戦姫絶唱シンフォギアリュウガ   作:ルオン

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お待たせいたしました‼️
新年初の更新です‼️

今回は龍真があの怪物と戦います‼️

それでは本編をどうぞ!!



MIRROR1:鏡の戦士vs完全聖遺物

聖遺物

それは、世界各地の伝説に登場する、超古代の異端技術の結晶の総称。

その聖遺物の研究を行っているアメリカの研究機関、米国連邦聖遺物研究機関(Federal Institutes of Sacrist)、通称聖遺物研究所F.I.S.では現在、損傷が少なくほぼ完全な姿を保っている物、完全聖遺物の起動実験を行っていた。

 

その研究所の技術者、ナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤは、完全聖遺物【ネフィリム】の起動実験を他の職員と共に行っていた。

そしてそのナスターシャの近くには、この研究所にある人物の器として選ばれた【レセプターチルドレン】と呼ばれる子供の1人で、聖遺物の欠片から生み出された【シンフォギア】を纏える1人、セレナ・カデンツァヴナ・イヴ。そしてレセプターチルドレンの1人で、セレナの姉であるマリア・カデンツァヴナ・イヴが心配そうにセレナを見つめる。

彼女たち2人は、龍真のアメリカでの幼馴染みである。

 

シンフォギアとは、聖遺物の欠片のエネルギーを用いて構成された鎧型武装のことで、ノイズを撃退できる力である。そのシンフォギアの1つ、【アガートラーム】をセレナは纏うことができる。

また、そのシンフォギアの適合者で【装者】と呼ばれる存在である。

そして今、ネフィリムの起動実験が開始されたが、問題が発生した。

 

ネフィリムの起動に成功したものの、ネフィリムは暴走し研究所を破壊し始めた。

セレナは【聖詠】と呼ばれる歌を歌い、アガートラームを身に纏い、ネフィリムを止めようとするが

 

「グォオオオオオ!!」

 

「きゃあ!?」

 

「「セレナ!!」」

 

暴走したネフィリムの攻撃により、殴り飛ばされてしまう。

なんとか立ち上がるセレナ。

するとセレナは何かを決意したような目をし、マリアとナスターシャの方へ目を顔を向ける。

 

「姉さん、マム……元気でね」

 

「ッ!?ダメよセレナ!!」

 

「ッ!?待ちなさいマリア!!」

 

マリアはセレナがしようとしている事に気づき、セレナを止めようと走り出す。

すると天上の一部が崩れ、マリアに向かって落ちていく。それに気づき、足を止めてしまうマリアとマリアを庇おうとするナスターシャ。

その時

 

「砕け!!メタルゲラス!!」

 

『グォオオオオオ!!』

―ドゴォオオオ―

 

「「え?」」

 

研究所の砕けたガラスから、二足歩行のサイこと【メタルゲラス】が出てきて、マリアたちに落ちていく天上の一部を砕いた。

そしてそのガラスから、ドラグブラッカーを従え、エイ型のミラーモンスター【エビルダイバー】に乗った、仮面ライダーリュウガに変身している龍真が出てきた。

龍真はエビルダイバーから降り、マリアたちの前へと着地する。

 

「無事みたいだな?」

 

「あ、あなたは……もしや黒騎士?」

 

「黒騎士?」

 

「ここ2年間、謎の黒い騎士のような姿をした人物が、謎の生き物を従え、ノイズを撃退している姿が目撃されていたのです」

 

「黒騎士か……俺の名はリュウガだ」

 

「リュウガ……」

 

「お願いリュウガ!!私の妹を助け「安心しろ。もう救出してる」え?」

 

リュウガの言葉に反応し、セレナの方へと視線を向けるマリア。するとそこには、セレナを抱き上げる角のような物がはえたモンスター【ギガゼール】が、ネフィリムを抑えるメタルゲラスを背に走ってきていた。

 

「ありがとう、ギガゼール」

 

『ギギ!!』

 

リュウガはギガゼールに礼を言って、セレナを受け取りマリアたちの側へ下ろす。

 

「一応は無事……だな?」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「後は任せろ」

 

「なっ!?危険です!!幾らノイズを倒せるあなたでも、完全聖遺物であるネフィリムに敵うはずが――!!」

 

「大丈夫だ、問題ない…………ドラグブラッカー!!」

 

『ギャォオオオオン!!』

 

『ガァッ!?』

 

リュウガの意志を察したかのように、ドラグブラッカーはネフィリムを尻尾で叩き潰す。

 

〈SPIN VENT〉

 

「ハァアアア!!」

 

『ガッ!?』

 

リュウガはギガゼールと契約した事で手にしたアドベントカードの1枚、【スピンベント】を使用して【ガゼルスタッブ】を召喚し、右腕に装着する。

そしてリュウガはネフィリムに近づき、ガゼルスタッブでネフィリムを突き飛ばした。

突き飛ばされたネフィリムは立ちあがり、リュウガに向かって突進してくる。

だが

 

『キュイイイ!!』

 

『ガッ!?』

 

「ナイスだ‼️エビルダイバー‼️」

〈STRIKE VENT〉

 

エビルダイバーの体当たりが足に当たり、体制を崩して倒れた。

その間にリュウガはガゼルスタップを消して、カードデッキからアドベントカードの1枚である、【ストライクベント】を引き抜き、ブラックドラグバイザーに挿入し読み込ませる。

すると、リュウガの右手にドラグブラッカーの顔を模した【ドラグクロー】を装備し構える。

するとドラグブラッカーがリュウガの隣に移動し、口に青黒い炎を溜め込む。

そして

 

「ハァアアア!!」

 

『ギャオオオオン!!』

 

『ガァッ!?』

 

リュウガが右手を突き出した瞬間、ドラグブラッカーは口に溜めた炎を吐き出し、ネフィリムへ命中させる。

すると、炎が当たった所からネフィリムの体が石化していき、やがてネフィリムは全身が石化した。

それを確認したリュウガは、右手にあるドラグクローを消し、カードデッキからアドベントカードの1枚である【ファイナルベント】を引き抜く。

 

「これで終いだ。大事な友人を傷つけた代償、その身で償ってもらうぞ」

〈FINAL VENT〉

 

『グォオオオオ!!』

 

ブラックドラグバイザーにカードを読み込ませると、リュウガの右手に、メタルゲラスの顔を模した【メタルホーン】が装着される。

その状態でリュウガは、後ろに現れたメタルゲラスの肩に乗る。

そして

 

「ダァアアアアア!!」

 

―ドゴォオオオオオン―

 

リュウガを乗せたままメタルゲラスが高速でネフィリムに向かっていき、右手を前に突き出したリュウガのメタルホーンでネフィリムを粉々に砕いた。

リュウガはメタルゲラスの肩から降り、メタルホーンを消して、ネフィリムがいた場所へと移動する。

そこから、あきらかに形がおかしい石を掴み上げた。

 

「多少力を感じて掴んでみたが、コイツが本体か?」

 

「リュウガ」

 

「ん?」

 

ネフィリムの本体を見ていたリュウガの元に、ナスターシャと、後ろに隠れるようにマリアとセレナがやって来た。

 

「リュウガ、ネフィリムを止めていただいて、ありがとうございます」

 

「気にするな……俺が勝手にしただけだ」

 

「そうですか……申し訳ありませんが、それを此方に渡していただけませんか?」

 

「…………分かった」

 

そう言ったリュウガは、ナスターシャにネフィリムの本体を投げ渡す。

 

「ありがとうございます」

 

「構わん……だが、約束してほしい」

 

「約束?」

 

「ああ。マリアを…………その姉妹たちの意志にそわない事はやらせないでくれ」

 

「ッ!?何故マリアの名を!?」

 

「………………じゃあな」

 

「ま、待って!!」

 

リュウガはナスターシャの質問に答えず、マリアの制止の言葉を無視して、ミラーモンスターたちと共にミラーワールドへと消えた。

 

「行っちゃいましたね…………」

 

「ええ……マリア、彼に心当たりはありませんか?」

 

「………………」

 

「マリア?」

 

「姉さん?」

 

「えっ?ご、ごめんなさい!!ちょっと考えてて」

 

「考えてた?もしや、リュウガの正体に心当たりが?」

 

「えぇ…………でもまさか……」

 

そう言ったマリア、リュウガが消えていった鏡へと視線を向ける。

 

「あなたなの…………龍真?」

 

to be next mirror




今回はここまでです‼️

次回は成長した龍真が原作ブレイクします‼️
次回も是非読んでください‼️

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