ウリア、ハイパー・ブレイズ!」

 

 

4つ目の石碑が破壊される。

 

 

鞠莉母「残る石碑は3つね…」

 

 

そういうと鞠莉の母はその場から立ち去った。

 

 

 

果南「とにかく鞠莉を安全な場所に運ぼう。」

 

 

ダイヤ「ここからでしたら、学校が1番近いですわ」

 

 

 

Aqoursのメンバーは鞠莉を学校の保健室に運んだ。

 

 

鞠莉は外傷は軽症で済んでいた。

 

 

鞠莉の母の言う通り、幻魔との戦いで精神力を

使い果たしてしまった可能性が高い。

 

 

それほど幻魔との戦いは、脅威であり、普通のデュエルではないことを表していた。

 

 

 

千歌「鞠莉ちゃん…」

 

果南「鞠莉…」

 

 

鞠莉「ん…」

 

 

果南「鞠莉!?」

 

 

鞠莉が目を覚ました。

 

 

果南「鞠莉、大丈夫!?私だよ、果南、わかる?」

 

鞠莉「わかるわよ、私は果南のストーカーだから。」

 

果南「鞠莉…」

 

果南は思わず鞠莉にハグをする。

 

 

ダイヤ「ちょっと鞠莉さんは病人ですよ、果南さん」

 

果南「あ、ごめん…」

 

鞠莉「ううん、いいの。」

 

 

千歌「鞠莉ちゃん…」

 

 

鞠莉「ごめん、みんな。私、ママを止められなかった…」

 

 

梨子「鞠莉ちゃんが悪いんじゃないよ」

 

 

善子「そうよ、原因は全部あの幻魔ってカードよ」

 

鞠莉「そうね…でも…」

 

曜「でも…?」

 

 

鞠莉「虹ヶ咲の部長の情報じゃママはもう1枚幻魔を持っている…なのにたった1体の幻魔に負けちゃうなんて…」

 

 

ダイヤ「鞠莉さんはよくやりましたわ…」

 

 

鞠莉「でも、止められなかった…」

 

 

ダイヤ「それは…」

 

 

鞠莉「よくやったとか、それじゃダメなの。止めなきゃいけない相手だった。それだけよ…」

 

 

果南「鞠莉…」

 

 

 

千歌「鞠莉ちゃん」

 

 

鞠莉「何?千歌っち」

 

 

千歌「鞠莉ちゃんのデュエルすっごくかっこよかった!」

 

 

鞠莉「え?」

 

 

千歌「あの幻魔相手に一歩も引かずに最後まで諦めずに戦う姿、本当にかっこよかった!私、鞠莉ちゃんのデュエルに勇気をもらった!」

 

 

鞠莉「千歌っち…」

 

 

千歌「だからさ、あとは任せて」

 

 

鞠莉「え?」

 

 

千歌「果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんをよろしく」

 

 

果南「どういうこと?」

 

 

ダイヤ「まさか…?」

 

 

千歌「うん!私、鞠莉ちゃんのお母さんを止めてくる!」

 

梨子「千歌ちゃん!?」

 

 

善子「わかってるの?相手は幻魔よ?」

 

 

千歌「わかってるよ、でもじっとはしてられないし、このまま何もしなくても幻魔が復活したら世界は滅んじゃうんでしょ?何もせずに終わるその時を待つなんて嫌だもん。だから、私は今できることをする。」

 

 

梨子「千歌ちゃん…」

 

 

曜「やっぱり千歌ちゃんは千歌ちゃんだね!そういうと思った!千歌ちゃん、私もついていくよ!」

 

 

千歌「曜ちゃん…うん!ありがとう!」

 

 

梨子「ま、待って2人だけじゃ危ないわ。私も行く」

 

 

ルビィ「る、ルビィも…。何もせずにじっとしてるのは嫌だから…」

 

 

ダイヤ「ルビィ…」

 

 

花丸「ルビィちゃんが行くならマルも行くよ。もちろん善子ちゃんもくるずら?」

 

善子「だからヨハネ!ま、まぁ同じguilty kissのマリーがやられっぱなしもシャクだからリリーと敵討ちに行ってあげないこともないんだから」

 

 

梨子「全く素直じゃないんだから…」

 

 

 

千歌「よし!決まりだね!それじゃ次に狙われそうな石碑を調べよう!」

 

 

 

鞠莉「千歌っちたち…本当に強くなったわね」

 

 

果南「うん…」

 

 

ダイヤ「見守りましょう、私たちは」

 

 

 

 

 

〜新幹線内〜

 

 

アナウンス「まもなく運転が再開されます。」

 

 

俺「よし。あとはみんなが無事でいてくれれば…」

 

 

 

 

 

〜5つ目の石碑〜

 

 

鞠莉母「これで5つ目、残るは2つ…」

 

 

 

 

 

ルビィ「み、見て!」

 

花丸「どうしたずら?」

 

ルビィ「これ5つ目の石碑だよね」

 

善子「そうってもう壊されてるじゃない!」

 

 

梨子「そんな…」

 

 

曜「どうする?千歌ちゃん」

 

千歌「どうもこうも6つ目の石碑を目指そう、ここなら抜け道を使ったら先に回り込めるかも」

 

 

梨子「抜け道…でも行くしかないようね」

 

 

 

 

〜6つ目の石碑〜

 

 

 

曜「石碑は…!?」

 

 

千歌「あった!まだ無事だよ!」

 

ルビィ「よかった〜」

 

 

 

そこへ鞠莉の母がやってくる。

 

 

鞠莉母「あら、意外と早かったですね。」

 

 

千歌「鞠莉ちゃんのお母さん…。私は、あなたを止める、この町のためにも、浦の星のためにも、そして鞠莉ちゃんのためにも!」

 

 

鞠莉母「oh!美しいfriendshipですね。ですが止められるでしょうか?鞠莉でも止められなかったこの私を!」

 

 

千歌「止める…止めてみせる!いくよ!」

 

 

鞠莉母「えぇ、いいでしょう」

 

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

 

to be continued…


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