あ、ちなみに前話はクリーク戦を参考にしてみました。
ナミがその時のサンジ的な立ち位置で、サボがゼフ、そして…金獅子を打ち倒し海に落ち行くサンジがルフィ。
ゼフがかつて口にした『全身に何百の武器を仕込んでも腹にくくった一本の槍にゃ適わねェこともある』ってのは、印象強くサンジの心に残っております。
だからこそ、脚技のみという一本槍でサンジは強くなり、金獅子はその姿にレイリーやガープの面影を見たという…。
まあ、炎纏ったり、電撃纏ったり、透明化してるので一本槍とは言い難いけども…。そこ言っちゃ駄目です。
金獅子との死闘から数日後───ナミは旅立つ。
「ナミさん…本当に、ルフィには会っていかないのかい?」
「うん。1日も無駄にはしたくないから…次に会う時はやっぱり成長した姿を見せたいの」
「そっか…ならこれ以上、俺が引き留めるわけにもいかねェな…けど、ナミさん…無茶はしないでくれよ?」
「その言葉、そっくりそのままサンジくんとルフィに返してあげる。こっちがここ数ヶ月、どれだけ心配したと思ってるのよ!!」
先の頂上戦争、そしてマリンフォードへの再襲撃───後者は、仲間達への伝言が目的ではあったとはいえ、どれだけ心配させられたことか…。
無茶しかしないサンジに無茶をするなと言われて、ナミがそう言い返すのは当然だろう。
「わ、わりィ。けど、ナミさんを守る為なら…仲間を守る為なら無茶するのも当然だろ?」
「そうだけど…」
それでも───いや、心配するくらいならば、自分が強くなろう。ナミはそう強く心に誓う。
守られてばかりいる女ではないのだから。
「サンジくん、私…絶対に強くなってみせる。航海士としても絶対に…世界一の航海士になるわ」
「ナミさんなら絶対になれるさ!何たって、俺達麦わらの一味の美人航海士なんだからな!!」
「ふふッそうね!見てなさいよ、サンジくん!もっとイイ女にもなっちゃうんだからッ!!」
「えッ!?」
まさかのその宣言に、サンジは期待に胸を膨らませ、鼻の穴まで膨らませる。
前回の人生では、散り散りになった期間にこうしてナミに会うこともなかった為に、もちろんこのような宣言をされることなくぶっつけ本番で再会し、情けないことに出血多量に陥ってしまったサンジ。それがまさか───ナミのその宣言はサンジの妄想をより過激にしてしまう。
「ナ、ナミさんが、こ、ここ、
もちろん、サンジが言う"これまで"とは、前回の人生を含めてのもので、前回なかった展開故に、そう思っても仕方ないのではないだろうか…。
更にナミは、サンジに近づき妖しく瞳を光らせる。
「ベロ・べティ…だったかしら?革命軍の軍隊長さん…随分と気に入られてたみたいじゃない。それから、私の知らないリンドウちゃん…だったかしら?ベロ・ベティに勝るとも劣らないってことは、似たような過激的な服装でサンジくんを誘惑してたのね」
「え、あ、い、いや」
近寄ってくるナミにたじたじのサンジは、得体の知れない恐怖やら、これまで感じたことのないナミの妖艶さに喉を鳴らす。これは、ナミの細やかな仕返しだ。
数ヶ月見なかっただけで、少し───ほんの少しだけ、今まで見たこともなかった戦う男の表情に心臓を跳ねさせられたことに対する仕返しなのである。
「覚悟しておくことね」
こうして旅立ったナミは、再会後───これまで以上にサンジを虜にし、翻弄することだろう。
※※※
数ヶ月後───場所は"
そのドレスローザの
その手配書を眺める人物が
「フフフフフフ…話題に事欠かねェなァ、
先の頂上戦争に於いて戦場を大きく引っかき回したルーキー海賊の1人───"
サンジの手配書を眺めるその人物はここ半年、サンジの名を聞く度にとてつもなく不機嫌になってしまっていた。
そして今日も───頂上戦争後、すぐに懸賞金額が3億ベリー以上も上乗せされ、4億3200万ベリーというルーキー世代では同じ一味の船長"麦わらのルフィ"に次いでのNo.2にまで一気に躍り出たサンジなのだが、またしてもルフィ共々に懸賞金が更新されているのである。
今度はいったい何をやらかしたのか…。
「フッフッフ…空飛ぶ伝説の大海賊"金獅子"を打ち倒し、新たな金の獅子の誕生だと?
王下七武海の1人、"天夜叉"ドンキホーテ・ドフラミンゴは、サンジの手配書を忌々し気に握り潰し、怒りを露にしていた。
先の頂上戦争に於いて、サンジに手痛い思いを味あわされた1人であるドフラミンゴは、そのサンジが名を上げていくことがどこまでも気に入らないようである。
頂上戦争後、サンジとルフィが"冥王"シルバーズ・レイリーと共にマリンフォードを再襲撃して半年───それ以降はすっかり落ち着いていたように思われた麦わらの一味だったが、船長のルフィと、今ではすっかりNo.2の立ち位置が定着したサンジが、揃ってかつての伝説達を撃破し、その報道がデカデカと一面を飾っているのだ。
政府もどうにかして隠蔽し、自分達の手柄にしたかっただろうが、それはもう叶わぬこと。
数ヶ月前に旧世代の四皇"金獅子"を撃破したサンジと、インペルダウンで起きた悲劇の集団脱獄事件で世に解き放たれたれてしまった"世界の破壊者"───旧世代の大海賊バーンディ・ワールドを打ち倒したルフィ。
更に数日前、バーンディ・ワールドと同じくインペルダウン"レベル6"からの脱獄者である孤高の存在───"赤の伯爵"パトリック・レッドフィールドにまでサンジとルフィは打ち勝ったのである。
赤の伯爵がルフィとサンジの首を狙い、シャボンディ諸島に停泊させている母船"サウザント・サニー号"を誘き出す餌として狙って現れたことが船番をしていた協力者達から告げられたサンジとルフィは、シャボンディ諸島に直行。
そして、シャボンディ諸島にて赤の伯爵と邂逅したサンジとルフィは場所を移し、大激戦の末に赤の伯爵を下したのだ。
"金獅子"、"世界の破壊者"、"赤の伯爵"。
ルーキー海賊による旧世代の大海賊打倒を政府も隠しきれなくなり、世間は大きく賑わっている。
そして、サンジとルフィの手配書が新たに更新された。
"麦わらのルフィ"懸賞金5億5600万ベリー。そして、"
「
七武海で最も危険な男と称される大海賊にとっても、最早決して放っておける存在ではなくなった。
元々、サンジに関しては次に会った時どのように殺してやろうかと常々考えてるようだが…。
「玄脚、テメエはこの手でブッ殺してやる」
殺意という名のラブコール。前回の人生とは大きく違い、サンジはあらゆる方向から様々な感情をぶつけられるのである。
*
場所は変わり───"
「うおォォォ!!」
「むッ!?」
三刀流という稀有な剣術を駆使する緑髪の若き剣士と、身の丈程の黒刀を軽々しく振るう大剣豪───この島にて、日々刀を交わらせる2人の稽古という名の戦いだが、今日はいつにも増して激しい攻防と化している。
「妙に殺気立っているかと思いきや…いつになく落ち着いているじゃないか…ロロノア。感情を上手くコントロールしているようだな。
やはり、あの
「うるせェ…ルフィとあのエロコックはどんどん先に行ってやがる。置いてけぼりにされた気分だぜ。
だが、うだうだ考えたってどうにもならねェ…なら、次に会う時…エロコック以上に強くなってればいいだけだ!!」
大剣豪"鷹の目"が拠点としている島に飛ばされた麦わらの一味の剣士"海賊狩り"ロロノア・ゾロは、この島にて鷹の目に剣術の手解きを受けている。
本来なら、倒すべき、超えるべき相手に教えを乞うなど、プライドの高いゾロが鷹の目に頭を下げることなど決してなかっただろう。だが、背に腹は代えられない。己の野望よりも大切なもの───仲間の為に強くなるという目標を見つけたゾロは恥を偲んで鷹の目に頭を下げ嘆願し、その覚悟を受け取った鷹の目もそれを了承した。
そして、首を狙う者と狙われる者───歪な形ではあるが、師弟関係が出来上がったのである。
「ふっ、いいぞ…ロロノア」
ゾロの鋭い一太刀を受け、鷹の目は微笑する。
ゾロの師匠となった鷹の目は、たった1日でここまで成長するかと───やる気に満ち溢れるゾロに、若さの勢いに羨ましさと逞しさ、恐ろしさ───そして、絶対に負けたくないと思える相手に追いつこうと必死に刀を振るうゾロに微笑ましさを感じているようだ。
「おれはルフィの
「そうか」
鷹の目はつい数ヶ月前、七武海の1人として"世界の破壊者"を討ち取りに向かった先で偶然にも目にした"麦わらのルフィ"のことを思い返す。
頂上戦争で戦った時、ルフィはまだ覇気を習得していなかったはずだが、たった数ヶ月で覇気を習得したのかと鷹の目が内心驚いたのは記憶に新しい。
そして、思い返せばその時の話をゾロにしてから数日後のことだっただろうか───ゾロが覇気を扱えるようになっていたのは…。
そこからの鷹の目の力の入れようは凄まじく、そしてゾロもそれに応えるのだから、若者の成長速度は恐ろしいものだと鷹の目も感じずにはいられなかった。男子三日会わざれば刮目して見よとはよく言ったものだと思わずにはいられなかっただろう。
そして、そう感じると同時に、鷹の目は人生で初めての弟子という存在に、己の手で大剣豪の座を狙う剣士を育てるという一風変わった師弟関係に、日々充実感を感じている。
日々成長するゾロの姿に喜びを感じずにはいられず、そして───かつてのライバル"赤髪のシャンクス"が麦わらのルフィへ向ける感情を今こうして、ようやく理解できているようだ。
「しかし…もう5億超えとはな…麦わらと…それから
「ああ!?」
「ふははははッ!!」
そして、サンジの話題を出すと簡単に挑発に乗ってくれるその姿は、鷹の目の楽しみでもあるらしい。
わざとらしく玄脚の部分を強調して口にしたのはその為である。この歳になり、年下をからかう姿はかつての"赤髪"の姿を彷彿とさせるが、それを知る者はこの場所に居らず、鷹の目に対し赤髪と似ていると命知らずなことを口にする者も居ない。
「見てろ!おれもすぐに5億超えしてやるッ!!」
「まずはその覇気を完璧に扱えるようになってからだな。そうでなければ、玄脚との差は広がる一方だぞ」
「麦わらの一味のNo.2はおれだッ!!」
この程度の、簡単に発破を掛けるだけで鷹の目の予想を超えて成長してくれるのだから、鷹の目も毎日が楽しくて仕方なさそうだ。
ゾロも、サンジとルフィがまたしても騒ぎを起こしたことに一瞬こそ心配はしただろうが、それ以上に負けていられないという気持ちが強まったことで、きっとサンジの
未来の海賊王ルフィに、未来の大剣豪ゾロ。そして、一部の間では二代目冥王やら新たな金の獅子やら
麦わらの一味のトップ3は、危険因子として日々止まることなく急成長中である。
※※※
場所はルスカイナ島。
「ハハハハハ!ついに2人揃って5億超えかッ!!いやァ、師匠としても鼻が高いぞ2人共ッ!!」
高らかに、そして本当に嬉しそうに笑い声を上げているのは生ける伝説の海賊の1人───"海賊王の右腕"、"冥王"シルバーズ・レイリーだ。
弟子であるサンジとルフィが、かつて自身やロジャー達と熾烈な戦いを繰り広げたライバルであり、ある意味ではお互いを知り尽くした親友のような存在でもあった"金獅子"や"赤の伯爵"、そしてその2人程接点はなかったが互いに知った仲であった"世界の破壊者"を討ち倒したことに、少しだけ寂しさを感じながらもそれ以上に、2人が新たな時代の到来を体現してくれたことにこれ以上ない喜びの声を上げている。
嬉しそうに酒を飲むレイリーに、サンジとルフィもつられて笑みを溢す。
ただその一方で、サンジに対してはともかくとして、ルフィがどんどん大きくなっていくことに不安に刈られる者もいた。
「ルフィ、そなたが名を上げることは嬉しいが妾心配じゃ。そ、そなたは…そ、その、か、かか、カッコ…」
「ん?ハンコック、どうしたんだ?」
ルフィにカッコイイと言いたいのに、その言葉がなかなか出てこない恋する乙女。
ちなみに、新しく更新された手配書をわざわざルスカイナまで届けてくれたのはこの恋する乙女───"海賊女帝"ボア・ハンコックだ。
世界一の美女による女帝配達便とは何とも贅沢な───サンジ同様に、ルフィもまた世の多くの男達を敵に回すことになるかもしれない。
レイリーとの約束で、頻繁にルスカイナ島を訪れてはならないということになっているようだが、今回は特例───いや、ハンコックが絶好の機会を得たと言うべきだろうか…。
つい数日前、サンジとルフィが"赤の伯爵"パトリック・レッドフィールドと死闘を繰り広げ、孤高の大海賊を打ち倒した。それがきっかけとなり───いや、それよりも数ヶ月前の、金獅子のシキと世界の破壊者バーンディ・ワールド打倒もこの短期間での懸賞金額更新の大きな要因だろう。
頂上戦争後、懸賞金額が4億ベリーを超えたサンジとルフィだが、新世界の海賊達から警戒はされども、その功績は白ひげや白ひげ海賊団の隊長達、傘下の海賊達の助力あってのものだろうと、脅威には程遠い存在として認識されていた。
しかし、金獅子、世界の破壊者、赤の伯爵と立て続けに旧世代の大海賊達を打倒したことで、新世界の海賊達もルーキー海賊が下克上を成し遂げたと、脅威だと認識したに違いない。
その一方で、一部ではあるが一般人達の反応は違う。赤の伯爵は大人しくサンジとルフィのみに標的を絞っていたが、金獅子のシキと破壊者バーンディ・ワールドは一般人達にも平然と危害を加えていた。
その凶悪な大海賊達を打倒したのだから、危害を加えられた一般人達からしたらヒーローも同然の存在だろう。
そしてそれこそが、ハンコックがルフィの名を上げていくことに不安を抱く要因でもある。
これまで以上の危険、そして───周囲からの人気。後者に関しては完全なる嫉妬だ。
更に、どういうわけかハンコックはサンジに忌々し気な視線を向けている。
今度はいったい何だろうかと気になるサンジだが、予想外の言葉がハンコックから告げられた。
「玄脚、貴様がルフィのそばにいることで、自然と女子達が寄ってくる…妾はそれが心配でならん」
「なるほど…ハンコックちゃんの心配はわかった…が、俺がルフィのそばにいることで女子達が寄ってくるってのは?」
ハンコックが嫉妬しているのだとわかったサンジだが、彼女の言葉で何よりも気になったのはそこである。悲しいことに、サンジはそのような経験が前回の人生も含めてこれまで一度もないのだから、気になるのは当然。
「何じゃ…知らんのか?貴様、巷の女子達の間では"
「ちょっと俺、その辺の島に行って散歩してくるッ!待っててね、レディ達!金色の伯爵様がこれからすぐに会いに行くよォ!!」
そして、理由を知ったサンジは目をハートにしながら立ち上がり、"
「ルフィ」
「ん…よっと」
「うがあぁぁぁ!」
だが、レイリーの一声で腕をとある方向に伸ばしたルフィは、サンジの襟を的確に掴み引っ張り戻したのである。
「ち、ちくしょォ!離せッ!レディ達が俺を待ってるんだ!俺は行かなきゃならねェんだッ!!」
「やれやれ…誉められたらすぐにこれとは…」
「むっ、妾はいらぬことを教えてしまったようじゃな」
サンジは自身がそのように呼ばれ、女子達からの人気を集めているなどまったく知らなかったのだ。
それを聞かされたら、それがどれ程の人気か確かめたくて仕方ないだろう。しかも、それを伝えたのがハンコックなのだから、信憑性は非常に高い。
ただ、修業中の身───何より、これだけ目立っているのだから、しばらくは大人しくしておくべきだ。
「ナミから言われたことをもう忘れたのか?今回の一件はサニー号が危なかったから仕方なかったとはいえ、あとで間違いなく怒られるぞ」
「うっ」
暴れるサンジにレイリーがナミの名前を出すとすっかりと大人しくなる。
金獅子との死闘後、サンジの傷が癒えると、ナミはウェザリアの学者達と共にまた旅立って行った。
最初こそサンジもナミを心配し、しばらくは付き添うべきかとも思ったが、それはナミの為にならないと見送ったのである。
安全策に、サボに頼みナミの"
そして、ナミから去り際に言われた言葉。
『…無茶しないでね』
ナミもサンジが男なのだから無茶をして当然だとわかっているのだが、これだけ世間を騒がせたことで、これまで以上に強い敵と戦うことが増えるのが心配なのだ。
特に、一味の主力であるサンジは必然的にその危険に晒されることだろう。
海賊に無茶は付き物。それでも、やはり会えない期間は心配なのだ。
ただ、致し方なしとはいえ、その約束は数ヶ月で破られてしまった。きっと、ナミも新聞を読み、今回の一件を知ったことだろう。次に会った時、何を言われるか、もしくは愛の籠った拳が先に出てくるのか…。
「…怒るナミさんも素敵だが…やっぱナミさんは笑顔が一番だからなァ」
「随分と尻に敷かれているようだな」
「ナミさんの尻にならいくらでも敷かれてやる…いや、敷かれたい…だな」
ナミとの約束を守るべく、サンジは大人しくなる。まだまだ弱者であることを受け止め、まずは修業に集中する為に先の戦いでの傷をしっかりと癒し、そして精進するのだ。
今は束の間の休息の時なのである。
「それにしてもルフィ、よくあの一瞬で玄脚の居場所がわかったものじゃな。どうやら、見聞色の覇気もだいぶ洗練されておるようじゃ。さすがはルフィ!」
「ん?見聞色は使ってねーぞ?別に使わなくてもサンジの居場所は何となくわかるからなァ。
普通
その瞬間、サンジは
「ふ…ふふふふふ…く・ろ・あ・しィィィ!!」
モテ期の到来と共に不憫性も増すばかり───まさしく、サンジらしいお約束の展開だ。
今回、戦闘描写一切ないのにこの作品史上最長文字数…疲れた。
それはそうと、ぶっちゃけもう…ローって麦わらの一味でいいよね。スタンピード見てますますそう思いました。
ゲームキャラのパトリック・レッドフィールドをチラッと。わたくし…そのゲームやってませんwww
ただ、誰よりも老いへの恐怖を感じていたという人物らしいので…。
ここまでやらかしておいて、原作のようにサニー号が2年間どうにか無事でいられるのもあり得ない。当然、狙ってくる敵の数も、強さも増しており…。くまの護衛があろうとも…。
パトリック・レッドフィールドからしたら、再び海賊王を目指し始めたなかで、最初の標的として話題のサンジとルフィは申し分なく、サニー号を餌に釣ったのでした。
しかし、結果は若さに敗北。そして、金獅子、世界の破壊者、赤の伯爵。政府ももう隠しきれるはずなく…元々、金獅子に関しては革命軍もその場にいた為に隠蔽など無理だったのですが、有耶無耶になった状態だったのが時間の問題で明らかになりました。