スクスタの主人公が男で決闘者だったら   作:トモカズ

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第7話

〜6月29日の朝〜

 

 

エマ「果林ちゃん、そろそろ起きるじかん…あれ果林ちゃん起きてる!?」

 

 

果林「おはようエマ。何よそんなにビックリして」

 

 

エマ「だ、だって果林ちゃんこんな早くに起きてるから…」

 

 

果林「私だってたまには早起きするわよ」

 

 

エマ「そういえば今日は果林ちゃんの…」

 

 

果林「(そういえば部長って真面目だから待ち合わせ30分前には来るのよね…。あんまり待たせると申し訳ないからもう行こうかしら)それじゃあエマ、私もう出るから」

 

 

 

エマ「う、うん…いってらっしゃい…」

 

 

 

 

 

〜待ち合わせ場所〜

 

 

 

果林「あ、いたいた。ごめんね、待った?」

 

 

俺「いや、俺もちょっと前に来たところ」

 

 

果林「ちょっと前ね…。まぁいいわ行きましょう」

 

 

 

 

果林「今日はその…今度雑誌の企画で男子ウケファッションの特集やるから、男の子の意見をいろいろ聞きたくてね」

 

 

俺「なるほどな。読者モデルもいろいろ大変だな」

 

 

果林「まぁでも好きでやってるからね、そんなに苦じゃないわ」

 

 

俺「それでどこに行くの?」

 

 

果林「そうね、まずはこのお店かしら」

 

 

俺「わかった」

 

 

 

 

 

俺「そういえば、新曲の準備はどう?」

 

 

果林「えぇ順調よ。」

 

 

俺「かすみは大丈夫?いきなり2曲も新曲で無理してない?」

 

 

果林「かすみちゃんのことだから張り切ってるわよ。でもたまにあなたがフォロー入れてあげた方がいいかもね。」

 

 

俺「そうだな」

 

 

果林「あなただったらかすみちゃんも話やすいでしょうから、頼んだわよ」

 

 

俺「あぁ。そうだな」

 

 

果林「あ、ここよ」

 

俺「行こう」

 

 

 

〜店内〜

 

 

果林「これとこれ、あなただったらどっちが好き?」

 

 

俺「(なんかデジャヴが…)うーん、右かな〜」

 

 

果林「なるほどね、キミはこういうのが好きなのね」

 

 

俺「え?あぁ、いやそういうわけじゃ…果林だったらこっちが似合うかなって」

 

 

果林「ふふ、私に合わせて選んでくれたのね。ありがとう。参考にするわ」

 

 

俺「う、うん」

 

 

 

果林「ふふ、じゃあこれとこれは?あとこれとこれ、これとこれも!」

 

 

俺「え、えっと…」

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

店員「ありがとうございました〜」

 

 

果林「ふふ、キミが選んでくれたの結局買っちゃったわ。それにキミの好みもちょっとわかったわ。ありがとう♪」

 

 

俺「ど、どういたしまして…(さすが読者モデル…歩夢の服選ぶのとはわけが違う…)」

 

 

 

果林「ちょっと早いけどいい時間になってきたわね。ねぇキミのおすすめのカフェはないの?」

 

 

俺「そうだな…。この辺だと…ここかな。」

 

 

果林「へぇ〜良さそうなところね。ちょっと早いけどそこでランチにしない?」

 

 

俺「そうだな」

 

 

 

〜カフェ〜

 

 

果林「お待たせ、メニュー選びについ時間がかかっちゃったわ」

 

 

俺「果林はカロリーも計算してるんだっけ?すごいな」

 

 

果林「そうよ、この完璧なプロポーションは日頃の努力でできてるのよ」

 

 

俺「さすがは読者モデルだな」

 

 

果林「それにしても、ここお台場の景色が観れていいところね。今日はちょうどいい気温だしなかなかいい場所知ってるじゃない。ここもやっぱり歩夢と来たの?」

 

 

俺「あー、歩夢と来たこともあるけど最初は1人できたな」

 

 

果林「1人で?意外ね」

 

 

俺「まぁ休みの日もずっと一緒にいるわけじゃないからな」

 

 

果林「へーそうなんだ…。ねぇ、そういえば部長って同好会に入る前、休みの日は何してたの?」

 

 

俺「うーん、何か…。ゲームしたり、たまった家事を片付けたり、1日中バイトしたり。あとは大会に出たり…。なんか普通だろ?」

 

 

果林「いいんじゃない、普通でも。そんなあなたが今じゃニジガクの部長をやってるのよ。やっぱりキミは入るべくして同好会に入ったのよ」

 

 

俺「そうかな」

 

 

果林「えぇ、きっとそうよ。」

 

 

俺「果林は?果林は同好会に入る前は休みの日どうしてたの?」

 

 

果林「私?そうね…図書館に行ってファッション雑誌を読んだりメイクの練習をしたりしてたかしら」

 

 

俺「なら今とそんなに変わらないんだな」

 

 

果林「そうね…でも今は同好会もあるし、何よりキミとこうして出かけてるしね」

 

 

俺「え?」

 

 

果林「ふふ、冗談よ、忘れて」

 

 

 

 

 

果林「ご馳走様でした。ここのランチなかなか美味しかったわ」

 

 

俺「満足してもらえたなら良かったよ」

 

 

果林「さて、次はどこに行こうかしら」

 

 

 

曜「あれ!?やっぱりそうだ!果林さんと部長だ!」

 

 

俺「今の声は…」

 

 

果林「曜ちゃん!?」

 

 

 

曜「ヨーソロー!こんなところで会うなんて奇遇だね!」

 

 

俺「曜、東京に来てたんだ」

 

 

曜「うん!東京で水泳部の遠征があってね。それでせっかくだから東京の観光をして行こうと思ってね。」

 

 

果林「そういえば曜ちゃん、水泳部と兼部なんだっけ」

 

 

俺「そういえばそうだったな。すっかり忘れてたけど」

 

 

曜「それでね、しかもなんと真姫ちゃんともばったり会ったんだ!」

 

 

俺「真姫とも?」

 

 

 

真姫「あ、いたいた。曜ったらすぐいなくなるんだから。あら、あなたたち…」

 

 

果林「こんにちは、真姫ちゃん」

 

 

真姫「えぇ」

 

 

曜「なんか、すごい偶然だね。今日はきっといいことがある気がする!」

 

 

真姫「果林とあなたは今日はどうしたの?」

 

 

果林「ふふ、知りたい?それはね…」

 

 

曜「そ、それは…」

 

 

果林「今日は部長とデートしてたのよ」

 

 

曜「で、で、デート!?」

 

 

真姫「な、なによ、それ」

 

 

 

俺「ちょっと、果林」

 

 

果林「ふふふ、ごめんごめん、冗談よ。でも曜ちゃんと真姫ちゃん、ナイスリアクションよ」

 

 

真姫「もう、からかわないでよ!」

 

 

曜「びっくりした〜。あり得なくないから信じちゃったよ〜」

 

 

果林「そう?部長、私たちお似合いだって」

 

 

真姫「も、もうそういうのいいから!」

 

 

曜「そうだ、果林さんたちこれから何か予定ある?」

 

 

果林「そうね…」

 

 

曜「もしよかったらこれに出てみない?」

 

 

 

果林「えぇと、『豪華景品を手に入れろ!マスタータッグデュエルトーナメント!!』」

 

 

俺「タッグデュエルの大会か」

 

 

 

曜「そう!さっきたまたまチラシをもらってね、それでせっかくだから真姫ちゃんと一緒に出ようって話してたんだ。よかったら果林さんと部長もタッグで出てみない?上手くいったら決勝戦で私たちでデュエルできるかも!」

 

 

果林「そうね、ちょっと面白そうね」

 

 

俺「あぁ、いいと思う」

 

 

曜「なら決まり!一緒にエントリーしに行こう!」

 

 

 

果林「そういえば真姫ちゃんと曜ちゃんって結構珍しい組み合わせよね」

 

 

俺「たしかに」

 

 

真姫「まぁ曜は運動大好きで、私はどっちかっていうと静かに過ごしていたいタイプね」

 

 

曜「でも私たち、血液型も同じだし、誕生日も2日しか違わないんだよ」

 

 

俺「へぇ、それはすごいな」

 

 

曜「もうちょっと早く出会ってれば一緒にお祝いできたのにね」

 

 

真姫「ま、まぁ来年もあるわけだしその時でいいんじゃない?」

 

 

曜「本当!?約束だよ、真姫ちゃん」

 

 

真姫「えぇ、約束するわ」

 

 

果林「なんだかんだ、静と動で真姫ちゃんと曜ちゃんっていい組み合わせかもね」

 

 

曜「えへへ」

 

 

真姫「あ、着いたわ。ここよ」

 

 

果林「早速エントリーしましょう」

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

曜「エントリー完了でございます!」

 

 

真姫「早速第1試合が始まりそうね」

 

 

俺「俺たちがデュエルするには…決勝まで進まないとダメか」

 

 

果林「いいんじゃない?そっちの方が燃えるわ」

 

 

曜「それじゃあ2人とも決勝戦で会おうね!」

 

 

真姫「絶対に負けちゃダメよ」

 

 

俺「真姫こそ絶対勝ち上がってこいよ」

 

 

真姫「えぇ、もちろんよ。私をだれだと思ってるの?」

 

 

俺「真姫ちゃんかわいいかきくけ…」

 

 

真姫「ちょ、ちょっとそれは答えになってない!」

 

 

俺「ごめんごめん、でも約束だからな」

 

 

真姫「えぇ、もちろんよ。それじゃ」

 

 

 

〜大会中〜

 

 

俺「いけ!デコード・トーカー!デコード・エンド!」

 

 

 

果林「バトルよ!ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴンで攻撃!混沌のマキシマムバースト!!」

 

 

俺「いけ!サイバース・クロック・ドラゴン!!パルスプレッシャー!!」

 

 

 

大会が始まり俺と果林、真姫と曜、両ペアは順当に勝ち進んでいく。

 

そして…

 

 

 

曜「約束通り、決勝戦まで勝ち進んだよ」

 

 

俺「あぁこっちもだ。」

 

 

果林「決勝戦はお互いベストを尽くしましょう」

 

 

真姫「えぇ、でも勝つのは私たちよ」

 

 

 

 

観客「さすがμ'sとAqoursの一員だね。あっという間に勝ち進んじゃったね」

 

 

観客「でももう片方のペアも1人はデュエルカーニバル決勝戦に出てたし、もう1人はスクールアイドルCSでベスト8だったニジガクのメンバーだよ」

 

 

観客「やっぱりμ'sもAqoursもニジガクも強いんだね〜」

 

 

 

観客「でもさ、こんな4人のデュエル見れるなんて私たちついてるよね」

 

 

観客「うんうん!」

 

 

観客「今から超楽しみー!」

 

 

 

 

果林「お客さんたちずいぶん盛り上がってるわね」

 

 

曜「私もテンション上がってきたー」

 

 

真姫「ならこの声援にちゃんと応えないとね」

 

 

俺「あぁ、そうだな」

 

 

 

司会「それでは豪華景品を手に入れろ!マスタータッグデュエルトーナメント決勝戦!いよいよスタートです!先攻はコイントスで決めます!コインは…赤!よって先攻は西木野真姫さん、渡辺曜さんペアから!それでは4人とも準備はよろしいですか!?行きますよー!」

 

 

 

 

4人「デュエル!!」

 


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