常に余裕を持って優雅たれ(震え声) 作:常に余裕を持って優雅たれ──
気づいたらFate/zeroの登場人物の一人である遠坂時臣となっていた。何を言ってるかわからないと思うが私もわけがわからない。これがはやりの異世界転生ってやつですか。
遠坂時臣。彼は第四次聖杯戦争時の遠坂当主で、御三家の遠坂家の魔術師として根源到達を目指して聖杯戦争に臨む人間だ。「常に余裕を持って優雅たれ」という信念に基づき修練をする努力の人であり、魔術師として優秀で、冷酷でありながら情も持ち合わせたという人間。
まあどんなに優秀でも最終的には弟子の外道麻婆神父の言峰綺礼に裏切られて後ろから遠坂時臣自ら与えたアゾット剣で刺殺されるというあまりにも酷い最後を迎えるんだけど。
………………。
いやいやいやいや。なんで遠坂時臣に憑依しちゃうん??
言峰綺礼にアゾられて死にたくないんだけど。あの神父先に殺してやろうか。でもあの化け物神父のことだから寧ろ返り討ちにされそう()
いや、冗談はさておき。マジでどうしようかな。
生き残る為にはやれることは冬木から逃げるか、魔術を原作以上に鍛えるか、武術を鍛えるか。この三つか。
冬木から逃げれば、少なくとも聖杯戦争に参加すること、巻き込まれることはないだろう。しかし、この世界は魔術と神秘に満ち溢れており、どこにいても危険だ。ならば逃げても結局変わらない。聖杯戦争についてはある程度知っている為、対策が立てやすいしな。
魔術を原作以上に鍛える。これは大いにありだ。遠坂家には師父キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグから貰った家宝、宝石剣ゼルレッチの設計図がある。現実的じゃないけど、生き残る為に目指すのはありだ。
武術を鍛える。これも良い、ありだ。型月世界の武術は正直言って頭おかしい。言峰綺礼のマジカル八極拳や、剣の修練だけで第二魔法に至ったオルレアンのドラゴンスレイヤーこと佐々木小次郎、最新のサーヴァントなのに異常に強い李書文、宮本武蔵の削り落として、それでもなお残る“何か”。無二と言われる究極の一。そのさらに先にある0、「 」の概念の斬撃とかいう訳の分からない剣術。
いや、なんなの君たち(困惑)。
加えて祖先の遠坂永人は武術と魔術を対等に見ており、もともとは「無の境地」から根源に触れようとしていたという。Fate/Apocryphaの遠坂家も聖杯を諦めて武術で根源を目指している。
つまり、何が言いたいかと言うと。魔術と武術両方鍛えた方が生存確率が上がるってことだな。魔術と武術、故に最強っていう感じ。
まだ私は子供だし、聖杯戦争までまだまだ時間はあるので今から熱心に修練すればなんとかなると信じてる(震え声)。
後はそうだな。サーヴァントを召喚する為の触媒探しもしておかなくては。生き残る為に優秀で地雷が少なく、良いサーヴァントを引かないといけないしね。
原作通り英雄王ギルガメッシュを召喚?冗談じゃあない。ギルガメッシュ王と言峰綺礼とかいう遠坂時臣にとっての即死コンボ二人を揃えて溜まるか!
ギルガメッシュ王は絶対駄目だ。となると、思いつくのは……ケイローンやクー・フーリン、ヘクトール、シャルルマーニュあたりが当たりサーヴァントかな。
この辺のサーヴァントの触媒を今のうちから探しておこう。金なら充分にある。遠坂家は商才に優れているので、一般人相手に土地を貸し付けることで得るテナント料収入や魔術式の特許料があるのだ。この戦い、勝ったなガハハ(フラグ)。
☆☆☆
皆さんどうもこんばんは、遠坂時臣です。
憑依した日以来からめちゃくちゃ、めっっっちゃ頑張りました。こんなに努力したの初めてだわ……死ぬほど疲れた。武術は八極拳を始めた。態々本場の中国にまで渡って修行したんだけど、師範強すぎ。やっぱ武術怖えよ。
え?なんで八極拳かって?型月で武術といったら八極拳でしょ… ビームなんか撃てなくたって、八極拳士は無敵だい!(遠野志貴の妹並感)
魔術に関してはなんとか宝石剣ゼルレッチの再現できそうだけど、あくまでできそうってだけで絶妙にできてない。いやこの魔術理論組んだやつほんと頭おかしいなって感じ。師父ゼルレッチヤバすぎでしょ。流石月の王、紅い月のブリュンスタッドを倒しただけのことはある。
まあ、その宝石剣ゼルレッチは私の娘が原作で完成させるんですけどね。私の娘ヤバイな、好き(親バカ並感)。
あ、触媒は無事ゲットできました。家の資金力からすれば結構安かったです。遠坂家の財力やべぇな……私の商才が怖いわ……。
家族については原作通り葵さんと結婚して、凛と桜の二人の子供ができました。葵さん綺麗だしめちゃくちゃ可愛いんだが。好き。凛と桜も二人とも可愛いですね……子供ってサイコーだなって。こんな可愛い子をよりにもよって虫翁のとこに養子に出すとか原作の時臣くんの目は節穴だったんですかね……。節穴かフラウロス(適当)!
まあ原作の時臣くんが桜を養子に出したのも家族として桜を守る為でもあるからあまり責めるもんじゃないんだけど……養子先がねぇ……よりにもよってマキリ・ゾォルケンではねぇ。
本人が持つ稀有な資質のせいで一般人にもなれない桜には魔術協会や怪異に脅かされ続ける未来しかないからの判断なんだけど、ちゃんと調べなかったのはお得意のうっかりですね、ほんと。
ちなみに、私は絶対に養子に出す気はないよ。変な虫(ゾォルケンとか)が付くかもしれないし。稀有な資質によって起こる事件とか敵については、まあ私と凛で守っていけばなんとかなるだろう。楽観的な考えだけど。
最悪、私が死んだら嫌だが遠縁のエーデルフェルト家に預けるしかないがね。死なない為に今まで頑張ってきたし、死ぬ気はないからそんなこと起こらないだろうけど。あとエーデルフェルト家に預けるとバスターゴリラなプロレス狂になるからなぁ……できるだけ預けたくねぇなぁ……ってのもある。
おっと、そろそろ召喚する時間だ。そろそろ行かねば。
☆☆☆
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
遠坂時臣が、サーヴァントを召喚するために言葉を紡ぐと、床に敷かれた魔法陣が僅かな光を帯び始める。
「
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
風が吹き、光は強く、より強く。
「────告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷しく者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ────!」
極光と強い風が吹き、思わず遠坂時臣は目を瞑ってしまう。
長いようで短い時間が経ち、風と光が落ち着いた為時臣が目を開くと、そこには圧倒的な存在感を持つ人型の神秘がいた。
彼は太陽神ルーの息子にして、ケルト神話の半神半人の大英雄。
アイルランドを象徴する青い装束と紅の槍を手にした戦士。
そう、光の御子クー・フーリンである。
その圧倒的な神秘、肌にビリビリと感じる強大な強さを感じだ時臣は思わずニヤケてしまう。
「勝ったぞ。この戦い、私の勝利だ……!!」
槍ニキほんと好き
きのこははやくパーフェクト仕様な槍ニキ出して
槍ニキもはやく城とか戦車とか剣とか持ってきてホラホラ
2021/7/19 酔拳から八極拳に修正