いよいよここまで来たぁ!皆様毎度どうもです。
わたくしが大好きだった作品で、この辺まで書いて頓挫された作品があり、正直…正直なところこの先を書くのに恐怖を感じております。
皆様、どうか勇気をください。
黒いロングコートに青いシャツを身に纏った
「はあ…はあ…
"
だが、火拳のエースの公開処刑の報道を新聞で目にしたその青年は、
仲間達にあとでどれだけ叱責されようとも、その青年にとっては今この場所にやって来る事の方が大切な事なのである。
「ん?コイツ…どこかで…あ!最近、頭角を現し始めた"
「どけッ!おれは行かなきゃならねェんだ!はあ、はあ…
世界最強の大海賊"白ひげ"エドワード・ニューゲートがたった1人で殿を務め大暴れするこの戦場に、会う為だけにやって来た青年───彼はいったい何者なのか…。
彼は
大切なものを取り戻すべく───その青年は走る。
※※※
エースを赤犬の魔の手から救い出し、これでようやく心置きなく最期の戦いに身を投じる事のできる白ひげ───
「え!?お、おいアレッ!な、何だありゃァ!!」
「本部要塞の影に何かいるぞッ!!」
「あ、見つかっつった」
到底、隠れられるような大きさではない巨大な生物がその場所に存在しており、海軍の視線は全て白ひげからそちらへと向く。
そして、白ひげの視線も海軍ではなく別の方向に向けられており───
「おお、やっと気付いてくれたか!」
「てめェ…」
崩壊した処刑台の前に並ぶその存在達。
「"
海軍がこの大戦争の引き金を引くきっかけを作った存在が、戦地マリンフォードに姿を現す。
「ゼハハハハハハ!
久しぶりだな!どうにか死に目に立ち会えそうでよかったぜ、
「ティーチ…」
本来なら、"王下七武海"に所属しているはずの"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチはこの戦場で白ひげを迎え撃っていなければならなかった。
だが、黒ひげは開戦前に姿を消し、"インペルダウン"へ侵入していたのである。
そして、黒ひげがエースの首を手土産に七武海入りした真の目的───それが今こうして明らかになった。
「貴様まさかッ!そいつらの解放が目的だったのか!?」
「ゼハハハハ!海賊として政府に敵視されてちゃあ"正義の門"も潜れず、インペルダウンに潜入することもまず不可能。七武海に名乗りを上げたのはただそれだけの為だ。
称号は返上させてもらうぜェ!!」
黒ひげと共に姿を見せたのはインペルダウン最下層"レベル6"の囚人達。
過去に起こした事件が残虐の度を越えていた為に、世間からその存在をもみ消されていた程の世界最悪の犯罪者達が、今こうして野に放たれてしまった。
決して、1人たりとも絶対に再び世に出してなどいけない凶悪達。黒ひげの目的はその凶悪達を仲間に引き入れる事で、その為に七武海の座を狙っていたのである。
「あんなデカイ生物はアイツをおいて他には存在しない!!」
「見つかった上にバレつった」
巨人族でありながら、巨人族の10倍以上の大きさになれる悪魔の実の能力者"巨大戦艦"サンファン・ウルフ。
「久しぶりの…懐かしいシャバだニャー。この血の匂い懐かしいニャー」
下にカーブした口髭と顎全体を覆う髭を蓄え、頭は角。語尾に"ニャー"を付ける口癖を持つ40代。 かつて、とある王国を武力で蹂躙し王座に就くも、悪政の限りを尽くして国民を苦しめ、反乱を起こされ"暴政の愚帝"とも呼ばれるその男───"悪政王"アバロ・ピサロ。
「トプトプトプ…ウィー。コイツら殺してええんのか?ならさっさと殺して酒を飲もう」
血の臭いすらも霞ませる酒臭さを放つのは、酒をこよなく愛し、酒がなければ生きていけない"大酒"のバスコ・ショット。
すでに出来上がっており、久々のシャバで嬉しさの余りに酒を飲み過ぎたのだろう。いや、この男に飲み過ぎなどはない。
「ムルンフッフッフ。あなた達も素敵ねェ…食べちゃいたいわぁ!」
美に対し異常な執着を見せ、狩り取った美女達の首をコレクションするという常軌を逸した悪趣味を持ち、世界中の女性達に恐れられる"史上最悪の女囚"とまで称される女海賊。"
レベル6に収監されていたという事実からもわかる通り、4人共が七武海───いや、七武海以上の実力を有している凶悪達だ。
「くっ、何という…シリュウ、貴様!裏切ったのか!?」
「ふっ、おれはコイツらと組むことにした。以後よろしく頼むぜ」
そして、海底監獄"インペルダウン"の看守長"雨のシリュウ"。監獄署長マゼランと双璧をなす存在とされながらも、娯楽感覚で囚人達を虐殺する狂人であったシリュウは、あろうことかマゼランを───海軍、世界政府を裏切り黒ひげ海賊団に仲間入りし、前者4人の脱獄を手引きしたのである。
「おれの計画通りに動いてくれたことに感謝するぜェ、海軍さんよォ!ゼハハハハ!!」
全ては黒ひげの掌の上で、海軍は踊らされていたのだ。それは、白ひげすらも同様に…。
「ティーチィーーーーー!!」
「船長!危ないッ!!」
「ん!?」
だが、世界最強の海賊白ひげは大人しく掌の上で躍り続けるような存在ではない。
「おわ!?」
白ひげが腕を振り抜き、黒ひげ達が立っていた場所を崩壊させ地に落とす。
「くっ、容赦ねェな!いや、あるわきゃねェか!!」
「はあ、はあ、てめェだけは二度と息子とは呼べねェな!ティーチ!!おれの船のたった一つの鉄の掟を破りやがった…お前は仲間を…おれの
標的を海軍から黒ひげへと変えた白ひげ。かつて息子だった黒ひげを殺すことに、戸惑いなど一切なく、白ひげは本気で殺すつもりだ。
ただ、それはかつての仲間達も同じ想い。白ひげの最期の船長命令で撤退していた白ひげ海賊団の隊長、船員達も黒ひげに対し激しい憎悪を燃やしており、今にも襲いかかりそうな勢いである。
「ティーチ…あの野郎、どの面下げておれ達の前に現れやがったんだよい!」
「絶対に手ェ出すんじゃねェぞ、マルコ!!」
「ッ!?」
真っ二つに避けた広場。だが、空を飛ぶことのできるマルコは容易に移動する事ができ、白ひげに加勢するつもりでいた。
だが、白ひげはそれを拒む。
「4番隊隊長サッチの無念…そして恨み!このバカの命を取っておれがケジメをつける!!」
「ゼハハハハ!望むところだ!
【
辺り一面に黒い霞のような───"
白ひげも初めて目にするそれだが、これこそが黒ひげが白ひげ海賊団の鉄の掟を破ってまで手に入れた力。
「それにしても…サッチは死んだが、よくエースを助け出せたもんだなァ、オヤジ!
おれはアンタを心より尊敬し、憧れてた…が、アンタは老いた!処刑されゆくエースを救い出すことなどできねェと思ってたが…ゼハハハ、おれがバナロ島でエースを殺さなかったことに感謝するこったなァ!!」
闇の引力に引き込まれる白ひげは、ただ静かに黒ひげの言葉を聞いていた。
しかし、白ひげが黒ひげを前に大人しくしているなどあり得ない。白ひげは腕を振りかぶり───
「おおっと無駄だぜ!おれの前では
【
「!」
掌に闇を展開した黒ひげは、白ひげの腕に触れ能力を
この闇に触れられた瞬間に対象者───悪魔の実の能力者はその能力を無力化されてしまうのだ。
「……」
「ゼハハハ!どうだ、これでもう地震は起こせねェぞォ!?ぐわあぁぁぁ!!」
だが、白ひげは慌てるでもなく、手に持った薙刀を振るい黒ひげを斬る。能力を封じられたところで、世界最強の海賊"白ひげ"エドワード・ニューゲートにはまったく関係ない。
確かに"グラグラの実"の能力は強力極まりないが、何もそれ一つで最強と呼ばれてきたわけではないのだ。白ひげにとって、その能力も武器の一つでしかない。それがただ規格外なだけ。
「い、痛てェェ!ち、畜生ォ!」
「過信、軽率…テメェの弱点だ、クソッタレのブタ小僧」
「い…え!?お、おいやべろッ!!」
肩を抑え倒れ込んだ黒ひげの顔を鷲掴みにし、そしてグラグラの実の能力を発動する白ひげ。
「ぎゃあぁぁーーー!や、やべろォ!お、オヤディ!おれは息子だど!?ほ、本気で殺すッあああああ!!」
かつての息子───だが、鉄の掟を破った大罪人に対して慈悲など欠片の一つもない。
その瞬間、地面が大きく割れた。
「あがッ…あァ…!」
これでも死なない黒ひげのタフさは大したものだ。しかし、白ひげは容赦なく黒ひげに殺意を向ける。
容赦など───するはずもない。
「こ、このッ怪物がァ!!死に損ないの分際に成り下がった奴がッ!黙ってとっととくたばりやがれッ!
テメェらやっちまえェ!!」
しかし、どうやら死の足音が近づいていたのは黒ひげではなく───白ひげにだった。
「ゼハハハハハ!ハチの巣にしちまェ!!」
白ひげに放たれる凶弾、凶刃。それらは白ひげの命の灯火を小さくする。その灯火は、ついに終わりの時を迎えようとしていた。
「んあッ!弾切れだ…」
「お前じゃ…ねェんだ…」
「んなッ!?まだ生きてんのかよ!?」
死んだと思った白ひげがまだ生きていたことに驚く黒ひげ。辛うじて───例えるなら、線香花火が終わるその瞬間だろう。どこまでも偉大で、一等輝いていた大海賊の終わりも目前だ。
「ロジャーが待っている男は…望んだ男は少なくともティーチ…お前じゃねェ」
「あ!?」
「血縁を絶てど、
息が絶え絶えな状態でありながらも、白ひげがその口を閉ざすことはない。
「そして
この大海賊時代、何度も戦った敵であり、ライバルであり、ある意味では腐れ縁の親友とすら言えなくもないセンゴクに、白ひげは最期の言葉を送る。
「お前達"世界政府"は…いつか来る…その世界中を巻き込む程の…この戦争がちっぽけに思える程の巨大な戦いを恐れている。興味はねェが、
その日は必ず…近い将来やって来る…"
「ッ、白ひげッ貴様ァ!!」
「グララララ!(許せ…息子達…とんでもねェバカを残しちまった。おれはここまでだ。お前達には
あとは
白ひげは死んだとしても必ず倍返し───いや、それ以上にしてやり返す。
それがたとえ、
白ひげの意志は、確かに託された。
「ん?…あ!し、死んでやがる…立ったまま」
世界最強の海賊"白ひげ"エドワード・ニューゲート、ここに死す。
しかし、死してなおその体は屈する事なく───頭部を半分失いながらも敵を薙ぎ倒すその姿は"怪物"として未来永劫語り継がれることだろう。
この戦闘によってその身に受けた刀傷、実に二百六十と七太刀。受けた銃弾、百と五十二発。
その誇り高き数々の伝説を打ち立てた姿に、あるいはその海賊人生に───七十二年の生涯に、一切の逃げ傷なし。
※※※
白ひげとの約束───最期の船長命令を遂行する為に、エースはこの戦場を駆け抜けていた。
「ッ!?…オヤ…ジ…」
その最中、エースは白ひげが逝った事を感じ取る。血が出る程に強く唇を噛みしめ、それでも───エースは同じ過ちを繰り返さぬように後ろを振り返らずに前に進む。
だが、そんなエースの覚悟を、想いを阻む存在が姿を現すのである。
「え!?」
地面に亀裂が入り、そして前方で起こる大噴火。
「くっ、赤犬!!」
「わしが"逃がさん"言うたら…もう生きる事ァ諦めるこっちゃバカタレ共」
白ひげの強烈な攻撃を食らってなおも生きていた赤犬が地下を溶かし回り込んで来たのである。
何度も立ち塞がる海軍大将。そのタフさ、執拗さ───まさしく大将に相応しい。
「海賊王ロジャーの息子"火拳のエース"、ドラゴンの息子"麦わらのルフィ"。貴様らは何があっても絶対に逃がさん。
わしの手で葬り去る」
「ちっ、マジでストーカーだな…クソ野郎が!」
「黒足…人の心配ばかりしちょる場合か?貴様もわしが葬り去ってやるから覚悟せい」
「くッ」
この圧倒的に不利な状況。今、この場に赤犬を防ぎきれる者はいない。サンジ1人ではもちろん無理で、エースも覇気は使えるようだが、2人がかりでも…。
まさに万事休す。
「死ねッ!!」
「ッ!?(えッ…だ、誰だ!?)」
だが、この絶体絶命の状況で、サンジは救世主の登場を感じ取り、ルフィとエースに襲いかかるマグマの拳を前に、サンジは金縛りにあったかのように動きが止まっていた。
「間に合った!!」
「!?」
「え?」
しかし次の瞬間、ルフィとエースを救い出す存在───2人を抱え、颯爽と姿を現した存在がその地に降り立つ。
「何者じゃァ!!」
邪魔をされた赤犬は怒鳴り声を上げ、その存在に殺意を向ける。それでも、その存在はどこ吹く風といった様子で、赤犬など眼中になく、地に下ろしたルフィとエースを交互に眺めていた。
「あ、ああ…やっぱり…その…そばかすも…麦わら帽子も…ッ…全部に…見覚えがある」
「お前…誰だ?」
「どうして…おれ達を助けてくれたんだ?」
まだ何者かもわからないルフィとエースは疑問を抱きながらも、心のどこかでこの人物が大切な存在であることを感じ取っているようで───
「
サンジ達と共に逃げていたイワンコフはどうやらその人物と顔見知りらしく、その者の名を口にする。
そして、その名を耳にしたルフィとエースは、まるで時が止まったかのように、その者の顔を凝視していた。
「
それから…久しぶり…おれの大切な
10年の時を経て───三兄弟がここに揃う。
サボ登場…そのカードをわたくしはここで切った。
サボの竜爪拳って、武装色の流桜の内部破壊になるんですかね?ルフィよりも覇気の使いに長けてるみたいだし。
ただ、サボの懸賞金…中途半端すぎなような。
6億200万って…6億はともかく200万って…なんだかなぁ~。本当に…なんだかなぁ~。
あ、昨日映画のジョーカーを見て、感極まったあとに、冴えない彼女の育てかたFineを見て来ました。二本立てです。
加藤恵が可愛すぎて…なんだかなぁ~本当に辛い。可愛すぎ。
あ、そしてちなみにというか、映画の話よりもこちらが重要なんですが、どうして白ひげ程の豪快な人物を線香花火に例えたのか…。
わたくし、実は線香花火が大好きなんですが、線香花火って平成半ば?10年ちょっとくらいに日本製の線香花火が一度、全て廃業してしまったそうなんですね。
けど、日本の伝統文化の一つのような存在…夏の風物詩、国産の線香花火を無くしてはいけないという花火師達の想いとプライドが、国産の線香花火をそれから数年後にまた復活させたのです!
一度は散った国産の線香花火を白ひげの意志とし、また復活した国産の線香花火を白ひげの意志を継ぐ者の誕生として例えてみました。
長々とすみません。