9人の少女と1人の少年の繋がれる絆vol.2(完結)   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

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第12話 なわとび(花陽視点)

海未ちゃんの事を知って立ち直れなかった。

 

花陽「海未ちゃん、」

 

私は、役に立てなかっ……

 

カタン

 

 

花陽「あ、」

 

海未ちゃんからのビデオレター。

 

私は、パソコンに入れて再生しました。

 

 

海未『花陽、元気ですか?』

 

花陽「海未ちゃん、うん元気だよ。」

 

海未『おどおどするのも治りましたか?来年からは、2年なんですから治ってないなら治してくださいね。』

 

 

海未ちゃんは、酸素マスクをつけていても元気そうでした。

 

 

海未『凛や真姫といつまでも仲良くするのですよ?』

 

花陽「うん。」

 

私の心配をありがとね。

でも、海未ちゃんの方が今は、心配だよ。

 

海未『それとあまり食べ好きたらダメですよ。』

 

花陽「分かってるよ。」

 

 

海未『それではあなたへ歌を送りますね。』

 

花陽「これ、」

 

そこには、「なわとび」と書かれた歌詞カードが入っていた。

 

 

海未『では、歌います。「なわとび」』

 

 

海未『出会いがわたしを変えたみたい

なりたい自分をみつけたの

ずっとずっとあこがれを

胸の中だけで育ててた』

 

 

海未ちゃんの歌声は、儚げだった。

 

花陽「」

 

私は、黙って聞いていた。

 

 

海未『大きななわとび みんなが飛んで

わたしはこわくて入れない

子どもみたい ためらいながら

いつも待っていたの君を 』

 

 

花陽「海未ちゃんが私の為に作って。」

 

その口の端には、血がついていた。

誰かの分で

 

 

海未『あきらめかけた時 ささえてくれた

優しい手のそのぬくもり好きだよ』

 

 

花陽「あの頃の」

 

私は、凛ちゃんと真姫ちゃんに救われた。

だから、

 

花陽「うぅ、」

 

泣けてくるのは。

 

 

海未『ありがとうってあふれ出してくる

夢が少しずつ ちかづいて

ありがとうってあふれ出してくる…

ありがとう

嬉しくて嬉しくて幸せすぎると

泣けちゃうのごめんね 』

 

 

花陽「うぅぅぅ、」ポロポロ

 

その後も海未ちゃんは、歌い続けた。

そして、終わった。

 

 

海未『花陽。あなたは、誰よりも自身が無いようにも見えました。でも、それは、あなたが頑張ることによって、大好きなアイドルとして頑張っている姿を見てきたから私も見習わせてもらいました。』

 

花陽「そんな事ないよ。」

 

海未『 花陽にとって私は、どのように写っていましたか?』

 

花陽「そんなの優しくて頼れる先輩だよ。」

 

私がそう言うと

 

 

海未『なら、最後の宿題です。

花陽とって、μ'sとは、なんですか? 』

 

そこで映像は終わった。

 

 

花陽「私にとってのμ's」

 

それは、大好きなアイドル。

そのメンバーとして活動する中で

 

花陽「μ'sは、私の人生」

 

そう考えていた。

 

 

その答えを出した時

 

プルルル

 

穂乃果ちゃんから電話がかかってきた。

 

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