スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第5話

 

3人「デュエル!!」

 

 

互いのライフは8000の変則タッグ・マスターデュエル

 

 

 

先攻は鞠莉の母

 

 

 

鞠莉母「私のターン、私は混沌の召喚神を召喚!」

 

 

花丸「またあのモンスターずら〜」

 

 

鞠莉母「混沌の召喚神の効果、このカードをリリースして手札から降雷皇ハモンを特殊召喚!」

 

 

ルビィ「いきなりハモンが出てきちゃった…」

 

 

鞠莉母「さらに墓地の混沌の召喚神の効果、このカードをゲームから除外して、デッキからフィールド魔法 失楽園を手札に加える。そして失楽園を発動!」

 

 

鞠莉「失楽園…」

 

 

千歌「きたね…気をつけて鞠莉ちゃん」

 

 

鞠莉「えぇわかってる…」

 

 

鞠莉母「失楽園の効果!幻魔がいる時、2枚ドローする。私はカードを3枚セットしてターンエンド。」

 

 

鞠莉「千歌っち、私から行かせて」

 

 

千歌「うん!」

 

 

鞠莉「私のターン、ドロー!D-HERO ドリルガイを召喚!ドリルガイのエフェクト、手札からダイヤモンドガイを特殊召喚!ダイヤモンドガイのエフェクト発動!デッキトップの魔法カード デスティニー・ドローをセメタリーに送り、次のターン、その効果を適用する。そして、カモン!運命を変えるサーキット!リンク召喚!リンク2、X・HERO クロスガイ!」

 

 

鞠莉母「ほぅ、性懲りもなく前回と同じリンク召喚ですか?」

 

 

鞠莉「クロスガイのエフェクト!セメタリーからダイヤモンドガイを特殊召喚!さらにクロスガイのもう一つのエフェクト!ダイヤモンドガイをリリースしてデッキからD-HERO ディアボリックガイを特殊召喚!そして魔法カード 融合!フィールドのディアボリックガイと手札のダイナマイガイを融合!融合召喚!カモン!D-HERO ディストピアガイ!」

 

 

ダイヤ「ここまでは前回の鞠莉さんの布陣と同じ…」

 

 

鞠莉「そしてセメタリーのディアボリックガイのエフェクト!自身を除外してデッキからもう1体のディアボリックガイを特殊召喚!そしてリンク2のクロスガイとディアボリックガイでリンク召喚!リンク3!X・HERO ドレッドバスター!!ドレッドバスターのエフェクト!ドレッドバスターとディストピアガイの攻撃力を500アップ!」

 

 

鞠莉母「相変わらず、その盤面ですか?本当に私に勝つつもりですか?」

 

 

鞠莉「まだよ!」

 

 

鞠莉母「何!?」

 

 

 

鞠莉「魔法カード フュージョン・デステニーを発動!!」

 

 

鞠莉母「フュージョン・デスティニーですって!?」

 

 

鞠莉「私はデッキのD-HERO Bloo-Dとドグマガイを融合!現れろ!最後のD!!

Dragoon D-END!!」

 

 

鞠莉母「D-ENDですって…」

 

 

鞠莉「これが私の最後の切り札!!ディストピアガイのエフェクト!攻撃力を元に戻すことで、フィールドのカード1枚を破壊する!私は失楽園を破壊!」

 

 

鞠莉母「くっ」

 

 

鞠莉「そして、D-ENDのエフェクト!相手モンスター1体を破壊してそのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える!!」

 

鞠莉母「なんですって。ぐっ!」

 

 

鞠莉母ライフ8000→4000

 

 

鞠莉「D-ENDのこの効果を使ったターン、私はバトルフェイズを行えない。私はこれでターンエンド。この瞬間、フュージョン・デスティニーで特殊召喚されてD-ENDは破壊される…」

 

 

鞠莉母「よくもやってくれましたね…。私のターン、ドロー!リバースカードオープン!ハイパー・ブレイズ!このカードの効果により、裏側の罠カードを神炎皇ウリアの召喚コストにできる!私はカードを1枚セットして、セットしてある黄金の邪神像、シェイプシスター、宮廷のしきたりを墓地に送り、神炎皇ウリアを特殊召喚!!」

 

 

鞠莉「ウリア…」

 

 

千歌「早速2体目の幻魔…」

 

 

鞠莉母「ウリアの効果、墓地の永続罠の枚数攻撃力が1000アップする!よってウリアの攻撃力は3000!さらに魔法カード テラフォーミングを発動!」

 

 

善子「あれはフィールド魔法をサーチするカードじゃない」

 

ルビィ「ピギィ!それじゃあ…」

 

 

鞠莉母「私が手札に加えるのは当然、失楽園!そして失楽園を発動!失楽園の効果で2枚ドローする!バトル!ウリアでドレッドバスターを攻撃!この瞬間、ハイパー・ブレイズの効果でデッキから永続罠 デモンズ・チェーンを墓地に送り、ウリアの攻撃力は4000になる!いけ、ウリア!ハイパー・ブレイズ!」

 

 

鞠莉「くっ」

 

 

鞠莉&千歌ライフ8000→7000

 

 

鞠莉母「私はカードを1枚伏せてターンエンド。」

 

 

千歌「ウリアが出てきた…でも負けない!私のターン、ドロー!」 

 

 

鞠莉「千歌っち、D-ENDを使って!」

 

 

千歌「うん!墓地のD-ENDの効果!自分のスタンバイフェイズに、墓地のD-HERO1体を除外することでD-ENDを特殊召喚できる!私はディアボリックガイを除外!」

 

 

鞠莉母「そうはさせない!速攻魔法 墓穴の指名者!D-ENDを除外して効果は無効!」

 

 

鞠莉「そんな…」

 

 

千歌「でもまだ負けたわけじゃない。鞠莉ちゃん、力を借りるね」

 

 

鞠莉「えぇ、もちろんよ」

 

 

千歌「ダイヤモンドガイの効果、このターン、前のターンに墓地送られたデスティニー・ドローの効果を適用し、2枚ドローする!私はE・HERO プリズマーを召喚!プリズマーの効果、EXデッキの融合モンスターを相手に見せて、そこに記されている融合素材モンスター1体をデッキから墓地に送り、このターン、プリズマーはそのカード名として扱う!私はE・HERO エアー・ネオスを見せて、デッキからN・エア・ハミングバードを墓地に送り、プリズマーをエア・ハミングバード扱いにする!」

 

 

鞠莉母「何をする気…」

 

 

千歌「さらに魔法カード 融合派兵!EXデッキのエアー・ネオスを相手に見せて、そこに記されているE・HERO ネオスを特殊召喚する!きて!E・HERO ネオス!そして私はエア・ハミングバード扱いのプリズマーとネオスでリンク召喚!リンク2、聖騎士の追想 イゾルデ!イゾルデの効果!リンク召喚に成功した時、デッキから戦士族モンスターを手札に加える。私はN・アクア・ドルフィンを手札に加える!そして魔法カード ミラクル・コンタクト!墓地のエア・ハミングバードとネオス、そして手札のアクア・ドルフィンをデッキに戻し、トリプルコンタクト・融合!現れろ!E・HERO ストーム・ネオス!」

 

 

鞠莉母「またそのモンスターね」

 

 

千歌「ストーム・ネオスの効果!フィールドの全ての魔法・罠カードを破壊する!アルティメット・タイフーン!」

 

 

鞠莉母「ちぃ」

 

 

千歌「そして魔法カード ネオス・フュージョン!デッキのE・HERO ネオスと究極宝玉神レインボー・ドラゴンを融合!現れろ!レインボー・ネオス!!」

 

 

 

鞠莉母「レインボー・ネオスですって…」

 

 

千歌「私も命がけでこのデュエルに臨んでいる…だから力の出し惜しみなんてしない。レインボー・ネオスの効果!自分フィールド上のモンスター1体をリリースすることで相手フィールドのモンスター全てをデッキに戻す!私はイゾルデをリリースして効果発動!ビヨンド・ザ・レインボーホール!!」

 

 

 

鞠莉母「私の魔法・罠カードを全て除去しただけでなく、今度は幻魔まで…おのれぇ!」

 

 

梨子「いける!いけるわよ!千歌ちゃん!」

 

 

鞠莉「千歌っち、お願い」

 

 

千歌「うん…。私はフィールド魔法 ネオスペースを発動!これによりレインボー・ネオスとストーム・ネオスの攻撃力は500アップ!バトルだよ!レインボー・ネオスでプレイヤーにダイレクトアタック!レインボー・フレア・ストリーム!!」

 

 

 

花丸「この攻撃が通れば2人の勝ちずら」

 

 

善子「どう考えてもこれは2人の勝ちで決まりよ!」

 

 

曜「いけー!」

 

 

 

 

レインボー・ネオスの攻撃により大きな爆発音が響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

俺「今の音は…あっちか!それにあっちからすごい嫌感じが伝わる…多分リンクセンスがそう感じてる…。とにかく急ごう」

 

 

 

 

 

 

 

 

善子「決まったの…?」

 

 

レインボー・ネオスの攻撃による煙がはれる。

 

 

しかしそこには鞠莉の母は未だに立っていた。

 

 

鞠莉「どういうこと…?」

 

 

千歌「レインボー・ネオスの攻撃は決まったはずじゃ…は!あれは…」

 

 

鞠莉「バトル…フェーダー…」

 

 

 

鞠莉母「危ないところでした。ですが、あなたたちのデッキ、戦術はお見通しでした。おそらくフィールドはガラ空きにしてくるだろうと。そしてそれに慢心し、その一点で攻撃を仕掛けてくるだろうと。だからその慢心を利用させてもらいました。おそらく手札からの防御がくることは考えないだろうと。案の定、あなたたち2人はまんまと私の策に溺れましたね。おかげでたった1枚であなたたちの攻撃を止めることができました。」

 

 

千歌「くっ…」

 

 

鞠莉「そんな、私と千歌っちの渾身の一撃が、たった1枚で…」

 

 

千歌「私はカードを2枚伏せてターンエンド…。でも2体の幻魔は倒したよ」

 

 

鞠莉「それに最後の封印を破られなければ最後の三幻魔は復活しないはず」

 

 

 

鞠莉母「やはり…あなたちは一つ勘違いをしているようですね。」

 

 

千歌「え?」

 

 

 

鞠莉母「たしかにこの石碑たちは幻魔を封印していました。しかし7つ全てが最後の三幻魔を封印していたわけではありません」

 

 

鞠莉「なんですって!?」

 

 

千歌「それじゃあ…まさか…」

 

 

 

鞠莉母「えぇ、そうです。あなたたちの想像の通り、最後の三幻魔は私の手の中にあります!」

 

 

 

鞠莉「それじゃあ最後の石碑には何が…」

 

 

 

鞠莉母「そうですね、負ける前に教えてあげましょう。あの石碑には三幻魔を束しカードとそして三幻魔の力が集結した最強のモンスターが封印されているのです。」

 

 

鞠莉「三幻魔が融合するっていうの…」

 

 

千歌「そんな…」

 

 

 

鞠莉母「ですが、その前に最後の三幻魔の降臨でこのデュエルは終わりを迎えるでしょう。」

 

 

 

鞠莉「でもママの手札は0よ!」

 

 

鞠莉母「わかっています、私のターン、ドロー!魔法カード 強欲で貪欲な壺を発動!!デッキから10枚カードを除外して2枚ドロー!私は混沌の召喚神を召喚!」

 

 

善子「あのモンスターってまさか!?」

 

 

鞠莉母「混沌の召喚神をリリースして現れろ!最後の三幻魔!!!幻魔皇ラビエル!!!」

 

 

千歌「あれが…」

 

 

鞠莉「最後の三幻魔…」

 

 

 

花丸「す、すごい気迫ずら〜」

 

 

ルビィ「ピギィ」

 

 

梨子「攻撃力4000…」

 

 

 

その時、

 

 

俺「みんな!」

 

俺はようやくAqoursのみんなの元にたどり着いた。

 

 

俺「無事か?みんな!」

 

 

ダイヤ「えぇ、なんとか」

 

 

俺「あれは…あれが幻魔…」

 

 

鞠莉母「ほぅ、ギャラリーが増えましたか。それに…あなたは何か不思議な力を感じますね」

 

 

俺「あぁ、俺もあなたからすごく嫌な力を感じる」

 

 

鞠莉母「幻魔の力が嫌な力とは…所詮、凡人には理解し難いようですね、この力が」

 

 

鞠莉「ママ!お願い目を覚まして!」

 

 

鞠莉母「鞠莉、残念ですが、私はとっくに目覚めています。この幻魔の力にね!墓地の混沌の召喚神の効果!墓地のこのカードを除外してデッキから失楽園を手札に加え、そして発動!その効果でデッキから2枚ドローする!来た…ラビエルの真の力をその身で味わうといい!ラビエルでレインボー・ネオスを攻撃!」

 

 

 

千歌「攻撃力の低いラビエルで攻撃力!?どうして?」

 

 

鞠莉母「この瞬間、手札の幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳の効果!このカードを墓地に送ることで、このターン、ラビエルは全てのモンスターに攻撃することができ、そして攻撃力を倍にする!」

 

 

鞠莉「そんな!?」

 

 

鞠莉母「いけ!ラビエル!!天界蹂躙拳!!」

 

 

千歌「墓地のネオス・フュージョンの効果!このカードを除外してレインボー・ネオスの破壊を防ぐ!」

 

 

鞠莉母「だが、ダメージは受けてもらう!ラビエルの攻撃力は8000!よって3000のダメージだ!!」

 

 

 

千歌「ぐっ」

 

 

 

鞠莉&千歌ライフ7000→4000

 

 

 

鞠莉母「とどめだ!ラビエルでストーム・ネオスを攻撃!天界蹂躙拳!!!」

 

 

鞠莉「そんな…千歌っちと2人でも勝てなかった…」

 

 

鞠莉&千歌ライフ4000→0

 

 

 

果南「鞠莉!」

 

 

曜「千歌ちゃん!」

 

 

俺たちは2人のそばに駆け寄った。

 

 

果南「鞠莉、しっかり、鞠莉」

 

 

曜「千歌ちゃんしっかりして!」

 

 

千歌「ごめんね…また負けちゃった…」

 

 

俺「みんな早く2人を安全なところに。あとは俺に任せろ」

 

 

鞠莉「ごめんなさい…私たちの問題だったのに…あなたを巻き込んでしまって…。」

 

 

俺「気にするな」

 

 

鞠莉「お願い…ママを…止めて…」

 

 

俺「あぁ、必ず止める」

 

 

ダイヤ「果南さん、曜さん、こちらへ」

 

 

俺「ダイヤ」

 

 

ダイヤ「はい」

 

 

俺「これを。俺のデュエルディスクに直接リモート通信できるプログラムだ。これがあればこの悪天候でも俺となら直接通信できる。何かあったらいつでも連絡してくれ。それとみんなはみんなのすべきことを果たしてくれ」

 

 

ダイヤ「えぇ、わかりました…。あなたも気をつけてるのですよ」

 

 

俺「あぁ」

 

 

ダイヤたちは鞠莉と千歌を連れて安全な場所へと避難していった。

 

 

 

鞠莉母「ふふふ、これで最後の封印は解かれる!ラビエル!天界蹂躙拳!」

 

 

最後の石碑は壊され結界が浮かび上がるとそれが壊れていくのが見えた。

 

 

そして鞠莉の母の元にカードが降りてくる。

 

 

 

鞠莉母「これだ…これこそ私が求めていた究極の力…。ですが、長きに渡り封印されていたことでデュエルエナジーが足りていないようですね…。そうですね、いいところにいました。あなたは私を止めに来たんですよね?」

 

 

 

俺「あぁ、そうだ」

 

 

 

鞠莉母「なら私とデュエル、受けてくれますよね?あなたから感じる不思議な力、おそらくあなたとのデュエルでデュエルエナジーは満たされ最強の幻魔が降臨する!!」

 

 

 

俺「あぁ、そのデュエル受けて立つ。俺はあなたを止めてみせる。この世界を滅ぼさせたりはしない!」

 

 

 

鞠莉母「ならいきましょう、この世界の命運をかけたデュエルを!!デュエル方式は互いのライフ8000のマスターデュエル。これならデュエルエナジーを思う存分満たすことができる!」

 

 

俺「あぁ、いくぞ!」

 

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

 

to be continued…


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