強き信念を抱いて/新説 鬼となった竜の道   作:橆諳髃

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もう私もどうしようもないんだ‼︎ だって書きたくなったんだから仕方ないじゃあないですか‼︎

「この作者はもう駄目だな……」

という事で……始まります。


プロローグ 見た目は子供、頭脳は死んだ時相応→見た目も頭脳も大人、それと鬼……えっ? +オリ主の設定

 俺は死んだ……でもどうやって死んだか思い出せない。

 

 後……俺の家族のことも……

 

 それ以外の知識は覚えている。俺の名前、俺の好きな事、俺の好きなアニメ、俺の趣味……そんな事は覚えているのに、大切な家族との時間を覚えていない。

 

 でも今はそんな事を必死こいて思い出す時間ではなさそうだ。何故なら……

 

「お母ちゃん! お母ちゃん‼︎」

 

 血溜まりに倒れた母親を、子供が必死こいて起こそうとしていたからだ。それを見つめるのは、まだ状況が理解していない俺と、額から角を生やし、下卑た笑いを上げている存在だ。

 

 奴は目の前の親子に集中しているのか俺には気付いていないらしい。奴は下卑た笑いを続けたまま、親子に近付いていく。

 

(何でだろうな……こんなにイラついてしまうのは)

 

 胸の奥が……凄く煮え滾っている感覚がした。そう感じた時には既に親子の前に飛び出していた。

 

「待て! お前は一体何してるんだ‼︎」

 

「おぉっ? 何が来たかと思えばただの子供じゃないか。これは運が良い。まさか食料が態々自分から出向いてくるんだからな!」

 

 食料? 一体何のことだろうか?

 

「にしてもお前……なんかそこにいる奴らとは違う匂いがするなぁ。っ‼︎ まさか稀血か⁉︎ これは本当に運が良い‼︎ だが本命は後で頂くとして、まずはそこの親子から食ってやろう! ギャハハハハハッ‼︎」

 

「お母ちゃん! 起きて‼︎ お母ちゃん‼︎」

 

 未だに子供は倒れた母親を起こすのに必死だった。目の前の存在は、親子の前に飛び出した子供を無視して親子の元に一歩ずつ近づいていく。

 

 親子の目の前に飛び出した少年、明日照灯(あすてらあかり)には正直、未だにこの状況が分からないでいた。分からないでいたが……

 

(……コイツムカつくな)

 

 目の前の下卑た存在に怒りが積もりに積もった瞬間……灯の身体が光り出した。

 

「ぐぉっ⁉︎ な、何が起こって⁉︎」

 

 その光量に下卑た存在も目を瞑った。そして光が収まったのを見計らって目を開けると……

 

「よぉテメェ……今から自分がどうなるか分かってるよな?」

 

 そこには親子の前に飛び出した子供の姿はなく、代わりに成人した男性が黒衣を纏って立っていた。

 

「なっ……き、貴様! なんだその姿は⁉︎ それにこの匂い……き、貴様も俺と同じ鬼だったっていうのか⁉︎」

 

「はぁっ? 鬼? あぁそうか。お前鬼だったのか? 通りで額から角生やしてる訳だな。んで? 後ろの女性をやったのはお前か?」

 

「お、俺と同じ鬼の存在でそんなわかり切った事を知ってどうする⁉︎ 貴様も鬼ならば人間を襲うのは当たり前だろう‼︎ なのに何故人間を庇う⁉︎」

 

 それを聞いた灯はチラッと後ろで倒れている母親と、母親を起こそうとした子供を見た。確かに今の灯の嗅覚は……目の前の鬼が言うように鬼寄りなのだろう。先程から良い匂いがすると自分の頭がそう告げている。目の前の親子を食べてしまえと……

 

 

 

だが……

 

 

 

「確かにさっきから頭の中でガンガン鳴り響いてやがるよ。鬼の本能……ってやつか?」

 

「そうだ! その本能に従え‼︎ そうすれば楽になれるぞ‼︎」

 

「確かにな……この本能に従ってしまえば、この頭もスッキリするだろうさ」

 

「その通りだ! だから「だが‼︎」っ⁉︎」

 

「それよりも今は……目の前のお前が気に食わねぇ! だからまずはお前だ‼︎」

 

「な、なんだとぉ⁉︎ 貴様血迷ったか⁉︎」

 

「血迷ったも何も……俺は俺の本能ではなく、俺の信念で今動いている。貴様の様に……快楽で他者を弄び殺す貴様に説法を説かれる筋合いなど無い! 恥を知れ俗物‼︎」

 

「こ、こうなったら……まずは貴様から始末してやる! 血鬼術、真空波‼︎」

 

 目の前の鬼から鋭い風の爪が灯に襲いかかる。しかし灯は避けようとはせずただ左手で防御の姿勢を取るだけだ。

 

「俺様の真空波は例え硬い物質さえも豆腐を切る様に切断する! 貴様の軟弱そうな細腕など……」

 

 と鬼は嘲るが……

 

「な……た、ただ腕に傷が付いただけだと⁉︎」

 

 鬼の放つ真空波は確かに灯の身体を傷付けたものの、ただ左腕の衣服の一部を破いたのと、腕を少し傷付けるだけだった。それに既にその傷も塞がっていた。

 

「う、嘘だろ⁉︎ 傷がもう塞がっているなんて⁉︎ それにその身体の硬さは……」

 

「へぇ〜……派手な割には案外弱いなさっきの。それで……血鬼術といったか? どれ、俺も試しにやってみるか……血鬼術、発動」

 

 今灯は目の前の鬼が繰り出した血鬼術について考えていた。多分あれは、自分の最強の技だと……それをイメージして繰り出しているのだと……

 

(なら、イメージ次第でなんでもできるはずだ)

 

 灯は右手を突き出してそう唱える。すると灯の右手に時代に光が集まってきた。やがてそれは1つの形なっていき、灯の右手に握られていた。

 

「そ、その刀……ま、まさか貴様⁉︎」

 

「ん? この刀がどうかしたか? まぁ今から斬られるお前には関係ない事だな」

 

 その刀をゆっくりと鞘から抜くと、そこには月明かりの輝きをそのまま刃に映す……曇りなき日本刀があった。

 

「や、やめろ! その刀を俺に近づけるな‼︎」

 

 鬼はゆっくりと灯から離れる。

 

「おい……何逃げてんだよ? 先に仕掛けてきたのはお前だろうがよ?」

 

「わ、悪かった! ま、まさかあんたがここまで強いとは思わなかったんだ! だからここは見逃してくれ! そ、そうだ‼︎ ならあんたにそこの親子をやろう! 俺は違う獲物を探すから、だから……」

 

「ゴチャゴチャウルセェんだよ。それに……」

 

 

 

 

 

「もうテメェの事は()()()から後ろの親子どうこうは既に関係ねぇ話だな」

 

「へっ……?」

 

 灯は……いつの間にか日本刀を鞘に納めているところだった。そして鞘と鍔がぶつかり合うと、鬼の体は幾重にも斬り刻まれていた。

 

「ゲハッ⁉︎ そ、そんな……俺はこんなところで死にたく……」

 

「……なるほど。貴様も元は人間だったと言うわけか。まぁ人を殺めた時点で地獄行きは免れんだろうが……来世とやらがあるのなら善人になっている事を祈るよ」

 

 鬼が塵となって消えたのを確認すると、今度は親子の方へと向き直る。

 

「ひっ⁉︎」

 

 さっきの鬼と灯の話をなんとなく理解したのだろう。子供は怯えながらも倒れ伏している母親を庇う様に抱き付いていた。

 

「別にとって食らおうとは思わない。だからそこを少しだけどいて欲しい。良いかな?」

 

「う、うん……」

 

 子供は灯の言葉を素直に聞いて母親から離れる。

 

「脈は……まだ動いてる。息は荒いが、それでもまだ心臓の鼓動が鳴っている」

 

(だが……ここからどうやって助ければ良い?)

 

『本能に従え‼︎ そうすれば楽になれるぞ‼︎』

 

 灯の頭に先程鬼が言っていた言葉が蘇る。そして再び鬼の本能が灯を刺激する。

 

(うるさい……うるさいうるさいうるさい‼︎ テメェの指図なんて受けねぇんだよ!)

 

「テメェは俺の信念に黙って従ってろ‼︎」

 

 灯は鬼の本能を黙らせる様に自分の左手首を伸びた爪で掻っ切った。左手首からポタリポタリと血が滴り落ちる。それを側で見ていた子供は、母親のことを心配そうにしつつも灯のことも心配になっていた。

 

 そして灯が手首を掻っ切った瞬間、頭の中に誰かの声が響いた。

 

(見事だ。鬼になりながらもよく本能に逆らったな)

 

(あ、あんたは……誰だ)

 

(僕か? 僕は君がこの世界に生を受けた際、君の体に僕の一部が混ざった。まぁ君の陰ながらの助っ人という形で捉えたら良い。それでだ……目の前の母親を助けたいか?)

 

(そんなの……当たり前だ。俺は……何も悪いことしてない人が傷付くなんてとこ見たくねぇしほっとけねぇんだよ!)

 

(なら僕のいう通りにしろ。君の左手首から流れる血を目の前に集めるイメージを思い描け)

 

 灯は謎の声に導かれるがまま、滴る血を自分の目の前に集める様にイメージした。すると滴る血は地面に落ちずに灯の目の前に集まってきた。

 

(よし、それを今度は球状にするんだ)

 

 言われるがままイメージする。そして整った球の形ができた。

 

(それを目の前に倒れている人に押し当てろ。だがただ押し当てるだけではダメだ。全ての神経をそこに注ぎ込め。目の前の人を助けるためにと)

 

 灯は言われた通りにする。しかしその通りにしても中々自分の血で出来た球は反発してか押し当てても何も起こらない。

 

(全ての神経を注ぎ込めってそういうことか……)

 

 改めて先程よりも神経を研ぎ澄まして球体を母親の中に入れようとする。するとさっきとは比べ物にならないほど球は入っていった。

 

 だが……

 

(クッソ! 俺にかかる反動がデカイ⁉︎)

 

 その反動のせいか、さっきまで母親の中に入っていきそうだった球が俺の手を押し返してくる。

 

(こんっの⁉︎ これしきの反動で俺の信念が砕け散る訳に行くかよ‼︎)

 

「けっ、鬼術ゥ‼︎」

 

 いつのまにかそんな事を叫んでいた。まぁそう叫ばないとダメだって思ったんだろうな。そしたら背中から何かが出てくる感じがした。そしたらだんだん球の押し返しや反動も無くなって、俺は無事にその球を母親の中に入れることができた。

 

 母親の脈を調べると、さっきとは比べ物にならないほど正常になっていた。心音も平常時に戻っている様で、母親の傷も塞がっていた。にしても……

 

「つっかれた〜!」

 

 俺は先程の鬼との戦闘によって生じたものか、それとも母親を治した時の反動によるものか分からないがその場でどさりと座り込んだ。いやホントマジで疲れた‼︎

 

「こ、これでお母ちゃんは大丈夫?」

 

「あぁ、これで大丈夫だ。後は君とお母さんを家まで連れて行かないとな。家まで案内してくれるかな?」

 

「う、うん!」

 

 そして俺は子供の先導で母親をおぶりながら道を歩いて行く。それから数十分後に親子の家まで辿り着いた。親子の帰りを待っていた父親ともう1人の子が出迎えてくれて、父親からは感謝された。ありがたく受け取っておこうと思う。

 

 それから助けてくれたお礼をしたいと言われたが、まだ用事があると言って断った。

 

(あっ、一応これも作って渡すか)

 

「血鬼術」

 

 俺が作ったのは、少し無骨ではあるが紅色の首飾りだ。これもイメージで作った物ではあるが、このお守りを持っている限り寿命以外で命を落とす事はない……はずだ。この首飾りにはそうイメージして作った。まぁ確証は無いが……

 

 それを出迎えてくれた父親に渡しておいた。こんなものまで貰えませんと言われたが、俺はそれを無理矢理父親の手に握らせてそのまま立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 〜数年後〜

 

 あれから色々と分かった事ではあるが……どうやら今は平安の終わり頃の時代の様だ。確か俺が死んだ時代は令和になって数ヶ月だったはずだが、どういう原理かここにいる。

 

 他に分かったことといえば、俺が人と鬼の混血になっていたということで、平常時は子供の姿であると言うことだ。そして強く念じれば鬼の体にもなれる。だがいかんせん日の当たるところでやると焼けるほどの熱さを覚えた。これは不便だから、今でも鬼の体で日の光が当たれる様に克服しようとしているが、耐えられたとしても数十分程だ。やはり数年ちょっとで克服できるものでは無いらしいが、めげずにやっていこうと思う。

 

 それと……食人衝動か? これがすごくすごく辛い。どれくらいかといえば鬼の体で日に当たるよりも辛い。夜普通に鬼の体になって、暇だからそこら辺を散歩したり血鬼術の練習をしているが、目の前を人が通ると、あの時と同じ様に本能が人を喰えと叫んでくる。それも身体中伝播する様に……勝手に俺の意思に関係なく動こうとする。

 

(ふざけるなテメェ‼︎ ただそこを歩いてる善良な人を襲うとか例え地獄行きだとしても死にきれねぇぞ⁉︎)

 

 その度に、勝手に動きそうになる体をどうにか信念だけで押さえ付けて、そのまま森の中へ。そしてきりのいいところまで行くと、大きな木に頭突きを何回もして本能を鎮める。最近はこの繰り返しだ。そうやって本能を鎮めてはいるものの、やはり鬼でもお腹はすくようだ。

 

 だからこれも俺がこの世界に来たからだが、森の中の動植物を食べてどうにか飢えは凌げている。鬼だから動物の肉も生でいけるのだろうが、最初生で食べた時はあまりにも不味かったから次からは火で十分に焼いてから食べるようにした。それでも味自体変わらなかった事は残念でならなかったが……火を付けるたび血鬼術の練習にもなったし、やはりイメージすればその精度も増すようだ。これはこれからも普通に続けていく。

 

 といった感じで気が付けば数年経っていたのだが、偶に、極々たま〜に鬼が俺を襲ってきた。どうやら俺が人間の姿である時(最初は子供の姿だったが今は青年の姿になっている)、俺の中の血……確か稀血とか言ったか? それに反応して来ているようだ。

 

 それで襲い掛かってくるものだから、俺も鬼の姿になって返り討ちにして来た。その際「お前も自分と同じ鬼なのか⁉︎」みたいな感じで反応されるが……まぁ平常時と鬼の時は自分の中に流れる血も変化するようで……そんなことがあるから平常時では日が昇っている時も全然暑くないし、普通に人の味覚だから動物のお肉も美味しく食べれる。

 

 なら何で鬼になる必要があるかといえば……平常時では血鬼術が使えないからだ。まぁこれは当然の話になってくるんだろうが……だから平常時、今の時代では他の人達よりも知識はあるんだろうが、出来ることが鬼の時よりも格段に少なくなる。

 

 それも何とかしようと色々と試したりはしているのだが、やはり鬼の時に出せる血鬼術は万能すぎる。何せ傷ついた人や、病に犯された人も治せるくらいなのだから……

 

(だけど何故だろう……血鬼術で誰かを助ける度に自分の中にある大事なものが失われている気がする……)

 

 俺の名前や好きな事とかは勿論覚えている。だが前にも思った様に……家族との思い出が思い出せない。それも、前までだったらまだ所々その思い出の断片を思い出せていたのに……今では霞がかって全然思い出せない。

 

 これが……鬼の存在であるのに人を助けるという矛盾を犯しているからだろうか……

 

(いや……俺はもう既に死んだんだ。何で死んだかも思い出せねぇけど、でも今は今なんだ。俺に出来る事を……この力でできる事をしよう)

 

 結局灯はそれからも誰かを助けては大切な何かを失っていくのだが……それを救ってくれる存在が現れるとは、この時灯自身は考えもしなかったのである。

 

 

 

 

 

 

オリ主の設定

 

名前:明日照 灯(あすてら あかり)

男性

年齢:18(死亡時)

 

容姿

テラフォーマーズの膝丸灯と瓜二つ。子供の時と青年時の服装はその時代に合ったものを着用しているが、基本的に黒色が多い。鬼の時には黒衣を纏って平常時の服装は一旦無くなる。

 

CV:細谷佳正さん(作者のイメージとして)

 

好きなもの:アニメ(特にガンダム)、料理(特にお菓子作り)、知識を集める事

嫌いなもの:何もしていない人を傷つける輩、大切な思い出を思い出せない自分

 

現段階で使える能力

 

血鬼術《想像》

その名の通り、灯がイメージした物はなんでも作れる。しかし強くイメージしなければ使えないというデメリットも持っている。

 

血鬼術《奏術》

血鬼術でまるで呪文の如く超常的現象を引き起こす事が出来る。灯が母親を治した時、火を起こす時もこの血鬼術を使っている。

 

どちらとも強力な物だが、共通したデメリットとしては鬼の時でしか使えない。

 

 

 

余談

 

灯が母親を助けた時、子はとある現象を見ていた。それは……灯の背中から赤い翼が生え、その翼からピンク色をした羽が噴き出しているところを。その時子は無意識にもその羽に見惚れていたという……




何故鬼滅の刃まで書いてしまったのか……もうある意味衝動的ですこれは……

アニメで下弦の五と戦った際の挿入歌とか聞いたら……もう涙出そうなくらい感動しましたよ……

何ですかあれ⁉︎ 視聴者泣かせる気ですか⁉︎ 本当に感動しました‼︎

という作者の感想はともかくとして……普通に完結してないのに色々書くとかもう私はダメだぁ〜……状態です。

正直な話本文から何書いてるか分からないんですが……でも伝えたい。何かを伝えたい思いや、自分が描きたい内容描いてたらゴッチャになりました。本当にすみません……

続くかどうかは……私のモチベーション次第にはなりますが、何卒読んでいただいた皆様には感謝をしております!

批判ばかりしか来ないのだろうと勝手ながら思っておりますが……それも仕方ない事ですので、どうにか鋼の精神で読ませてもらおうと思います!

ではでは……
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