第1話
かすみ「お疲れ様で〜す、先輩聞いてください〜かすみんってば〜またサイン頼まれちゃったんですよ〜」
果林「残念かすみちゃん。あの子なら今日はバイトよ」
かすみ「むー、せっかく自慢しようと思ったのにー。こうなったら部活終わりにカフェナギに突撃しちゃおうかな」
愛「あー、それいいねー、最近カフェナギ行ってなかったし愛さんも行こうかな」
かすみ「はっ、しまった…1人で行こうと思ってたのに…」
璃奈「私も行きたい」
愛「おー、いいねーりなりーじゃあみんなで行こうよ」
エマ「うん、そうだね、カフェナギのホットドッグ久々に食べたいな〜」
しずく「草薙さんが焼いたパンも美味しいですからね」
エマ「うん、とってもボーノだよね〜」
かすみ「くーこんなはずじゃー」
果林「ま、抜け駆けはダメってことよ、かすみちゃん」
かすみ「むむむ」
〜カフェナギ〜
尊「やぁ」
俺「おぉ尊」
草薙「いらっしゃい尊」
尊「コーヒー1つもらえるかな」
草薙「はいよ」
尊「そういえばこの前の大会、歩夢ちゃんのデュエル凄かったね」
俺「そうだな、あれから歩夢もすっかり人気者だよ」
尊「そっか、君もおちおちしてられないね?」
俺「え?何が?」
尊「いや、なんでもないよ」
するとそこにフードをかぶった1人の男がやってくる。
???「ここがカフェナギか」
俺「えぇそうですけど…」
???「その顔、お前が虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会というやつの部長か?」
俺「え、えぇ」
???「そうか、なら話は早いな」
男はフードを取る。
尊「え?もしかしてあなたは…」
俺「尊、知っているのか?」
尊「あ、あぁ。間違ってなければなんだけど、もしかしてあなたはカリスマデュエリストのGo鬼塚さん!?」
俺「カリスマデュエリスト…?Go鬼塚…?」
尊「もしかして知らないの!?今世間で話題のカリスマデュエリストGo鬼塚だよ!どんなに不利な状況でもあっと驚く逆転劇を繰り広げて勝利を掴むそのデュエルスタイルが大人気なんだ」
俺「そうだったんだ…知らなかった…」
鬼塚「カリスマデュエリストって言うのはほかのやつが勝手につけたことだが、俺がGo鬼塚だ。それよりお前、この前のデュエルカーニバルの決勝戦を見たぞ、なかなかいい腕をしてるじゃないか」
俺「そ、それはどうも…」
鬼塚「あの決勝戦以降、施設の子供たちもお前のデュエルを見たがっていてな。そこでお前がどれほどのデュエリストかを確かめにきた」
尊「それって彼にデュエルを挑むってことですか?」
鬼塚「あぁ、そうだ」
尊「すごいよ、あのGo鬼塚とデュエルできるんだよ、こんなチャンス滅多にないよ、絶対に受けるべきだよ」
俺「尊がそこまで言うなら…。よろしくお願いします。」
鬼塚「交渉成立だな、デュエルは今夜21時、場所はここだ。ここに1人で来い」
俺は座標が書かれたカードを受け取る。
尊「あ、あの〜ちなみにその決勝戦、僕も出てたんですけど〜」
鬼塚「ん?そうだったな、なら俺たちのデュエルを見に来ても構わない」
尊「本当ですか!?やったね」
鬼塚「今夜のデュエルまでベストデッキを作ってこい」
そう言ってGo鬼塚は去っていった。
俺「なんかすごい高圧的だったな」
尊「それだけ自信があるってことだよ」
俺「そうか」
尊「それにGo鬼塚はデュエルのファイトマネーを孤児院に寄付してるだよ」
俺「施設って言ってたのはそれか」
尊「うん、彼もその孤児院出身らしいんだ。」
俺「とういことはGo鬼塚はその施設のヒーローなんだろうな」
尊「そうそう、だからGo鬼塚は強いんだ」
草薙「尊、コーヒーできたぞ。」
尊「あ、ありがとう」
俺「Go鬼塚か…。草薙さん悪いが今日は早く上がらせてくれないか?」
草薙「あ、あぁ構わないが、具合でも悪いのか?」
俺「いやそんなんじゃない」
尊「大事な一戦があるもんね」
草薙「大事な一戦…?」
〜放課後〜
かすみ「先輩〜」
草薙「いらっしゃい、かすみちゃん、それにみんな」
かすみ「あれ?草薙さん、今日先輩バイトじゃ?」
草薙「あぁ、そうなんだが、今日は大事な一戦があるからってもう上がったんだ」
かすみ「えー、かすみんそんなの聞いてないですー!」
草薙「悪いな、せっかく来てもらったのに」
エマ「まぁまぁかすみちゃん、せっかく来たんだから。草薙さんホットドッグお願いします」
草薙「はいよ」
璃奈「私も1つ、あとオレンジジュースもお願いします」
しずく「あ、私も同じのを」
歩夢「あ、草薙さん1人で準備するの大変だから私も手伝いますね」
草薙「あぁ、ありがとう歩夢ちゃん」
かすみ「お手伝いって、歩夢先輩、そんなことできるんですか?」
歩夢「うん、私も彼がバイトの時、時々手伝ったりしてるの。彼ほどしっかりしたことはしてないけど」
かすみ「むー、また先を越されたー」
〜某所〜
俺「Go鬼塚が指定してきた場所はここか」
尊「人気がほとんどないね」
鬼塚「きたか」
俺「あなたが言った通りベストデッキを持ってきた」
鬼塚「そうか。ならいくぞ、お前の全力を見せてみろ!」
2人「デュエル!!」
互いのライフは4000
鬼塚「先攻はお前に譲ってやろう」
俺「俺のターン、ドラゴネットを召喚!そして効果発動!デッキからビットロンを特殊召喚!現れろ、未来を導くサーキット!召喚条件はサイバース2体!俺はドラゴネットとビットロンをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、スプラッシュ・メイジ!」
鬼塚「早速リンク召喚か」
俺「スプラッシュ・メイジの効果、墓地からドラゴネットを特殊召喚!再び現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はリンク2のスプラッシュ・メイジとドラゴネットをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3、デコード・トーカー!!」
鬼塚「現れたか、やつのエースモンスター」
俺「俺はカードを1枚セットしてターンエンド」
鬼塚「いくぞ、俺のターン!剛鬼スープレックスを召喚!」
俺「あれがGo鬼塚が使うモンスター…剛鬼…」
鬼塚「スープレックスの効果!手札から剛鬼ツイストコブラを特殊召喚!現れろ!俺様のサーキット!召喚条件は剛鬼モンスター2体!俺はツイストコブラとスープレックスの2体をリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2!剛鬼ジェット・オーガ!!」
俺「Go鬼塚もリンク召喚を…」
鬼塚「墓地のスープレックスとツイストコブラの効果!自身以外の剛鬼カードをデッキから手札に加える!」
俺「なんだと!?」
鬼塚「俺はツイストコブラの効果で2枚目のスープレックスを、そして1枚目のスープレックスの効果でデッキから魔法カード 剛鬼再戦を手札に加える。さらに魔法カード 剛鬼再戦を発動!墓地からスープレックス、ツイストコブラを特殊召喚する!」
俺「剛鬼の墓地効果により手札補充だけでなく次なる展開に繋げるカードまで…」
鬼塚「さらに俺はリンク2のジェット・オーガとツイストコブラでリンク召喚!リンク3!剛鬼サンダー・オーガ!そしてサンダー・オーガの効果!このカードのリンク先に剛鬼を召喚できる!俺は剛鬼ガッツを召喚!三度現れろ!俺様のサーキット!アローヘッド確認!召喚条件は剛鬼モンスター2体以上!俺はリンク3のサンダー・オーガと剛鬼ガッツをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク4、剛鬼ザ・マスター・オーガ!!」
俺「これがGo鬼塚が持つリンク4…!?」
鬼塚「バトルだ!ザ・マスター・オーガでデコード・トーカーを攻撃!」
俺「なら速攻魔法 セキリュティ・ブロック!このターン、互いの戦闘ダメージは0となりデコード・トーカーは戦闘破壊されない!」
鬼塚「無駄だ!ザ・マスター・オーガの効果!リンク先のスープレックスを手札に戻してセキリュティ・ブロックの効果を無効にする!」
俺「何!?」
鬼塚「いけ!ザ・マスター・オーガ!デコード・トーカーを粉砕しろ!」
俺「ぐっ」
俺のライフが4000から3500に減る。
鬼塚「俺はカードを2枚伏せてターンエンド」
俺「俺のターン、ドロー!」
鬼塚「この瞬間、罠カード 戦線復帰を発動!墓地から剛鬼ツイストコブラを守備表示で特殊召喚!」
俺「これで再びザ・マスター・オーガの効果を発動できるっていうわけか…。だが、俺は手札のドット・スケーパーを墓地に送り魔法カード サイバネット・マイニングを発動!デッキからレベル4以下のサイバースを手札に加える!」
鬼塚「ならザ・マスター・オーガの効果!ツイストコブラを手札に戻すことでサイバネット・マイニングの効果を無効にする!」
俺「この瞬間、墓地のドット・スケーパーの効果!墓地に送られた時、自身を特殊召喚する!さらにサイバース・シンクロンを召喚!サイバース・シンクロンの効果!ドット・スケーパーのレベルを2にする!俺はレベル2のドット・スケーパーにレベル1のサイバース・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル3、サイバース・インテグレーター!」
鬼塚「ほぅ、リンク召喚の次はシンクロ召喚か」
俺「インテグレーターの効果!墓地からサイバース・シンクロンを特殊召喚する!そして再びサイバース・シンクロンの効果!インテグレーターのレベルを6にする!俺はレベル6のサイバース・インテグレーターにレベル1のサイバース・シンクロンをチューニング!」
鬼塚「くるか」
俺「紫電一閃!未知なる力が飛竜乗雲となる!
シンクロ召喚!降臨せよ!サイバース・クアンタム・ドラゴン!!」
鬼塚「現れたな、サイバース・クアンタム・ドラゴン」
俺「サイバース・インテグレーターの効果でデッキから1枚ドローする。バトルだ!サイバース・クアンタム・ドラゴンでザ・マスター・オーガを攻撃!この瞬間、クアンタム・ドラゴンの効果!バトルする相手を手札に戻す!ドライブバックショット!」
鬼塚「くっ」
俺「そしてドライブバックショットに成功した時、クアンタム・ドラゴンは続けて攻撃できる!」
鬼塚「ならば永続罠 リビングデッドの呼び声を発動!墓地から剛鬼サンダー・オーガを特殊召喚する!」
俺「だがバトルは続行だ!クアンタム・ドラゴンでサンダー・オーガを攻撃!クアンタムエンプリクション!!」
鬼塚「ぐっ」
鬼塚ライフ4000→3700
俺「俺はこれでターンエンドだ」
尊「流石だ、高リンクモンスター2体を一気に除去した。だが鬼塚はピンチすら演出するデュエリスト…ここからどうくるか…」
鬼塚「ザ・マスター・オーガをこうも簡単に対処してくるとは、流石だな。だが、俺様のデュエルはここからだ!俺のターン、ドロー!俺は剛鬼スープレックスを召喚!そして効果発動!手札から剛鬼ツイストコブラを特殊召喚!そして2体でリンク召喚!リンク2、剛鬼シャドウ・オーガ!スープレックスとツイストコブラの効果でデッキから剛鬼ヘッドバットと剛鬼再戦を手札に加える!
俺「剛鬼再戦、またあのカードか」
鬼塚「魔法カード 剛鬼再戦を発動!墓地からツイストコブラとスープレックスを特殊召喚!さらに手札のヘッドバットの効果!手札の剛鬼ムーンサルトを墓地に送り自身を特殊召喚!現れろ!俺様のサーキット!召喚条件は剛鬼モンスター2体以上!俺はリンク2のシャドウ・オーガとヘッドバットをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3!剛鬼ザ・グレート・オーガ!!」
尊「あれは…Go鬼塚のエースモンスター!」
鬼塚「ザ・グレート・オーガの効果!このカードがフィールドにいる限り、フィールドのモンスターの攻撃力は元々の守備力分ダウンする!オーガプレッシャー!」
俺「なんだと!?」
鬼塚「さらに墓地に行ったヘッドバットの効果!デッキから魔法カード 剛鬼フェイスターンを手札に加える!そして三度現れろ!俺様のサーキット!!」
俺「まさか!?」
鬼塚「アローヘッド確認!召喚条件は剛鬼モンスター2体以上!俺はリンク3のザ・グレート・オーガとツイストコブラをリンクマーカーにセット!解き放てその力!山を砕き我が道を拓け!リンク召喚!現れろリンク4!剛鬼ザ・パワーロード・オーガ!」
俺「2体目のリンク4だと!?」
鬼塚「さらに魔法カード 剛鬼フェイスターンを発動!場のスープレックスを破壊して墓地から剛鬼ザ・グレート・オーガを特殊召喚する!」
俺「何!?エースモンスターが2体も…」
鬼塚「ザ・グレート・オーガの効果によりクアンタム・ドラゴンは守備力分、攻撃力をダウンする!よってクアンタム・ドラゴンの攻撃力は500だ!さらにパワーロードはほかのリンクモンスターのリンクマーカー×200攻撃力がアップする!よって攻撃力は3400だ!」
尊「すごい…さすがはカリスマデュエリスト…」
鬼塚「まだだ!魔法カード死者蘇生!墓地からシャドウ・オーガを特殊召喚!そしてパワーロード・オーガの効果!シャドウ・オーガをリリースすることでクアンタム・ドラゴンを破壊する!」
俺「なら墓地のサイバース・シンクロンの効果!このカードを除外してクアンタム・ドラゴンの破壊を防ぐ!」
鬼塚「やはりそう来たか。ならバトルだ!ザ・パワーロード・オーガでクアンタム・ドラゴンを攻撃!リンク召喚されたパワーロードは他のカードの効果を受けない!よって貴様のクアンタム・ドラゴンのドライブバックショット発動できまい!」
俺「ぐっ」
鬼塚「いけ!ザ・パワーロード・オーガ!パワーロード・インパクト!!」
俺「ぐぁ」
俺のライフが3500から600に減る
鬼塚「これで終わりだ!」
俺「まだだ!」
鬼塚「何!?」
俺「俺が戦闘ダメージを受けたことにより手札のインタラプト・レジスタンスを守備表示で特殊召喚する!」
鬼塚「命拾いしたか、だがザ・グレート・オーガでインタラプト・レジスタンスを攻撃!オーガアックス!」
鬼塚「俺はこれでターンエンド。今の攻撃を持ちこたえるとはな。だが、次の俺のターンで必ずお前を倒す!」
尊「流石はGo鬼塚、あっという間に彼のライフを削った…。この状況で彼はどうする…」
俺「流石だなGo鬼塚」
鬼塚「当然だ!俺は負けない!!お前を倒して必ず施設の子供たちのヒーローに返り咲く」
俺「ヒーローに返り咲くか…それは違うな」
鬼塚「なんだと!?どういうことだ」
俺「Go鬼塚、あなたは今もこれからもずっと施設の子供たちのヒーローだよ」
鬼塚「何?」
俺「あなたのことを調べさせてもらった。デュエルのファイトマネーを自分の出身の孤児院に寄付している。それだけじゃない、孤児院の子供たちにデュエルの素晴らしさを教えてる。きっとその時、子供たちは笑顔なんだなってそう思う。それってすごいいいことだと思うんだ。いや、もしかしたらあなたのデュエルは俺が目指すべきデュエルなのかもしれない」
鬼塚「どういうことだ…?」
俺「俺、子供の頃、デュエルですごい辛いことがあって、だからこそデュエルをする人には笑っていて欲しい。デュエルでもう不幸な人を出したくないって思ってる。だからあなたのデュエルが人に笑顔をもたらすのなら俺の目指すべきデュエルの一つがあなたのデュエルなんだと思う。」
鬼塚「そうか、だが目指すだけじゃ俺には勝てん!」
俺「わかってる、だからただ目指すんじゃない、俺はあなたを倒して俺の目指すデュエルに突き進む!」
鬼塚「ほう、威勢はいいがお前の場にはモンスターは0、ここからどうする!?」
俺「まだ俺にはドローが残っている!このドローに俺は賭ける!」
鬼塚「なら見せてみろ!お前のデュエルを!」
俺「あぁ!いくぞ!俺のターン、ドロー!魔法カード 貪欲な壺を発動!墓地のサイバース・クアンタム・ドラゴン、サイバース・インテグレーター、ドラゴネット、ビットロン、スプラッシュ・メイジの5体をデッキに戻して2枚ドローする!」
尊「よし!これならまだチャンスがある!」
俺「サイバース・ガジェットを召喚!サイバース・ガジェットの効果!墓地からドット・スケーパーを特殊召喚!現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件はサイバース2体!俺はサイバース・ガジェットとドット・スケーパーをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、スプラッシュ・メイジ」
尊「よし、今度は彼のリンク召喚だ!」
俺「墓地のサイバース・ガジェットの効果、ガジェットトークンを特殊召喚する!さらにスプラッシュ・メイジの効果!墓地からサイバース・ガジェットを特殊召喚する!再び現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件はサイバース族2体!俺はサイバース・ガジェットとガジェットトークンをリンクマーカーにセット!リンク召喚、リンク2、フレイム・アドミニスター!」
鬼塚「これでやつの場にはリンク2が2体…まさか!?」
俺「三度現れろ!未来を導くサーキット!!アローヘッド確認!召喚条件はEXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上!俺はリンク2のスプラッシュ・メイジとフレイム・アドミニスターをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!!リンク召喚!現れろ、リンク4!双穹の騎士アストラム!!」
鬼塚「アストラムだと…」
俺「そうだ、ザ・パワーロード・オーガはほかのカードの効果を受けないモンスター…だが倒せないモンスターじゃない!パワーロードが効果を受けないのならこっちのモンスターの攻撃力を上げて倒すまでだ!」
鬼塚「なんだと!?」
俺「アストラムは特殊召喚されたモンスターと戦闘する時に、ダメージ計算時にそのモンスターの攻撃力を自身に加える!」
鬼塚「ふん、だがアストラムでパワーロードを攻撃しても発生するダメージは3000。それではこの俺には勝てないぞ」
俺「わかっている!だからあなたが知らない俺の新しい力を見せてやる!俺は装備魔法 斬機刀ナユタをアストラムに装備!!」
鬼塚「斬機カードだと…デュエルカーニバルでは使っていなかったカードを…」
尊「あれは親父さんとのデュエルで使った新しいカードたちか!」
俺「バトルだ!双穹の騎士アストラムで剛鬼ザ・パワーロード・オーガを攻撃!この瞬間、アストラムの効果を発動!ザ・パワーロード・オーガの攻撃力を自身に加える!」
鬼塚「くっ、だがそれでも俺のライフは残る!」
俺「それどうかな!?さらに斬機刀ナユタの効果!デッキから斬機モンスターを墓地に送ることで装備モンスターの攻撃力をそのモンスターの攻撃力アップする!俺はデッキから斬機シグマを墓地に送り、シグマの攻撃力1000分アストラムの攻撃力を上げる!」
鬼塚「攻撃力7400だと!?」
俺「いけ!アストラム!ザ・パワーロード・オーガを切り裂け!!」
鬼塚「この俺が…負けるだと…」
鬼塚ライフ3700→0
尊「勝った…」
鬼塚「この俺が負けた…。ふ、ははは」
尊「負けたのに笑ってる…?」
鬼塚「今回は俺の負けだ。やはりお前にデュエルを挑んで正解だったようだな」
俺「Go鬼塚…」
鬼塚「施設の子供たちがなぜお前に夢中になったか、わずかだがわかった気がする。お前はどんな状況になっても決してデュエルを諦めない。そんなお前のデュエルが子供たちにとってはかっこよく映ったんだろうな」
尊「あぁ、凄かったよ2人のデュエル」
鬼塚「だが、負けたからどうするか。その時、デュエリストとしての真価が試させる。俺は必ず這い上がりそしてお前を倒す。その時までほかのやつに負けるのは俺が許さん」
俺「わかった。俺は誰にも負けない。Go鬼塚、またデュエルしよう」
鬼塚「あぁ」
そういうと鬼塚は去っていった。
尊「いや、でも本当にすごいよあのGo鬼塚に勝つなんて」
俺「相手が誰だろうと俺はただ全力でデュエルだけだ」
尊「そうだね、それが君のデュエルだったね」
俺「さぁ俺たちも帰ろう」
尊「うん」
to be continued…