副業持ちの艦娘達   作:maple sugar

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講義の時間だオラ!!

「もー、提督。どーしてイムヤを引き寄せちゃうかなぁ。この艦娘たらしめ。でも許しちゃう、だってまたこうして提督としてここに戻ってきてくれたんだからね」

 

 何だろうここ。俺はソファーに座っていた。部屋にはテーブルをはさんでもう一つのソファーが設置されており、そこにはいつも見る青髪の少女……ではなく茶髪の少女が座っていた

 

 とゆうか今俺のこと提督って言ったのか? 

 

「うん、そうだよ。ずっと……会いたかった」

 

「いや、俺たち初対面だよね?」

 

「提督は初対面かもしれないけど、あたしはもう何度もあってるんだよ」

 

 私は? 

 

「いいよ無理に考えなくても。まだ艦娘として提督の役に立つのはもう少し後になりそうだけどすぐに向かうからね」

 

 実際、提督になるなんてまだその場しのぎに言ったことだということは言わないでおこう

 

「なぁ、一つ聞いていいか? 赤い髪の潜水艦娘はお前の知り合いなのか? お前と同じようなことを言ってたんだ、「また会えた」って」

 

「そうだよ「前の提督」の時に一緒に働いてたんだ。まあ、害はないから安心してよ」

 

「ホントに? 結構危ない感じしたんだけど?」

 

目のハイライトなかったもん。やばいってあいつ。

 

「それじゃあ、そろそろあたしはいくからね。提督もそろそろ起きた方がいいと思うよ……ああそうだ最後に」

 

「なんだむぐっ!」

 

 その少女は俺の顔を両手でつかむと唇をおしつけてきた。

 

「ぷはっ! お前舌入れやがったな!」

 

「えっへへ、いっちばん最初のファーストキスはいただいた! それじゃあまたね……愛してるよ提督」

 

 茶髪の少女は手でピストルの形を作り俺の額をめがけて撃ち抜いた

 

「バン!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いってぇ……」

 

「目は覚めましたか?」

 

 俺が頭を上げると、分厚い本を持った少女が腕を組んで立っていた

 

「……今その鈍器の角で殴った?」

 

「はい、あまりにもきれいに眠っていたので提督という職の歴史と大切さを物理的に感じていただこうかと思いまして」

 

 彼女は鹿島……教官である。彼女も艦娘なのだが、今は彼女に提督としてのイロハのようなものを学んでいる。

 

 今はその講義中なのだがどうやら寝てしまったようだ。

 

「良いですか? 艦娘にも生まれた時から適性がありましたが、それと同じように提督にも生まれた時から適性を持って生まれてきます。貴方はここ最近の中でも特に高い適性を持った方なんです。もっと国を守るという自覚をもってですね────」

 

「それは、もう何度も聞いたよ。というかもう昼飯だから座学終わりでいいんじゃないの?」

 

「そんなもの貴方にありません! そもそも何であなたは一対一の講義であんなに堂々と眠れるのですか?」

 

 それは教官の授業がつまらな──痛い!! 

 

「気が変わりました。本日の小休止もすべて無しにします」

 

 酷すぎる、まだ何も言っていないのに。こんなの横暴以外に何といえばよいのだろうか、俺を拉致った奴といい艦娘には人の心ってもんがないのか? 

 

「お願いですから前を見てちゃんと講義を受けてください。いいですか?」

 

「はーい」

 

 

 

 

 

「魚雷は主に、潜水艦、駆逐、軽巡、重巡などに装備でき、特殊な例では戦艦にも────」

 

「……」ジィー

 

「6隻編成の場合、主な陣形は最大でも六つあり────」

 

「……」ジィー

 

「……あの、貴方何処見てるんですか?」

 

「鹿島ちゃんの太もも」

 

 それを聞くと同時に、鹿島は顔を真っ赤にしながら自分の足を本で隠した。

 

「ホントに何処見てるんですか!!」

 

「だってさっき前を見ろって……」

 

「黒板を見ろって言ったんです!!」

 

「俺は男として正しいことをしたまでだ。まず第一にあんたみたいな美人が前にいて鹿島ちゃんよりも講義を優先する男がいるだろうか? いやいない!! そんな奴は提督である前に人じゃない!」

 

「えっ! そんな……美人だなんて……ってそうじゃなくって、提督として正しいことをしてください。」

 

「女として生まれたお前に男の悲しいサガの何がわかるって言うんだ! いいか? ちょっとでも何かあったらやれ痴漢だの視姦だの言われる時代だぞ。そんなときにこうやって、半分許可をもらったような状態ならその状況を極限にまで楽しむものだろう?」

 

誰だってそーする。俺もそーした。

 

「あなたは全国の男性の方々に謝ってください、偏見ですよ!後それは男としても最低です!」

 

「鹿島ちゃんがそんな格好で俺の前に立つのが悪い。だから、俺は悪くない」

 

「はぁ、もうわかりましたから。じゃあいったいどうやったらちゃんと講義を聴いていただけるんですか?」

 

「だったら今良い方法を思いついたよ。鹿島ちゃんが自分の太ももに講義の内容を書けばいいんだ。そうすれば俺は鹿島ちゃんの太ももが見れる。鹿島ちゃんは俺に講義の内容を見てもらえる。お互いにWIN-WINだ! どうだこの天才的な発想は!!」

 

 

 

 

 

 

 

 思いっきり本で殴られた。一体なぜなんだ・・・?

 

「なぁ? 今こんなことしたら社会的に問題になるんだぜ。知ってた?」タンコブヒリヒリ

 

「ならあなたの先ほどのセリフも社会的に問題になるんですよ。知ってました?」

 

「……知ってますん」

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