副業持ちの艦娘達   作:maple sugar

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やはりリアルが忙しいので週に1,2回投稿できれば良い方ということになりそう。

作者の執筆レベルが上がればもっと早く書けるのですが・・・


艦娘と一緒

 提督と艦娘というのは上司と部下の関係であり、提督の命令に艦娘は従わなければならないのだが、やはりお互いに本物の戦場に出る前にある程度親密になっておくのが望ましいらしい。

 

 それは、俺でもわかる。

 

 お互いに親密になっておけばお互いの事を知りえているということだから初めて戦場に立った時の安心感というもは少し違うだろう。

 

 それが理由の一つ、実はもう一つの理由がありそちらの方が実は案外大事だったりする。

 

 それは、提督が艦娘という存在を正しく認識することであった。

 

 深海棲艦達を打倒するため人類は、目覚ましい力を持った少女たちを集め、組織を作り、より大きな力にする計画をスタートさせた。

 

 しかし、この計画は始まったばかりで世間にはあまりきちんとは認知されていない。

 

 特に艦娘という存在をあまり皆知らないのである。

 

 だから、提督という役職を得る上では知らなければならないのである。

 

 例えば適性を持った者には初対面でもかなりの好印象であり、かなり突っ張ったような娘でも命令を受ければ大体従うという事。

 

 彼女たちは甘いものに目がないという事

 

 そして、彼女達にもこの戦いが始まるまで彼女達には彼女達の生活があったということを知らなければならないのだった。

 

 それは、俺も例外ではなかった……

 

 

 

 

「艦娘の知り合いは増えましたか?」

 

「いや全然」

 

 鹿島と食堂で朝食をとっていると鹿島からそんなことを言われた。

 

 別に提督と艦娘が接触を持つことが禁止されているわけではない。

 

 逆に先ほども言った通りこれから共に戦う戦友としてのファーストコンタクトをここで取るように言われていたりする。

 

 適性がある時点で艦娘からの第一印象はかなり良いらしく中には初対面なのに忠犬の様な態度を見せる艦娘もいるらしいが、やはりここにいるころから仲良くなっておくというのが良いらしい。

 

 あれからというものの、ほぼ強制的につるまされる鹿島以外とはほとんどあったことがない。あとは……あの時の潜水艦娘か

 

「全く、それではだめですよ。今のうちにたくさんの艦娘達と交流を持っておいてください。そのために此処は提督と艦娘が出会えるようになってるんですから」

 

「う~ん、でもあんまり会えなくって」

 

「嘘ですね。あなたほどの適性があれば向こうから来るはずです。それでも来ないということはあなた……艦娘を避けてますね?」

 

「……ソンナコトナイヨ。ベツニツキアイガメンドクサイトカジャナイヨ」

 

「わかりました。ではこうしましょう。私の講義をしばらくお休みにしますので、出来るだけ艦娘の知り合いを増やしてください。いいですね?」

 

 そんな……鹿島教官を眺めるという俺のここでの唯一の楽しみが……

 

「ひどいです! そんなことをしたら俺は一体何のために此処にいるのかわからなくなるじゃないですか!」

 

「お願いですから少しでもいいので提督としての自覚を持ってください!」

 

 

 

 

 

 

 はぁ~もうダメだこんなところいられるかってんだ。俺のここでの唯一のものを奪うなんてあまりにも血も涙もないのではないか

 

 こんなことをやっているようではきっと他の提督たちの間でも暴動がおこるのではないか? そうなっては戦争どころではない。人類に勝ち目などないのだ。

 

 なんだもうすぐ人類は終わってしまうのか……。ん? ということは何をしてもいいということだよな? 

 

 俺の中でどうやって鹿島のシゴキの仕返しをしてやろうか考えていた時、叢雲が訓練所にいるのが見えた。

 

 まだ訓練の時間ではないからもしかして朝練というやつだろうか。

 

 俺は階段を下り訓練所に顔を出すことにした

 

 

 

 

 

「朝から精が出ますな」

 

「何よその古くさいしゃべり方は?」

 

 どうやら本当に叢雲はこの朝早くから朝練をしていたようだ。

 

 それと……初めて見るやつがいる。

 

「ああ、あんたは初めてだったわね。初雪よ。まあ、こんなんだけど一応私の姉よ」

 

「初雪……です。ねぇ叢雲、もういいでしょ? 帰ろうよ」

 

「あんたまだ何もしてないじゃない!」

 

「そもそも外出る気なかったし……」

 

 あっ、なんとなくわかるぞ。こいつは同志かもしれない、俺と同じくここに無理やり連れてこられたタイプだ。

 

 これはもしかしたら、仲良くなっておく価値があるかもしれない

 

「おいおい、無理やりこういうことするもんじゃないぞ。少しは休んだらどうだ? 無理してこういうことやるとどっかでガタが出るぞ?」

 

「は? まさかあんた初雪の味方するつもり?」

 

「いや別にそういうわけじゃないんだがな。でもほら、厳しすぎるのも考え物だと思うんだよ。人には適材適所あるし、もし俺がまかり間違って提督になることになったら昼休憩以外全休にしてやるぞ」

 

「あんたそれ仕事したくないだけじゃない」

 

「私、一生貴方についていく」

 

 初雪は俺の手を両手でつかみ目をキラキラさせていた。ベネ(良し)これで仲間が増えたぞ。

 

「いや二人してニートキメ込もうとしてんじゃないわよ。ニート同士で結束固めても仕方ないでしょうが、じゃあ誰があんたの食い扶持稼ぐのよ」

 

「「・・・叢雲?」」

 

「ふざけんな!」

 

 

 

 

 

 

「それに私は自分の体調管理くらいしっかりしてるから大丈夫よ」

 

「そういうやつから無理して倒れていくんだぞ」

 

「じゃあ勝負しましょう」

 

「勝負?」

 

「あなたが勝ったら、休んであげる。私が勝ったらそうね……明日のお昼奢ってもらおうかしら?」

 

 その賭けは俺にほとんど得がないじゃないか

 

「じゃあ、俺が勝ったら。相談というか。協力してほしいことがあるんだ」

 

「ふ~ん、いいけれど。まあ、武術においては戦艦の人達にも匹敵する私に勝とうだなんて100年早いわよ? 止めるなら止めてもいいけれど?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




曙改二は来なかったですが、夕立オオカミと小悪魔グレカーレが可愛かったのですべてを許します
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