何度も思い出すあの日の出来事
ある場所で、1人の少年がボロボロで
倒れていた。
そして少年の目の前には、異形が何体もいた。
「はぁ……はぁ……ノイズ…………」
ノイズ
それは太古から存在が確認されている、人類共通の脅威とされる認定特異災害の名。
ノイズは、攻撃した人間を炭素化にする能力を持っており、現代の軍事兵器では倒すことができない存在である。
少年は、海外から日本へ帰国する途中でノイズに襲われた。少年の父と母は爆発で近くの川へ落ちるが、少年は車のところにおり、動けないでいた。
「はぁ……はぁ……もう…………ダメだ」
諦め、目を閉じる少年。
だがその時、不思議なことが起きた。
『『ギャオオオオオン!!』』
『『『『『§℃¢Ψ†◇♯!?』』』』』
「え?」
壊れた車のミラーから黒と赤の龍が2体現れ、少年に迫っていたノイズを凪ぎ払った。
そしてミラーから巨大なコウモリや蛇、二足歩行のサイやカニ、エイなどの様々なモンスターが現れ、ノイズを撃退していく。
何が起きたのか理解できない少年。
するとミラーから、ありえない存在が出てきた。
「……大丈夫か?」
「お……俺?」
その存在とは、倒れている少年と瓜二つの少年だった。ミラーから出てきた少年は、倒れている少年へ近づいた。
「き、君は?」
「やはり、覚えてないか」
「覚えてない?」
「今はいい。お前に聞きたい。お前は生きたいか?」
「え?」
「このままじゃお前は死ぬ。そしたら
「力?」
「ノイズを潰せる力だ」
「……その力さえあれば…………父さんと母さんを助けられる?」
「ああ……だが、
「………………」
少年はミラーから出てきた少年の言葉を聞いて、目を閉じて考える。これまでの生活を望み、確率の少ない希望をとるか、これまでの生活を捨て確実を取るか。10歳そこらの少年にとっては苦渋の決断だ。
だが、その苦渋の決断をあまり時間をかけることなく、少年は決めたのだ。
「力を……ノイズを倒す力をくれ!!」
「いいだろう」
そう言ったミラーから出てきた少年は、倒れていた少年を抱きしめる。するとミラーから出てきた少年の体が光、少年たちは光に包まれる。
光が納まると、そこには少年が1人しかいなかった。そして少年の左手には、灰色で黒い龍のような顔が刻まれたカードケースのような物が握られていた。
少年がカードケースを前につき出すと、少年の腰に銀色のベルトが現れる。
「変身」
その言葉と共に少年はベルトにカードケースをはめると、少年の姿は黒い騎士を思わせるような姿へと変える。
「………………」
〈Sword Vent〉
少年はカードケースからカードを1枚引き抜き、左腕についている機械に挿入して読み込ませる。
すると上空から剣が飛んできて、姿を変えた少年は剣を掴む。
「うぉおおおおおお!!」
そして少年…………いや俺、
これが俺の始まりの戦いだった。
あれから2年。ミラーワールドから出てきたもう1人の俺と融合した俺は、ミラーワールドで生活をしている。
というのも、融合したあの日以来、俺は現実世界にて普通には過ごせなくなった。現実世界では最高で15時間程度しか活動できず、時間が近づくと俺の体はチリになって消え始める。ミラーワールドに入ればリセットされるが、正直窮屈な生活だ。
両親には会っていない。ノイズに対抗する力を身につけ、おまけにミラーワールドを行き来する俺なんかがいれば、変な研究機関に狙われるのがおちだ。
まぁ、狙われたら危ないから、ミラーモンスターたちに見張ってもらってるけどね。
だって、ノイズに襲われたのに生還した人間だからね。狙われる可能性は十分にある。
そして俺は、ノイズに襲われている人を見つけては、あの黒い騎士の姿、【仮面ライダーリュウガ】となってノイズを倒している。
そんな生活を過ごしている俺は、ミラーワールドの空をミラーワールドにあるホットドッグを食べながら見上げていた
そうしていると
『グォオオオオオ』
「ん?どうしたのドラグブラッカー?」
色んな場所を見張ってもらっている仲間のモンスター、【ドラグブラッカー】が鳴きながら近づいてきた。
『グォオオオ』
「えっ?エビルダイバーが変な研究所で、俺の友達を見つけたって?」
『グォオ』
俺はドラグブラッカーの報告を聞き、食べかけのホットドッグを口に入れて飲み込んで、ドラグブラッカーへと乗る。
「急ごう、ドラグブラッカー。嫌な予感がする、全速力だ!!」
『ギャオオオオオン!!』
俺はドラグブラッカーと共に研究所へと急ぐ。
そしてこの時、俺とミラーモンスターたちが、歌姫と呼ばれる少女たちと共に歩むことになるとは、この時はまだ知るよしもなかった。
ということで、リュウガとシンフォギアのクロス小説です!!
次回は龍真があの娘たちを救います‼️
次回も是非読んでください‼️