9人の少女と1人の少年の繋がれる絆vol.2(完結) 作:コーヒー豆の妖精あーにゃん
~休み時間~
竜生「穂乃果は、いつもいつも」
穂乃果「だって、数学眠いんだもん!」
竜生「そんなんだから赤点取るんだよ!」ビシッ!
穂乃果「痛っ!もう海未ちゃん。」
海未「竜生の言う通りです。」
ことり「あはは」
海未「少しトイレにでも行ってきます。」
竜生「俺もだ。」
2人「うん」
2人に知られてはならないからか、
避けるようにしていた。
そして、私と竜生は、屋上に続く階段の前に来ていました。
海未「ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」
竜生「大丈夫か?」
海未「はい、大丈夫です。」
しかし、その手には、
海未「あっ、」
竜生「また血痰か」
海未「何故、私なんでしょうか、」
竜生「」
海未「少し眠ってもいいですか?」
竜生「ああ、いいよ。」
海未「ありがとうございます。」
私は、竜生の肩に寄り添い眠った。
竜生「はぁ、」
希「ラブラブやん。」
竜生「うるさい。」
希「ふふ、それより海未ちゃん顔色悪いんやけど」
竜生「練習疲れなだけだ。」
希「そうなん?」
竜生「ああ、問題は無いから、」
希「うん。何かあったら相談するんやで、」
竜生「分かったよ。そろそろ起こさないとな。」
希「そうやね。」
竜生「海未、起きろ、」ポンポン
海未「」
竜生「海未?」
希「?」
竜生「おい、海未、」
海未「」
私は、また意識をなくしていました。
竜生「!海未!海未!」
希「先生呼んでくるな!」
竜生「頼む!」
私は、限界を超えてしまっていました。
私の癌は、脳にまで影響を出し始めたことに。
そして、
目が覚めた時には、
海未「またここですか、」
竜生「海未、よかった。」
海未「竜生、学校は?」
竜生「早退させてもらった。」
海未「そうですか、」
時計を見ると、時刻は
海未「もう16時ですか、」
竜生「長い事寝ていたからな。」
海未「そうですね。」
すると、
コンコンコン
海未「はい。」
ガラッ
希「海未ちゃん、 」
海未「希」
竜生「座れ。」
希「うん、」
希は、竜生に言われ座りました。
希「海未ちゃん。何があったのか教えてくれんか?」
海未「はい、でも、あとのメンバーには、内密に」
希「わかっとるよ。」
海未「ならお話します。私は、癌なんです。」
希「」
希は、声が出ませんでした。
海未「分かったのは、昨日です。」
希「じゃあその時には、」
海未「手遅れでした。ステージIV末期です。」
希「嘘やんね?」
海未「これが現実です。」
話をしている時に、
コンコンコン
海未「はい、」
ガラッ
病院の先生「話をしている最中申し訳ない。」
海未「いえ。」
病院の先生「なら今の状態を説明するね。」
そう言って、先生は説明をしてくれました。
病院の先生「という訳なんだ。」
海未「ならもう皆さんとも会えませんね。」
希「海未ちゃん、」
海未「希に、これを渡しておきます。」
希「これは?」
海未「決勝で歌う曲です。真姫に渡しておいてください。」
希「うん、 」
私は、地区予選の決勝に出るのを諦めました。
希が帰った後、お父様、お母様にも話をしました。
そして、私は、
海未「うっ…くっ…」
竜生「泣いていいんだ。泣いて…」
竜生は、泣いていました。
我慢する必要なんてない。
海未「うぅぁぁぁああああああ!」
私は、大粒の涙を流しました。