第3話 後編
2人「デュエル!!」
互いのライフは4000、先攻は俺。
俺「俺のターン、レディ・デバッガーを召喚。その効果でデッキからマイクロ・コーダーを手札に加える。そしてマイクロ・コーダーは手札からリンク素材にできる。俺はレディ・デバッガーとマイクロ・コーダーでリンク召喚!」
かすみ「早速、先輩のリンク召喚きたー!」
俺「現れろ、リンク2、コード・トーカー!そしてマイクロ・コーダーの効果でデッキから永続魔法 サイバネット・コーデックを手札に加えそのまま発動。さらにバックアップ・セクレタリーを自身の効果で特殊召喚。俺はコード・トーカーとバックアップ・セクレタリーでリンク召喚、現れろ、リンク3、トランスコード・トーカー!」
彼方「おー、新しいコード・トーカーモンスターたちか~これは興味深いね~。」
俺「トランスコードのリンク召喚が成功したことにより、サイバネット・コーデックの効果でデッキからコード・ジェネレーターを手札に加える。そしてトランスコードの効果、墓地からコード・トーカーをリンク先に特殊召喚する。」
俺「さらに手札のコード・ジェネレーターも手札からリンク素材にできる、俺はコード・トーカーとコード・ジェネレーターでリンク召喚、現れろリンク3、エクスコード・トーカー!」
かすみ「連続リンク召喚でリンク3を3体も!さすが先輩です!」
俺「まだいくぞ、サイバネット・コーデックの効果でリンク・インフライヤーを手札に。そしてコード・ジェネレーターの効果でドット・スケーパーを墓地へ、ドット・スケーパーは自身の効果で墓地から特殊召喚できる。さらにリンク・インフライヤーはリンクモンスターのリンク先に特殊召喚できる。俺はドット・スケーパーとリンク・インフライヤーの2体でリンク召喚、リンク2、フレイム・アドミニスター!」
歩夢「これで彼の場には3体のリンクモンスターが並んだ。そしてトランスコードはその効果で自身とエクスコードの攻撃力を500アップさせ、効果の対象にならなくさせる。そしてエクスコードはリンク先のトランスコードとフレイム・アドミニスターの攻撃力を500アップさせ、効果で破壊されなくする。さらにフレイム・アドミニスターは自分のリンクモンスターの攻撃力を800アップさせる…」
俺「これでトランスコードの攻撃力は4100、エクスコードは3600、フレイム・アドミニスターは2500」
彼方「手札2枚からここまで持ってくるとかは流石だね~さて果林ちゃんはどうするかな~?」
俺「俺はこれでターンエンド。」
果林「なかなかやるじゃない、でも安心するのは早いわ、私のターン、ドロー。手札から青眼の白龍を相手に見せ、青眼の亜白龍を特殊召喚!」
俺「オルタナティブ…ブルーアイズデッキか」
果林「さらに手札の青眼の白龍を墓地に送り魔法カード トレード・インを発動、2枚ドローするわ。儀式魔法 高等儀式術を発動、デッキから青眼の白龍を墓地に送り、儀式召喚!降臨せよ!ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン!」
俺「カオスMAXだと…」
果林「まだまだこんなもんじゃないわ!魔法カード 復活の福音、墓地から蘇りなさい、青眼の白龍!」
かすみ「ブルーアイズモンスターが3体も!?」
果林「あなたがリンクモンスター3体で来るならこっちはブルーアイズ3体よ、バトル!青眼の亜白龍でフレイム・アドミニスターを攻撃!滅びのバーンストリーム!」
俺「ぐっ」
俺のライフが4000から3500になる。
果林「さらにカオスMAXでトランスコードを攻撃!混沌のマキシマムバースト!」
ライフが3500から2800に減る。
果林「食らいなさい、青眼の白龍でエクスコードを攻撃、滅びのバーストストリーム!」
ライフが2800から2100に減る。
果林「私はこれでターンエンド。」
かすみ「せっかく先輩のモンスターがあっという間に全滅しちゃいました…」
歩夢「大丈夫、彼ならきっと…」
俺「まさかモンスター全滅とは…だがここで負けてられない、俺のターン、ドロー!サイバース・ガジェットを召喚、その効果で墓地からマイクロ・コーダーを特殊召喚、そしてマイクロ・コーダーでリンク召喚、リンク1、トークバック・ランサー!」
果林「ここでリンク1…」
俺「トークバックランサーの効果、リンク先のサイバースガジェットをリリースし、墓地からトランスコードを特殊召喚、そしてサイバース・ガジェットの効果でガジェットトークンを特殊召喚。さらにトランスコードの効果でリンク先にエクスコードを特殊召喚。そしてトークバックランサーとガジェットトークンでリンク召喚、こいコード・トーカー インヴァート!」
彼方「あの状況から手札一枚でここまで巻き返すか~」
俺「サイバネット・コーデックの効果で2体目のレディ・デバッガーを手札に加え、インヴァートの効果でレディ・デバッカーを特殊召喚、効果でサイバース・コンバーターを手札に加え、そして自身の効果で特殊召喚。さらに、レディ・デバッカーとサイバース・コンバーターでリンク召喚、現れろクロック・スパルトイ!クロック・スパルトイの効果でデッキからサイバネットフュージョンを手札に加える。そして現れろ!未来を導くサーキット!」
俺「アローヘッド確認!召喚条件はEXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上!俺はリンク2のインヴァートとクロック・スパルトイをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!現れろ、リンク4 双穹の騎士 アストラム!」
果林「手札1枚からリンク3を2体に加えてリンク4も出すなんて、やっぱりなかなかやるじゃない!」
俺「行くぞ、バトルだ!アストラムでカオスMAXを攻撃!この瞬間アストラムの攻撃力にカオスMAXの攻撃力が加えられる!よって攻撃力な7500だ!」
果林「だけど、墓地の復活の福音の効果、このカードを除外してカオスMAXの破壊を防ぐわ!」
俺「だが、ダメージは受けてもらう」
果林さんのライフが4000から500になる。
俺「まだだ!自身とエクスコードの効果で攻撃力3300になったトランスコードで青眼の亜白龍に攻撃!トランスコード・フォール!」
果林さんのライフが500から200に減る。
俺「俺はこれでターンエンドだ。」
果林「カオスMAXとオルタナティブを破壊するなんてやってくれるじゃない。おまけにアストラムは…とんでもない効果をもってるわね。アストラムがいる限り私はアストラム以外のモンスターを攻撃できず、おまけにアストラムは特殊召喚されたモンスターとの戦闘で攻撃力を上げ、しかも効果の対象に取られない、まさにリンク4モンスターにふさわしいモンスターね、でも…」
俺「ん…?」
果林「私のターン、ドロー。デッキからカードを10枚除外して魔法カード 強欲で貪欲な壺を発動。デッキからカードを2枚ドローする。そしてアストラムは対象に取れなくてもリリースはできる、私はあなたのアストラムをリリースし、海亀壊獣ガメシエルをあなたの場に特殊召喚!」
俺「くっ、壊獣モンスターか…。だが、アストラムの効果!カオスMAXをデッキに戻す!」
果林「それは読んでいたわ!」
俺「何!?」
果林「私は手札から儀式魔法 カオスフォームを発動!墓地の青眼の白龍を除外し、再び降臨しなさい!ブルーアイズ・カオスMAX・ドラゴン!」
俺「2体目のカオスMAXだと…」
果林「(ここでガメシエルとエクスコードを攻撃しても総ダメージは2000で彼のライフは100残り、次のターン、トランスコードの蘇生効果を許してしまう。なら…)バトルよ!カオスMAXでトランスコードを攻撃!」
俺のライフが2100から1400に減る。
果林「続けて青眼の白龍で、ガメシエルに攻撃!」
ライフが1400から600になる。
果林「私はこれでターンエンド。」
俺「(俺の場にはエクスコードのみ…だが果林さんのライフは残り200…おそらくこのターンで俺の勝ち負けが決まる…)俺のターン、ドロー!」
俺「魔法カード サイバネット・フュージョンを発動、このカードは自分のEXゾーンにモンスターが存在しない時、墓地のモンスター1体を除外し素材にできる、俺は手札のサイバース・ウィザードと墓地のクロック・スパルトイで融合、現れろダイプレクサ・キマイラ!」
俺「さらに手札のSIMMタブラスの効果、墓地のサイバース・ガジェットを手札に加えて、自身を特殊召喚!そしてSIMMタブラスとダイプレクサ・キマイラでリンク召喚!リンク2サイバース・ウィキッド!」
果林「サイバース・ウィキッド…今度は一体何を見せてくれるかしら?」
俺「ダイプレクサ・キマイラの効果で墓地のサイバネット・フュージョンとバックアップ・セクレタリーを手札に加える、そしてバックアップ・セクレタリーをサイバース・ウィキッドのリンク先に特殊召喚!この瞬間、サイバース・ウィキッドの効果で墓地のドット・スケーパーを除外してデッキからサイバース・シンクロンを手札に加える!そしてドット・スケーパーの自身の効果で特殊召喚。」
果林「サイバース…シンクロン?まさか!?」
俺「俺はサイバース・シンクロンを通常召喚、その効果でバックアップ・セクレタリーをレベル6に!そしてレベル6となったバックアップ・セクレタリーにレベル1のサイバース・シンクロンをチューニング!」
俺「紫電一閃!未知なる力が飛竜乗雲となる。シンクロ召喚!降臨せよ!サイバース・クアンタム・ドラゴン!」
彼方「シンクロ召喚までしちゃうのか~すごいね~」
俺「そしてドット・スケーパーでリンク召喚、こいリンクリボー!いくぞ、バトルだ!クアンタム・ドラゴンでカオスMAXを攻撃!」
果林「そんなカオスMAXの方が攻撃力は上なはず…」
俺「この瞬間、クアンタム・ドラゴンの効果!バトルする相手モンスターを手札に戻す!ドライブバックショット!」
果林「なんて効果なの!?」
俺「クアンタム・ドラゴンがドライブバックショットに成功した時、もう一度攻撃できる!そしてエクスコードの効果でクアンタム・ドラゴンの攻撃力は3000!さらにサイバースウィキッドのリンク先のクアンタム・ドラゴンは戦闘で破壊されない!バトルだ、サイバース・クアンタム・ドラゴンで青眼の白龍を攻撃!クアンタム・エンプリクション!」
果林「サイバース・ウィキッドの効果で同じ攻撃力同士でも、ブルーアイズだけが破壊される…そして私のモンスターが全滅…」
俺「とどめだ!エクスコード・トーカー!エクスコード・クローズ!」
果林さんのライフが0になる。
果林「私の負けね…でも、とっても楽しかったわ、あなたとのデュエル。約束は守るわ。同好会に参加させてもらうわ。」
かすみ「さすがです!先輩なら必ず勝つってかすみんは知ってましたよ~」
彼方「ちょこちょこ本気で心配してなかった~?」
かすみ「え?そんなことないですよ~?かすみんはいっつも先輩を信じていますから~」
俺「果林さん、ありがとうございます。俺もすごい楽しいデュエルでした。またデュエルしましょう」
果林「えぇ、望むところよ、でも次は負けないわよ」
こうして残りは3人になった。
だが、うかうかはしてられない。
期限は確実に迫ってる…。
でも絶対に最後まで諦めない。
その日の帰り道。
歩夢「ね、ねぇ…」
俺「ん、何?」
歩夢「実は私…」
俺「ん?」
歩夢「…ごめん、やっぱりなんでもない!」
俺「そっか」
歩夢「(そろそろ話さないといけないのはわかってる…でも…)」