9人の少女と1人の少年の繋がれる絆vol.1(完結)   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

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4話程度になります。すみません。




第3話 悲しみの果て

私は、学校から帰宅するとロシアへ戻る準備をしていた。

 

絵里「これも入れたし、あれも入れたし、よし、」

 

服類を準備し終えた時だった、

 

プルルルプルルル

 

真姫からの着信だった。

 

絵里「もしもし真姫?どうしたの?」

真姫「頼まれてた曲が出来たから。」

絵里「うん。ありがとう。」

真姫「披露はするの?」

絵里「海未にだけね。」

真姫「他の皆にはいいのね。」

絵里「うん。真姫に演奏頼んでもいいかしら。」

真姫「それは、いいわ。」

絵里「ありがとう。」

真姫「いいのよ。明日録音したの渡すから。」

絵里「うん。じゃあね。」

真姫「えぇ。」

 

私は、真姫との電話を切った。

 

絵里「………うぅ………うぁぁぁぁああ!」ポロポロ

 

私は、泣いた。

辛いから、皆と入れないから、

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海未と喋れなくなるから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~地区予選の決勝前日~

私は、海未を講堂に呼んだ。

 

海未「どうしましたか?絵里?」

絵里「前に告白してくれたよね。」

海未「えぇ、振られてしまいましたが。」

絵里「あの時ね。本当は嬉しかったのよ。」

海未「それなら、」

絵里「でも、私は、遠くへ行くからあれは初めての失恋だったの。」

海未「私もです。」

絵里「その時のことを歌にしたの。」

海未「私もです。」

 

絵里「だから見てて。私が歌ってるところ。」

海未「はい」

 

絵里「聞いてください。」

―――――――――――――――――――――

(海未視点)

 

絵里「『ありふれた悲しみの果て』」

 

それに合わせて真姫が伴奏を弾き始めました。

 

♪~~

 

絵里『きっと知らずに いた方がよかった?

そんな痛みを抱えながら』

 

あれ?この歌詞って確か私も絵里のために。

 

絵里『何も言わずに笑うんだ毎日

忘れようと言い聞かせて、』

 

そうだったんですね絵里。

あなたも私と同じ気持ちを持っていてくれたのですね。

私は、なんて愚かだったんでしょう。

 

絵里『思い出を閉じ込めた HeartBreak』

 

海未「……」ツー

 

私は、泣いていました。

もう我慢できずに、そして絵里を見ると、

 

絵里『ありふれた悲しみ ありふれた痛みと

こぼれそうな涙 こらえてみる星は

いつもよりも眩しく 輝いて落ちそうだ

私を静かに照らすけれど』

 

絵里も涙を流していた。

それだけ私への思いがあったのですね。

 

海未「…うぅ…くっ…」ツー

 

私は、絵里が歌い終わるまでずっと泣いていた。

 

絵里「海未…」

海未「絵里…」

絵里「真姫から聞いたの。海未も同じ作詞をしてきたって。」

海未「…はい…」

絵里「嬉しかったよ、」

 

海未「!…うぅ…ぁぁぁああああ!」ポロポロ

 

私は、その言葉を聞いて声を上げて泣いた。

そんな私を絵里は

 

 

優しく抱きしめてくれました。

 

 

絵里「ありがとう。大好きよ、海未」

 

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