9人の少女と1人の少年の繋がれる絆vol.2(完結)   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

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第10話 もしもからきっと(希視点)

うちは、皆で海未ちゃんのビデオレターを見たあと泣いた。

何もしてあげれなかった。

その悔しさが、抑えられなかった。

 

希「海未ちゃん、」

 

うちは、学校を休んで整理する時間を作った。

でも、うちは1番身近にいても何もしていなかった。

 

希「うちはなんの為にしてたんやろ、」

 

そんな独り言を吐いた時

 

カタ

 

うちは1つのDVDを手にとった。

それは、海未ちゃんが皆に送ったビデオレターだった。

 

希「ちゃんと見てあげんと、」

 

うちは、パソコンにDVDを入れた。

 

 

海未『希、相変わらずワシワシはしてますか?』

 

希「ふふ、やっとるよ。」

 

海未『でも、程々にお願いしますね。 』

 

 

海未ちゃんの笑顔に自然と笑顔になっていた。

 

 

海未『私の癌の事で希には色々とご迷惑をかけました。大会の前や本選への切符を手にした時など感謝しかないです。 』

 

希「そんな事ないよ。うちがしたかったからや。」

 

うちは、画面の海未ちゃんに喋っていた。

 

 

海未『希のスピリチュアルで今後も頑張ってください。』

 

希「海未ちゃんにも注入な?」

 

うちは自然と分かっていた。

うちに出来ることはラブライブで優勝して海未ちゃんに届ける事と。

 

 

海未『希にこの歌を送ります。

「もしもからきっと」』

 

 

海未ちゃんは、あの時と同じようにアカペラで歌い始めた。

 

 

海未『もしも…

私たち出会ってなくて 知らないままなら

もしも…

もしもなんて考えることもできない今は』

 

 

海未ちゃんの歌声は優しかった。

だから、

どこかに死への恐怖を感じてしまう。

 

 

海未『ずっと夢の欠片を育てるたびに

いつか同じくらい 熱くなってた

みんなの希望が曇らないように

守りたい 守り続けたい』

 

 

希「海未ちゃん、うちも守りたいんや、」ツー

 

でも、海未ちゃんが何を言いたいのかが分からなかった、

 

 

海未『時にはくじけそうな

悲しみに胸がふるえても

見守ってるから きっと…きっと…』

 

 

うちは、もっと気づいてあげてたらこんな事にならなかったのに。

 

希「ごめんな、ごめんな、」

 

うちは泣いて謝っていた。

 

 

海未『夢の欠片を育てるたびに

いつか同じくらい 熱くなってたの

夢はみんなに翼をくれた

いつもたくさんの 笑顔のなかで

大事な思い忘れないように

抱きしめたい 抱きしめていたい』

 

 

希「うちのバカ。」

 

海未『私は、希に何度も笑顔にさせてもらいました。それは、私にとって、かけがえのないものです。希にとって、私はどう写っていましたか?』

 

希「海未ちゃんは、なんでも1人で背負い込んで、でも、うちに頼ってくれた。それが嬉しかったんよ。うちにとったら頼ってくれるμ'sの先輩やったよ。」

 

海未『ならもうひとつ、これは8人それぞれの答えを出してください。μ'sとはなんですか?』

 

そこで映像が終わった。

 

 

そんなの決まっていた。

うちにとってのμ'sとは、

 

希「家族なんや、」

 

その時、穂乃果ちゃんから着信があった。

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