スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第6話

〜とある日〜

 

 

 

俺「久しぶりの1日休みだな。歩夢は家族で出かけてるみたいだし、今日は久しぶりに一人で出かけるか」

 

 

 

 

〜街中〜

 

 

俺「暑いな…もう夏か。」

 

 

絵里「あら?やっぱりそうだわ」

 

 

俺「絵里?」

 

 

絵里「こんなところで会うなんて奇遇ね」

 

 

俺「今日は練習休みなんだ」

 

 

絵里「そうなの。実はこっちも今日は休みなの。そうだ、ねぇよかったら買い物付き合ってくれない?」

 

 

俺「あぁ、いいよ」

 

 

絵里「ありがとう、それじゃあ早速行きたいお店あるんだけどいいかしら?」

 

 

俺「うん」

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

俺「行きたい店って服屋か。それに女性物の…」

 

 

絵里「ふふ恥ずかしいなら外で待ってる?迷ったらあなたに選んでもらおうと思ったんだけど」

 

 

俺「いや、いくよ。こういうの歩夢で慣れてるから」

 

 

絵里「そう、じゃあ行きましょう」

 

 

 

 

絵里「ねぇ、こっちとこっちだったらどっちがいいかしら?」

 

 

俺「そうだな…。」

 

 

絵里「(すごい…真剣に見てる…)」

 

 

俺「こっちかな」

 

 

絵里「ハラショー、やっぱりこっちよね、ありがとう」

 

 

 

絵里「そういえば最近、虹ヶ咲はどう?」

 

 

俺「あぁ順調だよ。この前、学校で次の曲の歌う人を決める選挙したんだ」

 

 

絵里「へぇ、面白いことするわね。でもソロとしての活動を売りにしてる虹ヶ咲らしいといえば虹ヶ咲らしいわね。それで1位は誰だったの?」

 

 

俺「誰だと思う?」

 

 

絵里「そうね。やっぱりこの前の大会で2位だった歩夢かしら…。でもやっぱりスクールアイドルのとして歴が長いせつ菜とか?」

 

 

俺「どっちもはずれ。」

 

 

絵里「えぇ、じゃあ誰なの?」

 

 

俺「かすみだよ」

 

 

絵里「へぇ、かすみが」

 

 

俺「意外だった?」

 

 

絵里「でもたしかにかすみってあぁ見えてちゃんと周りを見て影で努力してそうよね。だから言われて見れば納得かも」

 

 

俺「そう、いつもいたずらしようとするけど結局いいことしちゃうし、それに何よりファンのことを一番大切に思っているのはかすみだと思う。だから俺は結構納得してる」

 

 

絵里「そう。でも楽しみね、次のかすみの曲。」

 

 

俺「あぁ、それにかすみのソロ曲だけじゃなくて9人での曲も作ってる最中なんだ」

 

 

絵里「そうなの。ますます楽しみね」

 

 

俺「あぁ、そのためにも今みんな頑張ってるからな」

 

 

 

絵里「そう…。でも最近逆にキミがこっちの練習見にくること多くない?」

 

 

俺「今回は自分たちでなるべく作ってみたいんだってさ。だからどうしても行き詰まった時とか、様子伺いくらいしか顔出してないんだよ」

 

 

絵里「そう。まぁ時には静かに見守ることも大切よね」

 

 

俺「その通り」

 

 

絵里「あ、次あのお店よってもいいからしら?」

 

 

俺「あぁ、いいよ。」

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

絵里「また選んで貰っちゃってごめんね」

 

 

俺「いいよ、俺で役に立てるなら」

 

 

絵里「ふふ、キミって結構モテるんじゃない?」

 

 

俺「いや、そんなことはないと思う」

 

 

絵里「そう?まぁいいわ、あなたどこか行きたいところある?今度は私が付き添うわ」

 

 

俺「そうか、なら」

 

 

〜数分後〜

 

 

絵里「コーヒーショップ、あなたコーヒー好きなの?」

 

 

俺「あぁ、大好きだよ。休みの日はちゃんと豆を挽いて飲んでるからな。」

 

 

絵里「そうなの。ねぇ、あなたのお勧めのコーヒーはあるの?」

 

 

俺「おすすめかぁ〜人によって好みは違うけど、やっぱりこのブルーマウンテンは美味いかな〜」

 

 

絵里「聞いたことあるわね。でも結構するのね」

 

 

俺「そう、だから基本貰い物か自分への誕生日にしか買わないんだけどさ。絵里はチョコが好きなんだっけ?」

 

 

絵里「えぇ、そうよ。よく覚えてたわね」

 

 

俺「まぁμ'sのマネージャーみたいなことしてるからな」

 

 

絵里「さすがね。なら本当になっちゃわない?」

 

 

俺「それ100回くらいみんなから言われてるよ。あいにく、ニジガクのみんなだけで手一杯」

 

 

絵里「そう、それは残念。」

 

 

俺「で、コーヒーの話だけど、このコーヒーは苦味とコクがあるから甘いチョコと相性抜群だと思うよ」

 

 

絵里「そう、なら買ってみようかしら。亜里沙があんまり苦いの好きじゃないと思うのよね」

 

 

俺「ならこの個包装のもあるからこれ買えば?」

 

 

絵里「へぇ、さすが詳しいわね。それでほかにおすすめは?」

 

 

俺「そうだな、やっぱりこのマイルドブレンドかな。何にでも合う万能コーヒーだよ」

 

 

絵里「ならそれも買おうかしら」

 

 

 

〜数分後〜

 

 

絵里「コーヒーショップ初めて来たけどいろんなものが売ってて結構楽しいわね」

 

 

俺「だろ?」

 

 

絵里「お買い物してたらいい時間になってきたわね」

 

 

俺「そうだな、亜里沙ちゃん待ってるんじゃない?」

 

 

絵里「そうね、でももうちょっとなら時間あるんだけど…。ねぇ、今日お買い物付き合ってくれたから何かお礼がしたいんだけど何がいい?」

 

 

俺「いいよ、お礼なんて。大したことしてないし」

 

 

絵里「それでも私の気が済まないの」

 

 

俺「そうだな…。ならデュエルしよう」

 

 

絵里「ふふ」

 

 

俺「え?なんか俺おかしなこと言った?」

 

 

絵里「いいえ、キミなら絶対そういうって思ってたから」

 

 

俺「お礼って言ったらそれしか思いつかなかったからさ」

 

 

絵里「凛がこの前言ってた通りね」

 

 

俺「この前は凛の方から挑んできたんだけどな…」

 

 

絵里「まぁいいわ、やりましょう。ちょうど近くのデュエル場知ってるの」

 

 

俺「わかった、行こう」

 

 

 

 

〜デュエル場〜

 

 

絵里「それじゃあ準備はいいかしら?」

 

 

俺「あぁ、いつでも来い!」

 

 

絵里「いくわよ」

 

 

2人「デュエル!!」

 

 

 

互いのライフは4000

 

 

 

絵里「先攻はもらうわ。私は魔法カード 強欲で貪欲な壺を発動!デッキからカードを10枚除外して2枚ドローする。さらに私は天帝従騎イデアを召喚!そしてイデアの効果、デッキから冥帝従騎エイドスを特殊召喚する。エイドス効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、私はメインフェイズに通常召喚に加えて1度だけアドバンス召喚できる!」

 

 

 

俺「イデアとエイドスが出てきたということは手札に帝のカードがあるはず…。」

 

 

 

絵里「その通り。さらに私はフィールド魔法 真帝王領域を発動!」

 

 

俺「真帝王領域だと!?」

 

 

 

絵里「このカードがフィールドにあり私のEXデッキのカードが0枚でアドバンス召喚されたモンスターが私の場にのみいる時、互いにEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。よってあなたはリンク召喚することができない!」

 

 

俺「こっちのリンク召喚対策は万全ということか…」

 

 

 

絵里「さらに私はフィールド魔法 真帝王領域のさらなる効果、手札のこのカードのレベルを2つ下げる。そして私はイデアをリリースしてアドバンス召喚!破壊と創造、混沌たる古の帝王が再び降臨する!冥帝エレボス!!」

 

 

 

俺「来たか…絵里のエースモンスター…。音ノ木坂学院の生徒会長、すなわち音ノ木坂の帝王に相応しいモンスターだな」

 

 

絵里「帝王って…大袈裟よ。ただ生徒会長なだけだから…」

 

 

俺「けどエレボスのこの気迫、絵里の生徒会長としての威厳にマッチしてるよ」

 

 

 

絵里「一応褒め言葉として受け取っておくわ…。」

 

 

俺「あぁ」

 

 

 

絵里「気を取り直して、エレボスの効果!デッキの汎神の帝王、真源の帝王の2枚を墓地に送り、あなたの手札1枚ランダムでデッキに戻すわ!」

 

 

俺「くっ」

 

 

絵里「さらに墓地の汎神の帝王の効果!このカードを墓地から除外して、デッキから帝王魔法・罠カードを3枚相手に見せて、その中からあなたは1枚を選びそのカードを手札に加えて残りを手札に戻すわ。私は帝王の烈旋3枚を選ぶわ」

 

 

俺「3枚同じカードを見せることで確定サーチか…。一応、一番の右のカードを選ぶぞ」

 

 

 

絵里「私はカードを2枚セットしてターンエンドよ。」

 

 

俺「俺のターン、ドロー。真帝王領域によって俺のリンク召喚は封じられている。だが打開策はある。俺のフィールドにモンスターがいないことにより手札からリンクスレイヤーを特殊召喚する!」

 

 

 

絵里「(リンクスレイヤー…やっぱり握っていたわね…あのカードは真帝領域を破壊できるカード。こんなに早く出てくるなんてね…でも対策はあるわ)あなたがリンクレイヤーを出してくることは読んでいたわ。」

 

 

俺「何!?」

 

 

絵里「私は永続罠 連撃の帝王を発動!このカードの効果により、私はあなたのターン中にアドバンス召喚することができる!」

 

 

俺「くっ」

 

 

絵里「さらに速攻魔法 帝王の烈旋を発動!このカードは相手モンスターをリリースしてアドバンス召喚を可能とさせるカード!私はあなたのリンクレイヤーをリリースして光帝クライスをアドバンス召喚!」

 

 

 

俺「くっ、流石にそう簡単にはいかないか」

 

 

 

絵里「クライスの効果!自身とエイドスを破壊して2枚ドローする!」

 

 

俺「(リンクスレイヤーを除去された今、この状況を打開できるカードはない…。だがまだチャンスはある)俺はモンスターをセット、カードを1枚セットしてターンエンドだ。」

 

 

絵里「この瞬間、墓地の永続罠 真源の帝王の効果!墓地の帝王の烈旋を除外してこのカードをモンスターカード扱いで守備表示で特殊召喚するわ」

 

 

俺「くっ、展開を封じられただけじゃなく、今度は墓地からモンスターとなって出てくる罠カードか」

 

 

絵里「どうやら真帝王領域が相当効いてるようね」

 

 

俺「あぁ、本当そのカード厄介だよな」

 

 

絵里「私からすればあなたのリンク召喚も相当厄介なんだけどね」

 

 

俺「そっか、ならお互い様だな」

 

 

絵里「えぇ、でも遠慮なんてしないわよ」

 

 

俺「あぁ、全力でこい!」

 

 

絵里「私のターン、ドロー。私は速攻魔法 帝王の烈旋を発動!これであなたのセットモンスターをアドバンス召喚のコストにすることができるわ。そして真帝王領域の効果、手札のこのカードのレベルを2つ下げる、そして私はあなたのセットモンスターをリリースしてアドバンス召喚!現れろ、天帝アイテール!!」

 

 

 

俺「絵里の2体目のエースモンスターか…。だが、墓地に送られたフリップ・フローズンの効果!このカードが墓地に送られた時、相手モンスターを全て守備表示にする!」

 

 

 

絵里「やるわね…。でも天帝アイテールの効果!デッキから帝王魔法・罠カードを2枚墓地に送り、デッキから帝モンスターを特殊召喚するわ!私は汎神の帝王と帝王の轟毅を墓地に送り、邪帝ガイウスを特殊召喚するわ!」

 

 

絵里「さらに汎神の帝王の効果!墓地のこのカードを除外してデッキから帝王の烈旋と真源の帝王2枚を相手に見せて、相手はその内1枚を選び、選ばれたカードを手札に加えて、残りをデッキに戻すわ」

 

 

俺「なら真ん中のカードだ」

 

 

絵里「(帝王の烈旋じゃない…でも)真源の帝王を攻撃表示に変更!バトルよ!私は邪帝ガイウスでダイレクトアタック!!」

 

 

 

俺「ぐっ」

 

 

 

俺のライフが4000から1600に減る。

 

 

絵里「真源の帝王でダイレクトアタック!」

 

 

俺「ぐぁ」

 

 

俺のライフが1600から600に減る。

 

 

絵里「私はカードを1枚伏せてターンエンド。そしてこのエンドフェイズ、ガイウスは手札に戻るわ」

 

 

俺「(これで絵里の手札にはガイウスがいる…。俺がうかつに闇属性のモンスターを出した時、ガイウスをアドバンス召喚されガイウスのバーン効果で俺のライフは0になる…)」

 

 

絵里「(彼のデッキは属性がばらけているのはいえ多くは闇属性モンスター。彼が闇属性を出して来た時にガイウスを出せれば私の勝ち…)」

 

 

俺「やるな、絵里」

 

 

絵里「あなたこそ、このターンで決めるつもりだったのに。まさかフリップ・フローズン1枚で止められるちゃうなんてね。よくそのカード入れてたわね」

 

 

俺「そうだな。ほら最近暑くなってきただろ。だから少しでも涼しい気分になりたくてさ。それにどうやらそれが功を奏したみたいだしな」

 

 

絵里「ふふ、本当あなたって面白いわね。でもどうするの?あなたのフィールドにモンスターはいない。おまけに真帝王領域の効果でリンク召喚を封じられている。どう見ても絶対絶命ね」

 

 

俺「そうだな、だけど絵里、いつも練習の時言ってるだろ。デュエルは最後まで何が起きるかわからないって」

 

 

絵里「えぇ、そうね。あなたはどんな状況でも決して諦めない。デュエルカーニバルだって1度は中止になったのにあなたは諦めなかった。そして大会再開までこぎつけた。それって本当すごいことよね」

 

 

俺「ありがとう、けどそれはμ'sだって同じだろ」

 

 

絵里「え?」

 

 

俺「学校が廃校になるってなった時も穂乃果たちは諦めなかった。諦めずにスクールアイドルとして活動して時にはぶつかりあってそして廃校の危機を乗り越えた。それって普通の高校生ができることじゃないと思うけどな」

 

 

絵里「そうね、なら私たちは普通じゃないってことかしら」

 

 

 

俺「うーん、普通じゃなくはないけど、夢に向かって諦めない姿勢は少なくとも他のどの高校生に負けてないと思う」

 

 

 

絵里「そうね、でも廃校を阻止した後、あなたに出会っていろいろこっちも勉強になってるのよ」

 

 

俺「え?」

 

 

絵里「あなたは気づいてないかもしれないけど、デュエルの可能性をあなたは私たちに教えてくれた。諦めずいればデュエルは最後まで何が起きるかわからないのもそうだけど、デュエルでこんなに人を笑顔にできるなんて正直、廃校を阻止するのに手一杯だった私たちじゃ思わなかった。だからあなたとあなたとの出会いには感謝してるわ。もちろん、虹ヶ咲やAqoursのみんなにもね」

 

 

俺「絵里がそんなことを思ってたなんて…」

 

 

絵里「ふふ、意外だったかしら?」

 

 

俺「あながち凛が言ってたことは間違ってないんだな…」

 

 

絵里「え?凛が何か言ってたの?」

 

 

 

俺「あぁ、『絵里ちゃんはみんなのお姉さんですごく頼りになるけど、たまにすごくロマンチックになるにゃ』って」

 

 

絵里「凛…。ま、まぁ私だって少しくらいわね…。ごめんなさい、話が長くなっちゃって。あなたのターンよ」

 

 

 

俺「あぁ、(セットカードは真源の帝王か帝王の烈旋の2択…)俺のターン、ドロー!」

 

 

絵里「(さぁどう出てくるのかしら)」

 

 

俺「リバースカードオープン、永続罠 リビングデッドの呼び声!墓地からリンクスレイヤーを特殊召喚する!」

 

 

絵里「リビングデッドの呼び声、さっきのターンに発動できたはずだけど、狙いはリンクスレイヤーの効果による真帝王領域の破壊ね。なら私は永続罠 連撃の帝王の効果!このカードの効果により相手ターン中にアドバンス召喚できるわ!私は真源の帝王をリリースしてアドバンス召喚!現れろ、邪帝ガイウス!」

 

 

俺「きたか、ガイウス」

 

 

 

絵里「ガイウスの効果!リンクスレイヤーをゲームから除外するわ!これであなたは真帝王領域を破壊できないわ!」

 

 

 

俺「いや、俺はガイウスが出てくるこの瞬間を待っていた!」

 

 

絵里「なんですって?」

 

 

俺「俺はサイバース・ガジェットを召喚!そして効果発動!墓地からフリップ・フローズンを特殊召喚する!」

 

 

 

絵里「サイバース・ガジェット…あなたの連続リンク召喚の起爆剤となるモンスター…」

 

 

俺「さらに速攻魔法、サイバネット・クロスワイプを発動!サイバース・ガジェットをリリースして真帝王領域を破壊する!」

 

 

 

絵里「そんな真帝王領域が…」

 

 

 

俺「これで俺はリンク召喚することができる!墓地のサイバース・ガジェットの効果、ガジェット・トークンを特殊召喚する!現れろ、未来を導くサーキット!俺はガジェット・トークンをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク1、リンク・ディサイプル!」

 

 

 

絵里「始まったわね、リンク召喚…」

 

 

 

俺「再び現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件はサイバース族2体!俺はリンク・ディサイプルとフリップ・フローズンの2体をリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、スプラッシュ・メイジ!スプラッシュ・メイジの効果!墓地のサイバース・ガジェットを特殊召喚する!」

 

 

絵里「くるのね、リンク3…」

 

 

俺「あぁ、三度現れろ!未来を導くサーキット!アローヘッド確認召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はリンク2のスプラッシュ・メイジとサイバース・ガジェットをリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク3、トランスコード・トーカー!」

 

 

 

絵里「きたわね、コード・トーカーモンスター…でもトランスカードだけじゃ私には勝てないわよ」

 

 

 

俺「わかっている。俺はトランスコード・トーカーの効果を発動!墓地からスプラッシュ・メイジを特殊召喚する!現れろ!未来を導くサーキット!」

 

 

絵里「4連続リンク召喚!?」

 

 

 

俺「アローヘッド確認!召喚条件は効果モンスター2体以上!俺はリンク3のトランスカード・トーカーとスプラッシュ・メイジをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」

 

 

 

絵里「まさか!?」

 

 

 

俺「まだ見ぬ世界に繋がる風を掴め!リンク召喚!リンク4、アクセスコード・トーカー!!」

 

 

 

絵里「手札1枚からここまで持ってくるの…さすがね…」

 

 

 

俺「アクセスコード・トーカーの効果!リンク3のトランスコード・トーカーをリンク素材としたことにより攻撃力3000アップ!よって攻撃力は5300だ!そしてアクセスコードのさらなる効果!墓地のリンクモンスターを除外することで相手フィールドのカードを破壊する!この効果は除外するリンクモンスターの属性が違ければ何度でも発動できる!俺は墓地の闇属性リンク・ディサイプルを除外して邪帝ガイウスを破壊する!アクセスインテグレーション!」

 

 

 

絵里「くっ」

 

 

俺「続けて、水属性スプラッシュ・メイジを除外して天帝アイテールを破壊する!アクセスインテグレーション!!」

 

 

俺「これで最後だ、地属性トランスコード・トーカーを除外して冥帝エレボスを破壊する!アクセスインテグレーション!!」

 

 

絵里「これで私のモンスターは全滅…」

 

 

俺「バトルだ!アクセスコード・トーカーで絵里にダイレクトアタック!!」

 

 

 

絵里ライフ4000→0

 

 

 

絵里「負けちゃった…。さすがね。真帝王領域と帝たちであんなにあなたの動きを封じていたのに、それさえも乗り越えてくるなんて」

 

 

俺「俺の方こそ、リンク召喚を封じられた時の対処の勉強になったよ」

 

 

絵里「そう、ならよかったわ」

 

 

 

 

〜帰り道〜

 

 

 

絵里「今日はありがとうね」

 

 

俺「こっちこそ、ありがとう」

 

 

絵里「いつもは生徒会とスクールアイドルの活動でいっぱいだけどたまにはこうしてのんびり過ごすのもいいわね」

 

 

俺「そうだな」

 

 

絵里「そうだ、もしよかったらまた付き合ってくれるかしら。デートに」

 

 

俺「え?これってデートだったの!?」

 

 

絵里「ふふ、冗談よ。あなたと勝手にデートしたなんて言ったら歩夢だけじゃやくて虹ヶ咲のみんなに怒られちゃうもの」

 

 

俺「そうかな?」

 

 

絵里「そうよ、でも本当にお買い物はまた付き合ってね」

 

 

俺「わかった」

 

 

絵里「ハラショー、ありがとう。それじゃまたね」

 

 

俺「あぁ、またな」

 

 

 

 

〜絵里自宅〜

 

 

亜里沙「お姉ちゃんなんか嬉しそうだけど何かいいことあった?」

 

 

絵里「え?そ、そう?」

 

 

亜里沙「うん、帰ってきてからずっとニヤニヤしてる」

 

 

絵里「そんなこと…なくはないかな」

 

 

亜里沙「ふーん」

 

 

絵里「ま、まぁちょっとね」

 

 

亜里沙「ちょっとねぇ…」

 

 

絵里「(また…いつかね…)」

 

 

to be continued…

 


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