WinterGhost Frontline   作:琴町

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拙作『WinterGhost Frontline』において、原作と著しく異なる設定部分をまとめてあります。
足りないところは後からちょこちょこ付け加えていくかもしれません。


設定
オリジナル設定について


# Location

## C■■地区

 南方以外を山に囲まれた地域。中央には“アンバーズヒル”という発展した都市があり、そこを貧民街、“猫の鼻”による防衛線の順で囲んである。

 ほぼ完全なアーコロジーを形成しており、周囲との接続は劣悪だが生活は安定している。

 住民たちは人形に守られているという意識が強く、比較的人形に対する態度は柔らかい。

 

## “猫の鼻”

 G&K、C■■地区戦術司令部の通称。付近を三本の川が流れており、これを猫の髭に見立てての命名らしい。

 宿舎や食堂・カフェ、訓練場といった設備は驚くほど充実し、人形たちのための多目的ホールや大浴場なども完備。「人形にとっての理想郷」とも言えるような様相を呈している。

 また、ノアによる勤怠管理で、人形たちは高い給与と多くの自由時間を手に入れている。

 

 現在G&Kは事実上ほぼ壊滅しており、残った基地も正規軍により駆逐されている。にもかかわらずここはその煽りを受けていない。ノアが何かをしたようだが‥‥?

 

 目下の敵は異常なまでに戦力を増強した鉄血と、南方からやって来るE.L.I.D。小さな戦線ではあるが、その激しさは魔境と呼ぶに相応しい。

 

# Person

## ノア=クランプス

 

 

【挿絵表示】

 

 

 22歳男性。“猫の鼻”の指揮官。

 好きなものは本と動物、嫌いなものは政治と人間。

 

 見目麗しい少女としか言いようのない外見をしているので、性別を勘違いされることが多い。

 

 魘されるリベロールに添い寝をしたり、FNCにガトーショコラを作ったりと、戦術人形との距離感はかなり近い。小柄な相手と話すときは必ず屈んで視線を合わせる。

 人命よりも人形の感情やボディを重視するきらいがあり、損害前提の作戦などは受け入れない。

 ただし人形との恋愛関係は避けており、今までに告白してきた人形たちを全て懇切丁寧に振っている。

 

 対鉄血やE.L.I.Dの戦術指揮のみならず、隣接する都市“アンバーズヒル”の行政事務も管理している。通常では考えられない量の仕事を毎日こなし、残った時間で人形たちの相手をするため個人の時間がほとんど無かった。

 

 元正規軍人ということを差し引いても、異常な体術及び身体能力を有する。しかしその理由や詳しい原理は不明。時折深夜にふらっと基地を出ては、鉄血のハイエンドモデルのコアを持ち帰って来る。

 暗殺と格闘に秀でており、希望する人形には格闘戦や高速移動の訓練をつけている。そのため、“猫の鼻”の人形はいずれも高い戦闘練度を誇り、G&Kのレベル評価ガイドラインに基づいて判断すれば、MODの有無を問わずその平均は120前後となる。

 

 作戦立案や指揮においても十二分な働きを示す。自ら集めてくる情報も活用した敵の配置予想は正確で、様々な局面に応じた作戦を幾つも用意する。しかし本人はその作戦に自信が無いようで、人形たちには「あまりあてにしないでね」と言っている。

 

 G&K内ではかなり自由な振る舞いが目立つ。本部への出向命令は無視、他司令部への応援は拒否。そのためヘリアンなどからは相当嫌われており、同期の指揮官たちからは得体の知れない人間として敬遠される。本来ならばとっくに首になっていてもおかしくないが、G&Kが既に事実上壊滅状態にあることと、最早魔境と化しているC地区をほぼ完璧に防衛しているその手腕から、組織内での立場は一応安定している。ヘリアン曰く、「実力しかない男」。


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