常に余裕を持って優雅たれ(震え声)   作:常に余裕を持って優雅たれ──

9 / 9
New Glory

 

 

 

 

冬木市新都に不自然にも白人たちが集まっているビルがあった。彼らの中には銃の形態が許可されていない日本の都市に居るのに銃を携帯している者もいた。

白と黒のゴシックロリータを着た10代の少女──銃を持った厳つい人間の集まりには似合わない少女が水晶玉を覗き込んで愉快そうに笑う。

 

「んーどのサーヴァントも真名を隠す気がないのかな?アハハハハハ!聖剣の中の聖剣、捩れの発作、ヒュドラ、泥の人形を友と呼ぶ自称真の王。ファラオは誰だかわからないけど……ファラオというと呪いで有名なツタンカーメンか、三大ピラミッドのクフ王、異端者アメンホテプ4世、建築王ラムセス2世、征服王配下のプトレマイオスとか……他にもいるけど誰だろうね?まあ誰にせよみーんなトップサーヴァントだから彼らのマスターから令呪もサーヴァントも奪わなければならない君は大変だね!」

 

「フランチェスカさん、貴女との契約が無ければ私がマスターになっていたはずなのですが……まあ我らが合衆国の為ならばなんでもやってみせますとも」

 

続けて水晶を覗き込みながら二十代半ばの青年、ファルデウス・ディオランドを揶揄うフランチェスカ・プレラーティ。

 

「でも私がいなきゃ冬木市の聖杯戦争に介入することすら難しかったでしょ?新大陸の新興国家にはそこまで魔術のノウハウは無いんだグガッッ!?」

「どうかしましたか、フランチェスカさん」

 

突然変な声を挙げて黙り込んだプレラーティをファルデウスが訝しむように見るとそこには血を流したプレラーティだったものと、プレラーティの手の令呪が消えていくことを確認している日輪を模した黄金を背負った男が居た。即座にファルデウスは周りにいた兵士にハンドサインを用いて指示を出し包囲、発砲するも、全て片手間で塞がれてしまう。

 

「ふむ、フランチェスカとやらはこの程度か。マスターから警戒すべき相手と言われていたからどんなものかと思っていたが……」

 

周りの兵士達を一刀の元で切り裂き、ファルデウスをも始末するために黄金の男が斬撃を放つ瞬間、ツノの生えた泥の人形が突然現れ黄金の男に殴りかかった。

 

エルキドゥの拳を黄金の男は手に持った刀で受け流す。もちろん黄金の男は武力で名を残したわけではなく、武器の扱いもそれほど得意ではないが戦国時代を生き抜き遂には日の本全てを統べる天下人にまで成り上がった男である。それ故にある程度の武の心得はあるため、バーサーカーで召喚された理性のない存在の攻撃ぐらいならばいなすこともできるのだ。

 

攻撃を受け流した黄金の男は何故か固定されている圧倒的な(7日目の)ステータスが豊臣秀吉という日本におけるトップレベルの知名度により強化された結果高まった暴力的なまでに規格外の筋力と速度で殴り返した。

 

「⬛︎⬛︎⬛︎■■■■■ッッ!!」

 

殴り返された結果高速で飛ばされてしまったエルキドゥはビルの壁を派手に破壊して外に出て落下していく。

豊臣秀吉は魔力消費が莫大な自分と同じ神霊クラスのバーサーカーがマスターであるフランチェスカを失った後の今の活動により、現界すら困難になると判断し合衆国魔術師の首魁たるファルデウスを今度こそ始末しようと刀を振り上げるが先ほどのエルキドゥの一撃により限界が来ていた刀の刀身が折れてしまう。

 

「儂の一期一振が……ヌウ!?」

「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎──!!!」

 

宝具ではないとはいえ自分の愛した刀が折れた事に気を取られた豊臣秀吉は落下した地面から跳躍して戻ってきた消えかけのエルキドゥの一撃をモロに喰らってしまった。秀吉が吹っ飛ばされている間にファルデウスは脱兎の如く別の拠点に向かって逃げ出す。

 

逃げ出すファルデウスを横目に見つつ、逆にビルの外に吹っ飛ばされる形になった秀吉は地面に落ちる前に隣の低いビルの屋上になんとか着地する。

 

武器を失った秀吉はエヌマエリシュの衝突のどさくさに紛れて英雄王から奪った宝物庫の財を取り出そうとするが、予想以上にしぶといがマスターを失い、なんらかのスキルか宝具でかろうじて耐えているように見えるもう消滅寸前の神霊バーサーカーなぞ手札を明かして倒すほどの存在でもないと考え直し、その場から撤退した。

 

そう、マスターが脱落すると令呪は大聖杯に回収されるため令呪は消失するのだ。プレラーティの令呪も消滅していることを秀吉は確認している。そのため現段階のエルキドゥははぐれサーヴァントだが、ファルデウスも撤退しているため新たに令呪が配られたとしてもマスターになり得る魔術師が近くにいない。よって再契約する暇もなくすぐに消滅すると秀吉は判断したのである。

 

 

 

 

 

 




秀吉実装してくれ(遺言)

一臨が木下藤吉郎、二臨が羽柴秀吉、三臨が豊臣秀吉でワンチャンいけないかね、某妖精騎士はスキルで再臨変えれるからそんな感じで(無茶振り)

最初の7騎
セイバー:騎士王 マスター:衛宮切嗣
ランサー:光の御子 マスター:遠坂時臣
アーチャー:ギリシャの大英雄 マスター:不明
ライダー:英雄王 マスター:ウェイバー・ベルベット
アサシン:初代山の翁 マスター:コトネ
キャスター:魔術王 マスター:マリスビリー・アニムスフィア
バーサーカー:泥の人形 マスター:フランチェスカ・プレラーティ(死亡)

新たな7騎
セイバー:日輪太閤 マスター: ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア
ランサー:帝国神祖 マスター:言峰綺礼
アーチャー:不明 マスター:不明
ライダー:太陽王 マスター:銀狼
アサシン:アッシリアの女帝 マスター:シロウ・コトミネ
キャスター:不明 マスター:不明
バーサーカー:不明 マスター:不明



なんか日刊ランキングみたら87位にこの小説がいて草生えた、ありがとうございます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。