北海道は苫小牧市。
ヒナギクとハヤテは、空腹のため、レストランに入った。
メニューを見る二人。
「決まった?」
「はい」
ヒナギクは呼び出しボタンを押した。
ウェイトレスがやってくる。
「ご注文をお伺いします」
ヒナギクはハンバーグセットを指差した。
「ハンバーグセットがお一つ」
ハヤテがカレーライスを指差す。
「カレーライスがお一つ。以上でよろしいでしょうか?」
「あと、ドリンクバー二つ」
「
ウェイトレスは歩き去る。
「きゃああああ!」
突然の悲鳴。
「女子トイレからね。見てくるわ」
ヒナギクは悲鳴の現場へ駆けつけた。
「何かあったんですか?」
「ひ、人が……!」
腰を抜かした女性が指を差したその先には、血塗れの女性の遺体があった。
ヒナギクは遺体を調べる。
そこに店員がやってくる。
「どうかなされ……っ!?」
遺体を見て驚き戸惑う店員。
「と、兎に角警察を!」
「はい!」
店員は警察を呼ぶため電話機まで急いだ。
警察がサイレンを鳴らしながら駆けつけてきた。
「警察だ。遺体には誰も触れてないでしょうな?」
「それが、さっきから妙な女の子が」
刑事はヒナギクを見た。
「これこれ、君。遺体には触れちゃいかんよ」
「遺体は滅多切り、所持品等は盗まれていないので物取りの線は薄い。恐らく、怨恨によるものでしょう」
「君は一体……?」
「桂 ヒナギク……探偵ですよ」
「ヒゲギク? ああ、あの有名な」
ヒナギク、キレた。
「誰がヒゲよ、誰が!? ヒナよ、ヒナ!」
「ああ、すまん。いい間違えだ」
「人の名前間違えるなんて失礼にもほどがあるわね!」
「まあまあ、そんな怒ることないだろ。で、死亡推定時刻は判明してるのか?」
「恐らく亡くなってから間もないかと」
「となると、犯人はまだ店内にいる可能性もあるな。よし、店の出入りを止めさせよう」
刑事は店員に店への出入りを止めるよう頼み、
容疑者は第一発見者の
「犯人は小坂さん、貴方です」
「な、何を根拠に!?」
「貴方の左足の靴下。赤く染まってます。その中にナイフを隠しているのでは?」
「違うわ。これは履き間違えよ」
(そう来たか)
「ではその靴下を警察に提供していただけますか?」
「くっ……!」
小坂はその場に崩れた。
「何で殺したりしたんですか?」
「殺されたからよ」
「は?」
「親友の真理子があいつに殺されたからよ!」
「詳しい話は署で聞きます」
刑事が小坂を連行していった。