スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第5話

 

 

レポーター「さぁスクールアイドルCS、東京ブロックもいいよ佳境でございます!次はついに準決勝でございます!準決勝に残った4人はこちら!まずはUTX学園3年、綺羅ツバサさん!そして虹ヶ咲学園2年 上原歩夢さん!そしてUTX学園3年 統堂英玲奈さん!同じくUTX学園3年 優木あんじゅさんです!な、なんと!あのA-RISEの3人が準決勝に進んでおります!それに対し虹ヶ咲学園2年生の上原歩夢さんもただ1人その中で活躍されております!さぁ果たして優勝の栄冠は誰の手に!?いよいよ始まります!準決勝!皆さん、お楽しみに!!」

 

 

 

 

かすみ「はぁ〜いよいよ準決勝ですね〜」

 

 

愛「なんでかすかすが緊張してのさ〜」

 

 

かすみ「歩夢先輩の気持ちになってあげてるんです〜あとかすみんです!」

 

 

彼方「いよいよか〜」

 

 

エマ「うん、これに勝てば表彰台は確定だね」

 

 

しずく「歩夢さん、頑張ってください…」

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード ファイト!」

 

 

せつ菜「信じましょう、歩夢さんを…」

 

 

 

歩夢「ふぅ…」

 

 

俺「大丈夫か?」

 

 

歩夢「うん、平気…」

 

 

俺「そうか、ならよかった」

 

 

歩夢「でもなんだか不思議な気分」

 

 

俺「え?」

 

 

歩夢「あなたが誘ってくれた日から全てが始まって、そして今こうしてこの舞台に立ってる…。しかも相手はあのA-RISEのリーダー、綺羅ツバサさん…なんというか夢みたい」

 

 

俺「夢じゃないよ、これは歩夢が頑張ってきた証だから」

 

 

歩夢「うん、わかってる。でもまだちょっと実感がわかないかな」

 

 

俺「俺もデュエルカーニバルの決勝はそんな気持ちだったよ」

 

 

歩夢「ふふ、やっぱりそうなんだ。」

 

 

俺「行けそう?」

 

 

歩夢「うん、もちろん!ねぇ、1つお願いしてもいい?」

 

 

俺「何?」

 

 

歩夢「もし私が優勝できたら…」

 

 

俺「優勝できたら…?」

 

 

歩夢「ごめん、やっぱりその時言うね」

 

 

俺「それじゃあお願いにならないじゃん」

 

 

歩夢「ふふ、そうだね。じゃあお願いは私が優勝できるように祈ってて」

 

 

俺「わかった」

 

 

歩夢「ありがとう、それじゃあ行ってくるね」

 

 

俺「うん」

 

 

 

 

レポーター「さぁ、それでは準決勝第1試合の選手の入場です!まずはUTX学園3年 綺羅ツバサさん!!」

 

 

ツバサさんの登場で会場は一気に盛り上がる。

 

 

レポーター「そして対するは虹ヶ咲学園2年 上原歩夢さんの入場です!」

 

 

 

愛「歩夢ー!がんばー!」

 

 

せつ菜「歩夢さんなら大丈夫って信じてますよー!!」

 

 

 

ツバサ「上原歩夢さん、ここまで勝ち上がってくるとは流石ね」

 

 

歩夢「あ、ありがとうございます。」

 

 

ツバサ「それに虹ヶ咲3年の朝香果林さん、彼女もなかなか手強かったわ」

 

 

歩夢「そうなんですか…果林さんに伝えておきます」

 

 

ツバサ「それだけじゃない、英玲奈もあんじゅもあなたたちのこと評価していたわ」

 

 

歩夢「本当ですか!?」

 

 

ツバサ「えぇ、あなたたちはμ'sやAqoursとは違う何かを感じる。それぞれバラバラの個性だけどそれを突き動かし束ねる何か…上手くは言えないけどあなたたちからはそれが感じられた。そしてそれがあなたたちの強さだと」

 

 

歩夢「ありがとうございます」

 

 

 

ツバサ「でも、デュエルはデュエル。このデュエルで私はあなたを倒して、そして優勝する!A-RISEとして、そして1人の決闘者として!」

 

 

歩夢「私だって負けません!」

 

 

ツバサ「いくわよ!」

 

 

歩夢「はい!」

 

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

審判「先攻は綺羅ツバサさん!」

 

 

 

ツバサ「私のターン!私は魔界発現世行きデスガイドを召喚!効果発動!デッキから2体目のデスガイドを特殊召喚!そしてデスガイド2体でリンク召喚!リンク2!虚光の宣告者!そして虚光の宣告者1体でリンク召喚!リンク1、グラビティ・コントローラー!」

 

 

 

歩夢「連続でリンク召喚…」

 

 

 

ツバサ「さらに自分フィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターがいる時、手札から教導(ドラグマ)の聖女エクレシアを特殊召喚する!」

 

 

せつ菜「ドラグマ…」

 

 

果林「そう、あれが彼女の使うモンスター」

 

 

ツバサ「エクレシアの効果!特殊召喚された時、デッキから教導の大神祇官(マクシムス・ドラグマ)を手札に加える。そして教導の大神祇官は墓地のリンクモンスターを除外することで特殊召喚できる!私は虚光の宣告者を除外する!そして教導の大神祇官の効果!互いのプレイヤーはEXデッキからモンスター2体を墓地に送る!灰燼竜バスタードとエルシャドール・アプカローネを墓地に送る!」

 

 

 

歩夢「私はワンダーハートとクリスタルハートを墓地に送る…」

 

 

 

せつ菜「EXデッキのカードを自ら墓地に…」

 

 

果林「来るわ、彼女のコンボが」

 

 

せつ菜「え?」

 

 

 

ツバサ「この瞬間、バスタードの効果!このカードが墓地に送られた時、デッキからドラグマモンスターを手札に加える!私は教導の騎士フルルドリスを手札に加える!さらにアプカローネの効果!このカードも墓地に送られた時、デッキからカードを手札に加える効果がある!私は、永続罠 影依の偽典(シャドールーク)を手札に加える!」

 

 

 

果林「これが彼女のコンボ、自らEXデッキのモンスターを墓地に送ることで次なる展開に繋げる」

 

 

 

彼方「さすがはA-RISEのリーダーだね〜」

 

 

 

ツバサ「私はカードを3枚伏せてターンエンド」

 

 

 

歩夢「(今のところ、ツバサさんの場に強力なモンスターはいない…けどあの伏せカードに、さっきサーチしたカード。きっと何かあるはず…でも…)私のターン、ドロー!」

 

 

 

ツバサ「この瞬間、永続罠 影依の偽典を発動!このカードは墓地のモンスターを素材にシャドールモンスターを融合召喚する!」

 

 

かすみ「な、なんですかあのカードは!?」

 

 

彼方「ツバサちゃんの墓地にはアプカローネと闇属性のモンスターがいる…これはちょっとまずいかもね〜」

 

 

ツバサ「私はエルシャドール・アプカローネとデスガイドの2体を除外して融合召喚!現れよ、エルシャドール・ミドラーシュ!!」

 

 

かすみ「彼方先輩、あのモンスターって…」

 

 

彼方「うん、やっぱりきたか〜。ミドラーシュがいる限り互いのプレイヤーは1度しか特殊召喚できないんだよね〜。歩夢ちゃんの海晶乙女は特殊召喚を多用するデッキだからちょっとまずいね〜」

 

 

ツバサ「さぁこの状況、あなたならどうする?まさか何もできずにターンエンドかしら?」

 

 

歩夢「いいえ、私は彼から預かったこのカードがある!」

 

 

 

 

 

〜回想〜

 

 

 

俺「歩夢、今度の大会、このカードを使うといいよ。」

 

 

歩夢「え?いいの?これあなたが草薙さんからもらったカードじゃ…」

 

 

俺「たしかにそうなんだけど、でも今は歩夢が持っていた方がいいと思うんだ。俺たちが使うサイバースデッキはモンスターの効果で展開・除去を行っていくデッキだ。だから相手はそこをついてくるかもしれない。そんな時にそのカウンターカードもちゃんと用意しておかないとって思って。だったらこのカードがぴったりじゃないかなって思うんだ」

 

 

歩夢「ありがとう…大切に使わせてもらうね!」

 

 

 

〜回想終わり〜

 

 

 

 

 

 

歩夢「私は魔法カード サンダー・ボルトを発動!このカードの効果により相手フィールドのモンスター全てを破壊!」

 

 

 

俺「歩夢…ちゃんと使ってくれたんだな…」

 

 

 

ツバサ「さすが、ここまで勝ち上がってきただけのことはあるわね、即座にミドラーシュへのカウンターを決めてくるなんて。でも私は罠カード ドラグマ・エンカウンターを発動!私はエクレシアを墓地から特殊召喚させる!そしてエクレシアの効果!デッキからマクシムスを手札に加える!」

 

 

歩夢「私は海晶乙女ブルータンを召喚!ブルータンの効果!デッキから海晶乙女シーホースを墓地に送る!そしてブルータン1体でリンク召喚!リンク1!海晶乙女ブルーフラッグ!墓地のブルータンの効果!自身がリンク素材になった時、山札の上から3枚めくりマリンセスカード1枚を手札に加える!私は海晶乙女雪花を手札に加える!」

 

 

ツバサ「この時を待っていたわ!」

 

 

歩夢「!?」

 

 

ツバサ「手札の教導の騎士フルルドリスの効果!EXデッキから特殊召喚されたモンスターがいる時、自分・相手メインフェイズに自身を特殊召喚できる!さらに場に他のドラグマモンスターがいる時、相手の場のモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする!私はブルースラッグの効果を無効にする!」

 

 

歩夢「そんな」

 

 

 

ツバサ「これであなたは墓地のシーホースを回収できず次のリンク召喚に繋げることができない」

 

 

歩夢「まだ手はある…。魔法カード 星遺物を継ぐ者を発動!墓地のシーホースをブルースラッグのリンク先に特殊召喚!」

 

 

ツバサ「へぇ、なかなかやるじゃない」

 

 

 

歩夢「私はシーホースとブルースラッグでリンク召喚!リンク2、海晶乙女コーラルアネモネ!コラールアネモネの効果!墓地のシーホースを特殊召喚!そしてシーホース1体でリンク召喚!リンク1、海晶乙女シーエンジェル!シーエンジェルの効果!デッキからフィールド魔法 海晶乙女の闘海を手札に加え、発動!」

 

 

歩夢「輝け!愛と絆のサーキット!召喚条件は水属性モンスター2体以上!私はリンク2のコーラルアネモネとリンク1のブルースラッグをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3、海晶乙女マーブルド・ロック!」

 

 

 

愛「歩夢のエース、きたー!」

 

 

 

歩夢「この瞬間、墓地のコーラルアネモネの効果!墓地のシーホースを手札に加える!」

 

 

 

ツバサ「さすがと言いたいところだけど、まだ甘いわ!」

 

 

 

歩夢「え!?」

 

 

 

ツバサ「罠カード ドラグマ・パニッシュメントを発動!EXデッキからPHYフレームロード・Ωを墓地に送り、Ωより攻撃力の低い、マーブルド・ロックを破壊する!」

 

 

 

歩夢「そんな…」

 

 

 

せつ菜「すごいです…ツバサさん…。歩夢さんの戦術をことごとく打ち破っています…」

 

 

果林「えぇ、どんなに私たちが手を尽くしてもその上をゆく…それがA-RISEのリーダー、綺羅ツバサのデュエル…」

 

 

歩夢「私はカードを2枚伏せてターンエンド…」

 

 

 

かすみ「歩夢先輩、すっかり元気がなくなってますね…」

 

 

しずく「無理もないよ、あんなに歩夢さんの行動を尽く封じられてしまえば…」

 

 

璃奈「璃奈ちゃんボード しょぼーん」

 

 

俺「(歩夢…)」

 

 

 

ツバサ「私のターン、ドロー。召喚師アレイスターを召喚!」

 

 

愛「ここでアレイスター!?」

 

 

 

英玲奈「ツバサ…畳み掛けるつもりか」

 

 

あんじゅ「そうね、相手には気の毒だけど」

 

 

 

ツバサ「アレイスターの効果!デッキから魔法カード 召喚魔術を手札に加える!そして魔法カード 召喚魔術を発動!私はフィールドのアレイスターと墓地の光属性モンスターマクシムスをゲームから除外して融合召喚!現れよ!召喚獣メルカバー!」

 

 

 

エマ「ここでメルカバー…」

 

 

ツバサ「メルカバーは1ターンに1度、相手が効果を発動した時、そのカードと同じ種類のカードを手札から墓地に送ればその発動を無効にできる」

 

 

 

かすみ「そんな!さっきから効果無効ばっかりじゃないですか!」

 

 

 

果林「それが綺羅ツバサのデュエル…それが彼女のデュエルなのよ…どんなデュエルでも絶対に妥協しない。だから強い…」

  

 

 

俺「(どうする…歩夢)」

 

 

 

ツバサ「墓地の召喚魔術の効果!このカードをデッキに戻し、除外されているアレイスターを手札に加える!そしてバトル!フルルドリスでダイレクトアタック!」

 

 

 

せつ菜「歩夢さん!」

 

 

 

歩夢「永続罠 リビングデットの呼び声!墓地から海晶乙女マーブルド・ロックを特殊召喚する!」

 

 

ツバサ「けどフルルドリスは攻撃宣言時にドラグマモンスターの攻撃を500アップできる!」

 

 

歩夢「くっ」

 

 

 

歩夢ライフ4000→3700

 

 

歩夢「でもこの瞬間、罠発動!海晶乙女雪花!マーブルド・ロックが戦闘破壊されたことによりEXデッキからコーラルアネモネを特殊召喚!」

 

 

ツバサ「まだよ!メルカバーでコーラルアネモネに攻撃!この瞬間、手札のアレイスターの効果!このカードを墓地に送り、メルカバーの攻撃力を1000アップさせる!」

 

 

 

歩夢「うっ」

 

 

 

歩夢ライフ3700→2400

 

 

歩夢「墓地に行ったコーラルアネモネの効果」

 

 

ツバサ「無駄よ、メルカバーの効果!手札の教導枢機テトラドラグマを墓地に送り、コーラルアネモネの効果の発動を無効にし除外する!」

 

 

歩夢「くっ…」

 

 

ツバサ「エクレシアでプレイヤーへダイレクトアタック!」

 

 

歩夢「きゃあ」

 

 

歩夢ライフ2400→400

 

 

 

ツバサ「私はこれでターンエンド。」

 

 

歩夢「(相手の場にはモンスターが3体…おまけにそのうちの1体メルカバーは私の効果を止めてくるカード…そして私のライフは残り400…どうすれば…)」

 

 

 

かすみ「やばいですよ、歩夢先輩のフィールドガラ空きですよ」

 

 

愛「で、でもまだ負けたわけじゃないし!」

 

 

果林「これだけ差がつくと…しかも相手はあの綺羅ツバサ…」

 

 

 

せつ菜「歩夢さん…」

 

 

 

俺「歩夢……」

 

 

 

 

 

 

ツバサ「もしかして上原さん、あなたこのデュエルを諦めてる?」

 

 

 

歩夢「え?」

 

 

ツバサ「たしかに戦況は私の方が圧倒的に有利。でももしあなたたちの部長が同じ状況だったら諦めるかしら?」

 

 

歩夢「それは…」

 

 

 

ツバサ「英玲奈と彼のデュエル、彼はどんなに不利な状況でも決して諦めなかった。そして英玲奈に勝った。いやきっとそれだけじゃない、彼はきっとどんな時でもデュエルを諦めない。上原さん、あなたは彼の幼馴染なんでしょ、あなたは彼のデュエルを1番そばで見てきた。だったら彼のデュエルから教わってきたことは全部嘘だったのかしら?」

 

 

歩夢「それは…」

 

 

 

ツバサ「あなたは彼のデュエルを見て何も感じてこなかったのかしら?」

 

 

歩夢「それは違います!私は彼のデュエルをずっとそばで見てきた…そして絶対にデュエルを諦めない心を教えてもらったんです。どんなに辛くても彼のデュエルを見てきたら私も諦めずに戦ってこれた。私がここで諦めた彼が教えてくれたことを無駄しにしちゃう…そんなの…絶対に嫌!」

 

 

 

ツバサ「だったらどうする?」

 

 

歩夢「私は絶対に諦めない!最後の最後まで!」

 

 

ツバサ「ふふ、そうこなくっちゃね」

 

 

歩夢「ツバサさん…。ありがとうございます…。危うく諦めるところでした。でももう絶対に諦めません。私、彼がずっとそばで応援してくれるって約束してくれたから今まで頑張ってこれたんです。だからここで諦めたら彼のその思いを裏切ることになっちゃいますもんね…。そんなのは絶対に嫌。だから…私は最後まで全力で戦います!」

 

 

ツバサ「えぇ、のぞむところよ」

 

 

 

果林「どうやら歩夢吹っ切れたみたいね」

 

 

俺「あぁ、それでこそ歩夢だ」

 

 

果林「でもよかったわね、デュエル中の会話までライブ配信されなくて」

 

 

俺「そうか?」

 

 

果林「あんな会話、配信されたらあなたが大変かも笑」

 

 

俺「そうかな…」

 

 

 

 

 

歩夢「行きます!私のターン!(お願い…きて…)ドロー!」

 

 

 

 

璃奈「運命の瞬間、璃奈ちゃんボード ゴクリ」

 

 

 

歩夢「きた!私は海晶乙女シーホースを召喚!そしてシーホースでリンク召喚!リンク1!海晶乙女ブルースラッグ!そしてブルースラッグの効果発動!墓地のシーホースを手札に加える!」

 

 

 

ツバサ「そうはさせないわ!メルカバーの効果!手札のモンスターカード、マクシムスを墓地に送り、ブルースラッグの効果の発動を無効にし除外する!」

 

 

 

かすみ「あーせっかくリンク召喚したブルースラッグが〜」

 

 

俺「でもこれでツバサさんの手札はなくなった」

 

 

かすみ「え?」

 

 

 

歩夢「私はデッキのカードを10枚除外して魔法カード 強欲で貪欲な壺を発動!デッキからカードを2枚ドローする!」

 

 

 

 

あんじゅ「ここで強欲で貪欲な壺!?まさかさっきのドローで引き当てたの!?」

 

 

 

英玲奈「ふっ、彼女もなかなかやるな」

 

 

 

歩夢「自分フィールドにモンスターがいないことにより魔法カード シャッフル・リボーンを発動!墓地から海晶乙女シーホースを特殊召喚する!さらに魔法カード 死者蘇生を発動!」

 

 

あんじゅ「死者蘇生!?」

 

 

歩夢「墓地から海晶乙女ブルータンを特殊召喚!そして効果発動!デッキから海晶乙女シースターを墓地に送る!そしてシーホースとブルータンの2体でリンク召喚!リンク2!海晶乙女コーラルアネモネ!リンク素材となった海晶乙女ブルータンの効果!デッキの上からカードを3枚めくり、その中からマリンセスカード1枚を手札に加える!私が手札に加えるは罠カード 海晶乙女波動!」

 

 

 

ツバサ「あれだけ止めてもまだリンク召喚…さすがね。」

 

 

 

 

愛「いいぞー!歩夢ー!」

 

 

 

歩夢「コーラルアネモネの効果!墓地からシーエンジェルを特殊召喚する!輝け!愛と絆のサーキット!アローヘッド確認!召喚条件は水属性モンスター2体以上!私はリンク2のコーラルアネモネとシーエンジェルをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!リンク召喚!リンク3!海晶乙女マーブルド・ロック!!」

 

 

 

ツバサ「ここでリンク3…」

 

 

 

歩夢「コーラルアネモネがフィールドから墓地に送られた時、墓地のマリンセスカード1枚を手札に加えることができる!私は海晶乙女シースターを手札に加える!さらにフィールド魔法 海晶乙女の闘海の効果!墓地のコーラルアネモネ、シーエンジェル、ブルースラッグをマーブルド・ロックに装備させ攻撃力2000アップ!」

 

 

 

しずく「これでマーブルド・ロックの攻撃力は4500になりました」

 

 

 

歩夢「そして手札の海晶乙女シースターの効果!このカードを手札から墓地に送ることでマーブルド・ロックの攻撃力を800アップさせる!」

 

 

 

エマ「これで攻撃力は5300になったよ!」

 

 

 

俺「まだだ、マーブルド・ロックの効果がある!いけ!歩夢!!」

 

 

 

歩夢「マーブルド・ロックの効果!墓地のマリンセスカード1枚を手札に戻す!私は海晶乙女シースターを手札に戻す!」

 

 

 

ツバサ「まさか…」

 

 

 

歩夢「えぇ、そのまさかです。私は海晶乙女シースターの効果!このカードを墓地に送り、マーブルド・ロックの攻撃力をさらに800アップさせる!!」

 

 

 

あんじゅ「それじゃあ攻撃力は…」

 

 

 

英玲奈「6100…」

 

 

 

 

歩夢「そして手札の海晶乙女波動を発動!このカードは自分フィールドにリンク3以上のマリンセスがいる時、手札から発動できます!その効果でフルルドリスの効果を無効にします!さらにこの時、フィールドにリンク2以上のマリンセスがいる時、このターンの終了時まで私のモンスターは相手の効果を受けない!」

 

 

ツバサ「なんですって!?」

 

 

 

歩夢「バトル!!海晶乙女マーブルド・ロックで教導の聖女エクレシアに攻撃!マリンセスサブマージ!!!」

 

 

 

ツバサ「ふ…見事ね…」

 

 

 

ツバサライフ4000→0

 

 

 

 

 

 

歩夢「かっ…た…。私…勝ったんだ…」

 

 

 

審判「勝者、虹ヶ咲学園2年 上原歩夢さん!」

 

 

 

観客は歓声をあげる

 

 

 

 

 

愛「歩夢〜よくやったー。愛さん涙が止まらないよ〜」

 

 

果林「えぇ、本当によくやったわ歩夢」

 

 

エマ「歩夢ちゃん、いっぱいなでなでしてあげないと〜」

 

 

彼方「興奮して彼方ちゃんお目々ぱっちりだぞ〜」

 

 

璃奈「歩夢さん…すごい…璃奈ちゃんボード わーい、わーい!」

 

 

しずく「えぇ、さすがです歩夢さん」

 

 

かすみ「ま、まぁかすみんは歩夢先輩が勝つって信じてましたけどね」

 

 

せつ菜「素晴らしいです!歩夢さん!」

 

 

 

 

ツバサ「見事だったわ、上原歩夢さん」

 

 

歩夢「ありがとうございます…。でもなんだか夢みたいで…」

 

 

ツバサ「ふふ、夢じゃないわ。これがあなたの実力よ」

 

 

歩夢「はい…」

 

 

ツバサ「やっぱり、個人戦を選んで正解だったわ。あなたとこんなに素晴らしいデュエルができるなんてね」

 

 

歩夢「こちらこそ、ありがとうございました!」

 

 

ツバサ「そうだ、上原さん。負けておいてなんだけど1つお願いしてもいい?」

 

 

歩夢「は、はい!なんでしょう!?」

 

 

ツバサ「私とまたデュエルしてくれる?私もこのデュエルで自分の弱点を見つけることができた。だからまたあなたとデュエルがしたいの。」

 

 

歩夢「も、もちろんです!」

 

 

ツバサ「ありがとう、それじゃあ決勝戦頑張ってね。英玲奈もあんじゅも強いわよ」

 

 

歩夢「はい!ありがとうございます!」

 

 

ツバサ「うん、それじゃあ」

 

 

 

 

 

英玲奈「まさか、ツバサが負けるとはな」

 

 

あんじゅ「驚きね〜」

 

 

ツバサ「これが彼女たちの強さよ。それに2人ともこれから準決勝なのにずいぶん余裕そうね」

 

 

あんじゅ「だって私たちはいつも通りデュエルするだけだから。もちろん、負けるつもりはないけど」

 

 

英玲奈「あぁ、私もだ、あんじゅ。」

 

 

ツバサ「ふふ、そう。それじゃあ私は観客席で2人のデュエルを見守ってるわ」

 

 

英玲奈「あぁ」

 

 

あんじゅ「応援してね、ツバサ」

 

 

ツバサ「どっちも応援してる」

 

 

 

 

 

愛「あ、歩夢きたきた〜、おめー歩夢ー」

 

 

歩夢「愛ちゃん、ありがとう」

 

 

エマ「歩夢ちゃん、よしよし」

 

 

歩夢「エマさんもありがとう」

 

 

果林「本当よくやったわ歩夢、あのA-RISEのリーダーを倒しちゃうなんて」 

 

 

彼方「うんうん、あとで彼方ちゃんが膝枕してあげるね〜」

 

 

歩夢「ありがとうございます」

 

 

しずく「これで表彰台確定ですね、歩夢さん」

 

 

璃奈「うん…やっぱり歩夢さんすごい…」

 

 

せつ菜「素晴らしいデュエルでした!歩夢さん!前に私とデュエルした時よりもずっとずっと輝いていました!」

 

 

歩夢「ありがとうせつ菜ちゃん」

 

 

俺「まずはおめでとう歩夢」

 

 

歩夢「うん、ありがとう」

 

 

かすみ「かすみんは…」

 

 

果林「はいはいかすみちゃん、大事なところは邪魔しちゃダメよ」

 

 

かすみ「うぐうぐ、ちょ、まだかすみんは」

 

 

愛「かすみんはこっちこようね〜」

 

 

 

俺「気分はどう?」

 

 

歩夢「うん、嬉しさ半分と驚きが半分かな…。まだちょっと実感がわかない」

 

 

俺「そうか」

 

 

歩夢「あなたの応援ちゃんと届いたよ」

 

 

俺「よかった」

 

 

歩夢「ありがとう…」

 

 

俺「うん」

 

 

歩夢「次は決勝戦だね。英玲奈さんとあんじゅさん、どっちと戦うんだろう」

 

 

俺「どっちかな、そろそろ2人のデュエル始まるみたいだけど。」

 

 

歩夢「うん…じゃあ一緒に見に行こっか」

 

 

俺「そうだな、敵の情報はしっかりと調べておかないとな」

 

 

歩夢「うん!」

 

 

 

歩夢が優勝した時、何をお願いしようとしたのかわからない。

 

けど、とにかく今は歩夢がツバサさんに勝った、その喜びを噛みしめたい。

 

 

次の決勝戦、果たして誰が優勝するか。

 

 

 

to be continued…


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