9人の少女と1人の少年の繋がれる絆vol.2(完結)   作:コーヒー豆の妖精あーにゃん

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第7話 これで(穂乃果視点と希視点)

穂乃果「もう友達じゃないから」

 

私は、なんであんな事。

電話を切ってから、

 

パシン!

 

穂乃果「………」

希「……………」

 

希ちゃんにビンタをされた。

 

希「海未ちゃんは、穂乃果ちゃんの為に嘘をついてやったのに」

穂乃果「その嘘が、私は、嫌だった。」

希「穂乃果ちゃん、」

穂乃果「なんで、なんで、」

 

私は、分からなくなった。

竜生君は、白血病。

海未ちゃんは、末期癌。

 

私にだってなにか出来たかもしれないのに。

 

穂乃果「友達として悔しいから、」

希「穂乃果ちゃん」

 

希ちゃんは、優しく抱きしめてくれた。

 

あの時の海未ちゃんのように。

 

でも、私は、知っていた。

海未ちゃんが、痩せていた事に。

私は、なんであの時に言ってあげられなかったのか。

 

穂乃果「…うぅ…うぅぁぁぁああああ!」ポロポロ

希「そうや。我慢…せんで…ええんよ、」ポロポロ

 

私は、我慢していたものを外した。

 

穂乃果「いやだよぉぉぉぉ!海未ちゃぁぁぁん!」

 

もう泣く事しかできなかった。

 

――――――――――――――――――――

(希視点)

 

うちは、1人で部室を訪れた時やった。

 

希「?これは?」

 

うちがとったのは、1つの折られた紙を取ると、

 

『KiRa-KiRa Sensation!』

 

と書かれた歌詞やった。

 

希「海未ちゃん、気持ち持っていくな」

 

うちは、真姫ちゃんに紙を渡した

 

 

~音楽室~

真姫「これは?」

希「海未ちゃんの気持ちや。」

真姫「今、休学してるのよね。」

希「うん、」

真姫「これはどうしたの?」

希「部室に置かれていたんや。」

真姫「分かったわ。作曲しておくわ。」

 

うちは、音楽室を後にした。

 

希「」

 

うちは、電話をかけた。

かけた相手は、

 

海未「もしもし」

希「元気か?」

海未「元気と言えば元気ですが、髪も抜けたので」

希「そうなんや、」

海未「所でどうしましたか。」

希「あの歌詞海ちゃんが残したんやろ?」

海未「そうです、」

希「戻っては来れなさそうか?」

海未「はい。」

希「まぁ仕方ないんやし、うち達の事は」

海未「はい、私は治療に専念します。」

希「うん、」

 

うちは、電話を切った。

 

希「はぁ、またお見舞いに行かんと。」

 

うちにできる事を。

 

――――――――――――――――――――――

(穂乃果視点)

 

穂乃果「希ちゃん!」

希「なんや?」

 

私は、決心した。

謝りたい。

あんな事を言った自分を許してほしいなんて思わない。

 

でも、それが私に出来る1番の事だと思ったから。

 

穂乃果「海未ちゃんの入院先に連れて行って、」

希「ええよ。でも、覚悟はしておくんやで、」

穂乃果「うん、」

 

海未ちゃん、待っててね。

会いに行くから

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